「三菱UFJ銀行が土日祝日も営業「エムットスクエア」都内にオープン…個人向け店舗で新規出店約20年ぶり 会社員や子育て世帯取り込みへ」 20年ぶりの新店舗で新たな顧客獲得を目指します。三菱UFJ銀行は12日、個人向けの店舗「エムットスクエア」を東京都内にオープンします。新規出店は約20年ぶりです。店内に窓口はありませんが行員が常駐し、タブレット端末を使い口座開設や振り込みなどの手続きができます。平日だけでなく土日(日曜日は行員不在)、祝日も午後6時まで営業することで、今まで平日の来店が難しかった会社員や子育て世帯を取り込む狙いです。三菱UFJ銀行・半沢淳一頭取:働き方やライフスタイルが多様化する中、営業時間を拡大し金融にとどまらない非金融のイベントを定期的に実施することで、地域の皆さまとのつながりを生み出す場となる。今後、店舗の約3割をエムットスクエアに切り替えるということで、「金利ある世界」で激化するメガバンクの顧客獲得競争で一歩抜け出すことを目指します。
「ポーランドが領空内侵入のロシア軍ドローン撃墜…「安全保障上の脅威」としてNATOに緊急協議要請」 ポーランドは10日、領空内に侵入したロシア軍のドローンを撃墜したと発表しました。ポーランドによりますと、領空に侵入したのはロシア軍のドローン19機で、その多くがロシアの同盟国・ベラルーシから侵入したものでした。ポーランドはNATO(北大西洋条約機構)の加盟国と連携して対応し、少なくとも3機を撃墜、現場からはドローン7機とミサイル1発の破片が見つかったということです。ロシアのウクライナ侵攻以降、NATO加盟国によるロシアへの攻撃が公表されたのは初めてです。ポーランドは「安全保障上の脅威」として、NATOに緊急協議を要請しました。一方、ロシア国防省はポーランド領内を攻撃する計画はなかったとした上で、ポーランド国防省と協議する用意があると発表しました。
「日経平均株価4万3837円67銭と終値の史上最高値更新…半導体中心に買い注文先行 市場関係者からさらに“更新”あるとの見方も」 平均株価が終値の史上最高値を更新しました。10日の東京株式市場は、ニューヨーク株式市場の主要3指数が最高値を更新した流れを受け、半導体関連銘柄を中心に買い注文が先行しました。平均株価は午後も上げ幅を拡大し、10日の終値は9日と比べて378円38銭高い4万3837円67銭と、3週間ぶりに終値として史上最高値を更新しました。市場関係者からは、引き続きアメリカでの利下げ期待による株価上昇の流れを引き継ぎ、平均株価がさらに最高値を更新する可能性があるとの見方も出ています。
「茂木氏が“立候補”一番乗り 自民党の総裁選に向け始動」 石破首相の後任を選ぶ自民党の総裁選挙は、茂木前幹事長が10日記者会見を開き、総裁選挙への立候補を正式に表明しました。自民・茂木敏充前幹事長:私は自民党の総裁選に立候補する決意を固めました。自民党、日本経済を必ず再生の軌道に戻す。そして次の世代へしっかりとバトンを渡せる政治を作る。全責任を背負い、どんな逆風も真正面から受け止め、必ず結果を出します。茂木氏は、自民党と日本経済の再生について「2年で道筋を作る」と強調しました。物価高対策では、自民党が7月の参院選で公約として掲げた国民1人あたり2万円の現金給付は見送り、地方自治体が自由に使える数兆円規模の「生活支援特別地方交付金」を創設する考えを示しました。さらに「基本的な政策が一致できる政党と新たな連立の枠組みを追求し、力強い政権基盤を作る」とした上で、「日本維新の会と国民民主党とはしっかりと話をしたい」と語りました。また、茂木氏は、小泉農水相と小林鷹之元経済安保相の名前を挙げて、「自民党には、次の時代を担うリーダー候補が多くいる」とした上で、「経験に勝るものはない。若手を積極的に登用し次の時代を担う準備を早期に整える」と述べました。小泉農水相:党の一致結束、そして政治を前に進めるために、自分自身が何ができるかは、よく考えた上で判断をしたい。小泉氏は10日も総裁選への対応を明言しませんでした。総裁選は、茂木氏・小泉氏・小林氏の他、立候補する意向を固めた林官房長官や2024年の総裁選で2位だった高市早苗経済安保相らの動きが注目されます。
「群馬に3回も「記録的短時間大雨情報」沼田市で道路冠水…川のような道路にぼうぜん 川場村では道路に土砂流れる」 気象庁は10日午後5時過ぎに3回、群馬県に記録的短時間大雨情報を発表しました。群馬・沼田市の道路では冠水が発生し、道路を車が大きな水しぶきを上げながら走っている様子が見られました。また、郵便局の前にいた人たちは、川のようになった道路をぼうぜんと見つめていました。同じ沼田市の別の道路も冠水し、車が通ると波が立っている様子が映像に映っています。群馬県では、午後5時ごろまでの1時間に沼田市付近で約110mm、みなかみ町付近と川場村付近で約100mmの雨が降ったとみられます。雨雲レーダーを見てみると、まとまった雨雲が群馬県でかかり続けているのが分かります。群馬・高山村を流れる名久田川は、夕方から水位が上昇。川の周囲は激しい雨が降った影響で、白くもやがかかっています。記録的短時間大雨情報が出された群馬・川場村では、道路に土砂が流れる様子が見られました。その川場村を流れる桜川は、10日午後5時を過ぎてから一気に水位が上昇しています。秋雨前線が西日本の日本海側から関東甲信地方に停滞していて、関東地方では南から暖かく湿った空気が前線に流れ込んだ影響で積乱雲が発達。大気の不安定な状態が続いています。土砂災害や低い土地の浸水に注意が必要です。
「被害総額は8億円…37歳容疑者のグループ25都府県で180件の特殊詐欺事件関与か「未払い金ある」など嘘言い詐取」 被害総額は8億円にのぼるとみられることがわかりました。樋口拓也容疑者(37)は2023年、仲間らと共謀し、男女6人に「有料動画サイトの未払い金がある」などと嘘を言って、合わせて9000万円をだまし取った疑いが持たれています。その後の捜査で、樋口容疑者のグループが、25の都府県で起きた180件の特殊詐欺事件に関与し、被害総額は8億円にのぼるとみられることがわかりました。
「【独自】林道の脇に「ボロボロの畳」「机の引き出し」大量の廃材が“不法投棄” 4月にも7t撤去 埼玉・飯能市」 林道の脇に捨てられていたのは、ボロボロになった畳。家屋を解体した際に出たとみられる廃棄物が大量に不法投棄されていました。埼玉・飯能市クリーンセンター 真野昌己主幹:(Q.いつ捨てられた?)通報があったのが今年5月。これらは2025年5月、埼玉・飯能市で見つかった、不法投棄された廃材です。壁の一部や机の引き出し、さらに石材など、さまざまな廃材がまとめて捨てられています。捨てられてから長い時間が経ち、ごみの上からは草が生えていました。この状況を目の当たりにした市の担当者は「残念ですね。(飯能市は)自然が売りなので、美観を損ねるのは本当に残念。(Q.どのように捨てられた?)推測ですが、下に国道があるので、そちらから投棄の車が搬入してきたか」と話します。さらに、不法投棄は別の場所でも。道路脇の崖の斜面にも大量の廃材が捨てられていました。埼玉・飯能市クリーンセンター 真野主幹:(Q.奥の方にある石も?)不法投棄のものだと思います。市によると、これらの場所は市が所有する土地ではないためすぐに撤去はできないといい、市・県・警察と連携をとって、どう進めるか話し合っているところだと言います。一方で、2025年4月に見つかった廃棄物については、市の所有地に不法投棄されていたため、市の職員らがすでに撤去しています。ごみを取り除くと、そこには水路がありました。ここで撤去された廃棄物は約7トンに及ぶといいます。市は不法投棄が相次いだため、新たに複数の看板を設置して警告。さらに、不法投棄を監視するパトロールの回数を増やすなど、対策を強化しています。
