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「流通経済大学出身の選手が摘発、Kリーグで後を絶たない飲酒運転問題」 韓国Kリーグ2部の全南ドラゴンズに所属するDFユ・ジンホンが、6月12日夜に飲酒運転を行い、警察に摘発された。13日に韓国プロサッカー連盟が発表したところによると、ユは60日間のKリーグ公式戦出場停止処分を受けた。今後は賞罰委員会によって正式な処分が下される予定となっている。 ユは2000年11月19日生まれの24歳。ポジションは両サイドバックで、2020年に日本の流通経済大学に入学し、サッカー部で活動した。その後、韓国国内の高陽KHや平沢シチズンといったセミプロクラブを経て、2024年に全南へ加入。同年はリーグ戦1試合に出場し、シーズンオフには再契約が発表されたが、2025シーズンはこれまで出場がなかった。 また、全南はユが飲酒運転を行った際、チームメイトでFWのユ・ギョンミンが同乗していたことも明らかにした。ユは2003年12月15日生まれの21歳で、2025年シーズンから全南に加入。7日に行われたリーグ戦第19節ソウルイーランド戦で先発し、プロデビューを果たしたばかりだった。 Kリーグでは、社会的に問題となる行為やリーグの価値を損なう不正が発覚した場合、賞罰委員会の判断が下るまでの間、最大90日間の活動停止措置が取られる。 なお、近年も複数の選手が飲酒運転で摘発されており、2023年には1年で3人、2022年にはK1の全北現代モータースに当時所属していた日本人MF邦本宜裕(遼寧鉄人足球倶楽部)が飲酒運転により契約解除となっている。
「浦和レッズの収入は?橋岡大樹がCL出場クラブ移籍へ「ルートン退団不可避」」 浦和レッズ下部組織出身でイングランド3部降格のルートン・タウンに所属する日本代表DF橋岡大樹に、今夏移籍の可能性が浮上。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を有するチェコ1部SKスラヴィア・プラハからの関心が報じられている。 チェコ『iSport』が6月17日に報じたところによると、スラヴィア・プラハは右サイドバックの選手層強化を計画。チェコ代表DFデイビット・ドウデラとポジション争い可能な選手として、橋岡をリストアップしているという。 同メディアは日本人ディフェンダーの現状について、「ルートンで怪我と監督からの不信感により、彼の序列は低下している。ルートンの降格により、今夏退団は不可避だ」とリポート。これによると、橋岡はルートンとの契約を2026年6月まで残しているが、2024/25シーズン終了後に代理人を変更。記事で「代理人変更という状況を利用し、現在交渉が進んでいる。橋岡はすでに5月にプラハで個人面談を行っている」と綴られていることから、スラヴィア・プラハ移籍に近づいているとみられる。 現在26歳の橋岡は、浦和やベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)時代、サイドバックやウイングバックの主力選手として活躍。VfLボーフムをはじめ複数クラブからの関心が取りざたされるなか、2024年1月31日にルートンへ完全移籍。加入1年目はプレミアリーグ10試合でプレーしたものの、チームは2部へ降格。2024/25シーズンは2部リーグ戦で17試合の出場にとどまった。 スラヴィア・プラハへ完全移籍するとなれば、古巣の浦和に連帯貢献金が支払われることに。移籍金額は現時点で報じられていないが、ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、浦和は移籍金の4%を連帯貢献金として手に入れることになるという。
「移籍金はいくら?川崎Fが大南拓磨のOHルーヴェンへの完全移籍を発表」 ベルギー1部ジュピラー・プロ・リーグのOHルーヴェンが、J1の川崎フロンターレからDF大南拓磨を完全移籍で獲得したことが川崎の公式ホームページで6月17日に発表された。大南は川崎から2024年8月20日にルーヴェンへ期限付き移籍していた。 ベルギーメディア『Voetbalnieuws』も17日に「ルーヴェンが買取オプションを行使した」と報じた。2024/25シーズンに同クラブに加入した大南は、ベルギー国内リーグおよびUEFAカンファレンスリーグ(UECL)出場権を争うプレーオフを含め、計27試合に出場し1ゴールを記録。持ち前の安定感を発揮し、センターバックの主力として信頼を築いた。 今回の大南の移籍に際し、移籍金は約60万ユーロ(約9,858万円)とされており、契約期間は2028年までと報じられている。市場価値が130万ユーロ( 約2億1,462万円)とされていることからも、ルーベン側にとっては好条件での獲得となった。 川崎にとっては主力の流出となるが、クラブの公式発表を受け、ファンの間では「少し寂しいが、海外での挑戦を応援したい」といった声や、「スーパープレーはあまり思い出せないけれど、怪我なく安定したプレーで試合に出続けてくれたのがありがたかった」など、大南のこれまでの貢献に感謝を示すコメントが寄せられている。 ルーヴェンのスポーツディレクターも、大南のチーム適応力と経験を高く評価しており、「1年目から好印象を残し、今後は守備陣のリーダーになっていくことを期待している」と語ったことが同メディアで伝えられている。 なお、大南は日本代表としても1試合の出場歴があり、ベルギーでのさらなる飛躍に注目が集まる。
「清水に治療費等の負担求めていた!甲府ヘナト・アウグストが5600万円ゲット」 ヴァンフォーレ甲府所属のブラジル人MFヘナト・アウグストは、かつて2019年から5シーズンにわたり清水エスパルスでプレー。怪我の影響もあり、2023シーズン限りで退団したが、怪我の治療費等を巡り問題を抱えていたという。 同選手は2021年4月、左ひざ関節軟骨損傷のため治療により一時帰国。6月末にチームに再合流も、コンディション不良により公式戦から遠ざかっていた。また、2022年4月に練習試合でプレーしたものの、その後に再び戦線離脱。同年夏にスペインへ行き、MFアンドレス・イニエスタ(38)をはじめ、多くのスター選手の執刀医であるラモン・クガット氏のもとで治療を受けていた。 FIFA(国際サッカー連盟)が2024年12月に公開した文書によると、ヘナトは2022年にクラブから許可を得た上でクガット医師のもとで手術している。また両者は2023年の再負傷後、クラブが治療費を負担することで合意に達したが、2022年の治療費等に関しては負担を拒否したという。 ヘナトは2023年もクガット医師の治療を受けているが、クラブは2023年の治療費のみ一部負担で対応。選手サイドは2022年分の負担を拒否したクラブの対応を不服として、治療費や宿泊費、交通費、食費など総額78,821ユーロ(約1億3,000万円)の支払いを求めて、FIFAの紛争解決室(DRC)に申し立てを行ったが、清水が選手側に宿泊費、交通費、食費を除いた33,655ユーロ(約5,600万円)を支払うことで決着したという。 なお、ヘナトは清水を契約満了により退団した後、2024年から甲府でプレー。加入1年目は4月までコンディション不良により公式戦全試合でベンチ外も、J2リーグ戦13試合、YBCルヴァンカップ2試合、天皇杯1試合に出場していた。ただ2025年2月12日のトレーニングで左半膜様筋損傷という怪我を負い、今季はここまで公式戦全試合でベンチ外となっている。
「下平隆宏監督解任の長崎に酷似?山形の公式発表・渡邉晋監督の去就が話題」 モンテディオ山形は6月15日に行われた明治安田J2リーグ第19節で、ベガルタ仙台に3-4で敗北。みちのくダービーで黒星を喫した後、クラブが一部のトレーニングスケジュールを変更したこともあり、渡邉晋監督解任の可能性が取りざたされている。 山形は5月11日に行われた第15節のV・ファーレン長崎戦を最後にリーグ戦で白星なし。直近5試合で1分4敗と下降線を辿っており、J3降格ラインの18位レノファ山口から勝ち点差なしの17位に低迷。ホーム開催の仙台戦では前半からゴールの奪い合いとなるなか、3-3で迎えた後半アディショナルタイムに勝ち越しゴールを奪われた。 クラブは公式Xアカウントを通じて、6月18日のトレーニングに関する変更をアナウンス。当初は10時頃から第三運動広場1で一般・メディア公開のトレーニングやファンサービスを実施する予定だったが、非公開へとなっている。 一般公開から非公開に変更となるケースは他クラブでも散見されている。直近では、長崎が15日にRB大宮アルディージャ相手に3-3と引き分けた後、一部会員限定の公開トレーニングを非公開へ変更しているが、その直後に下平隆宏監督の解任を公式発表している。 2025シーズンのJ2リーグ前半戦を17位で終えたことや、長崎の下平監督解任までに起こった事象などを踏まえた上で、山形の非公開トレーニングへの変更アナウンスは監督交代の予兆だという憶測が広まっている。 渡邉氏はかつて2014年から19年まで仙台を指揮。2021シーズンにレノファ山口を率いると、2022年1月から山形のトップチームコーチを担当。2023年4月、ピーター・クラモフスキー監督が成績不振により解任されたことを受けて、トップチームの監督に就任。2年以上にわたり山形を指揮しているが、みちのくダービーでの敗北が監督解任の決定打となる可能性は十分考えられる。
「鹿島アントラーズ退団!ミロサヴリェヴィッチの去就が先行発表される」 鹿島アントラーズからセルビア1部FKラドニチュキ・ニシュへ期限付き移籍していたMFラドミル・ミロサヴリェヴィッチが、完全移籍移行により、ラドニチュキ・ニシュと複数年契約を結んだという。 現在32歳のミロサヴリェヴィッチは、セルビア1部FKムラドスト・ルチャニ、スイス1部ルガーノなどを経て、2024年3月にFKヴォイヴォディナ・ノヴィ・サドから鹿島へ完全移籍。左外側ハムストリング筋損傷による戦線離脱もあり、J1リーグ戦10試合の出場にとどまると、2025年1月にラドニチュキ・ニシュへ期限付き移籍。期限付き移籍期間は2025年6月までとなっている。 そのラドニチュキ・ニシュでは、セルビア1部リーグ戦15試合の出場で1ゴールをマーク。3月以降は公式戦ほぼ全試合でスタメン出場と、中盤センターでレギュラーに定着すると、2部降格プレーオフでも2試合ともにフル出場。チームを1部残留に導いた。 母国復帰で完全復活を遂げたミロサヴリェヴィッチの去就を巡っては、現地メディア『Mozzart sport』が15日に完全移籍移行の可能性を報道。これによると、ラドニチュキ・ニシュは鹿島側に完全獲得の意向を伝え、鹿島から返答が届いていないという。 ただ、ラドニチュキ・ニシュは16日、公式インスタグラムアカウントでミロサヴリェヴィッチの完全獲得を公式発表。新たに2027年夏までの2年契約を結んだことを明らかにしているが、鹿島は17日10時の時点で同選手の去就についてアナウンスしていない状況だ。
