100年後の地球を生きる子どもたちへ、 つなげていきたい“ヒト・モノ・コト”。 それらを集めたものが「みらい図鑑」。 「みらい」へ受け継いでいきたい“ヒト・モノ・コト”。日本全国、あなたの身近にあるステキな“ヒト・モノ・コト”を教えてください!100年後の子どもたちへ伝える「みらい図鑑」を一緒に作りましょう。日本全国にきっとたくさんあります。
吉田美穂が6年7ヶ月に渡ってお送りしてきた「みらい図鑑」は、今回で最終回。 身の回りのモノやコト。 背景に“物語があるもの”を探して、その豊かさをこれまで数多くご紹介してきました。 3年前に東京から沖縄へ移住した吉田美穂、 そこで出会ったもののひとつが、「やちむん」です。 「やちむん」とは、沖縄の方言で「焼き物」のこと。 おおらかで、南国の空気を感じさせる味わい深い器は、“物語”そのものです。
国産オリーブオイル発祥の地といえば、香川県・小豆島ですが、 現在では産地も増え、生産農家さんも多くみられるようになりました。 今回、注目するのはそのうちのひとつ、 山梨県笛吹市生まれのオリーブオイルです。
家の中に置いておきたい。 そんな消化火器が、防災関連製品を開発・製造・販売する老舗メーカー、 「モリタ宮田工業」から誕生しました。 同社が立ち上げたブランド、「+maffs(マフス)」の「+ 住宅用消火器」です。
水の事故から命を守るリュックサック、「フロートライフリュック」。 急な水害に襲われた際、このリュックを抱えるだけで、 ライフジャケットのように水に浮く、という仕組みです。
野球道具を模った一口サイズのお菓子、「野球カステラ」。 その歴史は、100年以上にもなります。 大正時代、日本での野球の普及をお菓子にも活かして商売につなげられないか、と、 瓦せんべい屋で生まれたのがはじまりと言われていて、 その後、いろんなお店に伝わり、神戸を中心に近畿圏に広がりました。
福岡県柳川市で農業を営む、「杏里(あんり)ファーム」。 この農園が別事業部として手掛けているのが、アイスの製造です。 なかでもひときわ人気なのが、アイスキャンディ。 レトロなパッケージが目を引きます。
山口県宇部市の山合いにある吉部地区(きべちく)に、 江戸時代中頃から伝わる「ゆうれい寿司」。 角型の押し寿司なのですが、 具を混ぜたり、乗せたりせずに、“真っ白な酢飯”のみでつくることから、 ゆうれい寿司と呼ばれています。
1977年の創業以来、40年以上に渡って、 無添加食品の製造・販売をおこなっている、「りんねしゃ」。 愛知県津島市に本社を置くこの会社が手掛けているのが、 100%天然成分の蚊取り線香、「菊花(きっか)せんこう」です。
日本の夏の風物詩、「うちわ」。 その9割は、香川県丸亀市で作られていて、 生産量は、年間、約1億本以上。 この地域で作られるうちわは、「丸亀うちわ」と呼ばれ、 400年以上の歴史を誇ります。
長崎県雲仙市で、 煮干しの原料となるカタクチイワシを獲っている漁業会社、「天洋丸」。 そんな「天洋丸」で作っているのが、漁で使った網をアップサイクルした「たわし」、 その名も、「網エコたわし」です。
埼玉県にある「見沼たんぼ」。 東京都心から30キロ圏内にありながらも、 奇跡的に開発をまぬがれてきた大規模な自然空間で、 その大きさは、じつに、東京ドーム269個分です。
古くから「麦わら帽子」の生産が盛んな町、埼玉県春日部市。 かつて、米や麦の栽培が盛んだったこの土地でおこなわれていたのが、 収穫した麦の「茎」の部分を使った、麦わら帽子の素材づくり。
「とまと」に「きゅうり」、「万願寺とうがらし」、「聖護院大根」・・・ 京都で育った規格外の野菜を、 乾燥野菜に仕上げて販売しているブランドが、「OYAOYA」です。
東京・吉祥寺。 100年の歴史を持つ老舗の牛乳屋さんが、 今年、クラフトミルクスタンドにリニューアルオープンしました。 名前は、「武蔵野デーリー」。 店内に並ぶのは、大自然の中、放牧というスタイルで、 伸び伸びと育った牛のミルクばかりです。