「「あのやり方は常軌を逸している」首都高で左車線から猛スピードで追い越し…強引な割り込みの末に接触事故」 首都高で2日午後5時ごろ、車線変更の際の交通事故が発生しました。トンネル内で目撃されたのは、左車線を猛スピードで走る白い車。周りの車を次々と追い抜き、前の車に追いつくと、車間距離がやや短いようにも見えます。目撃者:体感的には他の車より20~30km速かったのでは。前の車にべたべたにくっつき始めて、これは危険だなと。目撃者の予感は的中してしまいます。1台のミニバンが合流車線から入ってきますが、なぜかその直後、ミニバンは右に寄って停車したのです。一体、何が起きたのでしょうか。警察によりますと、白い車が右に車線変更をする際、右側の車線を走行していたミニバンに衝突したということです。目撃者:あの瞬間はさすがに驚きましたね、そこ行く?と思って。あのやり方は、かなり常軌を逸しているやり方。映像をよく見ると、ぶつかった衝撃でミニバンが揺れているのが確認できます。警察によりますと、事故のあと、白い車とミニバンを運転していたドライバーの両者から申告があったといい、物損事故として処理されたといいます。目撃者:普通に運転している側も、前だけにとらわれず、常に注意しながら運転した方がいいのかなと。この事故によるけが人はいませんでした。
「【映像】ナンバーない車がズラリ放置 なぜ…高級外車に“警告書”も 持ち主「検査があるため」 輸出する中古車の仮置き場となっているか 横浜・大黒ふ頭」 神奈川・横浜市の道路にあふれるナンバーなしの車。長年放置されたとみられるものや、新車同然の車もあります。なぜ、この場所に置かれているのでしょうか。イット!取材班が向かったのは、横浜市にある“大黒ふ頭”。道路脇にズラリと並ぶ車の中には、ナンバープレートが付いていない車も多くみられました。窓ガラスが割れ車内がごみだらけになるなど、長い間放置されているとみられる車や、車内にタイヤらしきものが積まれている車もありました。道路には、高級外国車も放置されていました。こうした放置車に貼られていたのが警告書。そこには、“景観を損なう行為は悪質な犯罪である”と書かれていたのです。ナンバーなしの車であふれる大黒ふ頭。車の中には、なぜか真新しい軽自動車が多く並んでいました。それらの車には、なぜか警告書が貼られていません。実は、大黒ふ頭にある道路は私有地と同等の扱いになるので、道路交通法に該当しません。そのため、長期間でなければ道路に車を止めることが認められているのです。番組は現場で取材を続けていると、ナンバーなしの車の持ち主だという男性に話を聞くことができました。男性は「全部、検査の車。全部検査をやっている。たぶん明日は車がない。みんなこういうことをやっている。これもこれも…うちの車」と話し、検査をするために車を止めているといいます。横浜市港湾局によると、大黒ふ頭にあるナンバーのない車は、これから海外へ輸出する中古車の可能性があるといいます。道路が、船に積む前の“仮置き場”になっていたようです。横浜市港湾局は、車を撤去しない場合について、所有者への指導を行い可能な限り自宅を訪問し、本人がいない場合は家族に伝えるなど、粘り強くやっていくと話しています。
「「暴走運転に近い割り込み」混み合う中で逆走コンビニワープ、「まさか来るとは」左折レーンから割り込み直進」 大阪・柏原市の混雑する道路で目撃されたのは、不可解な動きを見せる白い車。センターラインを越え、反対車線から猛スピードで車列を追い抜くと、コンビニの駐車場に入ったのかと思いきや、元の車線へと戻ろうとしているようです。目撃者:かなり目立つ運転というか、暴走運転に近い。理解が追いつかない状態。そして、車列へ割り込むやいなや、再び対向車側にある店舗の敷地へと入っていきました。目撃者:乗っている人はスーツを着た中年の男性かな。電話しながら急ぐ感じで車から出てくるのを見た。ところ変わって、群馬・館林市でも、あ然とする瞬間が目撃されました。目撃者:びっくりしたって感じ、まさか来るとは。信号が青に変わった次の瞬間、左車線から白い車が前に割り込んできたのです。一体車はどこから現れたのでしょうか。後方のカメラを見てみると、駐車場から出てきた白い車。走っているのは左折レーンでしたが、左に曲がらずにそのまま直進してきたのです。目撃者:信号変わってからの安全確認は大事だなと実感した。白い車は、どういう意味なのかハザードランプを点灯させると、スピードを上げて走り去ったということです。
「吉田栄作さん(56)と内山理名さん(43)夫妻に第1子誕生…SNSに赤ちゃんが“指握る”写真とともに喜びの心境つづる」 吉田栄作さん(56)と内山理名さん(43)夫妻が、第1子の誕生を報告しました。吉田栄作さん:56歳の新米パパ、オールドルーキーです笑。内山理名さん:秋の訪れを感じ始めたころ、母になりました。4年前の2021年に結婚を発表した2人。俳優の吉田栄作さん・内山理名さん夫妻が第1子の誕生を発表。赤ちゃんが指を握った写真とともに、喜びの心境をつづりました。吉田栄作さん(インスタグラムより):これからはこの新たな生命を第一に、そして妻の体調や育児の状況を鑑みつつ、仕事を含めて、生活していこうと考えております。
「「マジかよ!」家の中に“イノシシ”「130kg以上はあるな」敵意むき出し?目が合った警察官に突進 アメリカ・フロリダ州」 アメリカ・フロリダ州の住宅で警察官が目撃したのは、無残に割られたガラスの扉。一体誰の仕業なのか…そこにいたのは巨大なイノシシだったのです。警察官も「マジかよ!」「130kg以上はあるな…」と驚いた様子。下手に動いては危険だと思ったのか、住人の男性は、じっとイスに座っています。ところが、警察官と目が合うとイノシシが豹変。イノシシは警察官の元へと突進してきたのです。まさに猪突(ちょとつ)猛進、執拗に警察官に突っ込んできます。すると警察官も投げ縄で捕獲する作戦に打ってでます。イノシシVS警察官の一騎打ち。一歩も引かない両者ですが、結末は…。イノシシは最後にもう一度警察官を威嚇すると、そのまま森へと逃げていきました。
「歩道に乗り上げた車から白煙…助け出された運転手は免停レベルの“泥酔状態” 韓国・ソウル」 黒い車から大量に噴き出す白煙。韓国・ソウルで目撃されたのは、警察が出動し、繁華街に混乱を招いた騒動の一部始終です。突然、歩道に乗り上げる黒い車。止まっていたバイクに突っ込むと、その場で停止します。まずはバックで抜け出そうとしますが、ポールが車体にひっかかり、タイヤは空回り。その直後、車からモクモクと煙が立ちのぼり始め、あっという間に辺りが包まれました。異変に気づいたカフェの客たちは、慌てて外へと避難。現場は騒然とします。通行人の1人が石を手に窓ガラスをたたきますが、車は突然バックし横断歩道の上で停止しました。そこへパトカーが到着し、警察官が消火活動を開始。車から運転手を引きずり出しますが、ぐったりとして自力では歩けない様子です。この時、警察官は煙だけでない“ある臭い”に気づいたといいます。運転手にアルコール検査を実施した結果、「免許停止」レベルの“泥酔状態”だったことが判明したのです。この運転手はその場で警察に検挙されました。
