Story Telling おとぎ話

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拙い声ですが、日本を初め、世界のむかし話やおとぎ話を読みますので、どうか聞いてくださいね。

さと


    • Sep 17, 2021 LATEST EPISODE
    • weekdays NEW EPISODES
    • 10m AVG DURATION
    • 191 EPISODES


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    Latest episodes from Story Telling おとぎ話

    ピノキオ

    Play Episode Listen Later Sep 17, 2021 11:16


    ピノキオは、イタリアのカルロ・コロッディが1881年に『あやつり人形物語』というタイトルで、子ども新聞に連載したものです。初めは、ピノキオが木に吊るされるところで終わっていましたが、好評のため次々に加筆されたそうです。

    こぶとりじいさん

    Play Episode Listen Later Sep 15, 2021 7:17


    親切で正直で明るい人と、その反対に意地悪で嘘つきで怒りっぽい人。どちらにいいことがあるでしょうね。

    ピーターパン

    Play Episode Listen Later Sep 14, 2021 8:09


    ロンドン郊外に住む少女ウェンディの元に、ある夜、おとぎ話のピーターパンが、妖精のティンカーベルと共にやって来ました。ウェンディと弟たちのジョンとマイケルは、妖精の粉を振りかけてもらって、ネバーランドへ飛んで行きました。

    一休さん

    Play Episode Listen Later Sep 10, 2021 10:31


    京都のむかし話。このお話は『和尚と小僧』という題でも語られています。子どもが知恵を働かせて、大人に勝つ話です。昔の人たちは、見たところ弱そうなもの、小さいものに勝たせて、自らを励ましたのでしょう。一休さんはその代表になりました。一休さんは応永元年(1394年)京都に生まれ、のち小松天皇の皇子と言われますが、わけがあって安国寺の小僧となりました。一休さんの育った時代は、乱れに乱れていました。一休さんは、このような世の中を直さなければならないと『とんち』を使って教えを広め、人々を励ましました。それが、各地に『和尚と小僧』の話になって、今も語り継がれているのです。

    みにくいあひるの子

    Play Episode Listen Later Sep 8, 2021 11:44


    アンデルセンの童話には、自伝的な部分が多分に含まれていますが、中でもこの作品は、アンデルセンの生涯そのものを表現しているように思えます。貧しい靴屋の子として育った彼は、14才の時にデンマークの首都コペンハーゲンに旅立ちました。なんとかして舞台に立ちたいと思ったのですが、俳優になる望みも歌手になる望みも断たれ、絶望のどん底に陥りました。そこで劇場の支配人のコリンという人に見出されて大学にまで通うことができました。卒業後、旅に出て、その旅の印象から『即興詩人』が生まれて評判となり、それから童話作家として世界的な名声を得るようになりました。「僕がみにくいあひるの子だった時は、こんな幸せがこの世にあるなんて、夢にも考えたことはなかった」という感慨は、そのままアンデルセンの感慨なのでしょう。

    ナイチンゲールとばら

    Play Episode Listen Later Sep 6, 2021 10:04


    『わがままな巨人』『幸福の王子』で既にお馴染みの、ワイルドの童話です。『幸福の王子』でもそうでしたが、この話でも、作者は自己犠牲の美しさを歌い上げています。原作では、ナイチンゲールは「愛と命とどちらが尊いかしら。愛がなくて生きるってどういうことかしら」と問いかけているようです。

    地獄のあばれもの

    Play Episode Listen Later Sep 4, 2021 13:31


    埼玉県のむかし話。昔から、嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれるぞと言われました。このお話の登場人物は、医者、山伏、鍛冶屋のトリオでうまく仕組まれています。この中の誰が欠けても、このお話は失敗に終わります。このお話を通して『お前も持ち味を活かせよ』と言っているのでしょうか。それとも『どんな困難にぶつかっても、へこたれずに向かって行け』と言っているのでしょうか。