100年後の未来に語り継ぎたい里山が、 愛知県瀬戸市に広がっています。 「海上の森(かいしょのもり)」。 様々な生き物が暮らしていて、 生態系の頂点に君臨する“オオタカ”もいます。
お店でコーヒーを淹れたあとの、 “コーヒーカス”を活用した再生紙ブランド、「Caffe Latte」。 その再生紙で作った、オーダーメイドの名刺作成サービスが始まりました。 手がけているのは、2人の20代バリスタです。
大阪府東大阪市発のブランド、「Nhes. (ナエス)」が作った歯ブラシ、 「turalist(チュラリスト)」。 100%、天然由来にこだわり、自然に還るのが特徴です。 ハンドル部分は、家具職人が家具を作るときに出る、ブナの木の廃材を利用。 ブラシには、食肉用として育てられた馬や豚。 大切な命の副産物としての「毛」を活用しています。
富山県射水市。 北アルプス立山連峰を仰ぐ、自然豊かなこの町で作られているのが、 「へちまのたわし」です。 約40年の歴史を持つ地域のへちま栽培ですが、 その目的は、「まちおこし」。 町の人々が立ち上げた「へちま生産組合」がベースとなり、 立山連峰の雪解け水を使った、農薬・化学肥料不使用のへちまを、 今日まで作り続けてきました。
東京・浅草にある、文久元年創業の「宮本卯之助商店」。 作っているのは、太鼓や神輿です。 モノづくりで、日本の“お祭り”を160年以上、支えてきたこの老舗が、 今年、東京・檜原村の杉の間伐材で作った、「太鼓」を発表しました。 森がないと思われがちな東京。 実は、面積の4割が森林です。 ですが、森からの恩恵が充分に活かされていないのが現状です。
日本で1000年以上の歴史を誇る食材、 徳島県鳴門市の「鳴門わかめ」。 世界最大級の渦潮で知られる鳴門海峡で育ったわかめの歯応えと上質な風味は、 長い間、特産品として、鳴門の経済を支えてきました。 そんな「鳴門わかめ」ですが、 海洋環境の変化で、流通できない規格外のわかめが増えているのが現状です。
今回の話題は、ハチミツです。 大分県豊後高田市に本社を置く、明治42年創業の「近藤養蜂場」。 ここがおこなっているのは、 「転地養蜂」という日本独自の伝統的な養蜂スタイル。 文字通り、南は九州から、北は北海道まで、 毎年、数ヶ月かけて旅をしながら、蜜蜂と花を追いかけて、ハチミツを採取しています。
手漉きの和紙でできた、家の中に飾れるサイズの「鯉のぼり」。 手掛けているのは、富山県富山市・八尾町にある「桂樹舎」という会社です。 長い歴史を誇る、富山の「八尾和紙」で、 ブックカバーや名刺入れなど、さまざまな商品を作っています。
森を育てる国産メンマ、「延岡メンマ」。 加工・販売を手がけているのは、 宮崎県延岡市にある、「LOCAL BAMBOO」という会社です。
今回の話題は、バッグの形をしたコンポスト、「LFCコンポスト」です。 コンポストとは、キッチンから出る生ゴミを、 微生物の働きを活用して堆肥(肥料)にする処理方法のこと。 容器が大きそう、とか、面倒そう、などの悩みを解消して、 誰でも出来ることにこだわって開発されました。
5年前、東京に誕生したアパレルブランド、 「10YC(テンワイシー)」。 “着る人も作る人も豊かに”という理念を掲げています。 代表の下田将太(しもだ・しょうた)さんは、現在、31歳。 かつて、大手のアパレルメーカーで働いていたころ目にしたのは、 大量生産に大量廃棄、工場の低賃金や、職人の後継者不足など、 ファッション業界のさまざまな矛盾でした。 こういった問題に対して、自分たちでも何かできるのでは?と、 仲間と一緒に「10YC」を立ち上げました。
山梨県・丹波山村(たばやまむら)。 人口は、わずか550人。 2000mを超える山々に囲まれ、 清らかな水が流れる自然豊かなこの村が大切にしているものは、「狩猟の文化」です。
MADE IN JAPANのメガネフレームのほとんどを生み出している町、 福井県鯖江市。 そんな鯖江市のメガネ工場で作られているのが、 職人さんが1本1本のフレームを作っていく過程で、 どうしても出てしまう端材を活用したアクセサリーです。 ブランドの名前は、「Sur(サー)」。