「学歴詐称疑惑の伊東市・田久保市長「議会を解散」 前議長は怒り 市民から非難や擁護の声 市政混乱は年明けまで続く可能性も」 学歴詐称問題を巡り、不信任決議を受けた伊東市長が市議会を解散しました。疑惑が浮上してから3カ月も経とうとしていますが、決着までもう少し時間がかかりそうです。今回、市長が説明した解散の理由とは。学歴詐称問題で、市議会から不信任を突き付けられた静岡・伊東市の田久保眞紀市長。辞職・失職か、それとも議会の解散か。決断のリミットが11日に迫る中、市長が選んだのは…。10日午前10時前、田久保市長は市議会の中島議長らが待つ議長室へ。そして、「令和7年9月10日。議会を解散するため通知をいたします」と書面を読み上げました。書面を手渡された中島議長は、険しい表情を浮かべていました。田久保市長は、一礼すると足早に立ち去りました。伊東市議会・中島弘道前議長:この大義なき解散について、本当に私も怒りしかない。多くの市民も納得のいくものではないと思う。その後、取材に応じた田久保市長は、解散の理由について「大変重要な議会においての審議や採決が、議会初日をもって放棄されてしまったという事実は、事実として冷静に受け止め判断し、これは改めて広く市民の皆さまに信を問うべきであると」と延べました。議会は初日に不信任案を可決し、審議を放棄したと説明した田久保市長。報道陣からの「『辞職』という選択はなかったのか」との質問に対しては、「解散・辞職という2つの選択肢があった。当初から、結論ありきで進めていたわけではございませんので」と答えました。記者からの質問が続く中、会見は打ち切られました。議会解散を受け、失職した議員は猛反発。伊東市議会・井戸清司前議員:議会を悪者にするような発言をしながら議会解散というのは、まったく憤りを感じる以外、何事でもないです。伊東市議会・青木敬博前副議長:(田久保市長は)“自分ファースト”だなと。伊東市では、40日以内に市議選が行われることになりました。前回の選挙では約4500万円の税金が使われました。
「「信じられない」赤信号なのに直進…あわや正面衝突 対向車が危険な追い越し「死ぬかと」 各地で目撃」 東京・日野市で目撃された、衝突寸前の危険な瞬間。目の前の矢印信号が青になり、目撃者の車が右折しようとしたその時でした、対向車線を走る白い車が猛スピードで駆け抜けていきました。このとき直進方向の信号は赤。信号無視です。目撃者:こっちがブレーキ踏まなかったらぶつかっていたので、(相手が信号無視に)気づいてないと思う。「信じられない」っていう気持ちが一番強い。“信じられない”危険な運転は、群馬・館林市でも目撃されました。信号待ちをする目撃者の隣で右折していく1台の車。当たり前のように曲がっていきましたが、まだ信号は赤でした。目撃者:「あれ?」っていう感じで、あ然としていた。愛媛・松山市で目撃されたのは、あわや正面衝突のまさかの瞬間です。前方のカープから対向車のヘッドライトが見えたそのとき…。目撃者:対向車のライトかと思ったら、まさかの追い越しの車が目の前にいるっていう状況。後ろから追い抜こうとする別の対向車。一歩間違えれば、事故につながりかねない状況でした。目撃者:さすがに死ぬな…と思いました。追い越してもいいんですけど「場所は考えようね」と思います。
「富士山の登山シーズン終了「吉田ルート」5合目登山口の通行ゲートが閉鎖 今シーズンの登山者数は9月1日時点で17万4000人超」 富士山の登山シーズンが終了しました。閉山日を迎えた富士山の山梨県側にある吉田ルートの5合目登山口では、10日午後2時に通行ゲートが閉鎖されました。近年は外国人観光客も多く見られ、今シーズンの富士山登山者数は9月1日時点で、17万4000人を超えました。富士山では、「弾丸登山」やオーバーツーリズムが問題となっており、山梨県は2025年から入山時間を2時間短縮したほか、2025年から軽装での危険な登山者に入山拒否が可能になるなど、登山規制が大きく変更されました。
「池袋に“ゲリラ雷雨”…長崎・熊本では線状降水帯発生 群馬・沼田市付近、みなかみ町に記録的短時間大雨情報」 10日午後1時過ぎ、ゲリラ雷雨が直撃した東京・池袋。雨の中、急いで走り出す女性に、スカートの裾を持ち上げて歩く人の姿が見られました。雨はいったん弱まったものの、再び雨が突然降ってきて、走って駅へと向かっていく様子も。池袋周辺では1時間に80mm以上の猛烈な雨をもたらす雨雲が湧き出しました。突然の雨に多くの人が店の軒先などで雨宿りしていました。東京23区西部には一時、洪水警報が発表されました。突然の大雨に、はしゃいでいるように見えたのは東京・上野公園のゾウ。滝のように降る雨に向かって鼻を大きく突き上げ、ジャブジャブと水遊びする姿が見られました。午後2時半ごろには、千葉市でも大粒の雨が降りました。さらに、午後3時半過ぎの関越自動車道・上り、東松山インターチェンジ付近は、車が走る水しぶきで前がかすんで見えにくくなっていました。関東では昼前からゲリラ雷雨をもたらす雨雲が同時多発的に発生し、各地で土砂降りとなりました。一方、長崎と熊本では10日朝、秋雨前線の影響で線状降水帯が発生しました。熊本・上天草市では、山からあふれ出た水で道路がひざ下まで冠水。さらに、国道266号沿いでは、ガソリンスタンドが冠水しました。ガソリンの給油口を見ると、そのすぐ下、人間のへそくらいまで水が来ているのが分かります。天草市でも、住宅街の道路が大人のひざ下くらいまで冠水し、川のようになっていました。ポンプを使って排水するなどの対応に追われていました。また、長崎・南島原市では、坂道を濁流が流れ下り、一時危険な事態に見舞われました。午前8時10分までの6時間降水量は、観測史上最多となる257.5mmを記録。これは平年の9月、1カ月分の1.5倍近い雨量です。午後になると雨は被災地・石川県でも。輪島市の仮設住宅では、雨水が屋根から流れ落ちる様子が見られました。車は、ひび割れたままのアスファルトの上を車体を揺らしながら走り、大きくゆがんだ歩道のレンガには水たまりができていました。
「「私の全てをこの国に捧げる」“ポスト石破”で一番乗りの自民・茂木氏が総裁選出馬会見「新たな連立」少数与党脱却目指す 会見ポイントは?」 自民党は10日開いた臨時総務会で、10月4日投開票とする総裁選の日程を正式決定しました。ポスト石破を巡る動きが本格化する中、10日午後3時、茂木敏充前幹事長(69)が出馬会見を行いました。石破首相の後任を決める自民党の総裁選挙。10日午後、茂木前幹事長が一番乗りで出馬を表明しました。自民党・茂木前幹事長:私の全てをこの国にささげます。次の世代にバトンを渡せる政治をつくる。目標は2年、再生の道筋をつくります。会見で茂木氏が最初に打ち出した政策は、賃上げに向けた地方への支援でした。自民党・茂木前幹事長:物価高を上回る賃上げを定着させるまで、これまでと一桁異なる数兆円規模の生活支援、特別地方交付金を創設します。前回の総裁選では5番目の出馬表明だった茂木氏。今回、一番乗りで表明した理由については、「自民党が困難な状況。結党以来、最大の危機に直面している。私が先頭に立とうという思いを日々強めてきた」と述べました。茂木氏が国会議員に初当選したのは1993年。当時は新党ブームの勢いに乗り、政権交代を果たした日本新党の所属でした。当選同期には、出馬が注目される高市早苗氏の姿も。その後、自民党入りした茂木氏は、党の幹事長や外務大臣などの要職を歴任。2024年、初めて総裁選に出馬しましたが結果は9人中6位。今回は2度目のチャレンジです。自民党・茂木前幹事長:チャレンジャーのつもりで臨んでいきたい。少数与党となった自民党。政権運営には野党の協力が欠かせません。国民民主党との一定のパイプがある茂木氏ですが、10日の会見では、野党との新たな連立に言及しました。自民党・茂木前幹事長:基本的な政策が一致できる政党と、新たな連立の枠組みを追求し、力強い政権基盤を固めていく。例えば、日本維新の会や国民民主党とはしっかりと話をしたい。総裁選を巡っては、高市早苗前経済安保相(64)が出馬について周囲と相談し、近く判断する見通し。
