カルチャーマガジン「SHIFT」の最新ニュース。アート、デザイン、ファッション、イベントなど国内外のカルチャー情報を音声でお届けします。
高級家具の見本市、FIND-デザイン・フェア・アジアが、2022年9月にシンガポールで初開催される。記念すべき第一回目は、9月22日から24日までシンガポール・デザイン・ウィークの会期中にシンガポールのマリーナ・ベイ・サンズ・エキスポ&コンベンションセンターで開催される。シンガポールの決定的で象徴的なデザインイベントであるFINDは、デザインセクターの主要なグローバルプレーヤーと連携している。ミラノサローネを主宰するフィエラミラノ、デザイン・シンガポール・カウンシル、シンガポール観光協会とのコラボレーションを通じてこのイベントを行い、世界中から厳選されたインテリアブランド、エージェンシー、パビリオン、デザイナー、コンテンツの豊富なコレクションを紹介する。
高級家具の見本市、FIND-デザイン・フェア・アジアが、2022年9月にシンガポールで初開催される。記念すべき第一回目は、9月22日から24日までシンガポール・デザイン・ウィークの会期中にシンガポールのマリーナ・ベイ・サンズ・エキスポ&コンベンションセンターで開催される。シンガポールの決定的で象徴的なデザインイベントであるFINDは、デザインセクターの主要なグローバルプレーヤーと連携している。ミラノサローネを主宰するフィエラミラノ、デザイン・シンガポール・カウンシル、シンガポール観光協会とのコラボレーションを通じてこのイベントを行い、世界中から厳選されたインテリアブランド、エージェンシー、パビリオン、デザイナー、コンテンツの豊富なコレクションを紹介する。
昨年、コロナ禍の中、国内及びアジア各地から10の国と地域から130組のクリエイターが出展し、オンライン会場と実会場のハイブリット開催となった国際アートフェア「アンノウン・アジア」が、今年は10月に会場で開催する。アンノウン・アジアは「ASIA IS ONE」を合言葉に、アーティストに様々な機会の提供をすることでアートの価値創造に繋げることを目的に開催。審査員が自らコラボレーションしたい作家の発掘を兼ねた審査員賞には、日本、アジア各国の有名アートディレクターやギャラリストを審査員として招聘。グランプリ以下各賞受賞作家には国内外での作品プレゼンテーションの機会が用意される。また協賛スポンサー、参画団体によるビジネスマッチングもアンノウン・アジアの大きな特徴で、若手クリエイターにとっての登竜門の位置づけと言える。
昨年、コロナ禍の中、国内及びアジア各地から10の国と地域から130組のクリエイターが出展し、オンライン会場と実会場のハイブリット開催となった国際アートフェア「アンノウン・アジア」が、今年は10月に会場で開催する。アンノウン・アジアは「ASIA IS ONE」を合言葉に、アーティストに様々な機会の提供をすることでアートの価値創造に繋げることを目的に開催。審査員が自らコラボレーションしたい作家の発掘を兼ねた審査員賞には、日本、アジア各国の有名アートディレクターやギャラリストを審査員として招聘。グランプリ以下各賞受賞作家には国内外での作品プレゼンテーションの機会が用意される。また協賛スポンサー、参画団体によるビジネスマッチングもアンノウン・アジアの大きな特徴で、若手クリエイターにとっての登竜門の位置づけと言える。
去年、10日間の会期中にのべ18万人の来場者が訪れたアートとデザインの祭典「DESIGNART TOKYO」(デザイナート・トーキョー)が、今年も10月21日から30日にかけて開催が決定。今年のテーマは「TOGETHER 〜融合する好奇心〜」。現在、開催に向け、5月20日まで出展者を募集中で、若手アーティスト・デザイナー支援のための出展料が無料になるプログラム「UNDER 30」(審査制)も用意されている。デザイナートは、東京からクリエイティブを発信し産業化することを志し、2017年に立ち上げられたプロジェクト。世界屈指のミックス・カルチャー都市・東京を舞台に、世界中からアートとデザイン(建築、インテリア、プロダクト、ファッション、テクノロジーなど)が集結し、ショップやギャラリーなど様々な場所を利用して多彩なプレゼンテーションを行う革新的な取り組みだ。
