
「各地でクマきょうも…車の前に現れた“巨大”クマや柿の木に“居座り”も…「子どもが外で遊べない」 人身被害は過去最多196人」 わなに捕らえられたクマ。うなり声を上げながら、おりの中で暴れています。人が近づくと、何度も低いうなり声を上げて威嚇していました。過去最悪となっているクマ被害。この週末も各地で人身被害や目撃が相次ぎました。16日午前7時半過ぎ、秋田市の住宅街で停車した車の前に巨大なクマが突然現れました。撮影者:おおマジか。でっか。ええ待って、怖っ!車内から不安の声が上がる中、クマは車の横を通り過ぎていきました。撮影者:刺激を与えないように停車してやり過ごそうと思いました。サイズにとても驚きました。その後、クマは道の先にある団地のほうに向かっていったということです。秋田市の深夜の道路で発見したのは、車の前をゆっくりと歩くクマ。中央分離帯を渡り反対車線へと移動すると、撮影者の車をじっと見ています。撮影者家族:こっち向いたので、怒ったりしたらどうしようとは思った。一瞬振り返ったんですが、その時にこっち向かってこないかなって。ガラスも割るパワーがあると聞くので、来るなよと思ってた。相次ぐクマの出没に、撮影者の夫婦は生活への影響が出ているといいます。撮影者家族:子どもを1人で歩かせる状況ではない。秋田市の中心街に出ている。子どもを外で遊ばせられない。2025年度のクマによる死者数は13人で過去最悪となる中、新たな犠牲者の可能性も。秋田県の鹿角市では16日午後3時半ごろ、田んぼで高齢女性が倒れているのが見つかり死亡が確認されました。女性の頭や顔などには動物にひっかかれたような傷がありました。警察はクマに襲われた可能性があるとみて、身元や死因について調べています。撮影者:仁王立ちしてるよ。怖い。一方、クマの目撃情報が相次いでいた福島・喜多方市では、16日午前6時半前に箱わなにかかるクマが確認されました。その後、住民の安全性を確保できるとして、市長の判断で「緊急銃猟」で駆除しました。駆除されたクマは体長約85cmのオスで、周辺で目撃が相次いでいたクマと同じ個体とみられています。

「千葉・松戸市男性刺殺で44歳男を逮捕 被害者と面識なく数分前に出くわしたか 凶器のナイフ「インターネットで買った」」 千葉・松戸市の路上で男性がナイフで刺され殺害された事件で、44歳の男が殺人の疑いで逮捕されました。足立和也容疑者(44)は11月8日未明、松戸市上本郷の路上で、礒貝要平さん(46)の背中をナイフで刺すなどして殺害した疑いが持たれています。FNNが入手した防犯カメラには、足立容疑者とみられる男が犯行現場があるJR北松戸駅方向に向かって歩く様子が映っていました。警察によりますと、足立容疑者と礒貝さんの間に面識はなく、2人は事件の数分前に偶然出くわしたとみられています。足立容疑者は調べに対し、凶器のナイフについて「インターネットで買った」と話しているほか、「私がやったことに間違いありません」と容疑を認めているということです。

「「雑念まみれの素顔」中国武術発祥「少林寺」元住職を横領・収賄容疑で逮捕へ 弟子が疑惑告発…僧侶資格取り消し」 記念撮影で最前列の中央に座る男性。中国武術発祥の地として知られる少林寺の元トップ、釈永信氏です。“少林寺の顔”と評されるその釈氏が、横領などの疑いで当局に逮捕されることが分かりました。少林武術の総本山である、嵩山少林寺のトップを務めていた釈氏。経営学修士(MBA)を取得し世界各地で演舞ショーを開催するなど、少林拳の商業化を推進し、少林寺を国際的な文化・観光ブランドとして確立しました。中国メディアによると、ピーク時には寺に年間420万人もの観光客が訪れ、入場料だけで700億円以上を得ていたといいます。そんな釈氏を巡る疑惑が最初に浮上したのは、2015年のことでした。当時の弟子が釈氏について「寺の資金を横領したうえ、複数の女性と不適切な関係にある」などと告発したのです。これを受け、現地当局が調査したものの「事実なし」として疑惑は沈静化。当の釈氏はその後開かれたイベントで、少林拳の意義を「(少林拳は)繰り返し稽古を重ねることで心と体が一体となり、雑念のない状態に達することができ、心身の健康に積極的な効果をもたらします」と説いていました。しかし2025年7月、少林寺は「寺の資産の横領や複数の女性との不適切な関係などの疑いがあり調査を受けている」などとして釈氏を解任。また、中国仏教協会は「釈氏の行為は極めて悪質で、仏教界の評判を損ねる」として、僧侶資格の取り消しを発表しました。そして、この発表から約4カ月がたった11月16日、現地当局は寺の資金横領や収賄の疑いで、釈氏の逮捕を認める決定を下したのです。心と体の調和を説いていた身とは裏腹の、雑念まみれの素顔。その身柄は、すでに拘束されているとみられています。

「クマによる人身被害が過去最多に 10月はけが人含め88人で2024年の10倍以上 今年度死亡者13人も過去最多」 2025年度のクマの被害が過去最多です。環境省は、10月のクマによるけが人を含む人への被害の数が全国で88人だったと発表しました。10月のクマの人への被害は前の年の同じ月が8人だったことから、10倍を超えていることになります。この88人を加えると、2025年度10月までの人への被害は全国で196人となりました。同じ10月まででクマの人への被害がこれまで最も多かったのは2023年度の182人で、それを大きく上回り過去最多です。また、2025年度はクマによる被害で死亡した人はこれまでで13人に上り、こちらも過去最多となっています。

「高校サッカー強豪・聖和学園の部員が飲酒・喫煙 宮城県大会準優勝…優勝の仙台育英が全国大会出場辞退でJFA「宮城代表は調整中」」 宮城県の高校サッカー強豪校の部員が、飲酒や喫煙で退部や休部をしていたことが分かりました。宮城県の聖和学園高校によりますと、夏休み期間中の2025年7月から8月にかけて、複数の男子サッカー部員が飲酒や喫煙をしていたということです。夏休み明けに事案を把握した学校側は個別で指導を行い、関わった一部の部員は退部や休部、転校したということです。聖和学園は、11月2日に行われた全国高校サッカー選手権の県大会決勝で仙台育英に敗れ、準優勝となっていました。優勝した仙台育英は、部内で「構造的いじめ」があったとして、全国大会出場を辞退しています。JFAは「宮城県代表の取扱について現在調整中」としていました。