「「秋の味覚に明暗」スルメイカは「久しぶり」の豊漁も秋サケは歴史的不漁 猛暑でジャガイモ・タマネギは小型化」 北海道の秋の味覚が明暗分かれる事態となっています。都内のお店でお客さんが舌鼓を打っていたのは、スルメイカの天ぷらに一夜干し。2025年のイカはプリプリで歯応えもあるうえサイズも大きいといいます。根室食堂 尾山台店・平山徳治さん:今年はそんなに悪くないんじゃないですかね。値段もそんなに高くないし、去年と比べると3分の2くらいの値段。お願いしたら届くから、しっかり量は取れてるのかなと。北海道・根室市の花咲港で次々と水揚げされた、箱いっぱいに入ったスルメイカ。根室市では、スルメイカの漁獲量が2024年は何とゼロ。しかし2025年は一転、これまでの水揚げ量は100トンを超え、豊漁となっているのです。一方で、歴史的な不漁が心配されているのが、これから旬を迎える秋サケです。北海道各地で水揚げが始まっていますが、2025年の来遊量は2024年より4割減少し、平成以降で過去最低になると予測されています。秋サケ不漁の影響は鮮魚店にも表れています。仕入れ価格は2024年に比べ2割上昇。それでも、お客さんに少しでも安く提供しようと利益度外視で販売しているといいます。石毛魚類 みつわ台店・坪井義裕店長:今年も不漁だよって。年々高騰してますね秋サケは。無理して売っちゃってますね、はっきり言って。来店客は「旬の物はやっぱりおいしいのよ。(旬の物は)1回は食べたいね」「食べる回数が減っちゃうかもしれないですよね」と話しました。さらに、秋サケが不漁となると、スジコやイクラなども値上がりするとみられています。異変は野菜にも起きています。日本一のジャガイモの生産地、北海道・十勝。ジャガイモ農家・前多幹夫さん:今年は玉数も少なく小さいので収穫量が落ちているのが現状です。普段はこれより1.2~1.3倍あると思う。この夏の北海道の気温は平年より3.7度も高く、これまでの暑さの記録を大幅に更新。さらに畑のある帯広市は、6月と7月は雨も少なかったためジャガイモが大きく育っていないといいます。
「【独自】「一切ございません」疑惑の埼玉県議を直撃も“完全否定” 政治資金で「ペット用品」「女性用バッグ」2900万円私的流用か…県連が本格調査の方針」 自民党埼玉県連の幹事長が、政治資金約2900万円を私的に使った疑いが明らかになりました。渦中の県議を直撃しました。私的流用の疑惑が浮上しているのは、埼玉県議会議員の小谷野五雄県議(69)。自民党埼玉県連の幹事長を務める、県議歴25年以上のベテラン議員です。そんな小谷野県議に浮上した、政治資金の私的流用疑惑。小谷野県議は2023年の収支報告書に、ドラッグストアで購入した9万6992円分、さらに、女性用品店で購入した5万160円などを政治活動の経費として計上していました。しかし埼玉県連によると、ドラッグストアで購入したのはキャットフードや女性用ヘアスプレー、乳児用の歯ブラシなど。女性用品店では女性用のバッグなどを購入。政治活動と関係ないとみられるものばかりだったといいます。県連は、こうした私的流用が2020年からの6年間で約2900万円に上る可能性があるとみて、8月30日付で幹事長の役職を停止しました。10日、渦中の小谷野県議がFNNの単独取材に応じました。小谷野県議は「お騒がせして、大変申し訳なく思っています。(Q.不適切な使用はあった?)一切ございません。私は私的に流用したことはありませんし」と述べ、政治資金の私的流用を完全否定。ところが…。自民党埼玉県連・幹事長 小谷野五雄県議:不適切なことに関しては弁護士と相談し、供託をさせていただきました。で返金をさせていただきました。そういう形でこの件は終わりにしてるつもりなんですけど…。一部をすでに返金し、「この件は終わりにした」と説明しています。自民党埼玉県連・幹事長 小谷野県議:事務局に全部お任せをして、もし(政治資金として)不適切だと思ったやつは全部仕分けしてくれということで、私自身いま領収書を持ってないんですよ。
「フィリピン・マニラ郊外の収容所からオレンジ色の服で移送 警察官になりすましてキャッシュカード盗んだ疑い…「JPドラゴン」メンバー6人逮捕」 オレンジの服を着て、フードをすっぽりとかぶったままバスへと乗せられる容疑者たち。10日、日本に強制送還されたのは、フィリピンを拠点に特殊詐欺を行っていた犯罪グループ「JPドラゴン」のメンバー・森廣将人容疑者(38)ら6人です。6人は警察官になりすまして日本の高齢者に電話をかけ、キャッシュカードを盗んだ疑いが持たれています。6人は2025年5月にフィリピン当局に拘束されたJPドラゴンのメンバーで、福岡県警が窃盗の疑いで逮捕状を取得していました。FNNは、容疑者6人が強制送還される前に収容先を突き止めました。収容先は“ルフィ”などを名乗る広域強盗の指示役らが収容されていたビクタン収容所ではなく、マニラの中心部から車で1時間ほどの場所にある別の収容所でした。その収容所周辺が慌ただしくなったのは、現地で夜が明けた午前6時過ぎです。収容所からバスへと乗せられた6人の容疑者たち。空港に向かうバスの中を捉えた動画では、サングラスにマスク姿の容疑者らは縦に1人ずつ座らされ、1人は周囲が気になるのか辺りを見回すような様子を見せていました。その後、6人はマニラから移送中の機内で逮捕され、10日午後、成田空港に到着しました。JPドラゴンは、“ルフィ”などを名乗り広域強盗の指示をしていたとされる男らと深いつながりがあるとみられています。また2025年6月にマニラ近郊で拘束されたのが、JPドラゴンのリーダーとみられる吉岡竜司容疑者(55)。吉岡容疑者については、引き続きフィリピン当局が日本への身柄引き渡しに向けて調べを進めることにしています。福岡県警は6人の身柄を11日に福岡に移し、事件の詳しい経緯を調べる方針です。
「群馬県に記録的短時間大雨情報…沼田市で約110mm みなかみ町と川場村で100mm 土砂災害などに注意」 気象庁は、群馬県に記録的短時間大雨情報を発表しました。気象庁は、10日午後5時ごろまでの1時間に群馬・沼田市で約110mm、みなかみ町で100mm、川場村で100mmの雨を観測したため、記録的短時間大雨情報を発表しました。低い土地の浸水や土砂災害などに注意してください。
「銅製部品120kg土のう袋に詰め窃盗か...夜間にフェンス登りリサイクル会社“侵入”37歳男逮捕 日中に下見も」 リサイクル会社に侵入し、銅製の部品120kgを盗んだ疑いで37歳の男が逮捕されました。加藤正和容疑者(37)は8月、東京・世田谷区内の非鉄金属リサイクル会社に侵入し、銅製の部品約120kg、約17万円相当を盗んだ疑いが持たれています。警察によりますと、加藤容疑者は日中に下見を行い、夜間にフェンスを登って侵入し、銅製品を土のう袋に詰めて盗み出していたということです。調べに対し、加藤容疑者は「金に換えるため盗みました」と容疑を認めているということです。警察は加藤容疑者が数年前から盗んだ金属を売却して、1000万円以上の利益を得ていたとみて調べています。