「パルマ鈴木彩艶が告白「大畑歩夢が…」浦和レッズ時代に受けた好影響とは」 パルマ所属の日本代表GK鈴木彩艶は、マンチェスター・ユナイテッド、ミランなど複数クラブからの関心が報じられる中、自身の将来に言及。浦和レッズ時代のチームメイトから受けた影響も語っている。 インターネット動画配信サービス『DAZN』で6月16日配信開始の『やべっちスタジアム』では、鈴木が日本代表やパルマでのプレー、くわえて私生活に関する質問に回答。番組MCの矢部浩之氏から「将来的にプレーしたい国やリーグ」を訊かれると、「ヨーロッパでプレーしていたい。つねに世界トップのリーグでプレーしたいというのが一番。GKとしては、40歳までできると思うので」と語っている。 鈴木は現在22歳であるが、矢部氏は「今のサッカー選手は結構若いうちに結婚される方が多い」と切り出すと、「結婚を考えているか」と質問。これに鈴木が「全く考えていない。サッカーだけ考えているかもしれない」と答えると、矢部氏は「まだ結婚しなくていいと思う。(結婚は)自然となるもの。自分から行ったらダメ。慌てなくていい」とアドバイスを送った。 そんな鈴木は、トレーニングの一環として2,3年前からピラティスを取り入れているという。本人は「シーズン中は試合後にやっている。シーズオフに日本へ戻ってきたら、スタジオで朝にやるようにしている」と自身のルーティンの一部を明かしたほか、「浦和にいる時、大畑歩夢選手がピラティスをしていると聞いて、僕もやってみようと思った。非常に感覚が良かったので、今も続けている」とピラティス導入のきっかけも説明。「僕はパワーがあるので、細かい動きができるようになると、プレーに良い影響が出ると感じる」と、効果を実感しているという。 抜群の身体能力で浦和時代から頭角を現し、ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)で結果を残した鈴木。パルマ加入1年目の2024/25シーズンもセリエAほぼ全試合でスタメン出場し、今や日本代表の正守護神に君臨しているが、その活躍の裏には浦和時代のチームメイトが実戦していたトレーニングがあるようだ。
「マクトミネイが大活躍のナポリ、マンUから今夏も補強?サンチョに興味か」 ナポリ(イタリア1部)はアントニオ・コンテ監督のもとで、今季のセリエAを制覇。来季に向けてすでにマンチェスター・シティ(イングランド1部)からベルギー代表MFケビン・デ・ブライネをフリートランスファーで獲得している。 そのなかで、ナポリはマンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)に所属するイングランド代表FWジェイドン・サンチョの獲得を検討していると、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏が報じた。 そのサンチョは2017年夏に加入したボルシア・ドルトムント(ドイツ1部)でブレイクすると、2021年夏にユナイテッドへ完全移籍。その後、エリック・テン・ハグ前監督と衝突して構想外になると、今季はチェルシーにレンタルで加わった。 そのチェルシーではクラブのカンファレンスリーグ(ECL)優勝に貢献したサンチョだが、ユナイテッドへの復帰が決定。しかし、衝突したテン・ハグ監督が去ったものの、ルベン・アモリム監督体制となったユナイテッドでも居場所がないとみられており、今夏に退団するとの見方が強まっている。 なお、ナポリは昨夏にユナイテッドからスコットランド代表MFスコット・マクトミネイを完全移籍で獲得。その後、マクトミネイはセリエA34試合で12ゴール4アシストと圧巻のスタッツを残し、クラブのスクデット獲得に大きく貢献し、年間MVPに選出される活躍を披露していた。
「経験の少ない新潟DF稲村隼翔をセルティックがなぜ狙うのか?」 スコティッシュ・プレミアシップのセルティックが、J1アルビレックス新潟に所属する左利きのDF稲村隼翔の獲得を検討していると報じられた。稲村はプロ2年目で出場数こそ浅いが、複数ポジションに対応可能とされる点が、クラブの目に留まったようだ。 セルティックに特化するスコットランドのメディア『The Celtic Star』が、6月16日にUKメディア『Herald』のスティーブン・マクゴーワン記者による報道を引用したところによると、セルティックは稲村を「サプライズ補強」としてリストアップしているとのことだ。稲村の本職は左センターバックのだが、左サイドバックのバックアップとしても起用できる可能性が指摘されている。 稲村は東洋大学在学中の2023年6月には、2025シーズンからの新潟への加入が内定していた。同時に新潟での特別指定選手としての登録も発表され、2023と2024シーズンはチームに帯同していた。その中で同選手は2024シーズンには公式戦出場を重ね、JリーグYBCルヴァンカップ2024(3-3、PK4-5)では先発フル出場を果たした。 2025年から正式に新潟の選手として登録されている。大学経由でプロ入りした背景は、セルティックの日本代表MF旗手怜央と共通しており、育成余地のある選手としてセルティック側が評価していると見られる。 セルティックは左のセンターバックはいずれもレギュラーを確保できておらず、戦力補強の余地がある。プレミアリーグのアーセナルからDFキーラン・ティアニーが10日に復帰したが、複数ポジションを補える稲村のような選手はクラブにとって有効な選択肢と捉えられているようだ。 同記事ではこの移籍の可能性について注目に値するとしながらも、セルティックが検討している多くの候補の一人にすぎない可能性もあると結んでいる。
「J1昇格を目指すV長崎、下平隆宏監督を解任し、高木琢也監督が就任も賛否」 J2のV・ファーレン長崎はリーグ戦が後半戦に突入する中、クラブの命運を託す決断を下した。クラブは下平隆宏監督の契約を解除し、後任には代表取締役兼C.R.Oを務めていた高木琢也監督が就任することを6月16日に発表した。 J1昇格を最大の目標に掲げてきた長崎にとって、今2025シーズン第19節までの8位という成績は想定を下回るものであり、クラブ首脳陣は苦渋の末にこのタイミングでの監督交代を決断したようだ。 下平監督は2024年2月に正式に監督へ昇格し、チームを率いてきた。同監督は2024シーズンにクラブ史に残る22試合無敗を達成し、一時は首位にも立った。 しかし、昨2024シーズンのJ1昇格プレーオフ準決勝でベガルタ仙台に1-4で敗れた。今2025シーズンも開幕6戦無敗と好調を維持したものの、その後は7戦未勝利と失速。 クラブは第19節終了時点で昇格圏には届いていなかったものの、まだ巻き返しを狙える順位であっただけに、この監督交代が吉と出るか凶と出るかは、今後の戦いぶりに委ねられる。 新たに指揮を執る高木監督は、2013年から2018年まで長崎を率い、J1昇格も経験した人物。約3年ぶりの現場復帰となるが、その厳格な指導スタイルや堅守速攻の戦術は、当時を知るサポーターの間でも記憶に鮮明に残っている。 サポーターからは長崎の守備の緩さやセカンドボールを拾えない現状を危惧する声がネット上に届いており、統率力に長けた高木監督の手腕に期待する声が多い。また、相手の嫌がることを徹底してくる同監督のスカウティング能力も注目されている。 一方で、懸念の声も上がっている。現在のチーム構成と高木監督のスタイルが噛み合うかは未知数であり、選手によってはフィットしない可能性もあるという意見もネット上にはある。攻撃面では得点力の低下を危惧する声も散見された。 長崎はJ1昇格という目標を再び掲げ、クラブの歴史を知る指揮官とともに、新たな一歩を踏み出す。後半戦での巻き返しに注目が集まる。
「古橋亨梧がセルティックへ電撃復帰か」 リーグ・アンのスタッド・レンヌで構想外となっている日本代表FW古橋亨梧が、スコティッシュ・プレミアシップのセルティックに復帰する可能性が報じられている。わずか1月に移籍したばかりのストライカーが、再びグラスゴーの地に戻る日が近づいているのかもしれない。 UKメディア『Football Insider』のポッドキャスト「Inside Track」の6月15日配信回において、同メディアの移籍市場専門記者であり、かつてUKの『スカイスポーツ』や『ESPN』でも活動していた実績を持つピート・オルーク記者が、情報筋の話として古橋の現状と今後について伝えた。 同メディアは3月の時点で、セルティック側が「古橋再獲得を断る理由のない好条件」であれば復帰の可能性を模索していると報じていた。しかしセルティックが再獲得に際してレンヌに支払う金額は、当時受け取ったの移籍金1,000万ポンド(約19億5,551万円)には遠く及ばないものになる見通しだという。 なお、古橋本人はレンヌ移籍後の状況に疑問を抱き始めていると伝えられており、同クラブでのプレシーズンで戦力に再統合されるかどうかを見極めた上で、今後を判断すると伝えられている。もし古橋本人がセルティック復帰を希望する場合、クラブ側が交渉に乗り出す可能性があるという。 セルティックは1月に古橋を放出後、代役のストライカーを補強しておらず、同クラブのサポーターの間でも古橋の復帰は歓迎される見込みと伝えられている。クラブはすでに複数のFWの獲得候補リストを保持しているが、移籍市場が活発化する中、古橋の動向が注目されている。
「板倉滉の移籍状況に進展は?ある選手の去就が鍵に」 ブンデスリーガのボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)に所属する日本代表DF板倉滉に、複数の同リーグのクラブが関心を示すと伝えられている。そんな中、板倉本人はプレミアリーグを目指していると噂されているが、獲得競争に進展があったのかもしれない。 板倉をめぐる争奪戦で、来2025/26シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を獲得しているアイントラハト・フランクフルトがリードしているとドイツメディア『ライン・ポスト』が報じていることをUKメディアの『インサイド・フットボール』が6月15日に伝えた。同報道によれば、「板倉が最も加入する可能性が高いのはフランクフルト」だという。 ただし、フランクフルトが板倉獲得のためには、まず25歳のDFトゥタの売却が前提とされている。現在、同選手にはラ・リーガのベティスやセビージャ、トルコ1部のフェネルバフチェ、プレミアリーグのクリスタル・パレスが関心を示しており、フランクフルトは移籍金1500万ユーロ(約24億4,708万円)を見込んでいるようだ。 一方、板倉の契約には1000万〜1200万ユーロ( 約16億5,936万~約19億6000万円)の契約解除条項が設定されているが、トゥタの移籍金1500万ユーロでその金額をまかなうことができると予測されている。 なお、ボルシアMGは3年前に板倉をプレミアリーグのマンチェスター・シティから500万ユーロ(約8億3,233万円)で獲得している。 フランクフルトには過去に複数の日本人選手が在籍した歴史があり、日本との縁が深いクラブとしても知られている。そんなフランクフルトで40歳まで現役を続け、現在はユースコーチとして指導にあたる元日本代表キャプテンの長谷部誠は、現在日本代表のコーチも務めており、クラブと日本サッカーの架け橋となっている。 板倉にはその他にもバイエルン・ミュンヘン、ボルシア・ドルトムント、バイヤー・レバークーゼンが関心を示しているとのことだ。一体どのクラブにステップアップを果たすのか、去就にはさらに注目が高まりそうだ。
「成績不振のタイ代表、日本人指揮官2人に解任の噂」 タイ代表の石井正忠監督とU-23タイ代表の西ヶ谷隆之監督が、解任されるとの噂が現地で流れている。これに対し、タイサッカー協会(FAT)は日本人監督2人の現時点での解任はないと否定した。タイ代表とU-23タイ代表は成績不振に陥っており、日本人監督への批判の声が日増しに強まっている。 タイ代表は、6月10日にアウェイで行われたアジアカップ最終予選の第2節でトルクメニスタン代表に1-3で惨敗。これに先立ち行われた第1節ではホームで格下スリランカ代表に1-0で辛勝。内容も結果も伴わない苦しい試合が続いており、同予選で最大のライバルとなるトルクメニスタンに大敗したことで、タイの予選突破はかなり厳しい状況となっている。 批判が高まるなか、FATのチャンウィット・パラシービン副会長は記者会見で、「決断を急ぐつもりはない」と述べて、石井監督の解任を否定した。監督の進退については、予選終了を待って成績を総合的に判断した上で決定するとのことだ。 石井監督同様、U-23タイ代表の西ヶ谷監督についても解任の噂が堪えない。U-23タイ代表は西ヶ谷監督の就任後に5連敗を喫しており、ファンから解任を求める声が上がっている。西ヶ谷監督の去就についても、副会長は現時点で決めることはなく、年末に自国開催する東南アジア競技大会(SEA Games)の結果を待ってから判断するとしている。 FATでは最近、かつてバーレーン代表やニュージーランド代表の監督を務めたアンソニー・ハドソン氏がテクニカルダイレクターに就任。ハドソン氏が間もなく解任される日本人監督の代役を務めるとの噂もあるが、地元メディア『Siam Sports』によると、副会長はこの噂も否定した。 ただし、タイ国内では、これまで日本人監督の招聘に最も影響力を持っていたFATのヌアンパン・ラムサム会長(通称マダム・パン)の求心力が急速に弱まっているとされる。このまま代表チームが低空飛行を続け、日本人監督を擁護する後ろ盾も失った場合、石井監督と西ヶ谷監督の解任は免れないと見られている。