去年、10日間の会期中にのべ18万人の来場者が訪れたアートとデザインの祭典「DESIGNART TOKYO」(デザイナート・トーキョー)が、今年も10月21日から30日にかけて開催が決定。今年のテーマは「TOGETHER 〜融合する好奇心〜」。現在、開催に向け、5月20日まで出展者を募集中で、若手アーティスト・デザイナー支援のための出展料が無料になるプログラム「UNDER 30」(審査制)も用意されている。デザイナートは、東京からクリエイティブを発信し産業化することを志し、2017年に立ち上げられたプロジェクト。世界屈指のミックス・カルチャー都市・東京を舞台に、世界中からアートとデザイン(建築、インテリア、プロダクト、ファッション、テクノロジーなど)が集結し、ショップやギャラリーなど様々な場所を利用して多彩なプレゼンテーションを行う革新的な取り組みだ。
現代アート、テクノロジー、建築、音楽、映像、小説、エンターテインメントなどジャンルの枠を超えた、未来のクリエイティブのショーケース。クマ財団第5期生71名の集大成となる展示会「KUMA EXHIBITION 2022」が、2022年3月から4月にかけて六本木を舞台に開催される。クマ財団は、コロプラの創業者である馬場功淳が2016年に設立した、次代を担う若きクリエイターの活動を支援・助成することを目的とした財団。「創造性が共鳴し合う、世の中に」をビジョンに掲げ、25歳以下の学生クリエイターの育成を目的とした「クリエイター奨学金」の給付を行なっている。その奨学生の1年間の集大成である「KUMA EXHIBITION」はジャンルの垣根を超えた新しい才能を発信し、クリエイティブシーンに向けてその可能性をプレゼンテーションする場として毎年開催されている。
現代アート、テクノロジー、建築、音楽、映像、小説、エンターテインメントなどジャンルの枠を超えた、未来のクリエイティブのショーケース。クマ財団第5期生71名の集大成となる展示会「KUMA EXHIBITION 2022」が、2022年3月から4月にかけて六本木を舞台に開催される。クマ財団は、コロプラの創業者である馬場功淳が2016年に設立した、次代を担う若きクリエイターの活動を支援・助成することを目的とした財団。「創造性が共鳴し合う、世の中に」をビジョンに掲げ、25歳以下の学生クリエイターの育成を目的とした「クリエイター奨学金」の給付を行なっている。その奨学生の1年間の集大成である「KUMA EXHIBITION」はジャンルの垣根を超えた新しい才能を発信し、クリエイティブシーンに向けてその可能性をプレゼンテーションする場として毎年開催されている。
イギリスを代表する現代作家、ダミアン・ハースト「桜」展が、東京・六本木の国立新美術館で、3月2日から5月23日まで開催される。国立新美術館とカルティエ現代美術財団主催による本展は、ダミアン・ハーストの日本初となる大規模個展であり、パリで2021年7月6日から2022年1月2日までカルティエ現代美術財団で開催された同展覧会の国際巡回展。ダミアン・ハーストは、30年以上にわたるキャリアの中で、絵画、彫刻、インスタレーションと様々な手法を用い、芸術、宗教、科学、そして生や死といったテーマを深く考察してきた。最新作である〈桜〉のシリーズは、19世紀のポスト印象派や20世紀のアクション・ペインティングといった西洋絵画史の成果を独自に解釈し、色彩豊かでダイナミックな風景画。大きいものでは縦5メートル、横7メートルを超える画面に描かれた風景は、儚くも鮮やかに咲き誇る桜並木の下に身を置いた時のように、私たちを幻想的な世界に誘う。
イギリスを代表する現代作家、ダミアン・ハースト「桜」展が、東京・六本木の国立新美術館で、3月2日から5月23日まで開催される。国立新美術館とカルティエ現代美術財団主催による本展は、ダミアン・ハーストの日本初となる大規模個展であり、パリで2021年7月6日から2022年1月2日までカルティエ現代美術財団で開催された同展覧会の国際巡回展。ダミアン・ハーストは、30年以上にわたるキャリアの中で、絵画、彫刻、インスタレーションと様々な手法を用い、芸術、宗教、科学、そして生や死といったテーマを深く考察してきた。最新作である〈桜〉のシリーズは、19世紀のポスト印象派や20世紀のアクション・ペインティングといった西洋絵画史の成果を独自に解釈し、色彩豊かでダイナミックな風景画。大きいものでは縦5メートル、横7メートルを超える画面に描かれた風景は、儚くも鮮やかに咲き誇る桜並木の下に身を置いた時のように、私たちを幻想的な世界に誘う。
