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「アーセナルのスター選手が激怒!ファンがイングランドのロッカールームを盗撮」 イングランドU-21代表は、9月10日に行われたUEFA U-21欧州選手権予選の初戦でカザフスタンに2-0で勝利し、幸先の良いスタートを切った。 前半には、プレミアリーグのアーセナルに所属するMFイーサン・ヌワネリと、ブンデスリーガのボルシア・ドルトムントに所属するMFジョーブ・ベリンガムが得点を挙げ、リー・カーズリー監督の下で勝点3を確保した。 しかし試合後、会場となったカザフスタンのアルマトイ・セントラル・スタジアムで思わぬ騒動が起きたとUKメディア『Mirror』が伝えた。 同メディアによると、同スタジアムの選手ロッカールームの窓には簡易的なブラインドしかなく、そこからファンがスマートフォンで中を撮影しようとしたという。その事態にヌワネリは窓際に駆け寄り、Tシャツでガラスを叩いて追い払おうとしたが、相手は退こうとしなかった。別の選手が衣服を広げて視界を遮ろうとしたものの、観客は窓枠をつかんだままさらに腕を伸ばし、背後からは笑い声まで聞こえたとのことだ。 さらに映像は26秒間のクリップとしてSNSに投稿されたとも伝えられており、プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーに所属するMFアーチー・グレイが困惑した表情を浮かべる場面も映し出されているようだ。 また、X上で同動画の再生回数は300万回を超え、コメント投稿欄には「気味が悪い」「プライバシーを尊重すべき」といった非難が相次いでいる。 次のイングランドU-21の代表戦は、現地時間で10月10日にモルドバ遠征、その後、13日にホームでアンドラを迎える予定となっている。
「日本、米国遠征未勝利、韓国はソン・フンミンが好調、アジア他国の状況は?」 9月のインターナショナルブレイク期間中、アジア各国の代表チームが各地で試合を行い、それぞれ成果や課題を示した。 日本はアメリカ遠征で勝利を挙げられなかった。カリフォルニアで行われた9月7日のメキシコ戦は無得点に終わり、続く10日にオハイオで行われたアメリカ戦では0-2の敗戦。アメリカ代表は7月のゴールドカップ決勝でメキシコに敗れて以降、チームのアイデンティティを問う声が強まり、マウリシオ・ポチェッティーノ監督の立場は厳しい視線にさらされていたが、日本戦では勝利を収めた。 日本は開催国を除き最初にW杯出場権を得た国で、欧州組を多数抱える組織的なチームだが、この遠征では成果を残せなかった。 一方で韓国はW杯アジア予選を6勝4分0敗で終え、グループ首位通過を決めていた。アメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルスに加入したFWソン・フンミンはアメリカ戦(2-0)と10日のメキシコ戦(2-2)で得点を挙げ、好調を維持している。 中央アジアでは中央アジアサッカー協会(CAFA)主催の大会の決勝戦が現地8日に行われ、2026FIFAワールドカップ(W杯)出場を決めたウズベキスタンが延長の末に1-0でイランを下して優勝。ウズベキスタンは、プレミアリーグのマンチェスター・シティ所属のDFアブドゥコディル・フサノフを中心に戦い、イラン代表は国内組主体で臨んだが敗戦となった。 オーストラリアは2025年も無敗を維持し、オセアニアサッカー連盟(OFC)予選突破を目指すニュージーランドとの連戦を制した。 W杯アジア最終予選のプレーオフでは、A組がカタール、UAE、オマーン、B組がサウジアラビア、イラク、インドネシアという構成で、各組1位が本大会出場、2位が大陸間プレーオフを懸けた決戦に進む。
