未来の学校はどんなものであるべきでしょう? 脳はどのように学習するのでしょう? TEDカンファレンス、TEDxイベント、世界中の提携イベントのステージから、世界で最も優れた教育者、研究者、コミュニティのリーダーたちがその体験やビジョンを聞かせてくれます。これらに加え、たくさんのビデオが、英語のスクリプトや最大80の言語から選んだ字幕を付けてTED.comから無料でダウンロードできます。TEDは「広める価値のあるアイデア」を追い求める非営利組織です。
ビデオゲームは私たちの学び方におのずと活用できるものです。ゲームは集中を要するもので、明確な目標に向かって私たちが進んでいく中で進捗を記録してくれます。ビデオゲーム・デザインの教授であり、自身も熱心なゲーマーであるクリス・アレグザンダーは、様々な学習スタイルに対応し、対面でもオンラインでも世界中の学生たちを引きつけるために、これらのビデオゲームの要素を従来の教育でも用いるべきだと考えています。
「家庭と学校が協力すれば、誰にとってもうまくいく」と、教育系テクノロジーの起業家でTEDフェローのヒジェ・リムは主張します。米国の公教育にとって価値あるはずなのに活かされていないもの「我が子への親の深い愛情」に着目したリムは、ツールとテクノロジーを有効に使えば、言葉の壁を取り除き、有機的なつながりを促し、全ての子どもに教育の機会を与えることができると語ります。
ロシアのウクライナ侵攻で多くのものが破壊されました。ウクライナの子供たちが未来を築く場所である何百もの学校も例外ではありません。それでもウクライナの人々は知識と好奇心の追求をあきらめません。教育指導者のゾーヤ・リトヴィンは、この感動溢れるトークで、キーウから避難した体験を語り、戦争と破壊の最中にも子供たちを教育し続けようと奮闘する様子をリアルに伝えます。彼女は言います。「たとえ爆撃中の避難所でお腹を空かせていようと難民キャンプにいようと、子供たちが学び続け、先生方が教え続ける限り私たちは負けません」
難民キャンプで育つ子供たちにとって、教育は外の世界に飛び立つために必要な強力な手段です。スーダン出身で幼いころに避難民となり、現在、ダルフール州のオタシュ難民キャンプで家族と暮らしているマクトゥーム・アブダラが、この心を動かすトークで、彼の最大の夢を語ります。それは、すべての子供たちが教育を受けられ、“自分の運命をあやつる船長”になるスキルを身に付けられるようになることです。
この深く感動するトークでは、教育者であるシャバナ・バシージ=ラサが、国内初で唯一の全寮制の女子校、School of Leadership, Afghanistan (SOLA)の250名以上の生徒、スタッフ、その家族を、2021年のタリバン復権後にルワンダへ避難させる、苦悩のストーリーをお伝えします。希望、回復力、そして将来のアフガニスタン少女たちを想った大きな夢についての並外れたストーリーです。また、世界から目を離されないよう挑みます。
男女共同参画と気候変動にはどのような関係があるのでしょうか?皆さんの想像以上に深い関係があります。世界中の女性と少女の地位・権力を向上させることは、大気汚染に立ち向かうための最も重要な方法の一つであり、計800億トンもの温室効果ガスを削減できると推測されています。起業家であり、科学者であり、TEDフェローでもあるルマイサ・アル・ブサイディは、なぜ女性が気候変動の影響を受けやすく、避難を強いられる傾向にあるのかを考察し、すべての女性と少女が教育・雇用・家族計画にアクセスできるようにすることが未来の気候を左右する鍵となることを説明します。
ケーキの表面に現れる小さな2つの手形、突如、ひとりでに砕け散る鏡、部屋中に散らばったクラッカーの食べこぼし。ブルーストーン通り124番地、ここに住む者はみな幽霊の存在に気づきます。ただ、住人を苦しめる幽霊の正体ははっきりしています。こんな出だしのピューリッツァー賞 受賞小説は、トニ・モリスンの『ビラヴド』です。イェン・ファンが、この小説で精査された奴隷制度の非人間的影響を詳しく解説します。 監督:エロイーズ・ドーサン・ラチェット、ナレーター:クリスティーナ・グリア、音楽:サリル・バヤニ