「横浜FMの収入は?塩貝健人、ザルツブルク行き破談も「移籍の可能性ある」」 U20日本代表FW塩貝健人は先日、オランダ1部NECナイメヘンから日本代表MF川村拓夢、FW北野颯太擁するオーストリア1部レッドブル・ザルツブルクへ移籍する予定だったが、急きょ破談。ナイメヘン残留の可能性も考えられるが、ここに来て再び今夏移籍の可能性が報じられている。 5月末にザルツブルク移籍が決定的だと報じられた塩貝。オランダ『VI』はナイメヘンが450万ユーロ(約7億3,700万円)とクラブ史上2番目に高額な移籍金を受け取る見込みだと報じていたが、ザルツブルクのメディカルチェックで負傷が判明。両クラブは6月10日に同選手の移籍破談を公式発表していた。 オランダ『Voetbal』は6月15日、ナイメヘン所属選手の去就を特集。大幅な選手の入れ替えを予想した上で、塩貝について「レッドブル・ザルツブルクへの移籍は破談に終わったが、依然としてオーストリアへ移籍する可能性はある」とリポート。コンディションの回復次第では、 ナイメヘンには塩貝の他にFWブライアン・リンセン(元浦和レッズ)、日本代表FW小川航基、MF佐野航大と元Jリーガーが複数名在籍。記事ではリンセンと小川の去就に触れられていないが、佐野については「他クラブからの関心がある」と綴られている。 塩貝は横浜FCジュニアユースや國學院久我山高校、慶應義塾大学を経て、2024年1月から特別指定選手として横浜FMでプレーしていたが、同年8月にナイメヘンへ加入。海外挑戦1年目の2024/25シーズンは、オランダ1部リーグ戦26試合の出場で4ゴール1アシストと結果を残し、小川やリンセンとポジション争いを繰り広げていた。 なお、ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、塩貝がオランダ国外クラブへ完全移籍する場合、横浜FMには連帯貢献金として移籍金の1%が支払われるという。ザルツブルクへの移籍が450万ユーロで成立していた場合は2万ユーロ(約330万円)だったが、2025年夏に連帯貢献金を手に入れるチャンスは残っているようだ。
「J3・FC琉球vs松本山雅でピッチに観客乱入…警備員の対応も話題」 明治安田J3リーグ第16節のFC琉球対松本山雅FCが6月14日、FC琉球のホームである沖縄県総合運動公園陸上競技場で開催。松本が3-0で勝利したが、試合中に一部の観客がピッチに入り、試合が中断している。 FC琉球が62分に交代カードを3枚切った直後、FC琉球のユニフォームを身につけた観客1名がピッチに乱入。メインスタンド側からひとりの警備員が追いかける中、主審がホイッスルを鳴らしてプレーを止めている。 当該観客は出場選手に絡むことなく、バックスタンド方面へ向かい、コーナーフラッグ付近から陸上トラックに侵入。近くにいたボールボーイにも絡まず、バックスタンド側にいた警備員の目の前を横切った。 この観客の乱入シーンは、インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継カメラが捉えているが、バックスタンドにいた警備員は当該観客を身体で抑えず。試合はおよそ1分間にわたり中断し、主審は観客の様子を確認した上で試合を再開している。 また、XではDAZNの中継映像から乱入シーンを切り抜いた動画が拡散。一部観客の行為への批判、クラブからの処分を求める声が上がっているほか、身体で取り押さえるべきだとして、バックスタンドにいた警備員の対応を問題視する意見も相次いでいる。 なお、FC琉球の公式サイトではJリーグ共通の観戦マナーが記載されているが、これによると、フィールド(ピッチ)への侵入は試合運営の妨げになるとして禁止されている。
「「ユンカーをスタメンの方が…」名古屋・長谷川健太監督の神戸戦采配に異論」 名古屋グランパスは6月15日に行われた明治安田J1リーグ第20節で、ヴィッセル神戸に1-2で敗北。FWキャスパー・ユンカーをスタメン起用せず、ベンチスタートとした長谷川健太監督の采配に、一部から異論が沸き起こっている。 前線でFW山岸祐也、MF和泉竜司、MF菊地泰智がスタメン出場した名古屋は、44分にMF内田宅哉のオウンゴールで先制を許すと、前半アディショナルタイムの45+2分にはFW宮代大聖にゴールネットを揺らされ、2点ビハインドに。57分に1点を返すも、途中出場のFW浅野雄也やFWマテウス・カストロらがゴールネットを揺らせず。ユンカーは86分からピッチに立ったものの、ボールタッチ2回、シュート本数ゼロとゴールに迫ることはできなかった。 スイスやフランスにルーツを持つジャーナリストのリオネル氏は試合後、Xで「なぜユンカーにもっと出場機会が与えられないのか、誰か教えてほしい」とポスト。2025シーズンはコンディション不良の影響もあり、ここまでリーグ戦2試合のスタメン出場、3試合の途中出場にとどまっているが、「名古屋はユンカーをスタメンに入れた方が、(チーム全体の)パフォーマンスが上がると思う」と綴るなど、長谷部監督の起用法に首を傾げている。 このリオネル氏の投稿には、長谷川監督とユンカーの関係性に関するコメントが寄せられているほか、同選手の移籍を推奨する意見も噴出。5月24日の浦和レッズ戦から2試合つづけてスタメン出場していただけに、神戸戦でのベンチスタートが疑問視されているが、代表ウィーク中のトレーニングでコンディションが悪化した可能性、長谷川監督が同選手の起用法で頭を悩ませている可能性も排除できない。 なお、名古屋は神戸戦の黒星により、J2降格ラインから勝ち点4差の15位に転落。依然として一部から監督交代論が上がる一方、フルミネンセから期限付き移籍で加入したブラジル人FWレレが今週中にチームへ合流する見込み。同選手のエージェントを手掛ける『マルシオ・ビッテンコート・スポーツ』は15日、選手本人がブラジルから日本に向けて出発したことを報告している。
「セルティック、新潟DF稲村隼翔の獲得狙う理由とは「準備できている」」 アルビレックス新潟所属DF稲村隼翔は、6月15日に行われた明治安田J1リーグ第20節の横浜F・マリノス戦で自身のロングフィードから決勝ゴールをアシスト。J1屈指のディフェンダーとして評価を高めるなか、日本代表MF旗手怜央、FW前田大然所属のスコットランド1部セルティックへ移籍する可能性があるという。 英紙『ヘラルド』は6月15日、独自に入手した情報として「セルティックは水面下で稲村の獲得に動いている。再び日本の移籍市場に参入する予定だ」とリポート。正式オファーや交渉の有無には触れていないものの、記事では「セルティックは今すぐ稲村を獲得する準備ができている」と綴られている。 稲村の獲得に動いた背景として、セルティック守備陣の選手層の薄さがあるという。同クラブでは、左センターバックのポジションを本職としている選手がDFリアム・スケールズのみ。左サイドバックでは、DFグレッグ・テイラーにギリシャ1部PAOK移籍の可能性が取りざたされており、同選手が退団した場合、DFキーラン・ティアニーのバックアッパーが不在となる。それだけに、センターバックと左サイドバック両方のポジションでプレー可能な稲村をリストアップしたとみられる。 現在23歳の稲村は、FC東京の下部組織出身。前橋育英高校、東洋大学を経て、2023年6月に2025シーズンからの新潟加入が内定すると、特別指定選手時代の2024シーズンにJ1リーグ戦で12試合、YBCルヴァンカップで7試合に出場。ルヴァン杯決勝の名古屋グランパス戦でフル出場するなど、J1屈指の大卒有望株として存在感を発揮している。 2025シーズンもここまでJ1リーグ戦13試合の出場と、主力センターバックとして活躍している稲村。シーズン途中での海外移籍となれば、J1残留を目指す新潟にとって大きな痛手となりそうだ。
「クラブW杯リーベル戦前に…浦和サヴィオが「全然違う」と思うこととは」 浦和レッズ所属のブラジル人MFマテウス・サヴィオが、FIFAクラブワールドカップ・グループステージ初戦を前に、対戦相手であるリーベル・プレートの印象やJリーグと南米サッカーの違いについて語っている。 ブラジル『ランセ』で6月15日に掲載されたインタビュー記事によると、サヴィオはコパ・リベルタドーレス(南米選手権)の一部試合を視聴したことを明かした上で、すでにリーベル・プレートからレアル・マドリードへの移籍が決まっているアルゼンチン代表MFフランコ・マスタントゥオノを絶賛。「彼はとても良い選手。クオリティーも高いと思うが、彼がいるからといって特別なことをするのではなく、チームとして戦うことが重要だ。彼だけでなく、他の選手も素晴らしい選手ばかりだ。チーム全体でハードワークし、集中力を高めることが大事」と、浦和の戦い方にも言及している。 また、同選手は日本サッカーの特徴を訊かれると、「Jリーグとアルゼンチンのプレースタイルは全然違う」とコメントした上で、日本と南米のプレースタイルを比較している。 「Jリーグの場合、どのスタジアムもピッチコンディションがほぼ完璧なので、よりスピーディーな試合展開が可能だ。南米では、ピッチコンディション次第で試合展開が遅くなることもある。スローダウンするとフィジカルコンタクトが増えるが、そのおかげで選手たちの技術は高い」 リーベル・プレートのみならず、インテル、モンテレイと難敵揃いのグループステージだが、サヴィオは「チームのことを第一に考えるべきだと思う。一番大切なのはチーム一丸となって戦うことだ」と、クラブW杯への意気込みを語っっている。同大会を前に、J1リーグ上位躍進の原動力となっているブラジル人MFへの期待は高まっているはずだ。
「横浜FMは浮上のチャンスを掴めず、理想のサッカーが原因か?」 J1リーグ第20節が6月15日に開催され、19位(20位中)のアルビレックス新潟と最下位の横浜F・マリノスが対戦した。ともに残留争いに沈むクラブ同士の直接対決となったが、結果は0-1で横浜F・マリノスが敗れ、最下位からの浮上を逃す形となった。 試合が動いたのは後半29分。新潟のDF稲村隼翔が右サイドへロングフィードを送ると、パスを受けたMFダニーロ・ゴメスが中央へカットイン。そのまま左足を振り抜き、ゴール左上に突き刺す豪快なシュートで決勝点を奪った。横浜FMは終盤にかけて反撃を試みたが得点には至らず、今2025シーズン3度目の連勝を逃し、最下位から浮上のチャンスを逸した。 横浜FMはスティーブ・ホーランド前監督解任後、暫定を経て正式指揮官に就任したパトリック・キスノーボ監督のもと、リーグでの鹿島アントラーズ戦(3-1)と町田ゼルビア戦(3-0)で連勝を記録し、浮上の兆しを見せていた。しかしこの新潟戦の内容では、再び迷走が始まったのではないかと思わされた。 横浜FMは連勝時に見せていたポゼッションに固執せず、縦に速い攻撃を重視したスタイルのサッカーから、連敗時にこだわっていたパスサッカーに戻した感を受けた。守備時には選手のラインが下がりすぎてボールを奪えず、ただ跳ね返すだけのプレーを繰り返し、連敗中の悪い流れを思い出す場面が目立った。 次節、横浜FMは21日にホームでファジアーノ岡山を迎える。横浜FMは11日に行われた天皇杯二回戦、JFLのラインメール青森戦(0-1)での敗戦に続き、2試合連続無得点が続くなか、次節で降格圏から抜け出す糸口を見いだせるのか注目が集まる。