    三びきの子ぶた

    Play Episode Listen Later Sep 1, 2021 11:08


    イギリスの昔話です。自主独立の精神と堅実な生活設計が、家族を救いました。

    絵姿女房

    Play Episode Listen Later Aug 31, 2021 9:02


    鳥取県のむかし話です。美しい嫁さまの、知恵と勇気。殿様が威張っていられるのは、見かけだけで、衣装を変えると門番から締め出されてしまいます。

    ブレーメンの音楽隊

    Play Episode Listen Later Aug 30, 2021 11:50


    グリム童話の一つです。民衆の間に口から口へと語り伝えられていた昔話を、そのまま消滅させないようにと、グリム兄弟が編集しました。

    花咲かじいさん

    Play Episode Listen Later Aug 28, 2021 14:05


    岐阜県のむかし話。このお話の原型は『雁とり爺』と思われます。灰をまいて枯れ木に花を咲かせるのは、焼畑農業で山の草木を焼いた灰で作物を育てるところから来たのでしょう。良いおじいさんは動物を限りなく愛するのに対し、悪いおじいさんは殺したり臼を焼いたりします。作物を作り出した昔の人々は、こうした心を憎み、懲らしめたのです。

    眠れる森の美女

    Play Episode Listen Later Aug 24, 2021 9:33


    このお話はグリム童話の中にあるのですが、それより100年前のペローの童話集にも同じ話があります。でも、その二つを読み比べてみると、その違いがわかります。物語としてどちらが美しいかと言えば、きっとグリム童話の方でしょう。つまり、100年間人から人へと語り伝えられているうちに、話から無駄が削がれ、簡潔で力強いものになったようです。

    ぶんぶく茶釜

    Play Episode Listen Later Aug 22, 2021 14:59


    人々に福を分け与える茶釜というので、分福茶釜と書き、江戸時代の赤本になって親しまれて来ました。昔、茂林寺でたくさんの人たちが集まったので、お茶を出そうとしましたが、茶釜が足りなくて困りました。すると、和尚さんが一つの立派な茶釜を持って来て「これは八つの服を授ける茶釜、それで分福茶釜と言う」と説明したと言います。茂林寺には、狸にあやかって八百八の狸の置物が奉納されています。

    ドラキュラ

    Play Episode Listen Later Aug 19, 2021 10:41


    ルーマニア、トランシルバニア地方の伝説ですが、ヨーロッパの各地にこのような不気味な伝説が残っています。ドラキュラが蝙蝠に変身するのは、吸血蝙蝠からの発想かもしれません。しかし、この恐ろしい化け物にも弱みがあり、光、鏡、ニンニクの花などが苦手で、中でも十字架と来たらどうしようもないのです。キリスト教の世界では、それが当然なのでしょう。

    ナヒエナエナ王女

    Play Episode Listen Later Aug 18, 2021 9:37


    ハワイがキャプテンクックによって発見された時、ハワイの人たちの格好は、まだ裸に近い格好で、木の内側の皮をたたいて伸ばしたものを下半身に巻き付けている程度でした。大きな船がやって来たので、ハワイの人たちは驚きました。 何年かすると、たくさんの国々の船がハワイに来るようになりました。 まず一番多いのは太平洋でクジラを獲る人たちの捕鯨船でした。 クジラはその種類により、食用のマーガリンやろうそくの原料になるのと、工業機械の油に利用したので、石油が発見されまでは世界中でとても重要だったのです。 太平洋でクジラを獲りながら、ハワイに寄って、食糧などを調達しました。 次は、アメリカ大陸とアジアの主に中国との貿易の船です。 北アメリカの海にいるラッコの毛皮を中国に運ぶ船が、途中ハワイに寄ります。 ハワイには白檀という、とても良い香りの木があり、それを中国の人たちがたいそう好んだので、ハワイに寄った船の人たちはこぞって白檀を買い漁りました。 中国に持って行くと、とても高く売れたのです。 あっという間に、ハワイから白檀の木は無くなりました。 そんな中、宣教師とその妻たちは、ハワイの人たちに正しい教育をしようと、文字を教えたり、裁縫を教えたりしました。 歴史の記録には、カメハメハ大王がハワイを統一したことだけが大きく取り上げられていますが、その陰で、王女でありながら大人たちにその人生を翻弄されたナヒエナエナ王女がいます。 彼女は生まれた時から、ハワイの昔のままの風習にのっとって、神と崇められて育ちました。 そこへ、善も悪も全てが同時にやって来て、彼女を覆い尽くしました。 それを救おうと宣教師たちは『正しい』と信じたことを、押し付けました。 彼らにとっては正しいことであっても、必ずしもナヒエナエナ王女を救えることではなかったようですね。。。