「“セクハラ問題”沖縄・南城市の古謝市長が失職 市議会で2度目の不信任決議案を可決 辞職届は認めず」 セクハラ問題をめぐり、2度目の不信任決議案が可決。沖縄の南城市長が失職しました。沖縄・南城市の古謝景春市長を巡っては、これまで、市が設置した第三者委員会が市長によるセクハラ行為を認定し辞職を提言しましたが、市長は応じず、10月、不信任決議案が可決されたことへの対抗措置として市議会を解散しました。11月9日に投開票された市議選では、当選した20人のうち18人が市長への不信任に賛成していて、17日の市議会に不信任決議案が提出され可決されました。これにより古謝市長の失職が決まり、50日以内に市長選が行われます。古謝市長は副市長を通して17日、辞職届を提出していましたが、市議会はこれを認めませんでした。

「【解説】日中緊張…垣田支局長「局長協議は解決の糸口探る段階」「現地日本人から安全面など懸念する声」岩田氏「G20で非公式接触模索を」」 高市首相の「台湾有事」を巡る国会答弁を巡り、中国当局が相次いで日本への渡航自粛などを呼びかける事態となっています。FNN北京支局の垣田友彦支局長に聞きます。――高市首相の国会答弁に対し中国が怒っている理由。現地で取材していてどう感じますか?中国側は韓国で行われた首脳会談の前、高市首相の歴史認識や台湾への姿勢をとても警戒していました。中国側が日本の求めに応じ会談したと発表しているのは、会談に前向きでなかったことの表れともいえます。その次の日に高市首相がAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の台湾代表と会談したことやSNSに投稿したことを、中国側は問題視し強く反発していました。習近平政権にとって台湾問題は核心的利益の中の核心で、日本でいうところの“一丁目一番地”の政策。絶対に譲れない問題という位置付けです。こうしたことから、中国側の関係者は高市首相の対応を「習氏を平手打ちしたようなもの」と話し、強い反発の理由を説明しました。そうした中で高市首相の国会での答弁があり、中国外務省は武力介入を示唆したと非難。呼び出した金杉大使に対し、「中国14億人の人民は絶対に許さない」と強調しました。この直後から一気に反発のトーンが強まったのですが、日本渡航自粛の呼びかけや国営メディアによる批判的な報道などは、習政権として絶対に譲れない問題の表れだと感じます。青井実キャスター:岩田さん、日本側としては中国の反発は想定していなかったのか、その辺りはどうでしょうか。SPキャスター・岩田明子さん:もともと中国の核心的利益だというのは歴代内閣分かっていますので、答弁はとにかく個別具体的な、総合的に判断するということで鉄壁の答弁をずっと繰り返してましたから、それはきちんと理解していると。

「高市首相“台湾有事”答弁で中国側に申し入れ「適切な対応強く求める」と木原官房長官 外務省・金杉局長は北京着」 高市首相の「台湾有事」を巡る国会答弁に反発した中国が、自国民に訪日の自粛や日本への留学の取りやめの検討を呼びかけたことについて、木原官房長官は中国側に適切な対応を強く求めたと明らかにしました。木原官房長官:留学や観光を含む2国間の人的交流を萎縮させるかのような今回の発表、首脳間で確認した戦略的互恵関係の推進、そういった大きな方向性とも相いれないものだと思います。木原長官は「中国側に申し入れを行い、適切な対応を強く求めた」と述べました。政府は事態の沈静化に向けて、外務省の金井正彰アジア大洋州局長を中国に派遣しました。17日午後、北京に到着した金井局長は滞在中、中国外務省の劉勁松アジア局長らと会談し、台湾有事で集団的自衛権の行使が可能な「存立危機事態」になり得るケースがあるとした高市首相の答弁について説明し、人的交流を途絶えさせるべきではないとの考えを伝えるものとみられます。また金井局長は、中国の薛剣駐大阪総領事による「その汚い首は一瞬の躊躇(ちゅうちょ)もなく斬ってやるしかない」などのSNS投稿について、日本国内の厳しい声を伝えるものとみられます。

「“セクハラ問題”沖縄・南城市の古謝景春市長が辞職届…具体的な理由なし 市議会は議会に諮らず不信任案提出し決議へ」 セクハラ問題が取りざたされている沖縄・南城市の古謝景春市長が辞職届を提出したことが分かりました。南城市によりますと、古謝市長は16日に副市長に辞職届を手渡し、副市長が17日朝に市議会に提出しました。関係者によりますと、辞職届に具体的な理由は書かれていないということです。古謝市長を巡っては、自身のセクハラ問題で不信任決議を可決した市議会を解散しましたが、17日の臨時議会で再び不信任決議が可決され、失職する公算が大きくなっていました。市議会は辞職届について、議会には諮らず不信任案を提出し、決議するとしています。

「小1男児がマンション4階から転落「おでこに冷却シート」当時保護者おらず1人で…意識あるものの話せず 東京・杉並」 東京・杉並区のマンションで先ほど、小学1年生の男の子がベランダから転落し、病院に搬送されました。正午ごろ、杉並区和田のマンションで、「別の住人の子どもが落ちた。血だらけです。おでこに冷却シートを貼っている」などと通報がありました。転落したのは小学1年生の男の子で、4階のベランダ部分から落ちたとみられ、マンションの植え込みに倒れていたということです。男の子は足などにケガをしていて、搬送される際に意識はあったものの、話せる状態ではなかったということです。当時、男の子は、家に1人でいたということで、警視庁が詳しい原因を調べています。

「アジア大洋州局長が北京到着…日中外務省局長ら会談へ 双方の応酬続くなか高市首相の台湾有事めぐる答弁など説明へ」 台湾有事を巡る高市首相の国会答弁に反発を強める中国と協議するため、外務省の金井正彰アジア大洋州局長が日本時間17日午後、中国・北京に到着しました。金井局長は日本時間17日午後2時ごろ、北京の空港に到着し、メディアの取材には答えず無言で車に乗り込みました。金井局長は今後、中国外務省の劉勁松アジア局長らと会談する予定です。中国は高市首相の「台湾有事」を巡る国会答弁に反発し、日本への旅行を控え、留学を慎重に検討するよう呼びかけるなど対抗措置を強めています。一方、中国の薛剣駐大阪総領事のSNS投稿を巡って、自民党内から国外退去も含めた厳しい対応を求める声が出るなど、日中双方による応酬が続いています。金井局長は中国側との協議で高市首相の答弁について説明し、人的交流を途絶えさせるべきではないとの考えを伝えるほか、中国総領事に対する日本国内の厳しい声も伝えるものとみられます。