「横浜F・マリノス井上健太のプレー受けて…新潟複数選手が主審に抗議」 横浜F・マリノスは6月15日に行われた明治安田J1リーグ第20節で、アルビレックス新潟に0-1で敗北。裏天王山で敗れたが、途中出場したMF井上健太のとあるプレーに対して新潟の一部選手が抗議している。 0-1で迎えた85分、横浜FMはDF加藤蓮が左サイドからゴール前へクロスを供給。ファーサイドから井上が走り込むも、手前でDF橋本健人がヘディングでクリアした。この際、井上はクリア直後に自身の右ひざを上げながら飛び込び、身体を橋本にぶつけている。 プレーが止まると、橋本をはじめ新潟の複数選手が主審に詰め寄り、激しい口調で抗議。「ファウル、ファウル!」という肉声がインターネット動画配信サービス『DAZN』の中継で聞き取れるが、主審は井上と橋本を呼び、二言三言コミュニケーションをとった上で試合再開。井上にイエローカードは提示されなかったが、ネット上では橋本との接触シーンを巡り、井上に対する否定的な意見が上がっている。 井上は6月11日に行われた天皇杯2回戦で、ラインメール青森所属DF佐久間駿希を手で押し倒し、直後に両手でボールを抱えようとした同選手に対して蹴りを入れたことで話題に。イエローカードを貰ったほか、解説者の林陵平氏から「これはひどいですね」「良くないものは良くない」などと、厳しい指摘を受けている。 また、井上のインスタグラムアカウントのコメント欄は天皇杯2回戦終了後に閉鎖。青森戦後とは無関係の投稿に批判の書き込みが相次いでいた。天皇杯2回戦敗退、J1最下位とチーム状況が芳しくないなか、ファン・サポーター等も井上の一部プレーに注目しているようだ。
「バルセロナ、昨夏獲得失敗のビルバオFWニコに再チャレンジ?選手は移籍を歓迎」 バルセロナ(スペイン1部)はハンジ・フリック監督のもとで、ラ・リーガとコパ・デル・レイを制覇。連覇を目指す来季に向けて選手登録なども問題もありながら、左ウイングの補強を目指しており、複数選手への関心が取り沙汰されている。 スペイン『スポルト』によれば、バルセロナはリバプール(イングランド1部)でプレーするコロンビア代表FWルイス・ディアスをメインターゲットに設定しているものの、高額な移籍金なども必要なることから難航する見込み。そのため、代替案としてマンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)が保有権を持つイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードを検討しているという。 そのなかで、バルセロナはスポーツディレクターを務めるデコ氏がアスレティック・ビルバオ(スペイン1部)に所属するスペイン代表FWニコ・ウィリアムズの獲得に向けて代理人であるフェリックス・タインタ氏と会談したという。 バルセロナは昨夏に失敗した移籍交渉の再始動について話し合った模様。今季のラ・リーガ29試合で5ゴール5アシストを記録した同選手の実力を高く評価しているバルセロナは昨夏にチャンスを逃したこともあり、そのドアを再び開くかを慎重に見極めている状況だという。 また、同選手には6200万ユーロ(103億2,000万円)の解除金が存在しており、その安さも相まってアーセナル(イングランド1部)やバイエルン・ミュンヘン(ドイツ1部)も獲得に動いており、両クラブはその金額を支払う用意があるとのこと。ただ、選手本人は移籍する場合スペイン国内に残りたいと考えており、バルセロナが正式に契約解除金を支払うなら歓迎する姿勢のようだ。
「日本代表のチケット転売横行…パラグアイ戦一般発売から24時間で約100件」 FIFAワールドカップ北中米大会を1年後に控えるなか、MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF三笘薫(ブライトン)、FW伊東純也(スタッド・ランス)など日本代表選手への人気はさらに上昇。キリンチャレンジカップ2025パラグアイ戦(10月10日・パナソニックスタジアム吹田)のチケットの売れ行きも好調だが、一般発売からわずか24時間でチケットの高額転売が相次いでいる。 日本サッカー協会(JFA)は14日10時より、JFA公式サイト「チケットJFA」で価格変動制「ダイナミックプライシング」により、パラグアイ戦のチケット一般販売を開始。カテゴリー1(メインスタンド、バックスタンド下層)で大人1名あたり16,400円、カテゴリー6(ホームゴール裏等)でも6,100円という価格設定だ。 パラグアイ戦のチケット争奪戦が勃発するなか、チケット売買仲介アプリ『チケジャム』では、一般発売開始からわずか24時間で100件近くの転売が。カテゴリー1で定価のおよそ2倍にあたる32,500円で出品されたものもあるほか、前売り販売のみの対応であるエキサイティングシートが定価(25,000円)を上回る34,000円で出品されている。 日本代表戦のチケットは、「チケット不正転売禁止法」の対象となる特定興行入場券に当たる。JFAは公式サイトを通じて「購入者または入場資格者の氏名・連絡先を確認した上で販売します。販売価格を超える金額での転売など興行主の同意のないチケットの有償譲渡は固く禁止します」と案内しているが、それでも転売行為は後を絶たない。 なお、日本代表は2025年9月に日本国外でアメリカ、メキシコと対戦。10、11月以降の国際親善試合は国内で開催されるが、アルゼンチン代表やブラジル代表といった南米強豪国とマッチメイクする可能性は報じられている。FWネイマールをはじめスター選手の来日が予想されるだけに、チケットの争奪戦が激化し、フリマアプリ等での転売行為が再び相次ぐことも想定される。
「柏レイソル・アビスパ福岡元監督。井原正巳氏に海外挑戦の可能性浮上」 アビスパ福岡、柏レイソル元監督である日本代表OBの井原正巳氏に海外挑戦の可能性がある模様。韓国国内クラブで指導に当たるとの噂が飛び交っている。 韓国2部・水原三星ブルーウィングスの情報を専門に扱う『ブルーウィング・インサイド』が6月14日に伝えたところによると、現在フリーの井原氏には、同クラブのコーチに就任する可能性があるとのこと。正式オファーや交渉の有無には触れていないものの、戦術面に特化したコーチングスタッフとして、選手の指導に当たる可能性があるという。 水原三星は鄭大世氏やMF小塚和季(清水エスパルス)、FW齋藤学(アスルクラロ沼津)の古巣。2023シーズンに韓国1部リーグで最下位に終わり2部へ降格すると、2024シーズンは2部で6位。ただ、2025シーズンはリーグ戦15試合を終えて9勝4分2敗と、首位の仁川ユナイテッドから勝ち点7差の2位につけている。 一方で現在57歳の井原氏は、横浜マリノス、ジュビロ磐田、浦和レッズでプレー。1998年に行われたFIFAワールドカップ・フランス大会のグループステージ全試合でフル出場するなど、一時日本代表を支えていた。 現役引退後は2度にわたり柏の監督代行を務めたほか、2015年から18年まで福岡を指揮。2023年5月から柏を率いていたが、2024シーズン終了後に退任。日本代表FW細谷真大ら一部選手の起用法を巡り、ファン・サポーターの間で議論が白熱したことは記憶に新しい。
「元札幌・千葉MF檀崎竜孔の賭博容疑受けて…豪州サッカー界で新たな動き」 かつて北海道コンサドーレ札幌、ジェフユナイテッド千葉などでプレーしていたウェスタン・ユナイテッドFC所属MF檀崎竜孔は先日、オーストラリア1部リーグ戦を対象とした賭博容疑(試合操作)の疑いで現地警察から告発。懲役刑が科される可能性がある中、オーストラリアサッカー界で新たな動きがあるという。 現地メディア『9News』の報道によると、檀崎は2025年4,5月に行われたオーストラリア1部リーグ戦4試合で故意にイエローカードを貰った可能性があるとして起訴されたが、すでに保釈。下部リーグでプレーする選手1名も同様の容疑で起訴されている。また、同選手は7月末にメルボルンの裁判所に出廷する予定だが、判決次第ではプロサッカー選手としてのキャリアが断たれる可能性もあるとみられる。 オーストラリア『abc』は12日、日本人選手による賭博騒動を受けて、オーストラリアのプロサッカー選手協会はイエローカード、レッドカードの枚数などを賭け事の対象から外すよう要求。同国サッカー連盟(FFA)はブックメーカーとの交渉で、賭け事の対象の見直しに向けて働きかけているという。 またFFAの幹部は選手等に対する八百長・賭博に関する研修方式の見直しを訴えている模様。現在の研修は英語のみで実施されているが、スペイン語、日本語、フランス語、イタリア語、ドイツ語など複数言語に対応する必要性を求めているとのことだ。 現在25歳の檀崎は、青森山田高校の中心選手として活躍し、札幌へ加入。ただ札幌では出場機会に恵まれず、オーストラリア1部ブリスベン・ロアー、千葉、スコットランド1部マザーウェルを経て、2023年夏にウェスタン・ユナイテッドFCへ加入している。 そのウェスタン・ユナイテッドでは、加入1年目から左サイドでレギュラーに定着。2024/25シーズンはリーグ戦26試合の出場で4ゴール7アシストをマーク。上位クラブによるプレーオフでは、3試合の出場で2アシストと結果を残していた。
「過去に浦和レッズ在籍。シャルクに今夏フリー移籍浮上「クラブ次第」」 浦和レッズ在籍歴のあるオランダ人FWアレックス・シャルクに、2025年6月末にオランダ2部ADOデン・ハーグを契約満了により退団する可能性が浮上。現時点で同選手の去就は不透明だという。 シャルクは2023シーズン限りで浦和を退団し、2024年1月からデン・ハーグでプレー。オランダ復帰1年目に2部リーグ17試合の出場で3ゴール2アシストを挙げると、2024/25シーズンは24試合の出場で10ゴール2アシストと、攻撃陣の中心選手として活躍。1部昇格をかけたプレーオフでも2試合ともにプレーしたが、チームは2試合合計0-3で敗れた。 チームが1部昇格を逃したことにより、元浦和所属アタッカーの去就は流動的に。オランダ『AD』は14日に「シャルクが来季もデン・ハーグに残るかどうか不透明だ」とリポート。「両者は来週にも交渉開始」と伝えているが、残留延長に前向きだというシャルク本人は「(自分の去就は)クラブ次第だ」と語ったという。 現在32歳のシャルクは、オランダのNACブレダなど欧州複数クラブを経て、2022年3月にスイス1部セルヴェットFCから浦和へ完全移籍。来日1年目はJ1リーグ戦12試合の出場で1ゴールという結果に終わると、2023シーズンも7試合の出場にとどまった。ただ、2023シーズン終了後の退団が正式決定した後の12月15日に行われたFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)クラブ・レオン戦での決勝ゴールは、今でも多くのサポーターの記憶に刻まれている。 オランダでは、シャルクと同じく浦和在籍歴のあるFWブライアン・リンセンがNECナイメヘンのストライカ-として活躍。日本代表FW小川航基とポジション争いを演じていた。Jリーグ再挑戦の可能性も含めて、シャルクの去就に注意が集まる。
