怪談朗読でおなじみのヤマネコギンが、日本各地に古くから残る民話・伝説・言い伝えを囲炉裏で語りかけるように読んでいきます。大人も子供も一緒に楽しんでいただけると嬉しいです。 お便りは、wildcatgin@gmail.com まで。 Podcastにて、「怪談夜魔猫便~逢魔の章」も毎日更新中! Twitter @wildcatgin #民話 #朗読 #昔話 #楽しい話 #おとぎ話
ある村に漆をとって暮らしている兄弟がいました。ある日、兄はひとりで漆の木を探しているとき、不気味な淵を見つけました。うっかり水の中に鉈を落としてしまった兄は、水に潜ってそこで信じられない物を見つけてしまいます。
子宝に恵まれない夫婦が水神様に「どうか子供を授けてください」とお願いしました。そうして生まれたのがタニシでした。夫婦はタニシを大切に育てて20年。ある日、タニシは一大決心をします。
正直者のおじいさんが豆を煮ていると、豆が一粒転がり落ちてしまいました。一粒の豆も大切にしていたおじいさんが、落ちたかまどの中を覗き込むと、足元が崩れて穴に落ちてしまいました。
昔、年老いた親を山に捨てなければならない決まりのある村がありました。でも、どうしても母親を捨てる事の出来ない若者は、こっそり床下に母親を隠して守っていました。
落ちぶれた旅の商人と絵描きが大きな木の下で休んでいると、絵描きが不思議な夢を見たと言う。商人はその話が気になって、持っていたお金全部で夢を買いました。
冬の山で食べ物がなくて困っていたキツネが、里の近くのカワウソの所に行って、魚の取り方を教えてもらいました。でも、その方法はウソだったのです。
むかしむかし、お百姓の兄弟がいました。兄は欲張りで大きな家に住み、弟は貧しい暮らしをしていました。食べるものがなくなった弟は、兄に米と味噌を借りに行きましたが、兄は追い返してしまいます。
たのきゅうという名の旅役者がいました。ある日、お母さんが病気と知ったたのきゅうは、山を越えて里へ帰ることにしました。でも、山には怖ろしい大蛇がいると聞いて、びくびくしながら暗い夜道を歩いて行きました。
悪さばかりして村人に迷惑をかけていた嫌われ者の河童が、日照り続きの村にやってきて雨乞いをすると言い出しました。河童の願いは届くのでしょうか。
おじいさんが山でしばかりをしていると、どこかから不気味な声が聞こえてきました。「しばをくれ~、しばをくれ~」人の良いおじいさんは、声のするほら穴にせっせとしばを運びます。
仕事も市内で遊んでばかりいる怠け者の男が、 大黒様の打出の小槌を借りて働かずに食べ物を出そうと考えました。 山奥のお宮で大黒様に頼んでみると、小槌の柄が折れていると言われました。 男はなんとか小槌の柄を作ろうとします。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
大きな鼻のでこ鼻と、長い手の手長と、長い足の足長が三人でお伊勢参りに向かいました。 途中で一休みをして、お酒を飲むと昼寝をはじめましたが、 冷たい風で足が冷えた足長が風をよける場所を探すと、ちょうどいい場所がありました。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
色白で美しい姉と色黒で美しくない妹が一緒に歩いていると、汚い着物の男の人がお宮への道を尋ねてきました。 姉は無視をしましたが、優しい妹はお宮までの案内をしてあげました。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
子供のいないおじいさんとおばあさんはぶちネコを我が子のように可愛がってきました。 そのぶちネコももう年寄りになってきて、おじいさんとおばあさんは今後が心配です。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
見回り役人の番所に若い男が駆け込んできました。 花見の帰りに出会った侍に「手打ちにいたす」と因縁をつけられて逃げてきたとのこと。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
大きな川の渡し舟の舟小屋に、お屋敷の使いの侍がやってきて、夜に姫のお輿入れのためにお付きの者たちを川向うに渡して欲しいと言ってきました。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
仲の悪い嫁と姑が、窓の外に見かけたのが馬か鹿かで言い争いを始めました。 お互い意地を張って自分が正しいと言い張ります。 そこでとうとう、名奉行の大岡越前のお裁きをあおぐことになりました。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