「マンU、守備強化にビルバオDFビビアンを注視?契約解除は比較的安価」 マンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)は昨季のプレミアリーグで15位とクラブワースト記録を更新。今夏にはカメルーン代表FWブライアン・ムベウモやブラジル代表FWマテウス・クーニャなど大型補強を敢行した。 スペイン『Fichajes』によれば、カラバオカップでは2回戦で4部のグリムズビーにPK戦の末に敗れるなど、依然低空飛行が続いているユナイテッドは、守備強化を画策している模様。そのターゲットとしてアスレティック・ビルバオ(スペイン1部)のスペイン代表DFダニ・ビビアンの獲得に興味を持っているという。 ビルバオ下部組織出身のビビアンは2020年夏にトップチーム昇格を果たすと、ミランデスへのレンタル移籍を経験。ビルドアップ能力の高さや、対人守備の強さを武器にクラブのコパ・デル・レイ制覇などに貢献するなど、主力の地位を確立した。 そのビビアンはビルバオと2032年夏までの長期契約を結んでいるものの、契約解除金は4000万ユーロ(約69億円)に設定されているとのこと。この金額はプレミアリーグのクラブにとっては手頃な金額となっているようだ。 なお、スペイン代表として9キャップを刻むビビアンにはニューカッスル・ユナイテッドや、アストン・ビラも目を光らせているという。ルベン・アモリム監督は結果が出ていないものの、3バックを使い続けているなかで、ユナイテッドは獲得に漕ぎ着けることはできるのだろうか。
「アメリカ戦完敗で反応?負傷離脱中の町田浩樹、本音投稿も即削除!控えDF手薄か」 サッカー日本代表「森保ジャパン」はFIFAワールドカップ北中米大会での優勝を目指すなか、日本時間9月10日開催の国際親善試合で、FIFAランキング上位のアメリカ代表に敗北。DF冨安健洋(無所属)、DF伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)ら不在の守備陣が立て続けに失点したが、怪我で負傷離脱しているDF町田浩樹(ホッフェンハイム)のSNS投稿が話題を呼んでいる。 町田は試合終了と同時に、Xで「うーん、全くワクワクしない試合だった…」とポスト。アメリカ戦における日本代表イレブンの戦いぶりに対して、間接的にではあるものの厳しいメッセージを送った。この投稿には賛否含めて様々なコメントが寄せられていたが、同選手は数分後に当該ポストを削除している。 日本代表の守備陣は、冨安、伊藤、町田、DF高井幸大(トッテナム)と、主力センターバックが揃って負傷している状況。今回の北米遠征では、DF荒木隼人(サンフレッチェ広島)をはじめ国内組も数名招集された。 メキシコ戦ではDF板倉滉(アヤックス)、DF渡辺剛(フェイエノールト)、DF瀬古歩夢(ル・アーヴルAC)の3バックシステムで臨んだ森保ジャパンだが、アメリカ戦ではDF長友佑都(FC東京)、DF荒木隼人(サンフレッチェ広島)、DF関根大輝(スタッド・ランス)という3バックの布陣に。しかし、長友や関根といった本職サイドバックの選手をセンターバックで起用する森保監督の采配は裏目に。アメリカの攻撃陣を止められず、2失点を喫した。 今回のアメリカ戦で露呈した守備の脆さと選手層の課題は、森保ジャパンが世界の強豪と戦ううえで避けては通れない現実である。主力の復帰を待つだけでなく、代替策を確立できるかどうかが、北中米W杯で真に優勝を狙えるかを左右するだろう。
「長友・関根CB、瀬古SB起用に異論!森保監督を米記者批判「混乱するだけ」」 サッカー日本代表「森保ジャパン」はFIFAワールドカップ北中米大会での優勝を目指すなか、日本時間9月10日開催の国際親善試合で、FIFAランキング上位のアメリカ代表に0-2で敗北。DF関根大輝(スタッド・ランス)やDF長友佑都(FC東京)など、普段控え組である守備陣が立て続けに失点したが、一部現地メディアが森保一監督の起用法を批判。関根のセンターバック起用、DF瀬古歩夢(ル・アーヴルAC)のサイドバック起用が失敗に終わったとの見方を示している。 森保監督はメキシコ戦と同じく、3バックシステムでアメリカ戦に臨んだが、大幅なターンオーバーを実施。メキシコ戦ではDF板倉滉(アヤックス)、DF渡辺剛(フェイエノールト)、瀬古がスタメン出場したが、アメリカ戦ではDF長友佑都(FC東京)、DF荒木隼人(サンフレッチェ広島)、関根という3バックの布陣だった。 