「アーセナルがズビメンディと口頭合意、レアルはロドリに照準を切り替えか」 ラ・リーガのレアル・マドリードは同リーグのレアル・ソシエダに所属するスペイン代表MFマルティン・ズビメンディ獲得に向けて交渉を進めていたが、クラブ内部ではすでに他の補強候補に目を向け始めているようだ。 UKメディア『Football.london』がスペインメディア『AS』の報道を引用する形で、6月13日に伝えた報道によれば、マドリードはズビメンディとの交渉に乗り出すのが遅れたため、今後は代替選手に切り替えて対応する方針と伝えられた。 その中でマドリードが注目しているのが、プレミアリーグのマンチェスター・シティ所属のスペイン代表MFロドリのようだ。同報道によると、2024年のバロンドールを受賞したロドリが、マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長にとって「魅力的な存在」となっており、契約が残り12か月となる来2026年夏での獲得が現実的なシナリオだと伝えている。 一方で同報道によると、アーセナルはズビメンディに対して移籍金5500万ポンド(約107億円)を提示し、すでに口頭合意に達しているという。同選手はアーセナルを今夏に退団したMFジョルジーニョの後任として獲得される予定で、現在はメディカルチェックを残すのみとのことだ。 ズビメンディは2024/25シーズンにおいて、ソシエダの全コンペティションで48試合に出場3955分間プレーした。さらにスペイン代表としてUEFAネーションズリーグ(UNL)にも出場している。 FIFAの規定では、クラブおよび代表での活動終了後に選手へ3週間の連続休暇を与えるよう推奨されており、ズビメンディが現在バカンスに入っている場合、アーセナルとの正式な契約完了は6月末以降にずれ込む可能性がある。アーセナルのプレシーズンはは7月7日に開始する予定となっており、契約が急がれそうだ。
「町田浩樹、ベルギー王者としてドイツのホッフェンハイムと交渉中と報道、移籍目前か」 ベルギー1部(ジュピラー・プロ・リーグ)ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)に所属する日本代表DF町田浩樹。同選手は2023/24シーズンにベルギーカップを制し、更に2024/25シーズンにはベルギー1部リーグ優勝を果たした。そして、今夏にブンデスリーガーのTSGホッフェンハイムへのステップアップ移籍を目指し、交渉に臨んでいるようだ。 ドイツメディア『スカイスポーツ』の記者フローリアン・プレッテンベルク氏は6月13日に自身のSNSで「ホッフェンハイムと町田の間で具体的かつ前向きな交渉が継続中」と投稿し、交渉は最終段階にあるとも伝えている 。 町田は2022年にJ1の鹿島アントラーズからユニオンSGへ1年半の期限付き移籍だったが、2023年の3月にはわずか100万ユーロ(約1億6,646万円)の移籍金で完全移籍を果たした。 町田は2024年5月9日のベルギーカップ(クロッキーカップ)決勝の強豪のロイヤル・アントワープ戦(1-0)では決勝点を叩き込み、クラブに110年ぶりの優勝をもたらした 。さらにベルギー1部リーグを制した2024/25シーズンは、全コンペティションで48試合に出場し、チームの90年ぶりのリーグ制覇に貢献し名実ともに中心選手として活躍した。 町田とユニオンSGとの契約は2026年6月末までとなっており、クラブが移籍金を得られる今夏の移籍は確実視されている。移籍情報サイト『Transfermarkt』による町田の市場価値は1,100万ユーロ(約18億円)と評価されている 。 SNS上では「サムライブルーの次世代DFがブンデスに?」とポルトガル語による投稿もあり、世界的な関心が寄せられている。同時に「DF伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)やDF板倉滉(ボルシア・メンヒェングラートバッハ)より優れた選手」との評価もあり、ホッフェンハイムにとって町田は非常に魅力的な補強候補として注目を浴びているようだ。
「フランク監督就任のトッテナム、ブレントフォードから愛弟子ムベウモを引き抜き?」 トッテナム・ホットスパー(イングランド1部)は今季のヨーロッパリーグ(EL)で優勝した一方で、プレミアリーグでは17位でフィニッシュ。アンジェ・ポステコグルー監督を解任して、今季ブレントフォード(イングランド1部)を率いていたトーマス・フランク監督を招へいした。 イギリス『ガーディアン』によれば、トッテナムはフランク監督の教え子であるブレントフォードのカメルーン代表FWブライアン・ムベウモの獲得に興味を持っている模様。すでに同選手獲得に向けて初期交渉を行なっているようだ。 世代別ではフランス代表としてプレーしながらも、A代表ではカメルーン代表を選択したムベウモは、2019年夏にブレントフォードへ移籍。クラブの1部昇格に貢献すると、強靭なフィジカルと驚異的なスピードを武器に今季プレミアリーグ38試合20ゴール7アシストを好スタッツを残した。 そのムベウモにはマンチェスター・ユナイテッドが関心を示しており、移籍金最大5500万ポンド(約1107億1,000万円)のオファーを提示したが、ブレントフォードはこれを拒否。しかし、ブレントフォードは6000万ポンド(約117億5,000万円)以上での合意があれば、移籍を容認する方針であり、選手本人はユナイテッド移籍を望んでいるとみられている。 この状況でありながら、トッテナムはフランク監督の関係性を活かして心変わりすることを期待しているようだ。また、トッテナムはエジプト代表FWの相棒であるコンゴ代表FWヨアネ・ウィサの獲得にも興味を持っているようだが、ダブル獲りとなるのだろうか。
「FC東京マルセロ・ヒアンの移籍金16億円以上?「鳥栖が要求」代理人は移籍画策」 サガン鳥栖からFC東京へ期限付き移籍中のブラジル人FWマルセロ・ヒアンには、今夏移籍の可能性が浮上。一時クロアチア1部ディナモ・ザグレブが移籍先候補に挙がったが、鳥栖が高額な移籍金を求めたことにより、破談に終わったいう。 ディナモ・ザグレブ移籍の可能性を巡っては、現地メディア『germanijak』は6月10日に報道。センターフォワードのバックアップ要員としてヒアンの獲得を狙ったというが、記事では「日本のクラブ(鳥栖)がヒアンのディナモ・ザグレブ移籍を認めなかった」と綴られている。 その後、クロアチア『sportske』は13日に「ディナモ・ザグレブはヒアンの獲得を望んでいたが、日本のクラブ(鳥栖)は1000万ユーロ(約16億6,000万円)以上の移籍金を要求」と報道。ディナモ・ザグレブは1000万ユーロを支払うだけの財力が無いことから、現在はセンターフォワードの獲得最上位候補にFWディオン・ドレナ・ベーリョ(アウクスブルク)をリストアップしているという。 現在23歳のヒアンは、2022年8月にECバイーアから横浜FCへ移籍。横浜FCで1年半プレーした後、鳥栖へ移籍すると、2024シーズンにJ1リーグ戦で14ゴール2アシストを挙げてブレイク。鳥栖のJ2降格もあり、同シーズン終了後にFC東京へ移籍しているが、2025シーズンはJ1リーグ14試合の出場で4ゴールを挙げている。 ディナモ・ザグレブ移籍の可能性は無くなったというが、『germanijak』によるとヒアンの代理人は複数クラブに同選手を売り込んでいるとのこと。ただ、鳥栖が破格の移籍金を要求しているとみられるだけに、移籍先は限られそうだ。
「アーセナル、冨安健洋の去就を「改めて検討」来夏フリー移籍の可能性も」 日本代表DF冨安健洋はアーセナル加入以降、度重なる負傷に悩まされており、現在も戦線離脱中。ミラン移籍の可能性も報じられるなか、現地メディアが同選手の今後を占っている。 現在26歳の冨安は、2024/25シーズン開幕前に膝の負傷で戦列を離れると、2024年10月のプレミアリーグ第7節サウサンプトン戦で今季公式戦初出場を果たした後に再離脱。2度目の膝の手術により、シーズン中の復帰は叶わず、一部では2025年いっぱいプレーできない可能性が取りざたされている。 そんな冨安は、稼働率の悪さを理由に度々放出候補に浮上。英メディア『フットボールロンドン』は5月27日、冨安やMFジョルジーニョなど5選手を「売却の対象選手だ」と伝えたほか、ミランの専門サイト『ミランライブ』は6月9日、ミランの補強リストに同選手が加わる可能性を報じていた。 一方で英メディア『tribuna』は6月13日、アーセナル所属ディフェンダーの去就を特集。DFオレクサンドル・ジンチェンコら一部選手に退団の可能性があると指摘しているが、日本代表DFについては以下のような見解を示している。 「彼は現在負傷中だ。2025年末までの離脱が見込まれるため、夏の移籍は不可能だ。コンディション不良が続いていることが懸念材料だが、コンディションが良ければ貴重な存在である。彼の去就については、2026年1月に改めて検討される可能性がある」 なお、冨安とアーセナルの契約期間は2026年6月まで。コンディションの回復が遅れ、アーセナルが2026年1月の移籍ウィンドウで放出できなかった場合、2025/26シーズン限りで契約満了により退団する可能性も考えられる。
「FC東京移籍の原因?元神戸・柏GKキム・スンギュ、サウジで給与未払い」 かつてヴィッセル神戸、柏レイソルに在籍していた韓国代表GKキム・スンギュは、GK野澤大志ブランドンの海外移籍が見込まれるFC東京へ加入する模様。2024/25シーズンまで在籍のサウジアラビア1部アル・シャバブFCで、給与未払いのトラブルを抱えていたという。 FIFA(国際サッカー連盟)は2024年11月の時点で、アル・シャバブFCの補強禁止処分の対象クラブに。サウジアラビア紙『アル・リヤディア』は12月、同クラブは財政難により、所属選手への給与未払い問題などを抱えていることが、処分の理由だと伝えただけに、当時負傷離脱中のキム・スンギュも給与を受け取っていないとみられていた。 また韓国メディア『スターニュース』は2025年3月に「アル・シャバブFCは3ヶ月間、選手に給料を支払っていない」とリポート。これによると、選手たちは不満をあらわにし、練習参加を拒否したという。 一方、キム・スンギュは神戸や韓国1部・蔚山現代FC、柏などを経て、2022年7月に柏からアル・シャバブへ完全移籍。加入1年目からリーグ戦全30試合スタメン出場と、正守護神としてチームをけん引していた。しかし、2023/24シーズン以降は前十字靭帯断裂という大怪我により、長期離脱を繰り返している状況。2024年10月に再び前十字靭帯に問題を抱え、 2024/25シーズン中の復帰は叶わなかった。 なお、キム・スンギュとアル・シャバブの契約期間は2024/25シーズン終了後まで。FC東京は移籍金ゼロで獲得するとみられるが、給与未払いというアル・シャバブの抱える問題が、同選手の去就に影響を与えた可能性は十分考えられる。サウジアラビアでの挑戦が不完全燃焼に終わった韓国代表守護神の再起を、多くのファン・サポーター等が期待しているはずだ。
「情報統制も?名古屋に外国人選手獲得報道も「謎」「オルンガやバロテッリではない」」 名古屋グランパスは2025年夏、浦和レッズからの関心が報じられている元柏レイソル所属のケニア代表FWマイケル・オルンガや、元イタリア代表FWマリオ・バロテッリではない外国人選手の獲得を獲得する模様。公式発表間近とみられるが、新戦力の名前や特徴などについては謎に包まれたままだという。 名古屋の補強については、バロテッリが2025年5月にジェノアを契約満了により退団すると、イタリア人ジャーナリストのダニーロ氏が退団決定直後に「名古屋が依然としてバロテッリを獲得しようとしている」と伝えていた。 そのダニーロ氏は6月1日に「噂はあったものの、名古屋はオルンガに興味を示していない」と報道。Xで「新ストライカーはブラジル人選手になる見込みで、近日中に公式発表される予定だ」と綴っていた。 そして3日夜にも、Xを通じて名古屋の補強動向に言及。 「名古屋の新加入選手は近日中に公式発表される。だが、その選手が誰なのかは依然として謎だ。オルンガでもバロテッリでもない」と投稿。クラブや代理人などで情報統制が敷かれている可能性もあるとみられるが、「先日私が言ったように、彼はブラジル人だろう」としている。 また、同氏はSNSユーザーからの反応を受けて「私の情報源は名古屋にかなり近い」と自身の立場を明かした上で、「この情報源も名前を知らない」とほとんど情報を入手できていない現状について綴った。 名古屋のFW陣では、キャスパー・ユンカーが5月下旬に戦線復帰。永井謙佑、和泉竜司、マテウス・カストロがレギュラーを張っている。直近6試合無敗と浮上のきっかけを掴みつつあるなか、リーグ戦再開前に外国人選手を迎え入れるのか注目が集まる。