村の若者たちが楽しくお酒を飲んでいると、お酒がなくなってしまいました。 そこでお酒を買いに行かせようと、とんちものの吉四六さんを呼び出しました。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
むかしむかし、男の子と女の子が二人で一日中遊んで暮らしていました。 食べ物は神様が月から降らしてくれる、つきたてのやわらかいお餅です。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
餅を売っている正直者の五郎は、ある日、道で銀のさじ6本が落ちているのを見つけました。 落とし主が困っているだろうと思った五郎は、店を休んでまで落とし主を探します。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
死んでしまった医者と山伏とかじ屋が、極楽行きか地獄行きか、えんま大王の前で裁きを受けます。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
怠け者の男が金持ちの娘と結婚して、働かずに米を食べられる生活をしようと企みました。 イモリの黒焼きで作った惚れ薬を米屋の娘に振りかけようとしますが・・・ (福娘童話集より読ませていただいています。)
吉四六さんの村に、親をなくした直吉という少年が暮らしていました。 直吉は捕鯨船のもり打ちをしていた父親の跡を継ぐために、元居た海辺の村に帰っていく事になりました。 皆が応援する中、一人だけ嫌な事を言う人がいました。
仲の悪いお姑さんとお嫁さんが珍しく意気投合して、ぼたもちを作りました。 二人で美味しいぼたもちを頬張って上機嫌。 そして最後にひとつだけ残ったぼた餅はお鍋の中にしまわれました。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
ある朝、かもとりごんべえさんが池に行ってみると、たくさんのカモが罠にかかっていました。 氷が解けるとカモたちは一斉に空に飛び立って、ごんべえさんは空へ舞い上がってしまいました。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
いたずらタヌキを捕まえたおじいさんは、天井につるして懲らしめていました。 しかし悪いタヌキは優しいおばあさんに嘘を言って、おばあさんを棒で殴って逃げてしまいました。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
飛脚が将軍様に献上する刀を持って走っていると、大タコがサルを海に連れて行こうとしている所に出くわします。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
あるお寺の小僧さんに狐がとりつき、自分は百七十歳の九尾きつねだと喋り始めました。 年を取って弱ってきたので、神として祀って供え物をしてほしいと言うのです。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
村の川はとても流れが速く、橋をかけてもかけてもすぐに流されてしまいます。 そこで村人は日本一の橋造り職人に頼むことにしました。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
洗濯したはずの子供の服が汚れているのを怪しんだ夫婦が、夜、子供の服を見張ることにしました。 すると飼い猫が子供の服を着て出かけていくではありませんか。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
おつかい途中の小僧さんに、いたずらタヌキが街の酒屋のでっちさんに化けて声をかけてきました。 小僧さんは怪しいと思い、タヌキに化かされないようにまゆにつばをつけました。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
お奉行様が浜でとれた奇妙な魚の名前を知る者に百両を与えるとお触れを出しました。 そこで浜助は奉行所でその魚を見せてもらう事にしました。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
ある夜、泥棒に気付いたおじいさんは、ひとつ泥棒を騙してやろうとおばあさんに「一度寝たら朝まで目覚めないおまじないを教えてやろう」と話しかけました。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
江戸の下町に住んでいるおしずとたいちの親子の所に、ある日おこまという女が訪ねてきて、「あずけていた息子を返してくれ」と言ってきました。 しかし、昔あずかったおこまの息子は病で死んでしまっています。 たいちは自分の息子だと言うおしずとおこまの二人の言い争いは続き、とうとう町奉行の大岡越前守に訴え出る事になりました。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