日本のクリエイティブシーンを牽引し続ける写真家・映像監督の奥山由之のデビューから12年間に渡り手掛けてきた数々のクライアントワークを1冊にまとめた写真集「BEST BEFORE」が、青幻舎より、2022年2月上旬に刊行される。質と量に圧倒される奥山の仕事は、米津玄師、星野源、ミスター・チルドレン、あいみょん、ラッドウィンプスといったアーティストとのコラボレーションや、ポカリスエットなどの広告写真、大河ドラマ「麒麟がくる」のメインビジュアル、「GINZA」「SWITCH」などのエディトリアルワーク、広瀬すず、菅田将暉、平手友梨奈、小松菜奈といった時代を象徴するアイコンのポートレートなど実に多岐に渡る。
日本のクリエイティブシーンを牽引し続ける写真家・映像監督の奥山由之のデビューから12年間に渡り手掛けてきた数々のクライアントワークを1冊にまとめた写真集「BEST BEFORE」が、青幻舎より、2022年2月上旬に刊行される。質と量に圧倒される奥山の仕事は、米津玄師、星野源、ミスター・チルドレン、あいみょん、ラッドウィンプスといったアーティストとのコラボレーションや、ポカリスエットなどの広告写真、大河ドラマ「麒麟がくる」のメインビジュアル、「GINZA」「SWITCH」などのエディトリアルワーク、広瀬すず、菅田将暉、平手友梨奈、小松菜奈といった時代を象徴するアイコンのポートレートなど実に多岐に渡る。
ニューヨークを拠点に、写真家/映画監督として活動する日比遊一(ひび・ゆういち)の写真展「foto arigato」が、代官山ヒルサイドテラスのエキシビションルームで、12月11日(土)から14日(火)にかけて開催される。20歳で俳優を目指し渡米した日比遊一は、1992年に写真家に転身。作品はアメリカのJ. ポール・ゲティ美術館を始め、世界各国の美術館や著名なコレクターに収集されている。映画監督としては、1998年に写真家で映像作家でもあるロバート・フランクのドキュメンタリー「ウィークエンド・ウィズ・ミスター・フランク」を製作。以来米国で数々の映像作品を手掛けてきた。
ニューヨークを拠点に、写真家/映画監督として活動する日比遊一(ひび・ゆういち)の写真展「foto arigato」が、代官山ヒルサイドテラスのエキシビションルームで、12月11日(土)から14日(火)にかけて開催される。20歳で俳優を目指し渡米した日比遊一は、1992年に写真家に転身。作品はアメリカのJ. ポール・ゲティ美術館を始め、世界各国の美術館や著名なコレクターに収集されている。映画監督としては、1998年に写真家で映像作家でもあるロバート・フランクのドキュメンタリー「ウィークエンド・ウィズ・ミスター・フランク」を製作。以来米国で数々の映像作品を手掛けてきた。
東京・目黒区のデザインギャラリー、LICHT(リヒト)で、パリを拠点に活動する世界的なプロダクトデザイナー、ロナン・ブルレックのドローイングポスター展が、10月23日から11月7日まで開催される。リヒトは、デザインで人を幸せにするというコンセプトのもと既成概念から離れた遊び心のある家具を国内外から新旧集め、ビスポーク家具と合わせ展開している。現代で活躍している国内デザイナーの作品を中心に、製品として世に出にくいエッジの効いた作品を数量限定で発売する「エディション」シリーズを展開するなど、写真や絵画のように優れたデザインアイテムを身近にする機会をつくりながら、デザイナーたちと使い手や未来のつくり手とをつなぐことを目指している。
ドイツを拠点にデンマーク、日本での作品発表や、イラクで開催された演劇フェスティバルへの参加など世界各国で幅広く活動中のパフォーマー・菅原圭輔と、2018年12月にくるみざわしん作「精神病院つばき荘」で旗揚げした劇団トレンブルシアター主宰の俳優・土屋良太の両名がコラボレーションし制作された舞台作品「空谷の跫音(くうこくのきょうおん)」が、東京・神楽坂セッションハウスにて、10月23日・24日の2日間に渡って公演される。また上記の2名に加え、ダンサー・髙瑞貴、ドイツ・ベルリンを拠点に活動する音楽家・坂本真が協働し、「コンテンポラリーダンス×演劇×音楽」というジャンルの垣根を超えた唯一無二のアート作品を鑑賞することができる。本作は2020年よりデンマークで創作が行われた「mellem to」プロジェクト / 「Lige så stille。」から新たに構想を得たスピンオフ作品。世界的なパンデミックにより文化活動が著しく制限された欧州で、菅原が新たに取り組んだ「視覚的楽譜」を用いた創作方法。それらを基に日本の滞在制作期間のあいだ、参加アーティスト達とリサーチを行いながら作品の創作を行う。