敗因の一部として、サイドバックを主戦場とする長友と関根のセンターバック起用、センターバックを本職とする瀬古のサイドバック起用が挙がっているが、米メディア『Area Sports Network』のハギワラ記者も、この意見に同意。試合後に「森保監督はアメリカ戦で敗れたことについて責任を取っている」と前置きした上で、こう私見を述べている。 「関根のような右サイドバックの選手を3バックシステムでは問題なく起用できる。しかし、4バックシステムのセンターバックに配置するのはやりすぎだ。瀬古歩夢も左サイドバックでプレーした…彼はセンターバックだ。全体的に混乱するだけだ」 すでにW杯本大会出場を決めているだけに、森保監督にとってアメリカ戦がテストマッチという位置づけであることは理解できる。しかし、過度なポジション変更等により、選手にストレスを与えることは避けたいところだ。
「前田大然もランクイン…アメリカ戦“日本代表ワースト3”は?海外メディア選出」 サッカー日本代表「森保ジャパン」はFIFAワールドカップ北中米大会での優勝を目指すなか、日本時間9月10日開催の国際親善試合で、FIFAランキング上位のアメリカ代表に0-2で敗北。DF関根大輝(スタッド・ランス)やFW前田大然(セルティック)など、メキシコ戦でベンチスタートだった選手がスタメン出場したが、とある海外メディアがアメリカ戦出場選手のパフォーマンスに基づいたワースト3選手を挙げている。 日本人選手や日本代表などに詳しい海外メディア『Jリーグインサイダー』は試合後、アメリカ戦における日本代表の「ワースト3」をリストアップ。3位に左サイドでプレーした前田、2位に中盤センターでスタメン出場のMF藤田譲瑠チマ(ザンクトパウリ)、1位に関根を挙げている。 海外サイト『Sofascore』によると、62分までプレーしいた前田は、3度クロスを供給もすべて失敗。シュート本数はゼロと攻撃面で存在感を発揮できなかった一方、デュエルでは10回中7回勝利。ベテランのDF長友佑都(FC東京)が左センターバックでスタメン出場したことによる攻撃面への影響も考えられるところだ。 藤田は62分までプレーしたが、デュエルで6回中2回の勝利にとどまるなど、球際での勝負弱さを露呈。5度のボールロストを記録したほか、ボールホルダーに対する寄せが甘い場面も。現時点でMF遠藤航(リバプール)、MF守田英正(スポルティングCP)、MF田中碧(リーズ・ユナイテッド)からのレギュラー奪取は厳しい印象だ。 関根は前半、3バックの右でプレーし、後半からは4バックの一角に入ったが、FWクリスチャン・プリシッチ(ミラン)らを擁するアメリカ代表攻撃陣の前に苦戦。フィジカル勝負で負ける場面もあっただけに、現在負傷離脱中のDF冨安健洋(無所属)、DF伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)、DF町田浩樹(ホッフェンハイム)との差を埋めることはできていない。
「小川航基、アメリカ戦不発で証明ならず!日本代表招集前に強気発言も…」 サッカー日本代表「森保ジャパン」はFIFAワールドカップ北中米大会での優勝を目指すなか、日本時間9月10日開催の国際親善試合で、FIFAランキング上位のアメリカ代表に0-2で敗北。スタメン出場FW小川航基(NECナイメヘン)はノーゴールという結果に終わっただけに、試合前に発していた自身の発言内容を証明できなかった格好だ。 小川は2025/26シーズンのオランダ1部リーグ開幕戦で2ゴールを奪うなど、所属クラブで好調を維持。日本代表招集前の8月下旬、オランダ『forza nec』で掲載されたインタビュー記事によると、同選手は日本代表でのポジション争いについて「日本代表では自分が最高のストライカーだと常に信じている。決定権は僕ではなく、森保監督にあるけどね」と、自身が1番手であるとの認識を示していた。 その日本代表のストライカ-陣では、オランダ1部リーグ開幕から2試合つづけてゴールを奪っている上田綺世(フェイエノールト)やFW前田大然(セルティック)、2024/25シーズンにブンデスリーガなど公式戦で2桁ゴールを挙げたFW町野修斗(現ボルシアMG)とライバルは多い。 今回の北米遠征では、小川、上田、前田、町野いずれも招集されたが、このうちメキシコ戦では上田がフル出場。