「【独自】靴を“袋”で覆い“現場”ビルに入ったか…1時間前には周辺をうろつく男の姿も 赤坂ライブハウス女性刺傷」 東京・赤坂で16日、女性が男に刺され重傷を負った事件で、男が靴をビニール袋のようなもので覆った状態で現場となったビルに入っていたことがわかりました。警視庁は計画的な犯行だった可能性もあるとみて調べています。16日午前、港区赤坂のビルの地下1階にあるライブハウスに行こうとしていた、40代の女性が男に刃物で腹と手を刺され、重傷を負いました。その後の捜査関係者への取材で、男が履いている靴をビニール袋のようなもので覆った状態で、現場のビルに入っていく姿が防犯カメラに映っていたことが新たにわかりました。犯行の1時間ほど前には現場周辺をうろつく男の姿も防犯カメラに映っていたうえ、男が現場に足跡を残さないように準備したとみられることから警視庁は計画的な犯行だった可能性もあるとみて男の行方を追っています。

「高市政権の経済対策が大きな焦点に GDP速報値6期ぶりのマイナス成長…輸出がトランプ関税などで1.2%減少」 トランプ関税の影響が広がる中、日本経済が6四半期ぶりのマイナス成長となりました。内閣府が発表した2025年7月から9月のGDP(国内総生産)の速報値は、物価変動の影響を除いた実質で、前の3カ月と比べ、マイナス0.4%でした。これが1年間続いた場合の年率換算では、マイナス1.8%となり、6四半期ぶりのマイナスとなりました。全体を押し下げたのは「輸出」で、トランプ政権の関税措置により自動車輸出が減少した影響で、マイナス1.2%となりました。GDPの半分以上を占める「個人消費」はプラス0.1%で、猛暑の影響で飲料が伸びたものの、秋物衣料の販売がふるわず、小幅な伸びにとどまりました。日本経済がマイナス成長へと失速したことで、高市政権が今週21日にとりまとめる見通しの経済対策で景気をどう支えるかが大きな焦点になります。物価高の影響で個人消費は力強さを欠き、生活の向上を実感しにくい状態が続いています。経済対策には、ガソリンや軽油の減税や電気・ガス料金の補助、おこめ券などを想定した交付金などが盛り込まれ、全体の規模は17兆円を超えて膨らむ見通しです。「強い経済」を実現し、景気を上向き軌道にのせられるのか、大型の経済対策は規模に見合った実効性を問われることになります。

「今年はオーロラ“当たり年”今後も観測チャンス 北海道や富山の映像に宇宙からの“絶景”も」 2025年はオーロラ観測の“当たり年”となっていますが、宇宙からの“絶景”が話題になっています。先週12日に北海道・余市町で観測された「低緯度オーロラ」。「低緯度オーロラ」は、太陽の爆発現象「太陽フレア」に伴う強い磁気嵐で、普段より低い緯度でオーロラが発生する現象のこと。北海道各地では北の空が赤く染まりました。北海道・陸別町 銀河の森天文台 津田浩之館長:Xクラスという最大級の爆発が3回あって、3回のフレアで今回の低緯度オーロラにつながる大きな磁気嵐に発達した。いま頻繁に、何カ月かおきにこういった(フレア)現象が起きている。2024年から2025年にかけては、11年ぶりのオーロラ観測の“当たり年”となっていて、12日には富山などでも撮影されました。引き続き太陽活動は活発な状態となっていて、今後も観測するチャンスはありそうです。こうした中、大きな反響を呼んでいる映像があります。それが、ISS(国際宇宙ステーション)に滞在中の油井亀美也宇宙飛行士がXに投稿した映像。地球の周りを赤やエメラルドグリーンの光が揺らめく様子が映っていて、油井宇宙飛行士は「とても美しいです」と紹介しています。この投稿には「パワーのあるオーロラ」「いつか生で見てみたい」といった反響が。油井さんはこれまでにも「レモン彗星」など、話題の天体ショーを宇宙から投稿しています。

「インド爆発テロでカシミール在住の「車の名義人」を逮捕 運転の医師らはイスラム過激派と関係の可能性」 インドの首都ニューデリーで車が爆発し13人が死亡したテロ事件で、捜査当局は車の名義人の男を逮捕しました。ニューデリーの世界遺産「赤い城」の近くで10日に車が爆発し13人が死亡した事件では、インド政府がテロと断定し捜査を指示しています。捜査当局は16日、爆発した車の名義人でインドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方に住む男を逮捕したと発表しました。男が、爆発で死亡した車を運転していた医師の男と共謀してテロを企てたとしています。この事件では他にも複数の医師が逮捕されていて、当局は医師らがパキスタンを拠点とし、カシミール地方の分離・独立を目指すイスラム過激派組織と関わっていた可能性もあるとみて捜査しています。

「トランプ政権がベネズエラの麻薬カルテルをテロ組織に指定「マドゥロ大統領に率いられている」公海上でメンバー3人を殺害」 アメリカ国務省は、ベネズエラの麻薬カルテルを新たなテロ組織に指定すると発表し、このカルテルが「ベネズエラの大統領に率いられている」と主張しました。トランプ政権は16日、東太平洋の公海上でアメリカ軍が指定テロ組織が運営する船を攻撃し、麻薬カルテルのメンバー3人を殺害したと発表しました。こうした中、国務省はベネズエラに拠点を置く麻薬カルテルを新たなテロ組織に指定すると発表しました。このカルテルは「ベネズエラのマドゥロ大統領に率いられている」と主張していて、トランプ大統領は16日、マドゥロ大統領との会談の可能性を示しました。アメリカ・トランプ大統領:マドゥロ大統領と対話する可能性がある。その結果を見てみよう。ベネズエラは対話を望んでいる。アメリカ軍はカリブ海周辺に空母などを展開していて、今後、ベネズエラへの地上攻撃に踏み切るかどうか注目されています。

「「カキの木にクマが…」緊急銃猟でクマ1頭を駆除 体長70センチのオス 住宅敷地内で16日も目撃 山形・鶴岡市」 山形・鶴岡市で17日朝にクマ1頭が住宅の敷地内で目撃され、その後、緊急銃猟により駆除されました。17日午前6時ごろ、山形・鶴岡市で周囲を見回っていた猟友会の男性が「カキの木にクマがいる」と市に通報しました。市は緊急銃猟を実施することを決め、午前6時45分ごろにクマは駆除されました。駆除されたクマは体長70cmのオスでした。鶴岡市では16日午後、同じカキの木でクマが目撃されていて、その後クマの行方が分からなくなっていました。17日朝に駆除されたクマと16日に目撃されていたクマは同一の個体とみられています。市は、クマの出没が続いていることから引き続き警戒を呼び掛けています。

「“今季最強”寒気で北日本を中心に「冬の嵐」 北海道では台風並みの暴風も 「平地でも雪が降る」寒さのピークは19日まで」 今季最強の寒気の影響で、北日本を中心に「冬の嵐」となりそうです。この寒さは19日まで続き、大雪などに警戒が必要です。強烈な寒気が流れ込んだ影響と大気の状態が非常に不安定となったため、北日本の日本海側を中心に局地的に強い雨や雷雨となっています。このあと夕方から日本海側では雪が強まり、18日にかけて北海道では最大瞬間風速30メートルから35メートルと台風並みの暴風も予想されていて、ホワイトアウトにも警戒が必要です。平地でも雪が降る寒気は19日までがピークで、北海道から東北まですっぽり覆われる予想となっています。19日は東京でも最低気温が6度と厳しい冷え込みとなりそうです。