    きき耳ずきん

    Play Episode Listen Later Aug 17, 2021 12:27


    岩手県のむかし話。昔の人たちは、鳥や動物、木、時には石や草とも語っていました。それは、植物や動物にも魂を入れて、声無き声を聴くという世界なのです。でも、誰でも聴けるというものではありません。心が優しくて働き者の人だけが、聴けるのです。これと似たお話は、たくさんの外国にもあります。

    ガチョウ番の娘

    Play Episode Listen Later Aug 16, 2021 15:25


    従順だった腰元が、お姫様と二人きりになると豹変する、なんと悪どい事でしょう。ここでは、この悪どい腰元は、魔女ということになっていますが、グリム童話では、普通の娘なものですから、尚更に恐ろしいお話となっています。

    ゆり若大臣

    Play Episode Listen Later Aug 14, 2021 13:23


    九州地方のむかし話。山口県以南に分布し、沖縄でも伝説として語られています。伝説と言っても昔話に近く、長崎県壱岐郡では、百合若大臣は、桃から生まれ、幼名は桃太郎。美しい王様の姫の噂を聞き、風呂焚きになって住み込みますと、王様が、鬼ヶ島の鬼を退治したら姫をやろうと言うので、鬼退治に行くというお話もあります。

    美女と野獣

    Play Episode Listen Later Aug 12, 2021 11:07


    このお話は、ローマの詩人アプレイウスの『アモールとプシュケ』と似ていますが、ヨーロッパ中に同じような話があり、それを美しい物語として結晶させたのがフランスのボーモン夫人(1711-1780)です。尚、この作品は、鬼才ジャン・コクトーが映画化して、さらに有名になりました。

    髪長姫

    Play Episode Listen Later Aug 10, 2021 12:58


    和歌山県のむかし話。このお話は、和歌山県日高郡道成寺に伝わるお話です。ここには昔から毛髪に関する色々な俗信があります。昔は「髪長く麗しきは心麗し」と言われ、髪の長いことが美人の条件とされていました。海中から拾い上げられた観音様は、姫を美しくして、恩返しをしたのでした。

    かちかち山

    Play Episode Listen Later Aug 8, 2021 11:16


    『かちかち山』は、いわゆる日本五大昔話(『桃太郎』『さるかに合戦』『舌切り雀』『花咲か爺さん』)の一つで、江戸時代に赤本として広まりました。『かちかち山』や『さるかに合戦』が持て囃されたのは、元禄忠臣蔵の影響で仇討ちものが流行したためのようです。

    ジャンヌ=ダルク

    Play Episode Listen Later Aug 5, 2021 12:39


    ジャンヌ=ダルクは、1412年フランスの小村ドムレミの農家に生まれました。幼い頃から信心深く、13才の頃から「祖国を救え」と言う天使の声を聞き、その声に促されて故郷を出ました。当時フランスはイギリス軍に攻め込まれていましたが、ジャンヌ=ダルクはシャルル7世から軍隊を与えられ、目覚ましい働きでイギリス軍を撃退し、フランスでシャルル7世の戴冠式を行えるまでになりました。しかし、王の側近に妬まれ、負傷した彼女はイギリス軍に売り渡され、宗教裁判で異端とされて、1431年、19才で火刑に処されました。でも、百年戦争が終わると、彼女の汚名は雪がれ、1920年、聖女に列せられました。5月の第二日曜がその祭日で、フランスの国祭日となっています。

    ヘンゼルとグレーテル

    Play Episode Listen Later Aug 3, 2021 11:55


    グリム童話の中の代表的なお話。このお話の背景になっているのは、干ばつによる農民たちの苦しみです。実際、大昔にはしばしばこのようなことがあって、ちょうど日本の姥捨伝説のように、飢えに苦しんだ一家では、老人や子どもを森に捨てるようなことが、あったのかもしれません。このような話は、日本だったら子どもに聴かせるには忍びない、陰惨な話になってしまいがちですが、ここでは、森で子どもたちがお菓子の家に出会うという素晴らしい転換になり、そこに子どもたちを食う魔女がいるという設定になっています。これもずい分恐ろしい話ですが、ヘンゼルとグレーテルが機智を働かせて自分たちの命を救い、おまけに魔女の宝物まで奪って来るという結末が、何とも楽しいのです。オペラの名曲にもなっているお話です。