「ファミリーマート「おにぎり」など消費期限を延長 20度前後の温度に管理する必要がある約70品目が対象」 ファミリーマートが、おにぎりの消費期限を延長です。対象となるのは、おにぎりや弁当など20度前後の温度に管理する必要がある約70品目で、これまで19時間だった消費期限を21時間に延ばしました。コメの炊き方を見直すことで、ご飯の保水率を高め、時間がたっても硬くなりにくくしたということです。競争が激化するコンビニ業界では、食品ロスや店舗運営の効率化が大きな課題になっていて、今回の取り組みを通じて収益向上につなげたい考えです。
「「裏金事件に巻き込まれた被害者」“旧安倍派”大野泰正元参院議員ら初公判で無罪主張 一連の事件で議員の裁判は初」 自民党派閥の政治資金パーティーでの不記載を巡るいわゆる裏金事件で、大野泰正元参議院議員(66)が初公判で無罪を主張しました。東京地裁前から、フジテレビ社会部・大熊悠斗記者がお伝えします。スーツ姿で法廷に現れた大野被告は、傍聴席に深く一礼をしてから席につきました。裁判官からの質問にはハキハキと答えていました。大野泰正被告:(Q.無罪を主張するか)…。(Q.裏金はあったか)なんもないですよ。元参議院議員の大野泰正被告と元秘書の岩田佳子被告(62)は旧安倍派から受け取った寄付金、合わせて約5100万円を収支報告書に記載しなかったとして、政治資金規正法違反の罪に問われています。10日の初公判で、大野被告は「支援者の方々にご迷惑をおかけしたことを心よりおわび申し上げる」と謝罪した上で、「道義的責任はあるが、犯罪を犯したことはない。無罪を主張させていただきます」と述べました。一連の事件では当時の国会議員4人を含む計12人を立件していて、議員として起訴された被告の裁判が行われるのは初めてです。――なぜ無罪を主張?大野被告は10日の裁判で「この件が報道されるまで収支報告書に記載しているのか、記載していなかったのかさえ知らなかった」と話し、虚偽記載への関与を否定しました。また、元秘書の岩田被告も「寄付と認識はしていない。共謀もありません」と述べ、無罪を主張しています。――受け取った金をどう認識していた?10日の裁判で、大野被告側は「裏金事件に巻き込まれた被害者と言える」と主張しました。さらに、「受け取ったお金は派閥に返さないといけない預かり金という認識だった」と説明しました。今後、検察側の立証や大野被告らの説明で、どこまで解明されるのかが注目されます。
「北陸や関東など激しい雨…11日にかけて警戒 長崎県や熊本県では線状降水帯発生 南島原市では6時間降水量が観測史上1位」 長崎と熊本では10日朝、線状降水帯が発生しました。午後は北陸や関東などでも激しい雨となっていて、11日にかけて警戒が必要です。九州では10日未明から大雨となっていて、長崎県や熊本県で線状降水帯が発生しました。長崎・南島原市では、6時間降水量が257.5mmと観測史上1位を記録しました。日中は雨雲が東に広がり、北陸や関東を中心に激しい雨となっていて、石川・志賀町で1時間に64.5mmと観測史上1位を記録しています。前線は11日にかけて停滞する見込みで、24時間予想降水量が関東甲信地方で100mm、中国地方で120mm、九州南部で180mmなど、西日本と東日本で非常に激しい雨が降る恐れがあります。土砂災害や低い土地の浸水、落雷や激しい突風などに厳重に警戒してください。
「茂木前幹事長が自民党総裁選への出馬表明「逆風も真正面から受け止める」 物価高対策などに取り組む考え強調」 自民党の茂木前幹事長が10日午後3時から記者会見し、10月4日投開票の総裁選挙への出馬を正式に表明しました。自民党・茂木前幹事長:自民党、日本経済を必ず再生の軌道に戻す。そして次の世代にしっかりとバトンを渡せる政治をつくる。全責任を背負い、どんな逆風も真正面から受け止め、必ず結果を出します。茂木氏は「結果を出す」という言葉を繰り返し使い、自民党と日本経済の再生について「2年で道筋を作る」と述べ、党の改革や物価高対策、賃上げに取り組む考えを強調しました。また、野党との連携について「個別政策ごとに野党に協力を求めるのでは政治は前に進まない」との考えを示した上で、「外交安全保障、エネルギー政策など、基本的政策が一致できる政党と新たな連立の枠組みを追求し、力強い政権基盤を固めていく」と自身の構想を語りました。さらに、総裁候補とみられている小泉農水相と小林鷹之元経済安保相の名前を挙げ、「若手を積極的に登用し、真の適材適所を実現する」と強調しました。
「石油製品販売8社に強制調査 法人向け軽油販売でカルテルか 公正取引委員会」 法人向け軽油の販売をめぐり、価格を不正に引き上げるなどのカルテルを結んでいた疑いで、公正取引委員会は10日、石油製品販売会社8社に強制調査に入りました。対象となったのは、東京都内に本社のある「東日本宇佐美」や名古屋市の「ENEOSウイング」のほか、東京の「共栄石油」、「太陽鉱油」、大阪市の「エネクスフリート」など8社です。これらの会社は大型トラックなどが給油できるガソリンスタンドを運営し、法人向けに軽油を販売しています。関係者によりますと、各社の営業担当者らが定期的に会合を開き、東京都内の運送業者などに販売する価格を引き上げるなどの調整を行っていた疑いがあるということです。公正取引委員会・岩成博夫事務総長:価格カルテルを行っていた疑いについて必要な調査をするため、本日、犯則調査を開始したところでございます。公正取引委員会は、独占禁止法違反容疑で検察への刑事告発も視野に、実態解明を進めています。
「「JPドラゴン」メンバー6人を日本に強制送還 警察官かたり高齢者からキャッシュカード盗んだ疑い フィリピン拠点に活動」 フィリピンで拘束された日本の犯罪グループ「JPドラゴン」のメンバー6人が日本に向けて強制送還されました。フィリピン入国管理局によりますと、10日朝、首都マニラの収容所から日本に向けて強制送還されたのは、2025年5月に拘束された森廣将人容疑者(38)や山根麟太郎容疑者(27)ら6人です。6人はフィリピンを拠点に特殊詐欺などの犯罪に関わっている「JPドラゴン」のメンバーで、警察官をかたって日本の高齢者からキャッシュカードを盗んだ疑いが持たれています。「JPドラゴン」は「ルフィ」などと名乗り、フィリピンから特殊詐欺や広域強盗の指示をしていたとされる男らとつながりがあるとみられ、リーダーとされる吉岡竜司容疑者も、2025年6月にマニラ近郊で拘束されています。
「広陵高校野球部の暴力問題 加害生徒が“名誉毀損”で刑事告訴…“名前や顔写真が拡散された”」 広島県の広陵高校野球部で暴力行為が発覚した問題で、加害生徒の一人がSNS上で名誉を傷つけられたとして刑事告訴しました。広陵高校野球部では2025年1月、寮内で禁止されているカップ麺を食べた当時1年生の部員に対し、上級生が暴力を伴う不適切な行為をしたとして、日本高校野球連盟から厳重注意を受け、夏の甲子園を途中辞退しました。加害生徒の一人は10日、被害生徒の保護者が部員の名前などが記載されている保護者向けの説明資料を匿名のSNSアカウントに提供したことで、名前や顔写真が拡散されたとして、名誉毀損の疑いで東京地検に告訴状を提出しました。加害生徒側は今後、拡散したアカウントの発信者情報の開示などを進めるとしています。