「事件発生1時間前に周辺をうろつく男の姿…待ち伏せか 女性歌手の傷は臓器に達する重傷 赤坂ライブハウス女性刺傷」 東京・赤坂で16日、女性が男に切りつけられ重傷を負った事件で、事件発生の1時間ほど前に現場周辺をうろつく男の姿が防犯カメラに映っていたことがわかりました。16日午前、港区赤坂にあるビルの地下1階にあるライブハウスの前で、40代の女性が男に刃物で腹と手を切りつけられました。腹の傷は臓器にまで達していて重傷です。その後の取材で、事件の1時間ほど前に、現場となったビル周辺をうろつく男の姿が防犯カメラに映っていたことが新たにわかりました。女性は歌手としてライブに出演するため、ライブハウスのある現場のビルを訪れていて、女性がビルに入った後、男が入っていったとみられています。警視庁は、男が女性を待ち伏せしていた可能性もあるとみて、逃げた男の行方を追っています。

「【北京中継】「日本国民はとても友好的」日本訪問予定の中国人は冷静な反応…中国側報道「高市首相は辞任すべき」」 台湾有事に関する高市首相の国会答弁について中国側は今後、どのように対応するのでしょうか。中国からFNN北京支局の近藤雅大記者が中継でお伝えします。17日朝の共産党系の新聞「環球時報」は、高市首相の発言に多くの批判が集まっていると伝えた上で、「発言を撤回して謝罪し、辞任すべき」と厳しい言葉で非難しています。高市首相の国会答弁を巡り、文化観光省は日本への旅行を当面控えるよう注意喚起したほか、教育省も「日本の治安が不安定だ」と主張し、留学を慎重に検討するよう呼びかけました。また、17日に予定されていた「日中共同世論調査」の発表が中国側の要請で延期となるなど、日中の共同事業にも影響が出始めています。一方、日本行きの便に搭乗する中国人からは「日本の国民は私たちにとても友好的。政府とは別ですよね」「やはり両国で正常な交流をしてほしい。隣国だから」などと冷静に受け止める声が聞かれました。市民レベルに影響が拡大しないか懸念される中、間もなく北京を訪れる金井アジア大洋州局長と中国側の協議の行方が注目されます。

「「中国側のボルテージ上がってきている」外務省金井局長が北京へ 高市総理発言めぐり話し合いで事態収拾図る」 台湾有事に関する高市首相の国会答弁を巡る日中の応酬が続く中、事態収拾の糸口を探るため、外務省の金井アジア大洋州局長が中国へ出発しました。国会記者会館からフジテレビ政治部・村上真理子記者が中継でお伝えします。外務省幹部は17日朝、日中関係の現状について、「話し合いは続けているが、中国側のボルテージが上がってきている。時間がかかるだろう」と懸念を示しました。外務省の金井正彰アジア大洋州局長は17日、中国に向け羽田空港を出発しました。金井局長は北京で中国外務省の劉勁松アジア局長らと会談し、台湾有事の際、自衛隊の集団的自衛権の行使が可能な「存立危機事態」となるケースがあり得るとした高市首相の答弁について説明し、人的交流を途絶えさせるべきではないと伝えるものとみられます。ただ、中国の薛剣駐大阪総領事が「その汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない」とSNSに投稿した問題では、日本国内の厳しい声を伝えるものとみられます。木原官房長官は17日午前11時すぎ、中国側の日本への渡航自粛勧告や留学の慎重な検討の呼びかけに懸念を示しました。木原官房長官:首脳間で確認した戦略的互恵関係の推進、あるいは建設的かつ安定的な関係の構築、そういった大きな方向性とも相いれないものだと考えております。日中は、22日から南アフリカで開かれるG20での首脳会談の開催のめども不透明な厳しい状況となっています。

「愛子さまがラオスに向け羽田空港を出発…笑顔で皇居に集まった人たちに手を振られる 初の外国公式訪問へ」 天皇皇后両陛下の長女・愛子さまは東南アジアのラオスを公式訪問するため、羽田空港を出発されました。17日午前10時ごろ、愛子さまは笑顔で集まった人たちに手を振り皇居を出発されました。外国への公式訪問は今回が初めてで、愛子さまは羽田空港で見送りの宮内庁関係者などに「緊張しています」などと挨拶し、午前11時ごろ、民間機で経由地のタイに向かわれました。愛子さまのご到着を前に、現地の人たちからは「見たことがないです。とてもうれしいです」「日本とラオスの国民が良い関係を結ぶことになります」などと歓迎の声が聞かれました。今回の訪問は外交関係樹立70周年を記念したもので、愛子さまは今夜、首都ビエンチャンに到着し、18日に国家主席を表敬訪問して天皇陛下からのメッセージを伝え、晩さん会などの公式行事に臨むほか、日本が支援する様々な施設などを視察し、22日に帰国されます。

「佳子さま「少年の主張全国大会」に10回目の出席 中学生の力強いスピーチを熱心に聞き入られる」 秋篠宮家の次女・佳子さまは、中学生のスピーチ大会に出席されました。16日昼過ぎ、佳子さまは東京・渋谷区の会場に到着し、出迎えた関係者に「よろしくお願いします」と挨拶されました。「少年の主張全国大会」は全国の35万人を超える応募者から選ばれた12人の中学生が、日常生活で感じた思いや感動した経験を発表する大会です。佳子さまは、2014年に初めて単独での公的な活動としてこの大会に出席して以来、今回で10回目の出席となり、中学生の力強いスピーチを熱心に聞き入られていました。

「超党派「日韓議員連盟」がソウルで韓国側議員連盟と合同総会 国交正常化60年、関係深める重要性など確認」 超党派の国会議員による「日韓議員連盟」が、韓国の「韓日議員連盟」との合同総会を開きました。韓国のソウルを訪れた日韓議員連盟のメンバーは、韓国側の議員連盟と合同総会を開き、幹事長を務める長島前首相補佐官が会長の菅元首相の挨拶を代読しました。日韓議員連盟・長島幹事長:両国の国会議員や政府を含め交流が活発に進んでいます。2025年は両国の国交正常化から60年の節目で、両議連は、関係をいっそう深める重要性などを確認しました。