ソフィ・ハウは世界でただ一人の将来世代コミッショナー。将来世代の利害を代弁して公的機関に長期的な変化の責任を求めるという、新たな役割の政府職員です。炭素の排出量を減らし、持続可能性を高め、人々の幸福を推進するという国家目標に従い、これまでウェールズで導入を進めてきた人間中心の政策のいくつかを、ここで詳しく説明します。
米国が前へ進んでいくためには、現在至るところにある不平等を作り出した過去のつらい歴史と向きあう必要があります。ハッサン・クワミ・ジェフリーズは、重要であるにもかかわらず見過ごされてきた歴史の断片を再訪し、それがどんなに悲痛な内容であっても、歴史的な文脈を現代社会の理解の中に織り込むことが必要だと強調します。そうすることで社会から取り残されたコミュニティに押し付けられた途切れることのない不平等を遮断することができるのです。
世界中にいる7千万人以上もの難民のうち、高等教育を受けることができるのはたった3%です。The Global Education Movement (GEM) は、その状況を変えるという使命に取り組んでいます。それは、学びたいと望む難民の人々が学士号を取れるよう、また就職することができるよう支援する、初の大規模なイニシアティブです。GEMの提供する柔軟かつ能力に基づいたモデルのおかげで、卒業生たちは世界のどこにいようとも力づけられ、成功へと歩んでいます。学生たちや本プログラムの常任理事を務めるクリスティーナ・ラッセルの言葉に耳を傾けてみましょう。
学校にはストレス、不安、パニック発作と燃え尽き症候群が蔓延してるかもしれません。しかし、健康を優先させ必要がある生徒に対する公式の仕組みというのはほとんどありません。ヘイリー・ハードキャッスルは、学校が「心の健康休暇」を提供して生徒が後ろめたさなく精神衛生を保つための時間を取れるようにすべき理由を説明します。彼女と10代の仲間たちが、その主張をいかに法律へと発展させたのかを一緒に学びましょう。
どうすればすべての子どもたち、特に不利な境遇出身の子どもたちの可能性を引き出せるのでしょうか。社会学者のアニンディヤ・クンドゥが、アメリカで子どもたちの可能性が花開くことを妨げている個人的・社会的・制度的な課題について、より本質的な見方を紹介します。そして、この「機会格差」をなくす方策は、私たち皆の未来への最も素晴らしい投資という、本来の姿としての公教育を尊重することであることを説き明かします。
「女子教育が世界の数々の難問を解決するための大きな切り札になる」と社会起業家のサフィーナ・フセインは言います。先見の明のある講演の中で、今後5年間で160万人もの少女たちを学校に入学させるという計画を紹介します。それは先進的な分析手法と地域に根差した個別訪問を取り入れた、インドの少女たちに新たな教育の機会を与えるプログラムです。(この野心的な計画は、地球規模の変化を巻き起こし、その活動資金を支援する、TEDの取り組み「The Audacious Project」に参加しています。)
早期学習は、子供が「成功」するために不可欠です。ところがアメリカの何百万もの子供たちは幼稚園やその後の就学において「成功するために必要な準備をするプログラム」を未だ利用することができていません。そこに登場したのが「アップスタート」プロジェクトです。これは、恵まれないコミュニティーにある家庭の子供たちに、無償で早期教育を提供するものです。教育革新者であるクローディア・マイナーは「アップスタート」の1日15分の学習がどのようにして4歳児を成功へと導くのか、さらに皆さんのできることを説明します。 (この野心的な計画は、地球規模の変化を巻き起こし、その活動資金を支援する、TEDの取り組み「The Audacious Project」に参加しています。)