世界的グラフィックマガジン「WERK」(ヴェルク)の発行人で、シンガポールのアートディレクター、テセウス・チャンの新作ファッション・ドローイング展「お洒落なエイリアン」が、10月21日から12月13日にかけて東京・自由が丘のトラフィックにて開催される。テセウス・チャンは、田名網敬一、山口はるみ、コム デ ギャルソン、トーガ、アンリアレイジなどのアーティストやブランドとコラボレーションを行い、東京2020オリンピックでは公式アートポスターのアーティストに選出された。自身が描いた新作ファッション・ドローイングのみで構成された本展は、世界的なアワード・ウィナーとして知られるテセウス・チャンによる初の試みだ。
アートは「人道」の概念をどこまで表現できるのか。ジュネーブ諸条約70周年の記念に、スイスのエリゼ写真美術館(ローザンヌ)がスイス連邦外務省と共に、赤十字国際委員会(ICRC)との対話から制作した展覧会「今、この時代に考える「人道」」が、東京の恵比寿エリアにて2021年10月2日から31日にかけて開催される。人類愛、公平、中立、独立という4つの「人道」の原則を、スイス国内外の17名のアーティストの写真や作品を通して、時と場所により変わりうるその概念、そして今を生きる私たちとの関わりへの考察を鑑賞者に促すきっかけになることを本展は意図している。
箱根のポーラ美術館で、アメリカの現代美術を代表するアーティスト、ロニ・ホーンの個展「水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる?」が、9月18日から開催される。本展は、国内の美術館におけるホーンの初個展。テムズ川の水面やアイスランドの温泉、島の地図、水鏡を思わせるガラスなど、ロニ・ホーンの作品の多くは自然と密接に結びつきながら、極めてシンプルに削ぎ落された形式で展開されている。作品は、写真、彫刻、ドローイング、本など多岐にわたるが、一つの概念が多様な作品へと形を変えて現れる様は、環境や周囲との関わりによって姿を変える、「水」の性質を想起させる。東洋思想においては人間の精神のあり方や無常を表す水や川はまた、展覧会のタイトルにもある通り、ホーンがしばしば作品のモティーフやテーマとして用いるものだ。
東京オリンピック2020開催に先駆け、オリンピックまたはパラリンピックをテーマに、国内外のアーティスト19組により制作された、「東京2020公式アートポスター展」が、東京都美術館1階「佐藤慶太郎記念アートラウンジ」で7月20日から9月5日にかけて開催される。各大会の組織委員会は、オリンピックというスポーツ・文化イベントへの認知と理解を促進するために公式アートポスターを20世紀初頭から制作してきた。近年では、パラリンピックのポスターも含め、国際的に活躍するアーティストやデザイナーを起用し、各大会の文化的・芸術的レガシーとなる作品を制作するようになっている。
「渋谷ヒカリエ ヒカリエデッキ」オープン記念イベントの一つとして、7月16日(金)・17日(土)の2日間、ライブペインティングとプロジェクションマッピングを融合したアートイベント「MAPP_YOUR WORLD」(マップ・ユア・ワールド)が開催される。「MAPP_YOUR WORLD」は、カナダ・モントリオール発、プロジェクションマッピングを使ったアートプロジェクトを世界各地で繰り広げる MAPP_(マップ)と国内外から注目を集める Keeenue(キーニュ)のコラボレーションとなるカラフルでイマジネーション溢れるアートパフォーマンス。
インターネット黎明期よりデジタルメディアにおけるデザインや情報伝達コミュニケーションとその可能性を追求してきたデザイン・チーム、セミトランスペアレント・デザインの代表兼アートディレクター/グラフィック・デザイナー田中良治の展覧会「光るグラフィック展 0 」が、6月22日から7月28日にかけてクリエイションギャラリーG8にて開催される。本個展は、1997年に急逝したグラフィックデザイナー亀倉雄策の生前の業績をたたえ、グラフィックデザインの発展に寄与することを目的として、1999年に設立された亀倉雄策賞(運営・選考:公益社団法人日本グラフィックデザイン協会[JAGDA])の第23回受賞記念展として開催されるもの。ウェブデザイナーとして初の受賞で、東京タイプディレクターズクラブのインタラクティブ・ウェブサイトにおける繊細な作り込みによる優れた情報デザインが高く評価された。