神奈川県相模原市にある、 一般社団法人「さがみ湖 森・モノづくり研究所」。 ここで作っているのは、 市内にある、約19,000ヘクタールもの広大な森の間伐材を使った積み木です。 名前は、「森の積み木」。
石川県金沢市で、2015年に生まれたドーナツの専門店、「ウフフドーナチュ」。 コンセプトは、100%ママ目線。 ママたちにとって作りがいのある商品を作りたい、 子どもに安心安全のドーナツを食べさせたい、 そんな想いでスタートしました。
外出先でも気軽に手を洗える「紙石けん」。 コロナ禍で注目を集めたもののひとつです。 石けんそのものを薄く削って伸ばしたものはよく見かけますが、 今回注目するのは、 和紙を薄くして、そこに石けん液を染み込ませた「紙石けん」。 名前は、「あら・いーな」です。
福岡県太宰府市で、 今年、生まれたばかりのキャンドルがあります。 「アップサイクルキャンドル」。 本来であれば、廃棄されるモノを新しくアップグレードさせ、 そのモノ自体の価値を高めるのが「アップサイクル」。 このキャンドルの容器に使われているのは、 全国で捨てられてしまう、日本酒の瓶です。
安土桃山時代から続く山形県の酒蔵、「小嶋総本店」。 1,000蔵を超える国内の酒蔵の中で、13番目に長い歴史を持ち、 添加物不使用の純米酒だけを造り続けている、老舗の酒蔵です。 そんな「小嶋総本店」が新しく開発したのが、 ノンアルコールで、砂糖や香料・着色料・保存料は無添加の、 「米糀のあまさけ」。 山形県産の米糀100%で仕上げたピュアなあまさけはもちろん、 野菜や果物のスムージーと合わせた、 素材感が楽しめる商品も展開しています。
“日本のお米を飲む”。 そんなコンセプトの飲料が、 日本を代表する米どころ、山形県・庄内町で生まれました。 名前は、「玄米デカフェ」。 デカフェとは、カフェインを含まない飲み物や食べ物のこと。 「玄米デカフェ」は、玄米だけをじっくり丁寧に焙煎して作られた、 ドリップタイプの商品です。
割れてしまった器を、漆と金粉で修復する「金継ぎ」。 その歴史は長く、海外でもそのまま「KINTSUGI」と呼ばれている、 日本ならではの伝統文化です。 一見、難しそう、と思われがちなこの技術を気軽に体験できるのが、 家庭用の「金継ぎキット」。 コロナ禍のおうち時間で、人気を集めています。
ブドウの生産量日本一の町、山梨県笛吹市。 栽培の途中で間引く、未熟なブドウを使って、 何か新しい価値を作れないかと生み出されたのが、 笛吹生まれの「マスタード」です。
東京23区の中で、最大の農地面積を誇る練馬区。 農業と福祉、そして、クリエイティヴの連携により、 地域の農産物を活用した、新たな加工品が生まれました。 アスパラガスの茎を焙煎してつくる「ほうじ茶」。 名前は、「翠茎茶(すいけいちゃ)」です。
割れてしまったり、いらなくなった食器、皆さんは、どうしてますか? 燃えないゴミに出した場合、 その多くは埋められ、千年たっても土には還りません。 なかでも、陶磁器や焼き物は、 「陶土」という限りある天然の資源を原料としています。
福島県・猪苗代町にある「中ノ沢温泉」。 福島県で、400年のあいだ親しまれてきた湯治温泉です。 単一の湧出口から湧き出る温泉量は、日本一。 そんな温泉の街で古くから愛されてきた民芸品が、「中ノ沢こけし」です。
まだ食べられるもののうち、廃棄されている量は、 日本では1人当たり、お茶碗1杯分。 どうすれば減らせるか。 ヒントになりそうなスーパーマーケットが、京都市上京区に誕生しました。
江戸時代に“粋なモノの象徴”として愛された、 「松阪木綿(まつさかもめん)」。 500年の歴史を持つ三重県松阪市の伝統工芸です。
りんごの生産量日本一、青森県弘前市。 この土地で、世界的にも珍しいりんごの木を使った 木工製品が作られています。
大阪にある、昭和4年創業の「佐々木製菓」。 創業当時から、金平糖やチャイナマーブルと呼ばれる、 蜜をかけて作るお菓子を作ってきました。 そんな佐々木製菓が、2年前に立ち上げたのが、 新しい金平糖のブランド「金平堂(こんぺいどう)」です。