リンジー・アメルは『Queer Kid Stuff』の創設者です。『Queer Kid Stuff』とは、ジェンダーやセクシュアリティに関する複雑な考えを、音楽や比喩表現を通して、かみくだいて説明する教育番組のシリーズです。アメルは、子供達やその家族に自己表現のための言葉を紹介することで、共感してくれる大人を増やしたいと考えています。そして、時には自分らしくいることさえも危険になりうる世界で、人をありのままに受け止める大切さを伝えています。「子供達には、自分が自分であることに、そして何にでもなれる自分に誇りを持って成長してほしいのです」と、アメルは語ります。
文章を読み、書くことで、他の人々や自分自身に思い切って近づくことにもなり得ます。作家のミッシェル・クオが、ミシシッピ・デルタの生徒に読み方を教えることで知った、書かれた言葉が持つ力とその力の限界をお話しします。
カケンヤ・ンテイヤは教育を受けたいという自分の夢を、立場の弱い女の子たちに力を与え、彼女達にとって害のあるケニアの伝統を終わらせる活動へと昇華させました。カケンヤの作った学校、Kakenya Center for Excellenceの2人の生徒をご紹介します。この学校は安全に女の子たちが暮らし、学習できるように彼女が作った学校で、地域社会をも盛り立てています。「女の子に力を与えることで、同時に地域社会を変えることができるのです」と、ンテイヤは言います。
子供が学校で成長するために、私たちは読み書き以上のことを教えなければなりません。教育者オリンピア・デラ・フローラは、感情をコントロールする方法を教える必要があると言います。この実践的なトークで、彼女は既存の予算やリソースだけを使って、うまく授業についていけず、時に授業を妨害するような行動を取る生徒たちに手を差し伸べるための創造的な方法について語ります。例えば、脳を休める時間を取る、歌を歌う、またはヨガポーズをさせるなどです。「小さな変化が大きな違いをもたらし、それは今すぐにでも始められるのです。その場で何を持ち合わせているかを、もっと賢く考えるだけでいいのです」と、彼女は言います。
人生の目的を見つけることこそが最高の自由であると教育推進を提唱するアシュウィーサ・シェティは言います。インドの田舎の貧しい家庭に生まれたシェティは、コミュニティの規範に屈して夢をあきらめたり、意見を押し殺したりはしませんでした。個人の経験に基づくトークの中で、彼女が教育を通じて、どのように自分の存在価値を見つけ出したのかを共有します。そして、田舎の若者の可能性を探るための支援活動について語ります。シェティは言います「私たちは皆、生まれながらの境遇を盲目的に受け入れてしまいます。何かのきっかけで目を覚まし、新しい世界が開ける瞬間までは。」
リズ・クラインロックが受け持つ4年生のクラスの生徒の一人が、人種を話題にした授業の始めに、思いがけない事を口にしました。それは非常に重要な指導の機会なので、逃す手はないとリズは考えました。さあどこから手を着けましょうか。タブーとされる話題を、生徒たちが怖がらずに議論できるように教えるにはどうすれば良いのでしょうか。社会問題を解決し始める最良の方法はそれについて話すことだからです。
世界中で、黒人の女の子たちは、懲罰の対象とされて学校を追い出されている、と作家・社会的公正の研究者であるモニク・W・モリスは言います。結果として、数えきれない女の子たちが、限られた機会しか得られない危険な未来に放り出されています。この危機はどうしたら終わらせることができるのでしょうか? 情熱のこもったトークで、モリスは「pushout(追い出し)」(モリスの著書のタイトルでもある)の原因を明らかにし、すべての学校を、黒人の女の子たちが癒やされ成長できる場所に変えていくために私たちに何ができるかを示します。
図書館には、世界をよりよくする力があります。コミュニティを結びつけ、読み書きを向上させ、生涯学習を活気づかせます。でも人々を遠ざけるものが、ひとつあります。それは貸出図書の延滞料金が発生するおそれです。考えさせられるこのトークで、図書館司書のドーン・ウォシックが、延滞料金を科しても思っているような効果はないと説明します。地元の図書館が延滞料金...を科すのを一切やめたとしたら、どうなるのでしょうか?