ポストプレー等でフィジカルの強さを発揮し、何度もチャンスを演出していた。一方、アメリカ戦では小川はスタメン出場したが、攻撃面で存在感を発揮できず、73分で途中交代。途中出場の町野もゴールネットを揺らすことはできなかった。 この2試合のFW陣のパフォーマンスを踏まえると、上田が依然として1番手であることは確か。小川の「日本代表では自分が最高のストライカー」というコメントは、試合結果や内容に反映されなかった。北中米W杯優勝を目指す森保ジャパンにおいて、小川が真に“最高のストライカー”と認められるためには、言葉ではなくピッチ上での決定力を示し続けることが不可欠だ。
「中村敬斗の再招集必至?日本代表2戦ノーゴールで攻撃陣入替も?鎌田大地「難しい」」 サッカー日本代表「森保ジャパン」はFIFAワールドカップ北中米大会での優勝を目指すなか、日本時間9月10日開催の国際親善試合で、FIFAランキング上位のアメリカ代表に0-2で敗北。メキシコ戦と同様、ノーゴールという結果に終わっただけに、攻撃陣メンバーの一部入れ替えは必至。招集外だったFW中村敬斗(スタッド・ランス)の再招集も、選択肢のひとつとして考えられるところだ。 メキシコ戦ではFW上田綺世(フェイエノールト)、MF南野拓実(ASモナコ)、MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF三笘薫(ブライトン)、MF堂安律(アイントラハト・フランクフルト)、MF鎌田大地(クリスタル・パレス)と、主力選手が揃ってスタメン出場。前半から何度もチャンスを演出するなど、互角の戦いを繰り広げられたが、結果としてスコアレスドローに終わった。 長距離移動を経て臨んだアメリカ戦では、FW小川航基(NECナイメヘン)、MF鈴木唯人(フライブルク)、FW伊東純也(ヘンク)、FW前田大然(セルティック)がスタメンに名を連ねたが、連係不足を露呈。鎌田、南野、三笘らが後半途中からピッチに立ったものの、最後までゴールを割ることができなかった。 守備面での安定感不足が目立ったアメリカ戦ではあるが、攻撃陣のコンビネーションやチャンスメイクに問題があるのも事実。鎌田は「このような相手になると、W杯予選と違って、自分たちが完全に崩してゴールを決めるのは難しい」と、格上と戦う上での課題を語っている。 また、アメリカ戦では前半、左サイドでプレーしていた前田が攻撃面で目立たず。同ポジションでは、三笘とポジション争いを繰り広げていた中村の必要性を感じる場面もあった。 北中米W杯優勝を目指す森保ジャパンにとって、攻撃陣の停滞は避けて通れない課題だ。チームの完成度を高めるうえで、メンバー選考や組み合わせの再考が求められており、中村を含めた新たなオプションの投入が、その打開策となり得るだろう。
「ジダン監督の将来に新たな展開か、新指揮官就任の交渉の行方は?」 トルコ1部フェネルバフチェは、ジョゼ・モウリーニョ監督の解任後、新たな指揮官探しを続けている。モウリーニョ監督は8月29日にクラブがUEFAチャンピオンズリーグ出場権を逃したことを理由に退任となり、以降は後任候補に注目が集まっていた。 UKメディア『Manchester Evening News』の報道によると、候補のひとりとして元レアル・マドリード監督ジネディーヌ・ジダン監督の名前が挙がっていた。フェネルバフチェはジダン監督の招聘に自信を持っていると伝えられていたが、同氏がイスタンブールに向かうことはなく、新監督就任の可能性は消えたようだ。 53歳のジダン監督は、2021年にマドリードでの2度目の任期を終えて以降、監督職から離れている。同クラブではリーガ優勝2回、CL優勝3回を含む数々のタイトルを獲得し、その実績が評価され続けてきた。 一方でフェネルバフチェは、新指揮官としてドメニコ・テデスコ監督を招へいする見込みだと伝えられている。テデスコ監督は過去にブンデスリーガのシャルケやRBライプツィヒ、ベルギー代表を率いた経験を持っている。 フェネルバフチェは、今2025/26シーズン、スュペル・リグで開幕3試合を2勝し、現在5位に位置している。新体制での初陣は、早ければ9月15日に行われるトラブゾンスポル戦となる可能性がある。 この試合には、プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド所属のカメルーン代表GKアンドレ・オナナが出場する可能性もある。オナナはトラブゾンスポルへの1年間の期限付き移籍が目前とされており、移籍が成立すれば守護神として新天地での再出発を迎えることになる。