    かしき長者

    Play Episode Listen Later Aug 1, 2021 9:41


    愛知県のむかし話。奄美大島や沖縄では、強飯のことをカシキとかカシチーと呼んでいます。また広く炊事の意味に用いられて来ました。そうしたことから、大掛かりな船で炊事を受け持つ役をカシキ(炊き)といい、船で一番年の若い者が、この仕事をしていました。また、カシキは、船の守り神である船霊と深い関係を持つと言われて来ましたので、こうしたことと結びついて、このお話が出来たのかもしれませんね。

    たのきゅう

    Play Episode Listen Later Jul 30, 2021 12:05


    山梨県のむかし話。このお話は、知恵を働かす笑い話で、落語にもなり親しまれています。たのきゅうの本名は、土地によって違いますが、化け物に会った時は、『たのきゅう』と言い、タヌキと勘違いされるところは共通しています。頭を働かせて、うわばみから大判小判をせしめますが、決して悪人ではありません。母親思いで、母親の急の病の知らせを受けて、飛んで帰ることから『孝行坂』という昔話と同じ型のものとされています。

    きつね女房

    Play Episode Listen Later Jul 28, 2021 11:03


    関西地方のむかし話。稲の穂は、きつねが天竺(インド)から運んで来たものとされ、きつねは、京都の伏見の稲荷神社から「正一位稲荷大明神」の称号が授けられ、田の神様の使者とされています。年貢の免除は、農民の願いでした。

    フランダースの犬

    Play Episode Listen Later Jul 25, 2021 11:49


    1872年刊の児童文学。作者は女流作家のウィーダ(マリー・ルイズ・デ・ラ・ラメー)です。ウィーダは最初ロンドンで多くの小説を発表し、後生をフローレンスで過ごしました。40を越える作品を残し、その中には農民小説もありますが、彼女の名前を不朽のものにしたのは、この『フランダースの犬』です。この作品の舞台となったフランスとベルギーにまたがるフランダース地方は、15世紀、近代絵画の父と言われるファン・アイク兄弟を生み、以後多くの素晴らしい巨匠を輩出しますが、その中で最も有名なのがルーベンス(1577-1640)です。

    小太郎と母竜

    Play Episode Listen Later Jul 24, 2021 10:05


    長野県のむかし話。昔は、水神様は、稲作に大切な水を授けてくださる神として崇められていました。雨乞いの時には、水神・竜王の名を唱えました。こうしたことから、小太郎を水神様の申し子、母を水神様にしたと考えられます。母を訪ねて行く道で、小太郎は村人の苦しみや願いを知りました。「おら、広い田んぼがほしい。この湖を田んぼにしてえだ」母竜と小太郎は、この願いを叶えるために、命懸けで山にぶち当たり続けます。それは、人間と自然との凄まじい戦いの場面と言えるかもしれませんね。

    木仏長者

    Play Episode Listen Later Jul 23, 2021 9:20


    大分県のむかし話。昔話の世界では、見かけが強そうに見える者が弱かったり、弱そうに見える者が強かったりすることがよくありますね。この話では、木仏が信心してくれている若者に「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と言うところが大事ですね。

    ウィリアム=テル

    Play Episode Listen Later Jul 22, 2021 9:35


    スイスの東部は11世紀以来、神聖ローマ帝国の支配下にあり、13世紀にハプスブルク家が皇帝の位につくと、農民たちへの圧迫はますます酷いものになりました。そこで、森の3州と言われる、ウリ、シュビッツ、下バルテンの農民たちはドイツ皇帝に反旗を翻し、独立運動を展開しました。この時に、この運動の旗頭に立ったのが、ウィリアム=テルという伝説的英雄です。テルが息子の頭上のりんごを弓で射抜いた場所は、アルトドルフだと言われ、市役所の前には、この親子の銅像があります。