ヨーロッパの図書館でアラビア語圏や中東圏の文書を探したところ、恐怖やテロリズムや破壊についての本しか見つからなかった経験から、ガダ・ワリは自分のルーツである文化を楽しく、親しみやすい方法で表現しようと決意しました。その結果生まれたのが、アラビア文字をレゴを使って教えるという色彩豊かで親しみやすいプロジェクトです。グラフィックデザインの力で、つながりと前向きな変化を生み出そうというものでした。「効果的なコミュニケーションと教育こそが、より寛容なコミュニティに通じる道なのです」と、ワリは言います。
アフリカでは若者が次々と生産年齢に達しているなかで、雇用機会の増加は追いついていません。その結果、財政的不安が広がり暴動グループに加わる若者も出てきています。農業起業家のコーラ・マシャは情熱的なトークのなかで、アフリカの小農家にリーダーシップと投資をもたらし、きたる世代を雇用する計画を語ります。
ジェイコブ・メイゴーランが、あなたの有機化学の見方を変えます。素晴らしいグラフィックス満載の親しみやすいトークで、有機化学は怖いというステレオタイプを打ち破りながら、その基礎を教えてくれます。
生命のネバネバした、臭い面から何を学べるでしょうか。この遊び心に溢れた講演では科学ジャーナリスト、アンナ・ロスチャイルドが「気持ちの悪いもの」に隠れている秘密を解き明かし、自然、医学、テクノロジーのグロテスクな面を避けてしまうと、健康や世界に関する重要な知識を見逃してしまう理由を説明してくれます。「生命の気持ちの悪い部分を探ると思いもよらない発見があり、意外なところに美しささえある」と、ロスチャイルドは言います。
「漫画はすべての教師が教材として使えるものだ」漫画家であり、教育者でもあるジーン・ルン・ヤンはこう言います。彼の機知に富んだ、カラフルな作品を描くばかりでなく、ヤンはアメリカ教育における漫画の歴史を研究してきました。教育における漫画の予想もつかない可能性が明らかにされます。
シャミーン・アクターは、幼少期を過ごしたパキスタンで男の子になりすますことで、外で遊べて、学校に通えるという、パキスタンの女子にはほとんど手に入らない特権を得ました。この驚きに満ちた、自らの生い立ちにまつわるトークを通してアクターは、教育を受ける機会を得て自分の人生の進路がどう変わったかを語ります。又、その後このことがきっかけとなって彼女が住む村の文化が変わり、今では女子全員が学校に通うようになったことも。
モハマド・ジェバラは数学が大好きです。でも彼の心配は、余りにも多くの学生が、この美しく学び甲斐のある教科を小さな頃から難解で退屈だと考えていること。彼の会社は大胆なアイデアを実行中です。一週間分の数学の宿題を達成した学生にお金を払うのです。このモデルの倫理、学生を手助けする方法、そしてこのフェイクニュースの時代に数学を学ぶことがなぜ重要なのかを探究します。
スー・カフンブはクールな牛を育てています。その牛たちは健康で、十分な栄養を与えられ、そのタンパク質は、子どもの栄養不足による発育阻害というアフリカの危機的状況を打破するカギとなります。TED フェローであるカフンブは、小規模畜産業従事者を支えるシンプルなSMS(携帯電話のショートメッセージ)サービス「iCow」を創設し、アフリカ大陸全土の農業者に家畜の飼育方法のコツをSMSで送ることにより、彼らを支援しています。少しずつ送られるメッセージにより飢えた子どもたちを救うというこの安価な改革の仕組みを詳しく聞いてみましょう。
セックスについて教えることは親としての仕事です。しかし生物学や生殖についての「トーク」よりも、人間が自分の身体で感じることのできる経験についてもっと教えられるはずです。「トークその2」でスー・ジェイ=ジョンソン氏が、子どもたちの感覚に耳を傾ける方法や、感覚を無理に麻痺させることなく彼らの欲求や感情に通じ合える方法を教えてくれます。
私たちのもつ最も重要なインフラは教育を受けた「人」だ、とチュニジア政府の元大臣であったアメル・カーブールは言います。大規模な投資は橋や道路といったより目に見えやすい計画に向けられすぎていますが、より明るい未来を本当に創るのは子供たちの知性なのです。この鋭いトークで彼女は、わずか1世代の間にあらゆる子どもが学校に通い、そしてそこできちんと学習できるようにするための実現可能なアイデアを話してくれます。