「電気・ガス料金支援は3カ月間・6000円程度で調整 高市首相が片山財務相らと公邸で経済対策を協議」 高市首相は、政府の新たな総合経済対策のとりまとめに向け、16日に関係閣僚らと協議しました。高市首相は16日午後、片山財務相や城内成長戦略担当相、木原官房長官らを公邸に呼び、約2時間にわたり経済対策について協議しました。片山財務相:この物価高、この不安の解消のために何を迅速にどうするか、その効果がどうやって出るか、もう全部、360度、聖域なく洗い出して検討をいたしました。政府関係者によりますと、物価高対策のうち電気・ガス料金への支援は、一般的な家庭で2026年1月からの3カ月間にあわせて6000円程度を補助する方向で調整しています。また、経済対策全体の規模は、歳出と減税を合わせて17兆円台にする方向ですが、片山大臣は、協議の後、記者団の取材に対し、「日々、規模は大きくなっている。首相や関係閣僚と話した結果、ちょっと修正しなければいけないところもある」と述べました。経済対策は21日に閣議決定する見通しです。

「東京・羽村市のペルー国籍男性ひき逃げ死亡事件 車ではねそのまま立ち去った76歳女を逮捕」 東京・羽村市で16日、男性をひき逃げして死亡させた疑いで76歳の女が逮捕されました。長谷川裕美容疑者(76)は午前8時半ごろ、羽村市栄町の交差点でバイクを運転していたペルー国籍のニシイ・オノ・アルド・デービッドさん(57)を車ではねてそのまま立ち去り死亡させた疑いが持たれています。長谷川容疑者は容疑を認めているということです

「「日中共同世論調査」再び延期に 中国側「現状の日中関係を踏まえ」」 「日中共同世論調査」の発表が、中国側の要請で再び延期されたことが分かりました。「日中共同世論調査」は、日本の民間団体「言論NPO」と中国が毎年共同で実施しているもので、2025年は4日に発表される予定でしたが、中国側の意向で17日に延期されていました。「言論NPO」によりますと、中国側から16日、「現状の日中関係の情勢を踏まえた」として、再び延期する通告があったということです。中国は、高市首相の「台湾有事」を巡る国会答弁に反発を強めていて、同じ16日には観光業などを所管する文化観光省が日本への旅行を当面控えるよう注意喚起しました。また、教育省も「日本の治安が不安定だ」と主張し、日本への留学を慎重に検討するよう呼びかけました。

「犯行後男が自転車で青山方面に逃走 歌手の女性は男と面識なし、殺人未遂事件として捜査 赤坂刺傷事件」 東京・赤坂で16日、女性が男に切り付けられた事件で、男は自転車に乗って逃走したことが新たに分かりました。午前10時半ごろ、港区赤坂にあるビルの地下1階で、40代の女性が男に突然刃物のようなもので腹部と手を切りつけられ重傷を負いました。その後の捜査関係者への取材で、男は犯行後、自転車に乗って青山方面に逃走していたことが防犯カメラの捜査で分かりました。警視庁によりますと、女性は歌手で、ライブに出演するため地下1階のライブハウスを1人で訪れていて、鍵が開くのを待っていたところ突然襲われたとみられています。女性は男について「面識はない」と話していたということです。男は黒い帽子に黒い作業服を着ていて、警視庁は殺人未遂事件として男の行方を追っています。

「クマ被害相次ぐ 秋田・鹿角市で高齢女性死亡、頭や顔などに引っかかれたような傷 能代市ではイオンに居座るも吹き矢で捕獲」 16日もクマによる人身被害や目撃が全国で相次ぎ、秋田県では、高齢女性が死亡し、クマに襲われた可能性があるとみられています。午後3時半ごろ、秋田・鹿角市で田んぼの中に高齢女性が倒れているのが見つかり、死亡が確認されました。女性の頭や顔などには動物に引っかかれたような傷が複数あり、警察は、クマに襲われた可能性があるとみて身元や死因について調べています。また、能代市では午前11時20分ごろ、「イオン能代店」にクマ1頭が入り込みました。約2時間半居座りましたが、県の担当者が麻酔吹き矢を使って捕獲し、その後駆除しました。一方、福島県では午前8時過ぎ、喜多方市で箱ワナにかかるクマ1頭が見つかり、緊急銃猟で駆除されました。周辺で目撃が相次いでいたクマと同じ個体とみられています。また、磐梯町で午前8時過ぎ、電気柵を撤去していた80代の男性がクマに襲われ、頭や足などにけがをしました。

「【エリザベス女王杯・GⅠ】「ベリーベリーホース」レガレイラがグランプリホースの貫禄見せつけ最強女王に!戸崎圭太騎手はついに鬼門を突破!」 秋の最強女王決定戦エリザベス女王杯・GⅠは、2024年の有馬記念を制したレガレイラに注目が集まった。そのレガレイラは、グランプリホースの貫禄を見せつけ、レースレコードの完勝。去年5着の雪辱を果たし、3年連続でのGⅠ制覇を飾った。12月28日に行われる有馬記念に出走となれば、史上初の牝馬による連覇がかかる。また、2025年のJRA・GⅠ初制覇となった戸崎圭太騎手は、30度目の京都GⅠ挑戦でついに鬼門を突破。勝利インタビューでは、伝家の宝刀である「ベリーベリーホース」も飛び出した。

「「親と子の警察展」闇バイトや万引き防止テーマのポスターを展示 約1800点から選出された学生ら8人表彰」 犯罪防止に一役を買った学生らに賞状が贈られました。都内で開かれた「親と子の警察展」では、「闇バイト」や「万引き防止」などをテーマにしたポスターが展示され、約1800点の中から選ばれた学生たち8人に表彰状が渡されました。警視庁少年育成課の佐藤直樹課長は、「作品を見ることで犯罪をとどまるきっかけになれば」と述べました。

「久々の土日とも“秋晴れ”に…墨田区と台東区が“区境”かけた綱引き「隅田川ツナシキ大会」 山形では「令和鍋合戦」全国ご当地鍋に舌鼓」 16日も日本列島は秋晴れでした。週末、土日とも晴れるのは全国的に久々で、東京では9月下旬以降、実に7週間ぶり。青空の下、各地でこの時期らしいイベントが開かれました。秋晴れの空の下、山形・天童市で行われたのは、鍋の祭典「令和鍋合戦」。富山県のカニ鍋をはじめ、静岡おでんなど全国のご当地鍋が軒を連ねました。「いろんなの食べられておいしいし、楽しいし、天気もいいからとても良かった」といった声も聞かれ、訪れた人たちは寒さが厳しくなる季節を前に、熱々の鍋を堪能していました。一方、富山・砺波市では今が旬の特産のユズを販売するイベント「庄川ゆずまつり」が行われ、オープン前から長い列ができました。中には6袋買い求める人もいました。こちらのユズは果肉が厚く香りが強いのが特徴で、今年は傷も少なくサイズも大きめなのが多いということです。訪れた人は「親戚と親に持っていく。おいしい。香りもいい匂いがする」と話していました。所変わって、佐賀市では子どもたちが秋の味覚・柿の皮をむく技を競う柿むき大会にチャレンジしました。16日は小学生と中学生約80人が参加。スピードを競う“速むき”に、むいた皮の長さを競う“長むき”などの腕を競いました。参加した子どもは「去年は2m10cmだったが、今年は1m78cmで短くなったのが残念」と話していました。そうした中、7週間ぶりに土日とも日照時間が5時間を超えた東京では、墨田区と台東区に架かる桜橋で“区境”をかけた熱い戦いが行われました。それぞれの区の代表チームが綱引きをする「隅田川ツナシキ大会」。勝った区は、非公式ながら区境を1メートル動かすことができます。浅草で人力車を引いている台東区のチームは、墨田区のバレーボールチームと戦い、最初は負けていましたが後半、逆転し勝利しました。台東区チーム:チーム力で、最後まで負けないという気持ちでやりきった。最後みんなで一致団結して勝てたからうれしい。