「鹿島レオ・セアラをフォローのブラジル人FW、Jリーグ移籍前向き。クラブは却下」 ブラジル2部シャペコエンセ所属のブラジル人FWマリオ・セルジオには、すでにJリーグ移籍の可能性が報じられているが、ここに来て新たな動きがあったという。 セルジオの去就を巡っては、ブラジル『Mais Sports』が5月29日に「シャペコエンセのもとに日本国内クラブからのセルジオ獲得オファーが届いた」と報道。オファーの内容は「保有権の50%取得で移籍金400万レアル(約1億円)」だったが、シャペコエンセはこれを拒否したという。 すると同メディアは6月3日にもクラブ間交渉の行方をリポート。これによると、Jリーグクラブは金額を引き上げて再度オファーを提示も、シャペコエンセはまたもや却下。選手サイドはオファーを受け入れる意向を示しているが、クラブはセンターフォワードの選手層が薄いことを理由に、依然として同選手の放出に否定的だという。 現在29歳のセルジオは、身長181cmで左利きのストライカー。ECバイーアやパイサンドゥSCなどブラジル国内複数クラブを渡り歩いており、2024年3月にミラソウFCからシャペコエンセへ移籍。加入1年目にブラジル2部リーグ戦30試合の出場で7ゴールを挙げているが、2024シーズン途中まで元FC東京所属選手のFWペロッチとチームメイトだった。 そして迎えた2025シーズンは、サンタカタリーナ州選手権全15試合スタメン出場で7ゴールを奪うと、ブラジル2部リーグ開幕から7試合続けて先発出場し、3ゴールをマーク。ただ、5月17日の第8節クイアバ戦から2試合続けて出番がない。 なお、セルジオは5月末の時点で鹿島アントラーズ所属FWレオ・セアラのインスタグラムアカウントをフォローしている。また、同選手のエージェントである『マルシオ・ビッテンコート・スポーツ』社は、FWカピシャーバ(清水エスパルス)、MFマテウス・ペイショット(ジュビロ磐田)、FWデレク(ジェフユナイテッド千葉)、DFパトリック・ウィリアム(京都サンガ)も顧客に持っている。
「浦和も?ネイマールにクラブW杯出場31クラブオファー。サントスに未払い問題」 サントス所属のブラジル代表FWネイマールに、FIFAクラブワールドカップ参戦クラブへ移籍する可能性が浮上。浦和レッズも獲得オファーを提示したとみられる一方、サントスは同選手との間で問題を抱えているという。 サントスとの契約期間が2025年6月30日までであるネイマールの去就を巡っては、海外メディア『Jornal O Globo』が6月3日、MF本田圭佑の古巣であるメキシコ1部パチューカとクラブW杯開催期間限定の短期契約を結ぶ可能性を報道。これによると、パチューカはすでに選手サイドに接触しているとのことで、クラブはブラジル代表FWの獲得をマーケティング面でも魅力的だと考えているという。 また、『DIARIO RECORD』は「ネイマールはクラブW杯出場32クラブ中31クラブからのオファーを受け取っている」と報道。オファーを提示した31クラブの中に、浦和が含まれている可能性は十分考えられる。ただ報道内容が事実だとしても、欧州含めた海外クラブとの争奪戦を制する可能性は不透明とみられる。 一方、ブラジル『UOL』が6月3日に伝えたところによると、サントスはネイマールとの契約延長を望んでいるものの、肖像権の権利料8500万レアル(約28億円)が未払い状態。7月31日までである支払い期限の延長にむけて選手サイドと交渉しているという。 ネイマールはバルセロナ、パリ・サンジェルマン(PSG)、サウジアラビア1部アル・ヒラルを経て、2025年1月にサントスへ復帰。6月1日に行われたブラジル1部リーグ戦では、後半30分にクロースボールを右手でゴールマウスに押し込んだことにより、2枚目のイエローカードを貰い退場。現地メディアから批判を浴びた一方、本人はサントスのサポーター等にむけて謝罪している。 なお『UOL』は、ネイマールとサントスの契約内容の一部も報道。年俸は414万レアル(約1億4,000万円)だという。クラブW杯参戦クラブの中で、現在と同額の年俸を支払うことが可能なクラブは多いとみられるが、果たして浦和が同選手の獲得に動くことはあるのだろうか。
「CL準優勝のインテル、指揮官退任でコモのセスク氏招へいに興味?」 インテル(イタリア1部)は、5月31日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝戦でパリ・サンジェルマン(フランス1部)と対戦。2年ぶりの決勝戦となったなかで、前半から劣勢な展開となり、最終的に0−5の大敗を喫して準優勝に終わった。 そのなかで、インテルは2021年からクラブを率いてセリエA制覇など複数タイトルをもたらしたシモーネ・インザーギ監督が今季限りで退任することを発表。イタリア人指揮官はアル・ヒラル(サウジアラビア1部)への就任が濃厚とみられている。 イタリア『スカイ』によれば、後任探しに着手しているインテルはコモ(イタリア1部)を指揮しているセスク・ファブレガス氏と初めて直接コンタクトをとった模様。インテル陣営は就任の可能性を探るための話し合いを行なったという。 しかし、過去にローマ(イタリア1部)やバイエル・レバークーゼン(ドイツ1部)からのオファーを拒否したセスク氏はまだ正式な承諾をしておらず、現在はオファーを慎重に検討している模様。コモとの約束を優先していた同氏は、インテルからのオファーは非常に魅力的だと考えているようだ。 なお、インテルはスペイン人指揮官との交渉が破談に終わった場合に備えて、過去にインテルの下部組織を指導していたパルマ(イタリア1部)のクリスティアン・キブ監督、クラブOBであるジェノア(イタリア1部)のパトリック・ビエラ氏を候補に含めているようだ。仮に今夏に開催されるクラブワールドカップまでに新指揮官が決まらなければ、U-23チームの監督に内定しているステファノ・ベッキ氏が暫定的に指揮するようだ。
「伊東純也が菅原由勢の同僚に?サウサンプトン新指揮官就任で話題に」 イングランド2部のチャンピオンシップに降格したサウサンプトンが新指揮官として、ウィリアム・スティル監督を迎えたことにより、新しい選手獲得に向けた報道が注目されている。 サウサンプトンに特化したメディア『Saints Marching』は、UKメディア『Daily Echo』の報道を引用し、同監督が当時リーグ・アンのスタッド・ランス指揮官時代(2022-2024)に伊東を主力として扱っていた経緯を6月2日に紹介した。 同報道では、当時のランスが前線の機能不全に悩まされていたことを紹介し、伊東の加入によりその問題は修復されたことを伝えている。スティル監督は伊東を攻撃の起点として重用し、その起用によってランスはリーグ中位の成績を収めていた。 もし伊東がサウサンプトンに加入した場合、現在クラブに在籍している日本代表DF菅原由勢とともに、右サイドで日本人コンビを組む可能性がある。 しかし、同報道によると、サウサンプトンは数日前に元クラブの選手でトルコ1部フェネルバフチェに所属する36歳のFWドゥシャン・タディッチの復帰を見送った事例を引き合いに出し、ベテランの攻撃陣を補強しない可能性にも言及している。 現時点で32歳の伊東の移籍が進展しているという具体的な報道は出ていないものの、スティル新監督体制のもとで戦術面の適応や過去の信頼関係を踏まえれば、伊東が有力な補強候補として検討される可能性も否定はできない。 サウサンプトンがプレミアリーグ昇格を目指す中で、リーグ・ドゥに降格したランスから伊東を獲得することはあるのか、単なる噂に終わるのか。今後の動向に注目が集まっている。
「プレミア移籍報道に揺れる上田綺世、フェイエノールトファンから放出論も」 オランダ1部エールディビジも2024/25シーズン終了とともに、選手の移籍市場に関する報道が活発化している。そんな中、6月2日にオランダメディア『Voetbal International』は、「フェイエノールト所属の日本代表FW上田綺世にプレミアリーグのクラブが関心を寄せている」と報じた。 この報道を受け、フェイエノールトのサポーターに親しまれているオランダメディア『FR-Fans.nl』上では、上田の移籍噂に対して様々な意見が寄せられた。 上田はフェイエノールト移籍前のベルギー1部サークル・ブルッヘ在籍時(2022-2023)には、カウンター中心の戦術だったからこそゴールを量産できたのではないかとの分析や上田の性格や得点力は評価しつつも、身体的な当たりの弱さを課題に挙げ、「フィジカルが足りない」と評する声も出ている。 また、上田の2シーズンの在籍期間を踏まえ、いまさら「成功するか?」や結果が十分でないことから「出ていくならそれでもいい」とするファンも少なくない。 さらに「チャンスも時間ももらったが、完全に失敗した。売るべきだ」「フェイエノールトのFWとしては不十分だ。活躍してない、それだけだ」と断言する意見も見られた。 一方でシーズン後半の試合では上田に対してウイングからのクロスが増え、得点に結びつけていたことを理由に、上田の獲得が失敗と決めつけるのは早計だという意見もある。また、ウイングの得点が増えているためにセンターFWの数字が相対的に減っているという分析もあり、短絡的な批判に対する反論も存在する。 そのほか、クラブのファン・ペルシー監督の戦術や起用法に疑問を呈する声もあり、「アイデアがない」との批判や上田はポテンシャルを秘めており、もっと効果的に使えば優れたストライカーになれるという主張も出ている。 また一部では、上田の怪我の影響を考慮しつつも、来2025/26シーズンはフル稼働で得点を量産できると期待するファンもいる。フェイエノールトの攻撃陣に対しては、個人プレーに走るウイングの存在が問題だとする指摘もあり、上田にスルーパスを通せる新戦力の獲得を求める声もあった。
「横浜FMとの契約期間は?エウベル、鹿島レオ・セアラに関する投稿で話題」 横浜F・マリノス所属のブラジル人FWエウベルは、パトリック・キスノーボ監督のもと出場機会に恵まれていない中、とあるSNS投稿で話題に。横浜FM退団や鹿島アントラーズ移籍の憶測も駆け巡っている。 エウベルは6月2日にインスタグラムを更新。鹿島所属FWレオ・セアラと同選手の子供たちによるスリーショットをストーリーズでアップしている。また、横浜FMの公式サイトによると、6月1日から2日間にわたり、トレーニングなし。エウベルはつかの間の休日を利用して、横浜FMでチームメイトだったレオ・セアラと交流したとみられる。 この投稿でエウベルは一言も綴っていないが、J1リーグ戦でスタメン出場1試合にとどまっているだけに、鹿島移籍を予想する声が上がっているが、その一方で当該投稿と同選手の去就が無関係という指摘も相次いでいる。 そんなエウベルと横浜FMの契約内容については、ブラジルメディア『ge』が2023年12月に「2025年12月までの複数年契約でサイン」とリポート。2024年以降、契約延長が無い場合、2025シーズン終了後に契約満了となるだけに、一部では横浜FMにとって2025年夏の移籍ウィンドウが同選手を売却するラストチャンスとの意見も上がっている。 5月25日開催のJ1第18節・鹿島戦で7分間のプレーに終わり、31日の第19節・町田ゼルビア戦で出番が無かったエウベル。横浜FMサポーター等からは同選手のプレータイム増加を望む声が上がっているが、序列アップの兆しが無ければ出場機会の確保を求めてクラブを去る可能性も考えられる。