美しさと醜さという相反する世界観への追求を内包した作品で近年注目を集める画家・戸田沙也加の写真のみで構成した個展「海を越えて、あるいは夜の向こうに」が、7月10日から8月21日にかけて KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHY にて開催。アーティストとしての新境地を切り開く。戸田沙也加は、1988年、埼玉県生まれ。女子美術大学大学院美術専攻洋画研究領域を修了。画家として個展やグループ展への参加など精力的に活動。シェル美術賞展入選、木幡和枝賞をはじめ数々の受賞歴があり、稀代のペインターとして注目を集めてきた。
ファインアート作品を発表するほか、アーティストユニット「Enlightenment」(エンライトメント)のアートディレクターとして、広告や雑誌、映像制作、CD ジャケットデ ザインなども手がける、ヒロ杉山の新作展「Paint it Black」(ペイント・イット・ブラック)が、オルタナティブスペース「elephant STUDIO」(エレファントスタジオ)2階にて、7月10日から16日にかけて開催される。本展では、ゴッホの《ひまわり》や《自画像》やアンディ・ウォーホルの《バナナ》などといった歴史的名作のマチエールを再現しつつ、モチーフ部分を真っ黒く塗った作品群「シルエット」シリーズを「Paint it Black」と題して初披露する。
国内外で高い評価を受けるなか、2019年に45歳の若さで惜しまれながら亡くなった佐藤雅晴の映像作品展「Hands—もうひとつの視点から」が、六本木蔦屋書店内のギャラリースペースにて、2021年6月21日から8月29日にかけて開催される。佐藤雅晴は、日常風景をビデオカメラで撮影した後、パソコンソフトのペンツールを用いて実写をトレースする「ロトスコープ」技法でのアニメーション作品の創作に長年取り組んできた。佐藤にとってトレースとは、対象を「自分の中に取り込む」行為であり、作品は制作過程においてデジタル機器を活用し、自らの身体である「手」をつかって、膨大な枚数の作画をこなしながら生み出されていったものである。
オランダの絵本作家、ディック・ブルーナの描くミッフィーの誕生65周年を記念する展覧会「ミッフィー展」が、PLAY! MUSEUM(東京・立川)で、7月10日から9月12日にかけて開催される。昨年夏に東京・松屋銀座で開幕し、全国を巡回中の「ミッフィー展」。「ちいさなぬくもり・66のおはなし」を副題につけ開催される本展では、ミッフィーや家族、友達の物語を、貴重な直筆原画やスケッチ、創作メモなど約250点に丁寧な解説をつけて紹介する。また、ブルーナ・カラーや線を使った大きなインスタレーションや、誰もがミッフィーになれる参加型展示も行い、子供から大人まで誰でも楽しめる内容となっている。
ニューヨークを拠点に世界的に活動を行う、稀代の現代アーティスト・KAWS(カウズ)の国内初の大型展覧会「KAWS TOKYO FIRST」が、六本木・森アーツセンターギャラリーで7月16日から10月11日にかけて開催される。KAWSは、絵画、壁画、彫像、グラフィック、プロダクト、ストリートアート、ARアートなど多岐にわたる作品は、アートファンのみならず様々な背景の多様な人々を魅了し続け、この20年で確固たるキャリアを確立してきた。
(株)アトランティックカーズ内に2021年6月にオープンした、小柴綾香がキュレーター兼ディレクターを務める Rikka Gallery 麻布台で、こけら落としとなる初の展示会「HUMANITY」が、6月4日から25日にかけて開催される。出展作家は、匿名の顔や、欧米の70年代から現代に至るまでのスターと呼ばれる著名人をモチーフに絵を描き続けている水戸部七絵と、アートを通して人と世界との距離を再定義することによって、社会における人の存在意義を模索する高山夏希。本展では、アート制作の中で人間そのものを再度見直し、作品として昇華させる二名の現代アーティストにスポットライトを当てる。
国内唯一の復刊リクエストサービス「復刊ドットコム」から、イラストレーターとして国内外から大きな注目を集める永井博の新しい作品集「FAVORITE」(「POOLS」「CRUISIN 」「HUMAN NATURE」)が6月下旬に発売される。1981年の発売から今年で40周年を迎え、再び大きなムーブメントとなっている大滝詠一の歴史的名盤「A LONG VACATION」のジャケットをはじめ、広告や音楽関連など幅広い分野で活躍している人気イラストレーター・永井博。見た人が瞬時に「夏」を感じる永井博の描き出す情景は、国内外・老若男女問わず時代を象徴するビジュアルとして人々の記憶に深く刻まれている。