「「鬼滅」ニューヨークで先行上映 アメリカファン「1000%興奮」前売り初日売り上げ枚数は“アニメ映画史上最高”」 アメリカでも「鬼滅旋風」が巻き起こっています。ニューヨークで「劇場版『鬼滅の刃』無限城編」の先行上映が複数の映画館で行われ、ファンの熱気で盛り上がっています。マンハッタンの映画館には、公開を待ちきれない鬼滅ファンが続々と駆けつけていました。「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章猗窩座再来」のアメリカでの先行上映は9日に始まり、午後7時の上映時間の前には主人公の「竈門炭治郎」などのキャラクターになりきったファンの姿もありました。早速限定グッズを購入し、即完売となった「刀と鞘(さや)の形をしたコップ」や、特別にデザインされた四角いポップコーンの入れ物を手に興奮した様子でした。訪れた観客は「1から10でいうと、1000%興奮している!」「チケット取れた時は部屋の中で跳び上がったよ」などと話しました。アメリカのチケット販売サイトによりますと、8月の前売り券発売初日の売り上げ枚数は、アニメ映画としては過去最高を記録しました。そして、映画を見終えたばかりのファンは「待ったかいがあった。次回作も待ちきれない、すばらしい」「3回も泣いた。とてもいい映画だということです」などと感想を語りました。日本では公開52日間で観客動員数がすでに2200万人を超え、興行収入も314億円以上に達していて、こうした勢いは海外でも広がりそうです。
「アップル「iPhone Air」「iPhone 17」など4機種を発表 eSIMのみで“史上最薄”厚さ5.6mmに…9月19日発売」 アメリカのIT大手アップルが、これまでで最も薄型となる最新のスマートフォンなど4機種を発表しました。アップル ティム・クックCEO:きょう発表した製品や最先端の技術、アップルインテリジェンスの力で、人々の暮らしをより豊かにしていきます。「アップル」が日本時間10日未明に発表したのは、「iPhone 17」や「iPhone Air」など4機種です。注目の「iPhone Air」は、SIMカードのスロットを廃止しeSIMのみに対応することなどで厚さが5.6mmと、iPhone史上最も薄い機種となりました。画面は6.5インチ、重さは165グラムと軽く、最大27時間の動画再生ができます。「iPhone 17」は独自の生成AI「アップルインテリジェンス」などの処理速度が向上したということです。日本での販売価格が「iPhone 17」が12万9800円から、「iPhone Air」は15万9800円からで、12日午後9時から予約が始まり、19日に発売されます。
「自民党の裏金問題めぐり大野泰正元議員の初公判 これまで虚偽記載への関与を否定 立件議員が初めて法廷へ」 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、大野泰正元参議院議員(66)の初公判が10日午後、開かれます。一連の事件で起訴された議員の裁判は初めてです。東京地裁前から、フジテレビ社会部・大熊悠斗記者が中継でお伝えします。裏金づくりの実態がどこまで明らかになるのか。当時の議員として初めて法廷に立つ大野被告が何を語るのか注目されます。元参議院議員の大野泰正被告と元秘書の岩田佳子被告(62)は、旧安倍派から受け取った寄付金合わせて約5100万円を収支報告書に記載しなかったとして、政治資金規正法違反の罪に問われています。大野被告はこれまで虚偽記載への関与を否定していて、10日の初公判で起訴内容を否認するものとみられます。一連の事件では、これまでに国会議員4人を含む12人が立件されていますが、当時議員だった被告に対する裁判が開かれるのは初めてです。
「立憲・笠国対委員長「過半数超える要求であるという重みをしっかりと責任感じて」 野党9党派が臨時国会召集決定求める要求書を提出」 野党9党派は、臨時国会召集の決定を内閣に求める要求書を提出しました。立憲民主党・笠浩史国対委員長:石破総理には、過半数を超える要求であるという重みを、しっかりと責任を感じて臨時国会を早期に招集することを求めたい。次の自民党総裁の選出が10月4日となったことを受け、立憲民主党など野党9党派の239人が連名で、憲法の規定に基づいて臨時国会召集の決定を内閣に求める要求書を衆議院の額賀議長に提出しました。野党側は「政治空白は許されない」と政府与党を批判していますが、臨時国会召集の期日は内閣の判断に委ねられています。
「国交省が日本航空に厳重注意「管理監督不十分」機長が滞在先で飲酒発覚 鳥取三津子社長「深くおわびする」」 日本航空の機長の滞在先での飲酒が発覚し運航便が大幅に遅れた問題で、国土交通省は日航に対して、行政指導にあたる厳重注意を行いました。この問題は8月28日、日本航空の機長(64)が、ハワイのホノルルから出発する前に、社内規定で禁止された、滞在先のホテルで飲酒していたことが発覚したもので、あわせて3便が最大18時間以上遅れたものです。日航をめぐっては、2024年から飲酒などの不祥事が繰り返されていて、国交省は10日、「飲酒に関する管理監督が十分ではない」などとして、行政指導にあたる厳重注意を行いました。一方、日航は午前11時から鳥取三津子社長らが記者会見を行い、謝罪しました。日本航空・鳥取三津子社長:大変ご迷惑とご心配をおかけしましたことを心より深くおわび申し上げます。誠に申し訳ございません。
「不信任可決の伊東市議会に田久保市長が“反撃”!議会を電撃解散 「大義なき解散」と議会側は猛反発」 市議会から不信任を突き付けられた静岡・伊東市の田久保眞紀市長が10日午前、市議会に対して議会の解散を通知しました。伊東市役所から、弦間彩華アナウンサーが中継でお伝えします。田久保市長は午前10時に伊東市議会の中島弘道議長の元を訪れ、議会の解散を通知する書面を手渡しました。田久保市長:令和7年9月10日、議会を解散するため通知をいたします。田久保市長は解散の理由について、議会初日に自らへの不信任案が可決されたこととしています。田久保市長:大変重要な議会においての審議や採決が議会初日をもって放棄されてしまったという事実は、事実として冷静に受け止め判断し、改めて広く市民に信を問うべきであると。中島弘道前議長:この大義なき解散について、本当に私ども怒りしかありません。伊東市では40日以内に市議選が行われますが、不信任の議決は政策的な対立などによるものではないため反発は必至の状況です。
「【中継】茂木氏が出馬会見へ「誰よりも実務能力ある」との声…高市氏は近く出馬判断か 小泉氏の動向にも注目集まる 自民総裁選」 自民党は、10日午前に開いた臨時総務会で、10月4日投開票とする総裁選の日程を正式決定しました。午後には茂木前幹事長が出馬会見を開くなど、「ポスト石破」争いが本格化します。国会記者会館から、フジテレビ政治部・福田真子記者が中継でお伝えします。早速正式な出馬会見を行う茂木氏に対し、ほかの注目候補は出馬についての発言を控えていて、手を挙げるタイミングをめぐる駆け引きが始まっています。茂木前幹事長:党の立て直しを図ると同時に、政権の安定を模索する中で、経済を再生させていかなくてはならない。チャレンジャーのつもりで臨んでいきたい。茂木氏は10日午後3時から出馬会見を開き、党の再生に向けた改革案や経済政策を訴える見通しです。茂木氏は1期目のトランプ政権との日米関税交渉を経験していて、周辺は「実務能力は誰よりもある」と訴えています。一方、全国の党員なども投票する総裁選になったことで有利とされる高市氏は、出馬について周囲と相談し、近く判断する見通しで、小泉氏は自身の出馬について言及を避け続けています。高市氏・小泉氏の出馬に期待する議員はそれぞれ「今週は様子見だ」と話していますが、最終的にこの2人が出るかどうかで総裁選の構図が大きく変わるため、その動向がますます注目されます。