    キジも鳴かずば

    Play Episode Listen Later Jul 19, 2021 11:03


    長野県のむかし話。長野県上水内郡の信州新町を流れる犀川に架けられた、久米路橋の伝説として語られています。昔は、川に橋をかけるということは大変なことでした。年ごとの大雨に流されてしまう橋を、その頃の人たちは、川の神の怒りだと語り、人身御供によって神の怒りを鎮めようとしました。悲しい話ですが、封建社会の姿を伺うことができます。

    アリババと40人の盗賊

    Play Episode Listen Later Jul 18, 2021 10:48


    『開け、ごま!』で有名なこのお話は、アラビアンナイトの中にあります。このアラビアンナイトは、そもそも妻の不貞を怒ったある王が、毎晩花嫁を迎え、その翌朝殺すことにしていた時、それを止めさせるために大臣の娘が花嫁になり、面白い話をして、王が殺すのを忘れるように仕向け、それから一千一夜語り続けたということが始まりです。そこに出て来る話は、ペルシア、インド、アラビア、エジプトなどの奇談、冒険談で、15世紀の半ばごろに現在の形になったと言われています。『アラジンと魔法のランプ』や『船乗りシンドバッドの冒険』などがあったようです。

    宝の下駄

    Play Episode Listen Later Jul 17, 2021 10:13


    岡山県のむかし話。善と悪の二つの心を扱った昔話で、親思いの子どもには宝が授かり、欲の深い権三は虫になってしまうように、宝を得るには資格があることを語っています。

    人魚姫

    Play Episode Listen Later Jul 16, 2021 11:40


    アンデルセンは、元々小説家でしたが、ドイツローマン派の影響を受け、童話に関心を抱くようになりました。1835年に最初の童話集『子どもと家庭の童話』を出版。最初、人々は彼の童話を認めず、「才能のある作家が、童話のような子供騙しのものを書くのは、惜しい」などと言いました。しかし、2集3集と刊行するに従って、次第に評判になり、第3集の『人魚姫』で人々は争って彼の童話を読むようになりました。愛の美しさ、哀しさを見事に描いていますね。

    金太郎

    Play Episode Listen Later Jul 15, 2021 10:59


    神奈川県のむかし話。金太郎の母は、足柄峠の東、今の静岡県駿東郡小山町の、山奥に住んでいた山んばと言われています。ある日、山んばは、山頂で赤龍と夫婦になった夢を見ました。その時、雷鳴が轟き、目を覚ますと金太郎を身籠っていたそうです。

    ガリバー旅行記

    Play Episode Listen Later Jul 14, 2021 10:22


    子どもたちの愛読書になっていますが、これはもともと、子どもたちのために書かれた物語ではないのです。作者のスウィフトは1667年アイルランドに生まれ、政治家の秘書や牧師などをしていましたが、文才を認められて、ジャーナリズムの寵児となりました。でも、彼が所属していた保守政権が凋落したため、失意と不遇の中で、ロンドン政府のアイルランド政策を痛烈にやり込め、1726年にこのガリバー旅行記を発表しました。この話はその第一部です。

    ふるやのもり

    Play Episode Listen Later Jul 13, 2021 14:13


    東北地方のむかし話。これは、日本のむかし話の中で、最も分布の広いものです。中国やインドでは、トラを登場させて語られています。生活の中の物全てに語りかけて、声無き声を聞くという、むかし話の世界を広げた語りと言われます。

    マッチ売りの少女

    Play Episode Listen Later Jul 12, 2021 10:15


    アンデルセンは、フリンクという人から3枚の絵を見せられて、どれか一つについて童話を書いてほしいと頼まれました。その中の、マッチを持った貧しい少女の絵を見て、自分の母親を思い出しました。アンデルセンは、母親の、貧しくて惨めな少女時代を思い浮かべて、この悲しい物語を書きあげたのです。

    舌切り雀

    Play Episode Listen Later Jul 11, 2021 11:21


    石川県のむかし話。昔の人は、夜が明けると庭先に飛んで来て、ピャピャ、ピャピャと鳴いて起こしてくれる雀と語らずにはいられませんでした。昔話の底には、必ず『愛』の心がこもっていることを話し合ってほしいです。

    まほうの子馬

    Play Episode Listen Later Jul 10, 2021 12:16


    ロシアの作家エルショーフ(1815-69)の童話詩で1834年に刊行されました。ロシアの民話に基づいて作られたもので、横暴な王様が自分のわがまま故に失敗し、農民育ちの少年が代わりに王様になるというストーリーは、きっと農民たちの願いを表しているのでしょうね。