昨年はコロナ禍の中、国内及びアジア各地から11の国と地域から135組のクリエイターが出展し、オンライン開催となった国際アートフェア「アンノウン・アジア」が、今年は10月に会場とオンラインで開催する。アンノウン・アジアは「ASIA IS ONE」を合言葉に、アーティストに様々な機会の提供をすることでアートの価値創造に繋げることを目的に開催。審査員が自らコラボレーションしたい作家の発掘を兼ねた審査員賞には、日本、アジア各国の有名アートディレクターやギャラリストを審査員として招聘。グランプリ以下各賞受賞作家には国内外での作品プレゼンテーションの機会が用意される。また協賛スポンサー、参画団体によるビジネスマッチングもアンノウン・アジアの大きな特徴で、若手クリエイターにとっての登竜門の位置づけと言える。
「生活をハッピーにするチープポップヴィジュアル!」を掲げて活動しているヴィジュアルクリエイター/アーティストの太公良(grAphic tAkorA)の個展が、4年ぶりに4月29日から5月11日にかけて、東京・吉祥寺のにじ画廊で開催される。太公良は、グラフィカルな連続柄を持ち味に、テキスタイルから広告まで幅広い分野で活動してきた。また、10年前から、「grAphic tAkorA」(グラフィックタコラ)名義のアートワークを使って、日常が少しカラフルになるような身の回りのモノを提供するブランド「TAKO LABO」(タコラボ)をスタートし、国内外でポップアップ形式の展示を不定期に開催している。
去年、12日間の会期中にのべ14万人の来場者が訪れたアートとデザインの祭典「DESIGNART TOKYO」(デザイナート・トーキョー)が、今年も10月22日から31日にかけて開催が決定。今年のテーマは「CHANCE! ~かつてないチャンス~」。現在、開催に向け、5月20日まで出展者を募集中で、若手アーティスト・デザイナー支援のための出展料が無料になるプログラム「UNDER 30」も用意されている。デザイナートは、東京からクリエイティブを発信し産業化することを志し、2017年に立ち上げられたプロジェクト。世界屈指のミックス・カルチャー都市・東京を舞台に、世界中からアートとデザイン(建築、インテリア、プロダクト、ファッション、テクノロジーなど)が集結し、ショップやギャラリーなど様々な場所を利用して多彩なプレゼンテーションを行う革新的な取り組みだ。
開業4周年を迎える銀座エリア最大の商業施設「GINZA SIX」の吹き抜け空間で、彫刻家・名和晃平によるインスタレーション「Metamorphosis Garden(メタモルフォーシス・ガーデン)(変容の庭)」が、2021年4月12日から翌年春までの約一年間にかけて展示される。GINZA SIXでは、開業時に話題となった草間彌生をはじめとする、世界で活躍するアーティストの作品を展示してきた。開業以来初の大規模なリニューアルを行う今春、新たな施設の顔となる名和晃平が手がけた新作アートは、生命と物質、その境界にある曖昧な存在が共存する世界をテーマにしている。
世界に向けて日本の新しい才能を発信することを目的に設立された写真アワード、ジャパン フォト アワードが本年度も受付を開始。応募締切は2月17日。ジャパンフォトアワードは、2013年にスタートして以来、応募者総数は累計6000人に上り、インディペンデントな写真アワードとしては日本最大規模を誇る。審査員には、世界の第一線で活躍するギャラリスト、キュレーター、エディターを招き、世界での活躍を志す熱意ある方たちに挑戦の機会を提供している。
現代のアメリカを代表する写真家の一人、ピーター・サザーランドによるブランド「CNY.NYC」より、書籍とアパレルアイテムの発売を記念して、DOMICILE TOKYO(ドミサイル東京)にて作品展「ESCAPISM」(エスケイピズム)が12月11日から20日にかけて開催される。本書のローンチはブランド発足当初からアイテムを取り扱ってきた、DOMICILE TOKYOの店頭にて、ピーターの新作のアートワーク19点の展示と販売は DOMICILE TOKYO の裏手にあるギャラリースペースにてそれぞれ行われる。今回の展示が DOMICILE TOKYO GALLERY の初めての展示企画になる。
全編英語テキストで海外マーケットをメインにしたカルチャー・マガジン「ESPERANTO」(エスペラント)が、12月15日に季刊で創刊される。サブタイトルは「CULTURE MAGAZINE FOR WHOLE EARTH CITIZENS」(世界市民のためのカルチャー・マガジン)。編集長は、武田鉄平や片山真理の作品集も手がけたアートブック出版社ユナイテッドヴァガボンズ/グーテンベルクオーケストラ代表の菅付雅信。編集アドバイザーは、世界最高のキュレーターであるハンス・ウルリッヒ・オブリスト。編集スタッフはグーテンベルクオーケストラを中心に、香港、フランス、ロシア、ラトビアなど多国籍なメンバーが集結。デザインはアムステルダムのエクスペリメンタル・ジェットセットが手がけている。