どうすれば社会的に恵まれない学生が、人生の成功を見据えて学業を習得していけるでしょうか?社会学者であるアニンディヤ・クンドゥはこう言います。やり抜く力と粘り強さだけでは十分ではない、つまり学生は自分達の抱える障害を乗り越え、社会制度の中で針路を見定める能力を身につける必要もあるのだと。彼は個人的、社会的、制度上の難題を物ともせず、立ち向かった学生達の、希望に満ちた話をします。
自然は素晴らしく豊かで、多様で、神秘的です。しかし今日の生物学の研究はネズミ、ニワトリ、ショウジョウバエ、ヒトを含むたった7種の生物に注目する傾向にあります。アレハンドロ・サンチェス・アルバラドは、私たちは驚くほど限られたほんの一部の生物を研究し、それだけでがんなど、長年の最も困難な科学的課題を解決できることを期待していると言います。魅力的な写真を用いたこのトークではアルバラドは未知を追求するよう呼びかけ、未知を追求した時にこそ優れた発見ができると説明しています。
「もし子ども達が空腹だったり、砂糖まみれで栄養価に乏しい食事をしているなら、何を学ばせられるというのでしょうか?」元ホワイトハウスの料理人で栄養政策担当アドバイザーのサム・カスが、学生の体と心を育成する上で学校が果たせる役割について論じます。
厳しい環境にあるブロンクスで生まれ育った黒人女性ディナ・シモンズは学術的なあらゆる名声を確立しています。黒人にとっての学業での成功とは、時として自らの本質を捻じ曲げて収められているものだという事実を彼女は知っています。現在彼女自身が教育者となり、すべての学生達がありのままの自分達に誇りが持てる教室を、如何にして創造するかを議論し、こう語っています。「すべての子供達には、どんな肌の色であろうと安心しながら学ぶ教育を受ける権利があるのです。」 ※ インポスターシンドローム:自己肯定感が低く、周囲の高評価をそのままに受け容れられないこと。「自己過小評価症候群」、「自己卑下症候群」、「賞賛不信症候群」などと呼べそうです。
ロジャー・アントンセンと一緒に、最も想像力を使う芸術様式である数学を通して、世界の仕組みや謎を解き明かしましょう。見方をちょっと変えることで、パターンや数や式が姿を現し、それが共感や理解に繋がるのだと彼は言います。
学生たちに対しては、彼らに欠けているものではなく、彼らが貢献することに目を向けよう—厳しい家庭環境にいる子たちには特に。 教育者ヴィクター・リオスは街で貧しく育った自分自身の経験から、教育における姿勢を変えるための3つの直接的な戦略を提示し、仲間の教育者たちには「問題児」の生徒たちを、忍耐力と人格とグリット(やり遂げる気骨)を持つ「有望株」の生徒たちとして見るように呼びかけます。
何故質の高い教育は経済的に豊かな家庭の子供だけのものなのでしょうか?アメリカの貧困層の子供の通う学校、特に有色人種のコミュニティの学校には、より豊かな学校に標準的に設置されている楽器や新しい本、健康に留意した給食やサッカー場などがありません。そして、これが生徒の可能性に大きな影響を与えています。キャンディス・サムナーは毎日ボストンの自分の教室で格差を目の当たりにしています。この感動的なトークの中で彼女は私達に、事実に向き合い、その状況を変えるよう求めています。
英語が急速に世界共通語になりつつあり、即時翻訳の技術が年々向上する中、なぜ、わざわざ外国語を学ぶ必要があるんでしょう? 言語学者でコロンビア大学教授のジョン・マクウォーターが、新しい言語を学ぶことの魅惑的な効能を4つ紹介します。
私たちにとって子供たちは未来であり、子供自身がそれを信じることはとても重要です。ナディア・ロペスがニューヨーク市で最も行政サービスが行き届かず、暴力がはびこるブルックリンのブラウンズビル地区に学問のオアシスを開いた理由はそこにあります。彼女は子供たち全員の素晴らしい才能と能力を信じているのです。モット・ホール・ブリッジズ・アカデミー初代校長の(そしてブログ『Humans of New York』で有名になった)彼女は、私たちに元気を与えてくれる短い話を通して、「学徒たち」が自分と家族の明るい未来を描くために、どのように手を差し伸べているかを語ります。
未完成の土台の上に家を建てようと思いますか? もちろんそんなことはしないでしょう。それならどうして教育においては、まだ基礎が出来ていないうちに先へと進めてしまうのでしょう? 難しい問題ですが、教育者のサルマン・カーンが、自分のペースで習得していくのを助けることで落ちこぼれつつある生徒を好学の士へと変えられるプランを話してくれます。