    ちょうふく山の山んば

    Play Episode Listen Later Jul 8, 2021 15:52


    山んばは、山の神、もしくは山神に仕える女で、眼光鋭く、口は耳まで裂けており、麻のような髪を振り乱して、人を取っては食べるという恐ろしい妖怪とされています。でも、ちょうふく山の山んばは、優しくて人間味があるようですね。

    桃太郎

    Play Episode Listen Later Jul 6, 2021 14:00


    中国・四国地方のむかし話。桃は川上から流れて来ました。川上は農民にとって、大切な水が流れ始めるところで、その源の山は、神様が降りる場所と、古代の人々は考えていました。だから、川上から流れて来た桃太郎は、神様の申し子ということを意味しています。

    金色のがちょう

    Play Episode Listen Later Jul 4, 2021 13:27


    南ヨーロッパのむかし話で、グリム童話集の中にも同じ話があります。くっついた人たちの中に、当時としては大変権威のあった牧師さんまで巻き込まれてしまうところに、権威に屈しない民衆の大らかな笑いが感じ取られます。

    豆つぶころころ

    Play Episode Listen Later Jul 3, 2021 14:43


    正直じいさんと欲深じいさんが豆粒を追いかけ、それぞれ不思議な冒険を体験します。

    フランケンシュタイン

    Play Episode Listen Later Jul 1, 2021 12:20


    この原作が発表されたのは、1818年のことです。当時、イギリスは産業革命期で、科学技術の発達が、それまでの文明を根底から覆していました。人々は科学の驚異に目をみはりましたが、同時にその将来に不安を覚えました。機械を使っている人間が、やがて機械に使われるのではないかと恐れたのです。この作品が生まれたのは、そうした土台があったからです。

    うぐいす長者

    Play Episode Listen Later Jun 30, 2021 9:52


    東北地方のむかし話。この話は『見るなの座敷』や『うぐいすの一文銭』と題して語られています。戒めを破ったために幸福を失ってしまう話で『鶴の恩返し』にも共通します。うぐいすは、霊鳥として、むかし話によく登場します。その鳴き声が「ホーホケキョウ」というところから、仏教の法華経と結び付けられたのでしょう。

    はだかの王さま

    Play Episode Listen Later Jun 29, 2021 13:14


    『はだかの王さま』はアンデルセンの童話集にある作品ですが、彼の創作ではなくて、スペインのむかし話をアンデルセン風に翻案したものです。この作品が日本に紹介されたのは、明治21年の『王様の新衣装』という大人向きの本でした。同39年に杉谷代水が新作狂言『衣大名』として、早稲田文学に発表しています。

    鉢かつぎ姫

    Play Episode Listen Later Jun 28, 2021 13:54


    徳島県のむかし話。享保(1716-36)大阪の渋川清右衛門が出版した『御伽草子』の中にあるお話です。鉢かつぎ姫の父は、河内国交野(今の大阪府)に住む備中守、お告げは長谷の観音様とのことです。

    幸福の王子

    Play Episode Listen Later Jun 26, 2021 13:42


    イギリスの作家オスカー・ワイルドの代表的な童話です。ワイルドは唯美主義運動に参加して『芸術のための芸術』を唱え、美に憧れるあまり享楽的な生活に溺れ、世間をひんしゅくさせた人物ですが、その行動とは裏腹に、彼の心情はナイーブで、弱いもの、 貧しいものへの同情に満ち満ちていました。

    天狗の羽うちわ

    Play Episode Listen Later Jun 25, 2021 10:01


    福島県のむかし話。昔の人は、天狗は山の神様と考え、その信仰を広める山伏と結び付けて、山伏姿を想像していました。天狗は深い奥山に住み、気性は強いが清らかな心を愛し、俗っぽい人間を嫌っていたそうです。

    Fishing by Tail etc. Comic Story Telling in English 尻尾の釣り他2話

    Play Episode Listen Later Jun 24, 2021 6:10


    英語の小噺3話です。①Fishing by Tail 尻尾の釣り ②Urine Examination 尿検査 ③Drop-Dead Crow and Fox キツネとカラス

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