「長崎・熊本で線状降水帯発生…南島原で観測史上最多257.5ミリ 鳥取・島根も昼過ぎに線状降水帯予測情報」 秋雨前線の影響で10日朝、長崎と熊本で線状降水帯が発生しました。鳥取や島根では昼過ぎにかけて線状降水帯予測情報が発表されていて警戒が必要です。九州では10日未明から大雨となっていて、午前5時半ごろに長崎県南部で、午前6時ごろに熊本県の天草・芦北地方で線状降水帯が発生しました。近隣の長崎・南島原市では、6時間降水量が257.5mmと観測史上1位を記録しました。また、落雷も相次ぎ、佐賀市では落雷によるものとみられる住宅の火事が発生しています。現在も局地的に非常に激しい雨が降り続いていて、熊本県では土砂災害警戒情報が発表されています。このあと雨雲は南東に移動し、昼過ぎにかけて鳥取や島根でも線状降水帯が発生する恐れがあります。予想される1時間降水量は、鳥取と島根で50mmと非常に激しい雨となる予想で、土砂災害や低い土地の浸水などに厳重に警戒してください。島根県では竜巻注意情報も発表されていて、激しい突風や落雷にも警戒が必要です。
「「全く満足できない」トランプ大統領が異例の批判…イスラエルによるカタールのハマス幹部への攻撃に 停戦交渉の停滞招く可能性」 アメリカのトランプ大統領は先ほどイスラエルによるカタールでのイスラム組織ハマスの幹部を標的にした攻撃について、「人質を解放したいがきょうのやり方には全く満足していない」と不満をあらわにしました。トランプ大統領:言っておくが、我々は人質の解放を望んでいる。だがきょうのやり方には全く満足していない。トランプ大統領は記者団に対し、イスラエルの攻撃に「満足していない。非常に不満だ」と繰り返し訴えました。これに先立ちトランプ氏は自身のSNSで今回の攻撃について「ネタニヤフ首相による決定で、私の決定ではない」と説明するとともに停戦協議を仲介してきたカタールへの一方的な攻撃は「イスラエルやアメリカの目標達成にはつながらない」と非難しました。攻撃はアメリカ軍が事前に把握し、トランプ氏がカタール側に警告するよう指示したとしていますが「残念ながら阻止するには遅すぎた」とも釈明していて、停戦交渉は停滞を招く可能性があります。(フジテレビ国際取材部)
「「10年に1度のレベルで過去最高クラス」静岡県を襲った竜巻で車が横転…50代男性が死亡 推定風速は75メートル」 9月5日に静岡県内を襲った台風による突風で、車が横転し男性が死亡していたことがわかりました。台風15号の影響で、静岡県内では突風や大雨による被害が相次ぎました。こうした中、静岡・吉田町は5日午後1時ごろ、商業施設で突風によって車が横転し、藤枝市に住む50代の男性が死亡したと発表しました。死因は硬膜下血腫とみられます。今回の突風で、静岡県内で死者が確認されたのは初めてです。吉田町から牧之原市にかけては、5日午後1時前に竜巻が発生し、風速約75メートルと推定されています。気象庁はこの竜巻について、「10年に1度のレベルで国内では過去最高クラスの竜巻だった」との認識を示しています。
「トランプ政権「16日までに引き下げ」大統領令を官報に掲載 日本への自動車関税15%に、相互関税も軽減措置とられる」 アメリカのトランプ政権による日本への自動車関税の引き下げ措置などが、16日までに行われることになりました。アメリカのトランプ政権は9日、日本への自動車関税の引き下げや相互関税の軽減措置を盛り込んだ大統領令を官報に掲載しました。官報では7日以内に修正した関税率を公表するとしていることから、日本への自動車関税の引き下げ措置などが16日までに行われることになりました。関税措置をめぐっては、トランプ大統領が4日に日米合意に基づく大統領令に署名し、自動車関税を15%に引き下げる内容が盛り込まれました。相互関税についても、これまでの税率が15%未満の品目は一律15%とする一方、15%以上の品目では上乗せされず、税率が維持される軽減措置がとられます。この措置は8月7日にさかのぼって適用され、過払い分は輸入業者などに払い戻される予定です。
「イスラエル軍がハマス幹部狙いカタール首都を攻撃…ハマス側は攻撃失敗と主張 米報道官は攻撃に一定の理解示す」 イスラエル軍は9日、カタールの首都ドーハでイスラム組織ハマスの幹部を狙った空爆を行いましたが、ハマス側は攻撃は失敗したと主張しています。カタールの首都ドーハにはハマス政治部門の拠点があり、イスラエルメディアは停戦案を協議するためハマス幹部が集まっていたところを、イスラエル軍が空爆したと報じています。ハマス指導者のハイヤ氏らが標的だったとしていますが、ハマスは声明でハイヤ氏の息子を含む少なくとも6人が死亡したとした上で、幹部は生存していて攻撃は失敗したと主張しました。カタール政府はイスラエルによる自国への攻撃は「明らかな国際法違反で重大な脅威だ」と批判しています。また、アメリカホワイトハウスの報道官は9日、「カタール国内への一方的な攻撃は、イスラエルやアメリカの目標達成にはつながらない」と述べた一方で、「ハマスを排除することは、価値ある目標だ」と一定の理解を示しました。
「長崎県南部で線状降水帯発生…土砂災害や洪水による災害発生する危険度急激に高まる 厳重な警戒を 気象庁」 気象庁は、長崎県南部に線状降水帯が発生したと発表しました。前線に暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、10日午前5時27分ごろ、長崎県南部に線状降水帯が発生し、非常に激しい雨が同じ場所で降り続いています。長崎・雲仙市では、午前3時40分までの1時間で69.5mmの雨を観測しました。命に危険がおよぶ土砂災害や、洪水による災害が発生する危険度が急激に高まっています。また、周囲の状況を確認して、避難場所への避難が危険な場合は少しでも崖や川から離れた建物や、浸水しにくい高い場所で身を守るようにしてください。
「日立製作所がアメリカで鉄道車両製造 AIロボットなどを活用し「地産地消」ビジネス加速へ」 日立製作所は、アメリカで鉄道車両の製造工場を本格稼働させました。日立製作所が8日、アメリカ・メリーランド州に開業した鉄道工場。ワシントン首都圏交通局から最大22億ドル(約3200億円)で受注した鉄道車両などを、最先端技術を活用しながら製造します。車両の点検など、危険が伴う作業はAIが搭載された犬型ロボットが代行。完成前の車体の周りや下を歩きながら撮影し、欠陥がある場所を見つけ出してくれます。また、カメラの映像をAIが分析し、危険を察知した場合は警報音を鳴らすなど、従業員の安全確保や人為的なミスの防止につなげています。この工場で製造された電車は、線路の上で実際に試験が行われ、今後、首都ワシントンなどで実際に運用されます。鉄道車両を月に20両生産するとともに、地域全体で約1300人の雇用を創出するとしています。日立製作所・徳永俊昭執行役社長兼CEO:グローバルにおいて、地産地消で過去5年間で総額120億ドル以上の投資を米国にしてきた。日立製作所が進めるアメリカでの地産地消。今回の鉄道工場の他に、アメリカに10億ドル以上(約1480億円)を投資し、電力変圧器の工場を新設する計画も発表。今後もアメリカを最重要な市場の一つとし、現地での“地産地消ビジネス”を加速させていく考えです。日立製作所・徳永俊昭執行役社長兼CEO:今後も社会インフラにデジタルで変革をもたらし、成長が見込める領域に継続的に投資しコミットしていく。