「湘南FW福田翔生、ブレンビー移籍の裏側とは「良い印象与えた」「争奪戦制した」」 湘南ベルマーレ所属FW福田翔生は、2025年夏にデンマーク1部ブレンビーIFへ完全移籍する模様。ブレンビーはMF堂安律所属のSCフライブルクへ移籍した日本代表MF鈴木唯人にかわるアタッカーの確保が急務だったが、福田の獲得に至るまでの経緯を現地メディアが報じている。 デンマーク紙『Tipsbladet』は6月2日に「ブレンビーIFは24歳の日本人選手を獲得」「福田と契約を結ぶ」などとリポート。両者の繋がりについて「福田はこの春、ブレンビーIFのトライアルを兼ねた練習に参加した。その際、非常に良い印象を与えたため、ブレンビーIFは彼の獲得に意欲的になった」と伝えたほか、「ラ・リーガ所属クラブなど、複数クラブによる争奪戦を制した」と綴っている。 ブレンビーIFでは鈴木が攻撃陣の中心選手として機能。2024/25シーズンもデンマーク1部リーグ戦32試合の出場で12ゴール4アシストと結果を残したが、すでにフライブルクへの移籍によりチームを去っている。鈴木の退団は同クラブに多大な影響を与えているが、『Tipsbladet』は「鈴木が素晴らしいパフォーマンスにより、同胞の道を示した」としている。 現在24歳の福田は2019年に高卒でFC今治へ加入も結果を残せず、2022シーズン終了後に契約満了。2023年はY.S.C.C.横浜でプレーしていたが、J3リーグで11ゴールとブレイクすると、わずか半年で湘南へ移籍。J1初挑戦の1年目こそ無得点に終わったが、2年目にリーグ戦で10ゴールをマーク。2025シーズンもここまで15試合の出場で3ゴール2アシストと、攻撃陣を引っ張っている。 JFL(日本フットボールリーグ)でプロデビューを飾り、今治時代に厳しい時間を過ごした福田。J3でのブレイク、J1での2桁ゴールと直近3年間で劇的な飛躍を遂げているが、鈴木の穴を埋めるだけの結果を残せるか、現地で注目が集まりそうだ。
「クーニャ獲得のマンU、さらなる攻撃強化へ!ブレントフォードFWムベウモ獲りに本腰」 マンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)は今季のプレミアリーグで15位とクラブ史上最低の順位でフィニッシュ。タイトル獲得の可能性もあったヨーロッパリーグ(EL)では決勝戦でトッテナム・ホットスパー(イングランド1部)に敗れるなど、散々な結果に終わった。 捲土重来を目指す来季に向けてユナイテッドはすでにウルバーハンプトン・ワンダラーズ(イングランド1部)からブラジル代表FWマテウス・クーニャを獲得済み。しかし、イギリス『アスレティック』によれば、ユナイテッドはさらなる攻撃強化を目指しているという。 そして、ユナイテッドはブレントフォード(イングランド1部)でプレーするカメルーン代表FWブライアン・ムベウモ(25)をターゲットに設定しており、優先事項としている模様。そして、クラブ間交渉がすぐに行われる予定のようだ。 世代別ではフランス代表としてプレーしながらも、A代表ではカメルーン代表を選択したムベウモは、2019年夏にブレントフォードへ移籍。クラブの1部昇格に貢献すると、強靭なフィジカルと驚異的なスピードを武器に今季はここまでプレミアリーグ38試合20ゴール7アシストを好スタッツを残した。 そのムベウモにはプレミアリーグの複数クラブが関心を示しているが、選手本人はユナイテッドへの移籍を希望しているとのこと。今季はオランダ代表FWジョシュア・ザークツィーとデンマーク代表FWラスムス・ホイルンドがなかなかゴールを奪えず、得点力不足に苦しんだユナイテッドだが、さらなる攻撃強化を敢行するのだろうか。
「左SBの補強を目指すマンC、ウルブスDFアイト=ヌーリを本命ターゲットに設定か」 マンチェスター・シティ(イングランド1部)はプレミアリーグ5連覇を目指したものの、首位のリバプール(同1部)とは13ポイント差の3位フィニッシュ。シーズン中盤に大失速もあったが、なんとか来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。 そのマンチェスター・シティはクロアチア代表DFヨシュコ・グバルディオールとU-20イングランド代表DFニコ・オライリーが左サイドバックでプレー。しかし、グバルディオールはセンターバック、オライリーは中盤が本職となっている。 そのため、イギリス『ガーディアン』によれば、シティは今夏に左サイドバックの補強に熱心だという。ボーンマス(イングランド1部)に所属するハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズの獲得にも興味を持っているようだが、リバプール(同1部)への移籍が近いとされている。 そのなかで、シティはウルバーハンプトン・ワンダラーズ(イングランド1部)でプレーするアルジェリア代表DFラヤン・アイト=ヌーリをリストアップしている模様。現時点では獲得オファーを出していないが、今夏に開催されるクラブワールドカップまでに取引を実現させたいと考えているようだ。 今季のプレミアリーグ37試合で4ゴール7アシストを記録したアイト=ヌーリだが、来夏まで契約を結んでいるウルブスは5000万ポンド(約96億8000万円)と評価しているとのこと。シティの会長であるカルドゥーン・アル・ムバラク氏は今季の不調の理由について昨夏の消極的な補強が原因だったと語っていたが、どのような補強を敢行するのだろうか。
「ミラン、今夏レアル退団のモドリッチ獲得を希望?新SDが熱望」 レアル・マドリード(スペイン)は今季のラ・リーガでは2位に終わり、コパ・デル・レイでも準優勝と宿敵バルセロナ(同1部)に後塵を拝した。さらに、連覇を目指したチャンピオンズリーグ(CL)でもアーセナル(イングランド1部)に準々決勝で完敗を喫した。 そのマドリードはカルロ・アンチェロッティ前監督が退任すると、主将であったクロアチア代表MFルカ・モドリッチの退団も発表。クラブ最多の28個のタイトルをもたらしたモドリッチは今夏に開催されるクラブ・ワールドカップ後に新たなクラブへと旅立つ予定となっている。 そのなかで、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、モドリッチの進展し候補としてミランが浮上しているという。新スポーツディレクターに就任したイグリ・ターレ氏は同選手をクラブに迎え入れることを夢見ているようだ。 ミラン上層部は来季の補強に向けた新戦力候補の初期段階でモドリッチについて話し合っているとのこと。また、モドリッチはマドリード退団が決定以降、世界中の複数クラブからオファーを舞い込んでいるようだが、次のクラブを急いで決めているわけではないようだ。 2012年にトッテナム・ホットスパー(イングランド1部)から加入以降、豊富な運動量や卓越したボールコントロール、代名詞ともなったアウトサイドのキックを武器にマドリードの心臓として活躍し続けてきたモドリッチ。今季もラ・リーガ35試合で2ゴール6アシストを記録するなどしていたが、新天地はどのクラブになるのだろうか。
「柏から広島へ移籍の木下康介はリカルド監督の戦術に合わなかった?」 J1の柏レイソルは6月2日、FW木下康介がサンフレッチェ広島へ完全移籍することを公式発表した。 木下は昨2024シーズンに柏へ加入し、J1で38試合10ゴールと結果を残した。今2025シーズンも14試合で3ゴール2アシストを記録していた中での放出に、柏サポーターからネット上で疑問の声が届けられた。 昨シーズン終了後にオファーがあったにも関わらず、木下が柏への残留を選んだ背景には、監督交代によって自身の起用法が変わるかもしれないという期待があったのではないかという見方がある。2021年に浦和レッズで共闘した柏のリカルド・ロドリゲス監督との再会に木下が希望を託していたのではという意見も出た。 また、「リカルド監督のサッカーにマッチするFWってどんなタイプだろう?」という疑問に対して、「実はプレス強度という意味では木下は一番低かった」というコメントもあり、戦術面での不一致が移籍の背景にあったのではないかという憶測も出ている。 一方で、出場時間が限られる中でも結果を出し続けていたことは、サポーターの間で高く評価されている。特に昨シーズン途中出場が中心ながら二桁ゴールを挙げていたにも関わらず、今シーズンも出場機会が限定的だった。その現状に対して、もはや本人も我慢の限界を感じたのではないかという声もある。 また、「このタイミングで木下を出すということは、代役を獲る目処が立っているからですよね?」というコメントもあり、今後のクラブの補強方針に対する期待も表れている。 柏は直近リーグ3試合で1分2敗、得点2・失点7と苦戦しており、チームの再構築が急務なのは間違いないだろう。
「岡山からFC東京復帰論の一方で…日本代表・佐藤龍之介に海外から注目「冬に欧州移籍」」 FC東京からファジアーノ岡山へ期限付き移籍中のFW佐藤龍之介は、6月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選2試合(対オーストラリア代表、インドネシア代表)へ挑む日本代表に招集されたことで話題に。今後のさらなる活躍が期待されるなか、早くも海外移籍論が湧き起こっている。 オランダメディア『huiskamerscout』のジャーナリストであり、日本サッカーに精通しているジェラルド氏は、2023年8月の時点で「FC東京下部組織出身の佐藤は、まさに並外れた才能の持ち主」「技術面で同世代の選手よりもはるかに優れている」などとXで絶賛していた。 その佐藤は、6月1日に行われた明治安田J1リーグ第19節の岡山対湘南ベルマーレで先制ゴールを奪取。今季4ゴール目を挙げているが、ジェラルド氏は「このまま成長すれば、次の冬のウィンドウで欧州へ移籍する」と、近いうちの海外移籍が濃厚との見方を示している。 現在18歳の佐藤は、2022年から年代別代表に招集されているほか、2023年8月にはMF久保建英(現レアル・ソシエダ)以来となる16歳でのプロ入りを果たすなど、国内屈指の有望株として話題に。2024シーズンのJ1リーグ戦で3試合に出場すると、2025シーズンは育成型期限付き移籍先の岡山で主力選手として活躍。ここまでリーグ戦14試合でピッチに立っているが、直近4試合つづけてスタメンに名を連ねている。 育成型期限付き移籍であるため、現在J2降格圏の18位に沈んでいるFC東京が呼び戻しに動く可能性も取りざたされている佐藤。A代表への初招集でさらに注目度が高まっているが、現時点では海外クラブからの関心や正式オファーは報じられていない。それでも、Jリーグ公式戦や国際大会でのパフォーマンス次第では、2025シーズン終了後の海外移籍が現実味を帯びそうだ。
「浦和レッズのクラブW杯非売品グッズがメルカリで出品…公式グッズ転売横行も」 浦和レッズは6月1日に行われた明治安田J1リーグ第19節の横浜FC戦を終えた後、FIFAクラブワールドカップ開催地のアメリカに向けて出発。世界最高峰での戦いを間近に控えるなか、クラブW杯を現地観戦するサポーターへの限定配布グッズが高額な値段で出品されている。 鹿島アントラーズの経営権を有するフリマアプリ『メルカリ』では1日、「浦和レッズ cwc urawa boysスカーフ 現地応援者限定品マフラー」として、赤を基調とし、「URAWA WORLD」という文字や航空機が描かれたマフラータオルが新品、未使用として出品。2万円と高額だが、この出品ページはスクリーンショットによりネット上で拡散。横浜FC戦後に埼玉スタジアムで浦和のサポーター団体が配布した非売品のグッズとみられるだけに、浦和サポーター等からは出品行為に対する批判が相次いでいる。 浦和はクラブW杯のグループステージでリーベル・プレート、インテル、モンテレイと対戦。初戦(対リーベル)と第2戦(対インテル)はシアトルのルーメン・フィールドで、第3戦(対モンテレイ)はパサデナのローズボウルで開催されるが、いずれも約5,000人の浦和サポーターがスタジアムに詰めかける模様。現地観戦可能な人数が限られているだけに、現地観戦が叶わず、非売品グッズを受け取れなかったサポーターが不満をあらわにすることに、理解を示す声も上がっている。 一方、クラブはキーホルダーやタオルマフラーなど、クラブW杯グッズを埼玉スタジアムやオンラインなどで販売。しかし、2日午前の時点でほとんどのグッズが完売となったほか、フリマアプリでの転売行為が多数発生している。 クラブW杯での好勝負を期待する声が相次ぐ一方で、グッズの転売行為が後を絶たない現状に、ファン・サポーター等は複雑な思いを抱いているはずだ。