「元横浜FMのポステコグルー監督、フォレスト監督就任へ、プレミア復帰が目前」 プレミアリーグのノッティンガム・フォレストでは、9月9日にヌーノ・エスピリト・サント監督の退任を発表した。サント監督は昨2024/25シーズンは30年ぶりとなるリーグ7位でフィニッシュ。これによりクラブはUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得し、25日にはスペインでレアル・ベティスとの初戦を控えている。 こうした中、かつて横浜F・マリノス(2018-2021)を率いたアンジェ・ポステコグルー監督が、フォレストの新監督に就任する見通しとなった。UKメディア『talkSPORT』によれば、攻撃的スタイルで知られる同監督は、クラブのオーナーであるエバンゲロス・マリナキス氏の方針に合致しており、早ければ9日中にも正式発表される可能性があるという。 ポステコグルー監督は直近では、トルコ1部フェネルバフチェからジョゼ・モウリーニョ監督の後任として招へいを受けたが、このオファーを辞退したようだ。 ポステコグルー監督は、トッテナム・ホットスパー時代(2023-2025)の昨2024/25シーズンのELを制覇。決勝でマンチェスター・ユナイテッドを1-0で破り、クラブにとって17年ぶりのタイトルをもたらした。 しかし昨シーズン終了後に解任され、後任にはトーマス・フランク監督が就任。ポステコグルー監督は、トッテナムでの2シーズンで公式戦101試合を指揮し47勝、勝率は46.5%超を記録したが、2023/24シーズンの5位から昨シーズンは17位へと後退し、48年ぶりの低順位となった。さらに昨シーズンは、プレミアリーグ創設以降でクラブ史上最低勝ち点という不名誉な結果に終わっていた。
「バルセロナのフリック監督、チームの攻撃をつなぐ最適解を模索中」 ラ・リーガのバルセロナは今2025/26シーズンの攻撃陣を固定しつつある。ラ・リーガ開幕以降、FWラミン・ヤマルやFWラフィーニャが両サイドに入り、FWフェラン・トーレスとFWロベルト・レバンドフスキが前線を務めている。しかし、パスをつなぎ、攻撃を組み立て、相手守備を崩す役割を担う“中盤(MF)のつなぎ役”の起用は依然として課題となっている。 そんな中、クラブのハンジ・フリック監督にとっての焦点は、前線と中盤をどう結びつけるかという点にある。スペインメディア『SPORT』によれば、今シーズンここまで適任者を見極めることは難航しており、チームの攻撃を左右する攻撃的MFの人選が定まっていない。 中盤を支えるMFガビやMFフレンキー・デ・ヨングを負傷で欠くなか、MFマルク・カサドとMFペドリが中盤を支える見込みだ。 フリック監督はラ・リーガ最初の3試合で複数の選択肢を試してきた。8月17日に行われたマジョルカ戦(3-0)ではMFフェルミン・ロペス、レバンテ戦ではラフィーニャ、9月1日のラージョ・バジェカーノ戦(1-1)ではMFダニ・オルモを起用した。しかし、いずれの起用も完全な解決には至らず、試合中に修正を余儀なくされている。 中でも注目されるのがオルモの存在である。同選手は、このポジションにおける創造性をもたらす存在として獲得され、狭いスペースを得点機会に変える力を備えている。フリック監督はここまで慎重に起用し、マジョルカ戦や8月24日のレバンテ戦(3-2)では後半から、ラージョ戦では先発で出場させた。9月15日に行われるバレンシア戦では再び鍵を握ると見られている。 さらにバルセロナは、次の代表戦期間までにリーグとUEFAチャンピオンズリーグの7試合をこなす過密日程に入る。フリック監督に突きつけられた課題は明確で、中盤の軸を築き、攻撃的MFに最適な人材を確立することである。