「セブン-イレブンでロボット本格導入へ 自動窓拭きやドリンク補充も行いコンビニ店舗省人化を目指す」 コンビニでロボットの活用を進めて、スタッフの仕事を2~3割減らそうとしています。セブン-イレブン・ジャパンは9日、コンビニ店舗省人化のため、ロボットの実証実験を開始しました。AIカメラで人をよけながら、自動で床掃除をしてくれるロボット。1日4、5回モップで床掃除する店舗が多いそうですが、このロボットによって従業員1人の1時間分の労働時間削減になるということです。自動で窓拭きをしてくれるロボットもあります。これまで窓拭きは1枚当たり5分かけて人が行っていましたが、この作業をロボットが担います。さらに、通常は従業員が冷蔵庫に入って行う品だし作業の一部もロボットが担い、1時間に80本のペースで補充してくれます。そしてセルフレジ隣のモニターにはAIアバターがあり、店舗から離れた場所でもアバターを通じて遠隔で接客できるため、従業員は人にしかできない作業に集中することができ、業務効率化を図ることができるといいます。人手不足に悩むコンビニにとって、ロボットの活用は生産性向上のカギに。セブン-イレブン・ジャパン オペレーション本部長・竹井浩樹執行役員:定時業務をいかに減らして、非定時業務をお客さまに価値を提供することに振り分けることができるかが課題。今の省人化施策も取り入れながら、店が持続可能な経営をできる形をやっていきたい。今のロボティクス等々を使うことによって、生産性を劇的に変えることができるのではないか。1年後をめどに、実際の店舗への本格的な導入を目指す方針です。
「ネパール抗議デモで19人死亡…SNS禁止措置撤回・オリ首相辞任も事態収束するかは不透明」 ネパールでは、SNSの使用禁止措置が発端となり政府への大規模な抗議デモが続いていて、これまでに19人が死亡するなど混乱が拡大しています。政府は8日、SNSの禁止措置を撤回しましたが、9日も議会などへの放火が相次ぎ、首都カトマンズの国際空港も閉鎖される事態となりました。地元メディアによりますと、状況の悪化を受けてネパールのオリ首相は9日に辞任を表明しましたが、事態が収束するかは不透明です。
「イスラエル カタール・ドーハを攻撃…アラブ各国から非難の声相次ぐ」 イスラエルは9日、カタールの首都ドーハで、イスラム組織ハマスの幹部を狙った攻撃を行ったと発表しました。ドーハにはハマスの政治部門の拠点があり、イスラエルメディアは停戦案を協議するため幹部が集まっていたところを空爆したと伝えています。ハマス幹部の安否は分かっていませんが、アラブ首長国連邦など、アラブ各国から非難の声が相次いでいます。
「自民党総裁選は10月4日に投開票 党員・党友も投票を行う「フルスペック型」で実施」 自民党は石破首相の後任を選ぶ総裁選挙について、全国の党員などの投票も行う、いわゆる「フルスペック型」で実施することを決めました。自民党は9日午前の総務会で総裁選の方式を決定しました。「国会議員票」と、全国の党員・党友の投票による「党員票」の合計で争われる「フルスペック型」と呼ばれる方式です。自民党・鈴木総務会長:我が党の浮沈がかかった総裁選挙であると思います。党員党友の皆さんの声を幅広く反映させる方式が、こういう時こそ望ましいのだと思います。「フルスペック型」は、知名度が高く世論調査で支持を集めるような候補者が有利との見方があり、小泉農水相や高市前経済安保相の動向が注目されています。また午後の総裁選管理委員会では、9月22日告示・10月4日投開票とする日程が決まりました。10日の総務会で正式決定します。一方、野党側は早期の国会召集を求めています。立憲民主党など7つの党派は、9月中に臨時国会を召集するよう要求する方針で一致しました。立憲民主党・笠国対委員長:これ以上、自民党の党内事情でさらに政治空白が続くということは許されない。こうした中、総裁選に立候補する意向を表明している茂木前幹事長が、10日午後、正式な出馬会見を行うと発表しました。また、立候補の意向を固めている林官房長官は9日夜、自らに近い議員らと会談していて、表明の時期などを協議したと見られます。立候補について「仲間と相談したい」としている小林鷹之元経済安保相も議員らと意見交換しています。
「沖縄・那覇市ホテル殺人で逮捕の20歳息子は死亡した父親と2人きりで“現場”の部屋にいたことが明らかに」 沖縄・那覇市のホテルで起きた殺人事件の現場で刃物を発見。逮捕された息子が父親と2人きりでいたこともわかりました。8日午後5時前、沖縄・那覇市の国際通りにあるホテルで、大分県で飲食店を営む首藤謙隆さん(46)が刃物で刺され死亡した事件では、息子の首藤凛眞容疑者(20)が殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されています。凛眞容疑者は謙隆さんと2人きりで部屋にいたということで、現場から包丁とみられる刃物が血の付いた状態で見つかり、謙隆さんの腕には、抵抗した際にできる防御創のような傷が見つかりました。警察は今後、容疑を殺人に切り替えて事件のいきさつを調べる方針です。
「「うわ!」「きゃっ!」真夜中のタクシー車内に悲鳴…交差点で白い車が左折後に大きくはみ出し正面衝突 呼気からアルコールを検出」 真夜中のさいたま市で目撃されたのは、飲酒運転による「事故の瞬間」。交差点を左折してきた白い車が、対向車線に大きくはみ出し、そのまま正面衝突。タクシーの車内には、ドライバーと乗客の悲鳴が響き渡ります。動かない白い車。タクシードライバーが様子を見に行くと、「(白の車のドライバーは)目がトロンとしていた。ぼーっとして焦点が合わないような目をしている。『どうしたの?寝てたの?』と私は聞いた。そしたら『寝てました』と言っていた」といいます。ぺしゃんこになったタクシーのバンパー部分は、衝撃の大きさを物語っています。「車両が道路中央にとまっていた」と近くにいた通行人が110番通報。駆けつけた警察が白い車の運転手を調べたところ、呼気からはアルコールが検出されたということです。この事故によるけが人はいませんでしたが、警察は、白い車の運転手がどれぐらいの酒を飲んでいたのかなどを捜査しています。
「自民党総裁選10月4日に「フルスペック」方式で実施へ 「国会議員票」と全国の「党員票」の計590票で…10日に正式決定」 自民党は総裁選挙管理委員会を開き、石破首相の後任となる新総裁を10月4日に選出する日程を決めました。9日午後2時から行われた自民党の総裁選管理委員会では、総裁選を9月22日告示・10月4日投開票とする日程が決まりました。10日午前に開く総務会で正式決定します。一方、総裁選の形式は「国会議員票」295と全国の党員・党友の投票による「党員票」295を合わせた590票をめぐって争われる「フルスペック型」と呼ばれる方式で行うと、9日午前の総務会で正式に決まりました。こうした中、8日、総裁選に立候補する意向を表明した茂木前幹事長が、10日午後3時から正式な出馬会見を行うと発表しました。すでに立候補する意向を固めている林官房長官も9日夜、自らに近い議員らと会合を開き、表明の時期などを協議する予定です。