コロナ禍で生まれた世界中のクリエーションを集めた企画展「コロナ禍のクリエーション」が、12月5日から来年1月17日まで渋谷スクランブルスクエア14FのNHKプラスクロスSHIBUYAにて本開催される。(11月24日から一部スペースのみ公開中)新型コロナウイルス感染症によって、日常生活に様々な制約が課せられた2020年。それでも人々はこの困難を乗り越えるため、そして苦しみの中でも楽しむことを忘れないため、クリエイティビティを駆使してさまざまな表現を生み出し続けている。本展では、そんなコロナ禍だからこそ生まれたクリエーションに注目し、様々な事例を世界中から集め、展示を行う。
今年夏に福岡にて開催され好評を博した、注目の現代詩人・最果タヒの「詩の展示」「最果タヒ展 われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。」が、渋谷パルコにて12月4日から20日にかけて巡回開催される。本展に先駆け、渋谷パルコ一階に、幅6mを超える詩の巨大アートウォールが登場。スマートフォンで詩を書き、現代の感情を繊細かつ鋭く表現する最果タヒの作品発表の場は、書籍はもちろんインターネット上にもとどまらず、映画、広告、音楽、アートなど幅広い分野で数々の新しい詩の運動をまきおこしてきた。今回の「詩の展示」は至る所に詩が展開された空間を、読者が歩き回って「詩になる直前」の言葉を体感するインスタレーションだ。
アートディレクター/デザイナーの木内俊文が主宰するギャラリー&ショップ「LAID BUG」(レイド・バグ)の期間限定イベント「LAID BUG GIFT SHOP」が、代官山・蔦屋書店で12月4日から27日にかけて開催される。LAID BUGは、2018年にクリエーターのシェアオフィスに併設されたギャラリー&ショップで、たなかみさき、西雄大、ヒラパー・ウィルソンなどのアーティストによる展示や、ポップアップイベントを開催するかたわら、癖の強いオリジナルプロダクトやアートブックをリリースするなど初台の新たなカルチャースポットとして注目を集めている。
アーティスト ヒロ杉山による、25年分のドローイングを収録した作品集「Drawing Leads to Another Dimension 1995-2020」が500冊限定で発売。出版記念展が11月13日から12月6日にかけて六本木ヒルズA/Dギャラリーで開催される。ヒロ杉山は、1997年にクリエイティブユニット「エンライトメント」を立ち上げ、数々のデザインワークを発表するのと並行して国内外でアート作品を発表。近年では活動の幅を広げ、立体作品や空間演出など多方面にわたって創作活動を展開している。
過去に「SHIFTカレンダー2008」にセレクションされたこともある、愛知県在住のコラージュアーティスト・長尾洋が、東京で初となる個展「YO SOY TÚ」を、10月22日から11月1日にかけて THE A.I.R BUILDING(新日本橋)にて開催する。長尾の作品は緻密に組み合わさったファッション雑誌の切り抜きと布のコラージュをメインに、アクリル絵具やマーカーなどをカラフルに使った民族的で未来的な作風が特徴だ。これは自身の先祖にアイヌ人を持つことや、日本人としてのヨーロッパ生活で感じたことがきっかけとなり、2014年のベルリンでの個展の頃から「僕らは未来の先住民」というテーマを掲げており、モンゴルやナミビア、メキシコの現地住民宅でのホームステイやフィールドワークを通して習慣や伝統文化をリサーチすることで、現代人にも先住民的生活をしている人々にも共通して持つ美意識や感覚をインスピレーションに、モチーフや素材、図柄をセレクトし作品を制作している。
第5世代移動通信システム「5G」(以下5G)技術を使って、文化財の新たな鑑賞体験を提供する「5Gで文化財 国宝「聖徳太子絵伝」ARでたどる 聖徳太子の生涯」が、9月29日から10月25日にかけて、東京国立博物館 法隆寺宝物館(上野公園)にて開催される。法隆寺宝物館は、明治11年に奈良・法隆寺から皇室に献納され、戦後国に移管された宝物300件あまりを収蔵・展示している。日本で最も長い歴史を持つ博物館が最先端通信技術の5GやAR(拡張現実)と出会う時、文化財の鑑賞体験はどう変わるのか?