「中村敬斗、退団阻止の裏で…ランスの移籍金収入110億円超!伊東純也は5億円」 9月の日本代表メンバーから落選したFW中村敬斗は、フランス2部スタッド・ランスへ残留する模様。ラ・リーガ所属ビジャレアルへの移籍破談が報じられ、ランスのスポンサーである『ヤスダグループ』の圧力が一部で噂されるなか、ランスの移籍金収入が120億円規模であることが現地で話題に。日本代表FW伊東純也(現ヘンク)の移籍金は安価だが、ランスは中村の放出に迫られていなかったとみられる。 フランス『Reims VDT』が8日に伝えたところによると、ランスは2025年夏の移籍ウィンドウで伊東ら8選手を放出。移籍金収入は総額6,760万ユーロ(約117億円)にのぼるとみられ、最高額はMFヴァレンティン・アタンガナ(アル・アハリ・サウジFC)の2,500万ユーロ(約43億円)。MFアマドゥ・コネ(ネオムSC)が1,330万ユーロ(約23億円)、DFノア・サンギ(パリFC)が950万ユーロ(約16億円)で売却された一方、伊東の移籍金は280万ユーロ(約4億8,000万円)にとどまったという。 一方、中村の去就を巡っては、日本代表MF守田英正所属のスポルティングCP、DF冨安健洋の古巣ボローニャからの関心が報じられていたが、8月下旬以降は音沙汰なし。移籍ウィンドウ最終日の9月1日にはフランス紙『レキップ』がビジャレアル移籍破談を報道。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場クラブのビジャレアルは1800万ユーロ(約30億円)のオファーを提示したが、ランスはこれを却下したとみられる。 移籍ウィンドウ最終日での30億円規模のオファーであれば、応じるのが一般的とみられるが、まさかの放出拒否には、ランスに対して日本のサッカーファン等から怒りの声があがっている。ただ、ランスが中村の放出に応じなかった理由には、他選手の売却で巨額の収益を確保していることもあると考えられる。 なお、中村とランスの契約期間は2028年6月末まで。トルコ1部ベシクタシュ移籍の可能性が報じられているとはいえ、欧州主要国の移籍ウィンドウが終了しただけに、中村はフランス2部リーグの舞台でプレーすることになりそうだ。
「伊東純也・佐野海舟スタメン?森保監督の意図とは「アメリカ戦でミス犯せば…」」 サッカー日本代表「森保ジャパン」はFIFAワールドカップ北中米大会での優勝を目指すなか、日本時間9月10日にFIFAランキング上位のアメリカ代表と対戦。森保一監督が試合前日会見でアメリカ戦での起用法などについて語ったが、指揮官の考えを現地メディアが報じている。 森保監督はアメリカ戦のスタメンについて、メキシコ戦からメンバーを大幅に入れ替える可能性を示唆。メキシコ戦でベンチスタートだったFW伊東純也(ヘンク)やMF佐野海舟(マインツ)らのスタメン出場が予想される。 また、指揮官は韓国代表に敗れたアメリカの印象について「マウリシオ・ポチェッティーノ監督は、今というよりも明らかに来年のW杯本大会を見据えた選手の招集」「(チームの形は)まだ固まっていない」などとコメント。アメリカは2024年9月にポチェッティーノ監督が就任して以降、FIFAランキング30位以上の代表チームに対して、2024年10月13日のパナマ戦を最後に勝利がなく、メキシコ、パナマ、カナダ、トルコ、スイス、メキシコ、韓国と7連敗を喫している。 森保監督のコメントを受けて、米メディア『Area Sports Network』のハギワラ記者は「日本代表指揮官は、アメリカが北中米W杯に向けてまだ発展途上であることを理解している」とリポート。 その上で、アメリカ戦への臨み方について「森保監督は『アメリカ戦でミスを犯せば、ワールドカップでそれが起こらないようにできる』と考えている。ポチェッティーノ監督と同じようなスタンスで臨むだろう」と指摘。メキシコ戦からのターンオーバーや新戦力を試すことにより、課題を洗い出す指揮官の意図を分析している。 日本代表は守備陣で怪我人が続出。DF冨安健洋(無所属)、DF伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)、DF町田浩樹(ホッフェンハイム)、DF高井幸大(トッテナム)らが招集外となっているが、DF荒木隼人(サンフレッチェ広島)やDF望月ヘンリー海輝(町田ゼルビア)といった国内組にチャンスが巡って来る可能性も考えられる。