「「男性の更年期障害」テーマのトークセッション…元放送作家の鈴木おさむ氏とタレント渡辺満里奈さんが自身の体験を語る」 11月19日の「国際男性デー」を前に、男性の更年期障害をテーマとしたトークセッションが行われました。男性の健康や幸福に目を向け、ジェンダー平等を促す「国際男性デー」にちなんだ今回のイベント。会場には多くの「男性」の姿が見られました。男性の更年期がテーマのセッションでは、元放送作家の鈴木おさむ氏と、タレントの渡辺満里奈さんが自身の体験を語り、医師らとともに症状への理解を深めました。鈴木おさむ氏:バラエティーの現場だと意外と身近で、とあるいつも笑っている芸人さんがあるときから、すごく裏で怖くなった。ロケの合間や移動中とかですごく怖くて、テレビに出ているキャラと違っていた。そしたら数年たって、その人が自身で男性更年期だったと発表していた。渡辺満里奈さん:夫(ネプチューン・名倉潤さん)が体調を崩したときに、あのときって怒りっぽくなったり、こんなことで怒らなかったのにみたいな。男性の更年期の時期とも、もしかしたら重なっていたのかもしれない。また、鈴木さんからの「男性更年期というのは、テストステロンの数値を血液検査とかで調べればわかるんですか?」という質問に、順天堂大学・松下一仁非常勤講師は「テストステロンの数値をまず測って、症状を見ながら必要があれば治療介入していく」と話しました。テストステロンは筋肉量などを維持する重要なホルモン。この値が急激に下がることで、男性の更年期障害のリスクが高まるとされています。鈴木おさむ氏:何かの症状が出たときに、病院に行こうって言える家族の勇気、優しさって結構大事ですよね。

「2大会ぶり金メダルへ「デフバレーボール」日本代表がイタリアと対戦…第1セット落とすも初戦を逆転勝利!双子の梅本姉妹が躍動」 15日に開幕した、耳が聞こえない・聞こえにくい人のためのオリンピック「デフリンピック」。バレーボールでは、2大会ぶりの金メダルを狙う女子日本代表がイタリアと対戦し、双子の梅本姉妹が躍動しました。試合前の練習で、選手たちは手話でコミュニケーションをとっていました。チームを引っ張るのは、双子の梅本姉妹。姉でキャプテンの綾也華選手と妹の沙也華選手です。日本は金メダリストとして臨んだ2022年の前回大会、選手団に新型コロナ陽性者が出たため、途中棄権しました。2大会ぶりの金メダルへ、梅本姉妹が魅せました。妹の沙也華選手が上げたトスを姉の綾也華選手がスパイク。“双子のホットライン”から最後はクロスへと打ち抜き、日本に流れを引き寄せました。さらに今度は妹の沙也華選手が強烈なアタック。第1セットこそ落とした日本ですが、その後は3セットを連取し、初戦を逆転勝利で飾りました。双子姉妹の姉・梅本綾也華主将:たくさんの応援が本当に力になります。皆さんの応援を自分たちの力に変えて、日本らしいプレーができるよう、また皆さんに“恩返し”ができるように頑張ります。

「「デフ柔道」女子52キロ級の岸野文音選手が銅メダル獲得…日本人メダル第1号に 男子73キロ級の蒲生和麻選手も銅メダル」 15日に開幕した、耳が聞こえない・聞こえにくい人のためのオリンピック「デフリンピック」。柔道で日本のメダル第1号が飛び出しました。メダル獲得を一目見ようと朝から大行列となった東京武道館。デフ柔道は「待て」などの審判の指示が聞こえにくいことがあるため、選手の肩をトントンとたたいて知らせます。選手たちを応援しようと、都内ではパブリックビューイングが開かれ、オリンピック柔道金メダリストの谷本歩実さん(44)もエールを送ります。谷本歩実さん:日本の選手!金メダルを取るぞ!女子52kg級では惜しくも準決勝で敗れた岸野文音選手(23)が3位決定戦に挑みました。アイルランドの選手に対し開始早々、技ありを奪いました。その後も優勢に攻めた岸野選手が合わせ技一本で勝利し、デフリンピック初出場で銅メダル獲得。畳を降りると涙があふれた岸野選手。今大会、日本選手団のメダル第1号となりました。また、男子73kg級でも前回大会5位の蒲生和麻選手(31)が見事、銅メダルを獲得です。

「「ポケモンカード」無人販売店に侵入し約15万3000円相当のカード1箱を盗んだ疑いで男子高校生(15)ら5人逮捕 熊本市」 熊本市のポケモンカードの無人販売店に侵入しポケモンカードを盗んだとして、男子高校生を含む5人が逮捕されました。窃盗と建造物侵入の疑いで逮捕されたのは、15歳の男子高校生や19歳の男ら、合わせて5人です。14日午前1時半ごろ、熊本市中央区にあるポケモンカード無人販売店に侵入。店内にあったカード1箱、約15万3000円相当を盗んだ疑いがもたれています。警察は5人の認否を明らかにしていませんが、店によりますと、商品ケースといった設備などを合わせると、被害額は250万円にのぼるということで、警察は余罪を捜査しています。

「「熊出没のため営業しておりません」秋田の商業施設で熊1頭居座り駆除 福島では電気柵の撤去作業中に80代男性が襲われ頭や足などにケガ」 クマの被害が収まる気配を見せない中、秋田県では16日、商業施設にクマ1頭が入り込み居座りました。クマは約2時間半後に捕獲されています。秋田・能代市の中心部にある商業施設。入口には「クマ出没のため営業しておりません」と、張り出されました。近くの店舗従業員:市内では初めてと思う。外に出歩くのは怖いなと思った。午前11時20分頃、体長約80cmのクマが1階の家具売り場付近に居座り、午後2時前に県の担当者が麻酔吹き矢を使って捕獲しその後、駆除しました。店内にいた客は避難させて、無事でした。また、福島県では16日午前、磐梯町で、電気柵を撤去していた80代の男性がクマに襲われ、頭や足などにけがをしました。北海道・苫前町では、体重400kgほどの巨大なクマが、設置された箱わなをひっくり返す様子がカメラに捉えられていました。映像は11月11日から12日にかけて撮影されたもので、付近では複数回、クマの足跡などが確認されていたということです。