東京神楽坂のギャラリー・エイトエイコで、7名の作家によるグループ展「桜を見る会」が、4月4日から開催される。本展では、1952年より例年新宿御苑にて行われてきた同名の親睦会が昨年をもって中止となったことに鑑み、その灯火を絶やさぬよう美を愛する作家たちが集い、桜をモチーフとした様々な技法の作品を通じて古来から続く日本の美しさを考察する試みだ。
去年、のべ22万人の来場者で賑ったアートとデザインの祭典「DESIGNART TOKYO 2020」(デザイナート・トーキョー)が、今年も10月23日から11月3日にかけて開催される。現在、6月10日まで出展者募集中で、新型コロナウイルスの影響による世界情勢不安を受け、支援枠として出展料が無料になるプログラムも用意されている。デザイナートは、東京からクリエイティブを発信し産業化することを志し、2017年に立ち上げられたプロジェクト。世界屈指のミックス・カルチャー都市・東京を舞台に、世界中からアートとデザイン(建築、インテリア、プロダクト、ファッション、テクノロジーなど)が集結し、ショップやギャラリーなど様々な場所を利用して多彩なプレゼンテーションを行う革新的な取り組みだ。
1990年代以降の写真とファッションの関係性を探る展覧会「写真とファッション 90年代以降の関係性を探る」が、東京都写真美術館で6月2日から7月19日まで開催される。これまでのファッションが発展する過程において、写真は重要な役割を担ってきた。1990年代に入り、ファッションの魅力を伝えるという枠組みを超え、人々に訴えかけるイメージを作り出す写真家や、インディペンデントなスタンスで情報を発信するファッション誌が登場。新しい視点から生み出されたイメージは、人々の考え方やライフスタイルにも影響を与え、その後の世代にも繰り返し参照されている。
古い時代の美術と現代美術の対比を通して、日本美術の豊かな土壌を探り、その魅力を新しい視点から発信する展覧会「古典 × 現代 2020 ― 時空を超える日本のアート」が、6月24日から8月24日にかけて国立新美術館で開催される。本展覧会は、江戸時代以前の絵画や仏像、陶芸や刀剣の名品を、現代を生きる8人の作家の作品と対になるよう組み合わせ、一組ずつ8つの展示室で構成。世界観や主題、造形、制作方法の類似を示すだけでなく、先達から得たインスピレーションや、誰もが知るイメージに基づくパロディ、古い作品を取り込んだインスタレーションなど、過去の偉業に積極的に関与していく現代の作家たちの姿にも焦点を当てる。今日の優れた表現と、今なお私たちを惹きつけてやまない古の名品の比較を通じて、単独では見えてこない新たな魅力を発見する機会になるだろう。
アートを介したサステナブルな世界の実現に向けた試みで、国際的に高い評価を得てきたオラファー・エリアソンの展覧会「ときに川は橋となる」が、東京都現代美術館で6月9日から9月27日にかけて開催される。オラファー・エリアソンは1990年代初めから、写真、彫刻、ドローイング、インスタレーション、デザイン、建築など、多岐にわたる表現活動を展開してきた。本展覧会は、エリアソンの再生可能エネルギーへの関心と気候変動への働きかけを軸に、エリアソンの代表作であり暗闇の中に虹が現れる「ビューティー」(1993年)含む、多くが国内初公開となる作品の数々で構成。自然現象を再構築したインスタレーション、光と幾何学に対する長年の関心が反映された彫刻、写真、ドローイングと水彩画、公共空間への介入をめぐる作品等が展示される。
ドット絵の新しい表現を探求するピクセルアート作家・BAN8KU(バンパク)が、任天堂の大人気ゲーム「あつまれ どうぶつの森」内で企画展「しまとこねこ」を、3月28日から29日にかけて開催する。話題となった前回の個展「こねこ展」では、ゲーム上で展開できるマイデザイン機能を使用し、ドット絵「こねこ」をモチーフとしたオリジナル作品約20点を展示。今回の企画展では、「島」に登場するアイテムと「こねこ」を組みあわせた新作を展示する予定。なお、ひとつの島への同時接続人数は最大8人までとなっている。マイデザインの枠は限られているため、今回発表する作品は本展限りとなるかもしれない。
71歳になる画家・小笠原盛久の初個展「出会いのラプソディ」が、渋谷ヒカリエの8階の「キューブ」で、3月26日から4月5日にかけて開催される。本展は、小山登美夫(小山登美夫ギャラリー)監修による日本の美術シーンを新しい視点で切り開く「ヒカリエ・コンテンポラリー・アート・アイ・シリーズ」の第14回目。今回は小笠原が制作した膨大な量の作品から18点が披露される。