「原口元気明かす!浦和レッズ退団・ベールスホット移籍のワケ「引退近いが…」」 元日本代表MF原口元気は、浦和レッズからFW鈴木武蔵(現横浜FC)の古巣であるベルギー2部KベールスホットVAへ移籍。日本企業による買収報道が飛び交うなか、本人が移籍の理由を明かしている。 原口のベールスホット移籍は5日に複数の現地メディアが報道。日本企業による買収計画に絡んでいる可能性も取りざたされるなか、ベールスホットは8日に同選手の獲得を公式発表。両者は1年契約を結んだが、1年間の契約延長オプションも盛り込まれているという。 『GVA』などベルギー複数メディアの報道によると、原口本人は「ヨーロッパに戻ってこられて嬉しいです。ベールスホットでのデビュー戦を楽しみにしています」と喜びをあらわにすると、自身のキャリアや移籍の理由についてこう語ったという。 「選手としてのキャリアは終わりに差し掛かっていますし、現役引退も近いですが、このチームにとって重要な存在であり続けたいです。このクラブはエネルギーに満ち溢れています。将来、監督としてのキャリアを最大限に活かす上で、多くのことを学べるはずです。一緒に素晴らしいチームを作り上げていきましょう」 監督への転身も見越した上でベールスホットへ移籍したという原口は、日本代表の一員としてFIFAワールドカップ出場の実績を持っているほか、2014年からおよそ10年にわたりドイツでプレー。ヘルタ・ベルリン、デュッセルドルフ、ハノーファー、ウニオン・ベルリン、VfBシュツットガルトと5クラブを渡り歩き、ブンデスリーガで通算173試合、ドイツ2部で通算79試合出場という結果を残していた。 しかし、2024年の浦和復帰後は低調なパフォーマンスに終始。今季ここまでJ1リーグ戦でスタメン出場2試合とベンチ要員であり、途中出場の場合でも精彩を欠くことも。一部の浦和サポーターから再三にわたり批判を浴びていた。
「「頭がおかしい」に反論、イングランドのレジェンドが激突」 ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンに所属するイングランド代表のFWハリー・ケインは2023年夏、長年在籍したプレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(2009-2023)を離れ、バイエルンへ移籍した。プレミアリーグで213ゴールを記録していたケインは、アラン・シアラー氏(2006年引退)の歴代最多記録まで残り48ゴールに迫っていたことから、その決断は大きな議論を呼んだ。 UKメディア『Daily Mail』によると、元イングランド代表FWマイケル・オーウェン氏(2013年引退)は当時、ケインの移籍について「頭がおかしい」と批判し、家庭を持ちながら国外に移る必要性にも疑問を呈していたと伝えた。 さらに「プレミアリーグ歴代最多得点者になることこそが偉大な達成であり、その過程でタイトルを獲得することも可能だった」と強調していた。 これに対しケインは、5月にバイエルンでブンデスリーガ優勝を経験した後、ポッドキャスト番組『Rio Ferdinand Presents』で反論した。 「意見を言う権利は誰にでもある。オーウェン氏はプレミアリーグの偉大な選手であり尊敬するが、キャリアは人それぞれだ」と語り、移籍の動機について「単にタイトルを求めたのではなく、できる限り長く最高レベルでプレーするためだった」と説明した。 さらにケインは「ビッグマッチや優勝争い、UEFAチャンピオンズリーグの大一番やFIFAクラブワールドカップ準々決勝を経験できていることに満足している。選手として成長を感じ、限界に挑戦できている」と述べ、現在の選択に満足していると明言した。 オーウェン氏の発言に直接的な言及を避けつつも、自らのキャリアに対する確固たる信念を示した形となった。