「元柏レイソルFWクリスティアーノ語る!Jリーグで大物選手苦しむワケ「全然違う」」 かつて栃木SC、ヴァンフォーレ甲府、柏レイソル、V・ファーレン長崎に在籍していたブラジル人FWクリスティアーノは現在、ブラジル4部AAポルトゥゲーザでプレー。Jリーグの特徴について語ったほか、自身が10年以上日本でプレーした理由も述べている。 ブラジル『ge』で5月31日に掲載されたインタビュー記事によると、クリスティアーノはJリーグの特徴について「テクニックが非常に優れていて、戦術的で規律正しい。プレースピードが速いから、素晴らしい実績を残してきた選手が活躍できないんだ。(他国のサッカーとは)全然違う。実際に行ってみないと分からないね」とコメント。ディエゴ・フォルランをはじめ欧州で実績を積み重ねてきた大物選手でも結果を残せない理由についても持論を述べている。 また、日本のサッカーファンの印象について「彼らは自分たちの応援するクラブをリスペクトとしている。とても忠実なんだ。日本人の僕や僕の家族に対する愛情は素晴らしいね」と語るなど、ブラジルへ帰国した今もなお特別な思いを抱いているという。 2013年に栃木へ加入してから11シーズンにわたり日本でプレーしていたクリスティアーノだが、「あの時、僕にはレイソルを離れる可能性、ブラジルや中東へ移籍するチャンスなどがあったけど、離れるのは申し訳ないと思い残留したんだ」と、柏在籍時の2018シーズンにJ2降格という結果に終わった直後の心境も告白。 「経済的な面を追い求める必要があった」と日本で10年以上プレーした理由を語っているが、当初クリスティアーノは2024シーズン終了後に日本で引退して帰国する予定だったとのこと。2023シーズン終了後に甲府と長崎を退団して帰国した理由に「長男がポルトガル語を話す友達がいる学校で勉強したいと思っていた」と、家庭の事情を挙げている。 「マネージャーは僕に残ってほしいと言ってきたけど、僕は毅然とした態度でノーと言って退団した」と語るなど、2023年に甲府から3度も残留要請を受けていたというクリスティアーノ。2026年に現役を引退する予定だという同選手の功績は、多くのJリーグファン・サポーターの間で語り継がれている。
「元札幌・千葉MF檀崎竜孔が賭博関連容疑で起訴…豪州1部で故意にカード貰ったと報道」 北海道コンサドーレ札幌、ジェフユナイテッド千葉在籍歴のあるMF檀崎竜孔は現在、オーストラリア1部ウェスタン・ユナイテッドFCでプレーしているが、賭博関連(試合操作)の疑いで現地警察から告発されたという。 現地メディア『9News』が6月1日に伝えたところによると、檀崎は2025年4,5月に行われたオーストラリア1部リーグ戦4試合で故意にレッドカードやイエローカードを貰った可能性があるとして起訴されたが、すでに保釈。7月圧にメルボルンの裁判所に出廷する予定だという。また、檀崎の他に下部リーグでプレーする選手1名も同様の容疑で起訴されたという。 また、記事では「ウェストメルボルンに住む24歳の男」「ウェスタン・ユナイテッドの選手が、スポーツ賭博のガイドライン違反の疑いで起訴された」などと記述されているが、現地記者のトム・モリス氏は当該選手が檀崎だと伝えている。 現在25歳の檀崎は、青森山田高校や札幌を経て、2020年11月に海外挑戦。オーストラリア1部ブリスベン・ロアーで半年間プレーした後はJリーグへ復帰し、千葉や札幌に在籍。2022年7月に再び札幌からブリスベンへ期限付き移籍すると、2023年1月にはスコットランド1部マザーウェルへ完全移籍。しかしマザーウェルで結果を残せず、2023年夏にウェスタン・ユナイテッドFCへ加入していた。 そのウェスタン・ユナイテッドFCでは、加入1年目から左サイドでレギュラーに定着。2024/25シーズンはリーグ戦26試合の出場で4ゴール7アシストをマーク。上位クラブによるプレーオフでは、3試合の出場で2アシストと結果を残していた。 なお、オーストラリア1部リーグの広報担当者は「選手1人が賭博関連の罪で警察に告発されたことを把握している」と報道内容が事実であることを認めた上で、檀崎に対して暫定的な出場停止処分を科したことを明かしたという。
「シュツットガルト移籍なし?シントトロイデン藤田譲瑠チマの去就変化か」 日本代表MF藤田譲瑠チマには、以前から2025年夏にベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)からステップアップ移籍する可能性が報じられている。移籍先候補にはDFチェイス・アンリ所属のVfBシュツットガルト等が挙がっているが、他クラブ移籍の可能性もあるという。 藤田の去就を巡っては、『voetbal』がシュツットガルト、トルコ1部ベシクタシュ、ギリシャ1部AEKアテネからの関心を報道。アテネが選手サイドに接触した可能性もあわせて伝えたが、一方でSTVVのスポーツディレクターであるアンドレ・ピント氏は「藤田の獲得オファーは届いていない」とコメントしたという。 欧州5大リーグ挑戦待望論が湧く中、『voetbal』は6月1日に再び藤田の去就を特集。「複数クラブが関心」などと、改めてシュツットガルトやベシクタシュが移籍先候補に挙がっている可能性を伝えた一方で、「藤田が他のクラブを探す可能性もある」とリポート。STVVは同選手の放出で数百万ユーロの移籍金収入の確保を目指しているという。 現在23歳の藤田は、東京ヴェルディ、徳島ヴォルティス、横浜F・マリノスを経て、2023年夏にSTVVへ移籍。2024/25シーズンはベルギー1部リーグ33試合の出場で4アシストをマーク。パリ五輪U23日本代表の中心選手として存在感を発揮していたが、A代表ではMF遠藤航(リバプール)、MF守田英正(スポルティングCP)、MF田中碧(リーズ・ユナイテッド)の控えに甘んじている。 STVV所属の日本人選手では、藤田の他にMF山本理仁やMF伊藤涼太郎にも退団の可能性が報じられている。一方、『voetbal』は5月末、STVVが藤田の後釜候補として柏レイソル所属の日本代表MF熊坂光希に関心を寄せている可能性を伝えていた。
「ファン・デン・ベルフの他に…磐田、提携先ムアントンからタイ代表FW獲得決定的に」 ジュビロ磐田はオランダ1部NACブレダからベルギー人DFヤン・ファン・デン・ベルフの獲得を決めているが、タイ1部ムアントン・ユナイテッド所属の同国代表FWポラメート・アヴィライも2025年夏に迎え入れるという。 2024年夏にも磐田移籍の可能性が報じられていたポラメートは一時、ムアントンのパートナーシップ提携先である浦和レッズのトレーニングに参加する可能性が取りざたされていた。しかし、タイメディア『サイアムスポーツ』は5月11日に「静岡県のクラブが接触」と報道。J1所属の清水エスパルス、J2所属の磐田、藤枝MYFC、J3所属のアスルクラロ沼津いずれかのクラブへ移籍するとみられていた。 すると、同メディアは6月1日になって「ポラメートの磐田移籍が決定」と速報。ポラメートの代理人は5月末に入国しているが、インスタグラムで関西国際空港に到着した時の様子をアップするとともに「Thai Player Go to J2」(タイ人選手がJ2行き)とポストしただけに、近日中に両クラブからの公式発表があると考えられる。 現在26歳のポラメートは、身長180cmで右利きのストライカー。2022/23シーズンからムアントンで頭角を現すと、2023/24シーズンにタイ1部リーグ戦22試合のスタメン出場で11ゴール10アシストをマーク。2024/25シーズンもリーグ戦26試合の出場で7ゴール7アシストと、攻撃陣の中心選手として活躍している。 また、石井正忠監督率いるタイ代表の一員として、国際Aマッチ16試合でプレー。2024年のASEAN選手権では招集外だったが、2025年3月の国際親善試合で半年ぶりに復帰していた。
「韓国人選手のCL&EL同時制覇に日本のファンが辛辣評価」 今2024/25シ-ズンのUEFAの大会で韓国人選手2名が歴史的快挙を達成した。6月1日に開催されたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝では、リーグ・アンのパリ・サンジェルマン(PSG)がセリエAのインテルに5-0で圧勝し、クラブ史上初のCL制覇と国内3冠を達成。PSGに所属のMFイ・ガンインは試合に出場しなかったが、メンバーとしてタイトルを獲得した。 一方、プレミアリーグのチーム同士の対決となった5月22日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝では、トッテナム・ホットスパーがマンチェスター・ユナイテッドに1-0で勝利。トッテナム主将FWソン・フンミンにとって悲願の初タイトルとなった。 しかし、アジア勢の歴史的な快挙ともいえる韓国人選手のCLとELの同時戴冠に対し、日本国内ではSNSを通じて冷静かつ辛口の声が目立った。ソンについては、報われた努力を称える声がある一方で、決勝でのプレー内容や途中出場であった点から、コンディションやパフォーマンスの衰えを指摘する意見もあった。 イに対しては、今2024/25シ-ズンのCLで433分間の出場時間を得ながらも得点もアシストも記録しておらず、決勝では出場がなかったことから、ただ所属クラブが優秀なだけで、個人としての貢献が十分ではないという見方が広がっている。 特に、「優勝クラブに在籍しているだけでは評価の対象にはなり得ない」「実際にピッチで結果を出してこそ初めて大きく取り上げられるべき」といった意見が多く、選手個人の実績や貢献度を基準に評価すべきだという考えが根強い。また、ゴールやアシストといった具体的な結果が伴わない以上、欧州最高峰の舞台で名を刻むにはまだ不十分だとする厳しい声も聞かれた。 今回の二冠達成は韓国サッカー界にとって快挙といえる出来事だが、日本ではあくまでクラブでの実際の活躍度合いを重視する声が大勢を占めており、称賛一色とはならなかった。クラブの肩書ではなく、個人の内容でこそ評価されるべきだという日本のファンの視点が、両選手の置かれた状況を改めて浮き彫りにしたのかもしれない。
「ファン・デン・ベルフが後釜に?ジュビロ磐田ヒルに移籍報道「交渉中」」 ジュビロ磐田はオランダ1部NACブレダからベルギー人DFヤン・ファン・デン・ベルフを、タイ1部ムアントン・ユナイテッド所属FWポラメート・アヴィライを獲得する可能性が取りざたされている一方、イスラエル人DFハッサン・ヒルが退団に向かっているという。 イスラエル『One』が5月27日、同国1部マッカビ・ブネイ・サフニンFCの補強を特集。これによると、サフニンFCは外国人GKの獲得が最優先事項としながらも、ヒルの再獲得を狙っている模様。最終ラインのみならず、アンカー(中盤の底)でプレー可能な選手として評価しているという。 また『Sport5』は「サフニンFCはヒルの獲得にむけて交渉中」と報道した一方で、イスラエル1部マッカビ・ブネイ・レイナFCからの関心も報道。サフニンFCを含めた複数クラブによる争奪戦の可能性も考えられるという。 現在25歳のヒルは、2019年にサフニンでトップチーム昇格を果たすと、レイナFCへの期限付き移籍期間(2021/22シーズン)を除き、2024年夏までサフニンでプレー。同クラブから磐田への完全移籍が正式決定する直前には、『One』が「年俸35万ユーロ(約6000万円)の3年契約、移籍金は41万5000ユーロ(約7200万円)」と伝えていた。 磐田と複数年契約を結んだとみられるヒルだが、来日1年目にJ2リーグ戦9試合の出場に終わると、2025シーズンはここまでリーグ戦で出番なしと、厳しい立場に置かれている。磐田がヒルの放出を見込んで、ファン・デン・ベルフの獲得に動いた可能性も考えられる。