「香港でも日本渡航に“注意喚起”「治安と留学環境が良くない」と日本留学も慎重に検討するようにも呼びかけ 高市首相“台湾有事”発言うけてか」 香港当局は日本を訪問する市民に対し、安全に注意するよう呼びかけました。香港当局は15日、香港市民に対し、日本を訪問する際は安全に注意するよう呼びかけました。2025年7月に東京都内で中国人2人が負傷した事件などを挙げ、「今年から日本で中国人が襲撃される事件が増加傾向にある」と主張しています。さらに、熊による襲撃事案が相次いでいることも指摘しています。香港当局の対応は、中国政府が高市首相の台湾を巡る発言を受け、日本への渡航を当面控えるよう注意喚起したことを受けたものとみられます。2025年1月から9月まで、香港から日本を訪れた人は約182万人でした。また中国の教育省は16日、「日本の治安が不安定で中国人に対する犯罪が多数発生している」と主張した上で、「治安と留学環境が良くなく、日本における中国人の安全リスクが高まっている」などとして、日本への留学計画を慎重に検討するよう呼びかけました。既に留学している学生らに対しても、治安状況に留意するよう注意喚起しています。

「立憲・野田代表「国益を損なうような発言してはいけない」高市首相“台湾有事”発言に 自民・田村憲久氏「謝罪などなければ国外退去も」中国総領事が“暴言投稿”」 「台湾有事」に関する高市首相の国会答弁に中国が反発を強めていることを巡り、立憲民主党の野田代表は「国益を損なうような発言をしてはいけない。よくわきまえてもらわなければいけない」と述べました。立憲民主党・野田代表:国益を損なうような発言はしてはいけない。やはりトップとしての発言というのは、おのずと慎重であるべき場面があると思う。そこはやはり、よくわきまえてもらわなければいけない。野田氏は長崎県で記者団に対し、「(高市首相の)踏み込みすぎた発言に危うさを感じる人が増えてきたと思う」として、「国会でチャンスがあればしっかりとただしていく」と述べました。日中関係を巡っては「外交ルートを通じ腹合わせをしていくことが大事ではないか」と述べ、南アフリカで開かれるG20首脳会議の機会に「中国の李強首相との会談がセットできるかが大きなポイントになる」との見方を示しました。一方、16日朝のフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」で自民党の田村政調会長代行は「汚い首は斬ってやる」などと投稿した中国の大阪総領事について、「本人からおわびがあるのが普通。その上でどうするか。あとは中国政府がどういう判断をするかの話。それでも何も対応がなければ、その時(日本政府が)しかるべき対応せざるを得ないという話」と述べ、謝罪などがなければ国外退去を含む対応をするべきだとの考えを示しました。

「「男と面識ない」東京・赤坂で“刃物男”にライブハウスの解錠待っていた歌手が襲われたか…左わき腹など切られ重傷 男は逃走中で黒い帽子に黒い作業着」 東京・赤坂で16日、40代の女性が男に切りつけられる事件があり、女性は歌手で、ライブハウスの鍵が開くのを待っていたところを襲われたとみられることが分かりました。記者リポート:現場は、赤坂駅から約300メートルほどのあちらのオレンジ色のビルの地下1階で、女性が男に切りつけられたということです。午前10時半ごろ、港区赤坂にあるビルの地下1階で40代の女性が男に突然、刃物のようなもので左わき腹と右手を切りつけられ、重傷を負いました。男は、黒い帽子に黒い作業着を着ていて現在も逃走中です。犯人とみられる男を見た人は「男性が不自然な感じで勢いよく走って行った。黒い帽子にマスクをしてて180センチくらい」と話します。警視庁によりますと女性は歌手で、ライブに出演するため、地下1階にあるライブハウスを訪れ、鍵が開くのを待っていたところを襲われたとみられています。女性は「男と面識はない」と話していたということです。警視庁は、殺人未遂事件として逃げた男の行方を追っています。

「「オリエンテーリング」混合スプリントリレーで日本5位 地図とコンパスでチェックポイント回りゴールまでのタイムを競う【デフリンピック2日目】」 15日に開幕した、耳が聞こえない・聞こえにくい人のためのオリンピック「デフリンピック」。オリエンテーリングの混合スプリントリレーで日本が5位に入りました。16日朝、日比谷公園エリアを舞台に行われたオリエンテーリングの混合スプリントリレー。選手たちは地図とコンパスを使い、設置されたチェックポイントを回りゴールまでのタイムを競います。女子が走る第1走では日本の辻悠佳選手がメダル圏内まで約30秒差につけ、男子の第2走へタッチしました。第2走の堤大揮選手がルートを間違えタイムロスを余儀なくされる場面も見られましたが、その後はしっかりとチェックポイントを通過。失格となる国も出る中、3走目の児玉健選手、アンカーの上園久美子選手と、最後までつないだ日本が5位でフィニッシュしました。

「不法移民“取り締まり”で国境警備隊員らが車の窓を割り男性ケガ その後アメリカ国籍確認され解放 アメリカ」 アメリカ・ノースカロライナ州で不法移民の取り締まりをしていた国境警備隊員らが男性の車の窓を割り、けがをさせました。男性がアメリカ人だと分かると、そのまま解放しました。ノースカロライナ州シャーロットで15日、ホンジュラス出身のアメリカ人男性が撮影した映像には、その一部始終が捉えられていました。男性:私の窓を割ったら…なぜそんなことをしたのか?男性はこの10分前にも別の国境警備隊員の尋問を受けていたことから、車の窓を開けることを拒否すると、隊員らは窓ガラスを破壊し、男性を引きずり出してけがをさせました。男性はその後、持っていた書類でアメリカ国籍が確認され解放されました。現地では政府による一斉取り締まりが行われていて、抗議デモが続いています。

「重さ300キロ“箱わな”ひっくり返す様子も…丸々と太った体重400キロの熊出没 熊の足跡など複数回確認 北海道苫前町」 北海道・苫前町で雪が降る時期になってもクマの出没が相次いでいます。設置された箱わなをひっくり返す、巨大なクマの姿がカメラに捉えられていました。北海道北部の苫前町内で11月11日から12日にかけて撮影された映像では、すでに雪が積もった草地に丸々と太ったクマが現れ、重さ約300kgの箱わなを簡単にひっくり返す様子が確認できます。カメラを設置した「苫前町猟友会」の林豊行会長によりますと、クマは体重400kgほどとみられる巨大な個体で、ワナの中に置かれたシカの肉を狙って現れたとみられています。猟友会によると11月に入って複数回、クマの足跡などが確認されていて警戒が続いています。