腕の立つ侍がある晩、仲間と碁を打っていると、行燈の油がやけに早くなくなる事に気付きます。 これは怪しいと部屋の外から見ていると、大きなネズミが油を舐めにきていました。 そこでネズミ退治のために猫を連れてくることにしたのです。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
福井県の古いほら穴に、人魚の肉を食べた女が八百歳まで生きて身を隠したという伝説があります。 これはその女がまだ幼い頃のお話。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
ある村に山の向こうからボロボロの着物の老人が雨に濡れながらやってきました。 村人たちは「貧乏神に違いない」と追い出しにかかりますが、ただ一人善のじいという人だけが親切に家に泊めてくれました。
働き者の夫婦が赤ん坊をつれて畑に行き、草むらに赤ん坊を寝かせてせっせと働いていました。 すやすやと眠っているとばかり思っていた赤ん坊でしたが、目を覚ますと蝶々を追ってよちよちと歩き出したのです。
和尚さんに法事をお願いする言付けを頼まれた人がやってきました。 「そこなしひしゃくのこのこのざえもんさんの家で法事をするので昼過ぎに来てください」 和尚さんは快く引き受けましたが、その名前の家に心当たりがありません。 困った和尚さんお使いから帰ってきた一休さんに訪ねました。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
勉強が嫌いで物を知らない和尚さんの所に、怖そうな旅の僧が禅問答をするために訪ねてきました。 困った和尚さんは、もち屋の六助に代役を頼みます。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
ある日、吉四六さんが空の星をほうきで落とすと言い出しました。 村人たちは笑いますが、星は金でできているので大儲けできると聞き、夜に吉四六さんの家の前に集まりました。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
吉四六さんの隣の夫婦はいつもけんかばかりしています。 そこで吉四六さんはお隣との間に垣根を作る事にしました。 たまたま通りかかった庄屋さんが話しかけてきて・・・ (福娘童話集より読ませていただいています。)
腕の良い大工の若者が村のきれいな娘さんにお嫁さんになってくれるように頼みました。 でも、娘さんはその気はありません。 断るために、畳が60枚もある大きな家を一日で建てる事が出来たらお嫁さんになりましょうと言いました。 困った大工は考えて、ある策を思いつきました。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
山奥の村に暮らす馬子の若者に家に、ある日、きれいな娘が訪ねてきました。 そのまま家に住み着いた娘を男はすっかり気に入り、そのまま嫁にすることにしました。 しかしその幸せは長くは続かなかったのです。 (福娘童話集より読ませていただいています。)
海で大威張りのクジラを面白く思わない魚たちが、クジラをやっつける相談をしていると なまこが「わしにまかせてくれ」と言いました。 そしてクジラに泳ぎ勝負を持ち掛けたのです。 (福娘童話集から読ませていただいています)
毎日みぞう沼の草を刈っていた孫四郎は、ある日、沼の中から出てきた美しい女に声をかけられました。 草刈りのお礼をしたいという女に、孫四郎はお伊勢参りがしたいと言い、 女はそのお金と、富士山近くの青沼にいる妹への手紙を託しました。 (福娘童話集から読ませていただいています)
お母さんが男の子に「昆布を買ってきておくれ」と頼みました。 男の子は忘れないように口の中で「昆布、昆布」と言いながら歩いて行きましたが、 途中の溝を「ピントコショ」とまたいでしまいました。 (福娘童話集から読ませていただいています)
海のそばの井戸は塩辛くとても飲めたものではありませんでした。 そこに一人のお坊さんが通りかかり、娘さんに水を飲ませてもらいたいと頼みました。 塩辛い水は飲めないと断る娘さんたちに、お坊さんは美味しそうに飲んで見せました。 (福娘童話集から読ませていただいています)
スズメはお母さんの危篤の知らせを聞いて仕事中の泥も落とさず 大慌てでかけつけました。 しかし、キツツキは自分のお母さんの危篤の知らせを聞いても ゆっくりとお化粧して着飾って行ったのでした。 (福娘童話集から読ませていただいています)
竜は千年生きると天に昇ると言われています。 亀の大将はもう三千年も生きているので天に昇る事ができます。 それを知った息子や嫁や孫やひ孫たちも一緒に天に昇りたいと言い出しました。 (福娘童話集から読ませていただいています)