「自民・田村政調会長代行「本人からお詫びあるのが普通」謝罪などなければ“国外退去”含む対応すべきとの考え 中国総領事の過激投稿うけ」 16日朝のフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演した自民党の田村政調会長代行は、「汚い首を斬ってやる」などと投稿した中国の大阪総領事について、謝罪などがなければ国外退去を含む対応をするべきだとの考えを示しました。自民党・田村政調会長代行:本人からおわびがあるのが普通。その上でどうするか。あとは中国政府がどういう判断をするかの話。それでも何も対応がなければ、その時(日本政府が)しかるべき対応せざるを得ないという話。台湾有事を巡る高市首相の国会答弁について「汚い首は斬ってやるしかない」などとSNSに投稿した中国の薛剣大阪総領事について、自民党は「日中関係の前進に向けた努力が見られなければ、ペルソナ・ノン・グラータ=国外退去を含む毅然(きぜん)とした対応を求める」と決議しています。田村氏は、投稿について「テロを助長しているとなってしまう。やはり不適切だった」と述べました。一方、立憲民主党の本庄政調会長は、高市首相の答弁の問題も指摘しました。立憲民主党・本庄政調会長:まず安保法制の存立危機事態に対する法制上の理解が不十分。中国において台湾がどう位置付けられているかの理解も不十分。さらに、「総理として何を言うのか、言わないのかという理解も不十分だったと思う」と述べました。

「【速報】東京・赤坂で“刃物男”に女性刺される…男は逃走中で「黒い帽子をかぶっていた」という目撃情報も 女性は意識あり 東京・港区」 東京・港区のビルで、女性が男に刃物で刺される事件があり男は現在も逃走しています。捜査関係者によりますと午前10時半ごろ、港区赤坂のビルで「女性が男に刺された」と通報がありました。女性は40代くらいで意識はあり、刃物で刺されたとみられています。男は黒い帽子をかぶっていたという情報もあり、警視庁が男の行方を追っています。

「JR千葉駅直結の商業施設で20代女性にわいせつ行為か…自称・会社員の男(47)現行犯逮捕「真横に腕を伸ばして隣にいた女性の胸を触っただけ」」 JR千葉駅につながる商業施設で女性の体を触るなどわいせつな行為をした疑いで47歳の男が現行犯逮捕されました。自称・会社員の大村晃紀容疑者(47)は15日、JR千葉駅につながる商業施設で20代の女性に後ろから胸を触るなどのわいせつ行為をした疑いで現行犯で逮捕されました。警察によりますと「男が複数の女性の尻や胸を触りながら徘徊している」と通報があり、駆けつけた警察官が大村容疑者の犯行を確認しました。大村容疑者は「真横に腕を伸ばして隣にいた女性の胸を触っただけです」と容疑を一部否認しているということです。ほかにも女子高校生など複数の女性が被害にあっていて、警察は大村容疑者が好みの女性を狙って犯行に及んだとみて捜査しています。

「三笠宮妃百合子さま「墓所一周年祭の儀」佳子さまや悠仁さまも参列…皇族方が墓所を参拝」 三笠宮妃百合子さまが亡くなられて15日で1年がたち、皇族方が墓所を参拝されました。午後2時ごろ、東京・文京区の豊島岡墓地には、秋篠宮ご夫妻や佳子さま、悠仁さまなど皇族方が到着し、百合子さまの墓所に向かわれました。101歳で百合子さまが亡くなられてから1年にあたる15日に「墓所一周年祭の儀」が営まれました。皇室の慣例で、天皇皇后両陛下や上皇ご夫妻は代理が参列し、三笠宮家の当主となった百合子さまの孫の彬子さまが喪主として玉串を捧げ、深く拝礼されました。続いて、秋篠宮ご夫妻や長男・悠仁さまなど皇族方も墓前に進み出て深く拝礼されました。17日からラオスへの公式訪問を控える両陛下の長女・愛子さまは参列を見送られました。

「トランプ大統領「10億ドルから50億ドルの範囲で訴える」 イギリス公共放送「BBC」を週明けにも提訴へ」 アメリカのトランプ大統領はイギリスの公共放送「BBC」が自身の演説を恣意(しい)的に編集したとされる問題をめぐり、週明けにも法的措置を取る考えを示しました。「BBC」は問題となった番組について、「誤った印象を与えた」と認めましたが「名誉毀損に当たる根拠もない」として、補償には応じない姿勢を示しています。トランプ氏は14日、「BBCが不正を認めた」と強調し、週明けにも提訴する見通しを明らかにしました。トランプ大統領は「来週にも10億ドルから50億ドルの範囲で彼らを訴えることになるだろう」と述べました。トランプ氏側は適切な補償が行われなければ、少なくとも日本円で約1500億円を求めて提訴すると警告していましたが、今回の発言はそれを上回る額を示した形です。

「デフリンピック開会式に81の国・地域から選手参加 海外メディアから感動したとの声」 東京で開催されたデフリンピックの開会式。海外メディアから感動したとの声があがりました。81の国と地域から選手たちが参加した開会式には、多くの海外メディアが詰めかけました。式の様子を手話でリポートしていたドイツメディアは「とても感動した。太鼓の音の振動を体で感じることができ、元気をもらいました」と話していました。

「犬の散歩で街の安全を守る!「わんわんパトロール隊」出陣式…散歩をしながら子どもや高齢者を見守り不審者を街に寄せ付けないことが目的」 犬の散歩で街の安全を見守る。そんな取り組みが注目されています。「わんわんパトロール隊」は、散歩をしながら子どもや高齢者を見守り、不審者を街に寄せ付けないことを目的としていて、東京・台東区で行われた出陣式には、飼い主と36匹の犬が集まりました。警視庁は「不審なことを見かけたら通報してほしい」と呼びかけています。

「「食品の価格を下げたいだけ」トランプ大統領 農作物の相互関税除外大統領令に署名」 アメリカのトランプ大統領は14日、コーヒー豆や牛肉など一部の農産物を相互関税の対象から外す大統領令に署名しました。トランプ氏は、2025年4月に発表した相互関税の範囲を見直す大統領令に署名し、アメリカで十分な量の生産や栽培が行われていない農産物を中心に、関税の対象から除外しました。今回除外が決まったのは、コーヒー豆や紅茶、フルーツジュースのほか、ココア、スパイス、バナナ、オレンジ、さらにトマトや牛肉など多岐にわたり、日本時間の13日午後2時過ぎにさかのぼって適用されます。トランプ大統領:私はいくつかの食品の価格を下げたいだけ。ほとんどの食品は、関税を少し引き下げれば、価格が下がる。アメリカでは物価上昇に対する国民の不満が強まっていて、関税政策の軌道修正を迫られたとの見方も出ています。