「アーセナルのレジェンドによるキャプテン交代提案にウーデゴールが反応」 プレミアリーグのアーセナルは今2025/26シーズンもミケル・アルテタ監督の下で戦いを続けており、選手起用やチームの方向性を巡って外部から様々な意見が投げかけられている。そのなかにはクラブのレジェンドからの強い主張も含まれている。 UKメディア『The Standard』の報道によると、元アーセナルのキャプテンでリーグ優勝を4度達成したクラブのレジェンド、トニー・アダムス氏(2002年引退)が、8月にアイルランドメディア『Irish Independent』のイベントで「MFデクラン・ライスがキャプテンを務めるべきだ」と発言したと伝えた。 さらに同氏は「ライスはシーズンを通して毎試合出場し、優勝を狙う土台を築ける。MFマルティン・ウーデゴールにはそれができない。アルテタ監督、ライスをキャプテンにしろ」と強調したようだ。 同メディアによると、現アーセナルキャプテンのウーデゴールは、この発言についてノルウェー代表の活動中に質問を受け、「正直それほど気にしていない」と答えたと伝えた。 「誰にでも意見を言う権利はある。だが全てを気にしていたらきりがない。ポジティブなこともネガティブなことも遮断することが大事だ。キャリアを通してそうしてきた」と同選手は語り、冷静な姿勢を崩さなかったようだ。 アルテタ監督は、選手たちにキャプテンを投票させたことを明かし、圧倒的多数でウーデゴールが選ばれたと説明した。 ウーデゴールも投票の事実を認め、「最終的には監督の判断だが、仲間からの支持を確認できたのは嬉しい」と語った。クラブの内外で様々な声が上がる中でも、その立場と態度は揺らいでいないようだ。
「セルティック、前田大然の1月移籍も阻止へ、ロジャーズ監督はプレミアリーグへ?」 スコティッシュ・プレミアシップのセルティックは、今2025/26シーズンはリーグでは首位に立っているものの、UEFAチャンピオンズリーグ予選で敗退し、クラブの補強方針や内部事情を巡って様々な動きが報じられている。特に攻撃陣の編成や指揮官に関しては、ファンや関係者の関心を集めている。 UKメディア『Football Insider』によると、セルティックは日本代表FW前田大然を1月の移籍市場で放出しない方針を固めている。前田は今2025年夏に移籍を望んでいたものの、クラブがこれを阻止したとさまざまなメディアで報じられた。 その経緯から、前田が冬の移籍市場で強硬に移籍を模索するのではないかという懸念も生じていた。しかし同メディアの情報筋によれば、セルティックは前線の選手層が薄いため、ブレンダン・ロジャーズ監督の下で前田を引き続き主力として起用せざるを得ない状況にあるという。 セルティックは、フリーでFWケレチ・イヘアナチョを獲得したが、同選手は第一希望ではなかった。獲得を希望したFWカスパー・ドルベリが、オランダ1部のアヤックス・アムステルダムに加入したことから、やむなくフリートランスファー市場でイヘアナチョの補強を行った。 そのため、前田の放出は代役を確保できる場合に限られると予測されている。ただし1月に質の高い選手を獲得するのは難しく、多才な前田は今回もグラスゴーに残留する公算が大きいと同メディアは伝えている。 一方で、ロジャーズ監督の去就を巡っても動きがあると報じられた。クラブの取締役会の野心不足が疑問視され、ファンやOBから懸念の声が相次いでいる。同メディアは、9月5日に、こうした不満がロジャーズ監督の将来に直接影響を与え得ると伝えていた。さらに、プレミアリーグのノッティンガム・フォレストが監督候補リストの上位にロジャーズ監督を挙げていると伝えた。 もし、フォレストから正式なオファーが訪れれば、ロジャーズ監督がグラスゴーにとどまらない可能性も指摘されている。
「今夏退団報道も…アトレティコFWセルロートが噂を否定「びっくりした」」 アトレティコ・マドリード(スペイン1部)は今夏にスペイン代表MFアレックス・バエナや、アルゼンチン代表MFチアゴ・アルマダなどを獲得しており、投じた額は2億ユーロ(約346億6000万円)以上。しかし、ラ・リーガ開幕から3試合で未勝利とスタートダッシュには失敗した。 そのアトレティコでは今夏にノルウェー代表FWアレクサンデル・セルロートに今夏退団の可能性が浮上。開幕戦のエスパニョール戦でのディエゴ・シメオネ監督の起用法に不満を持ったことから、退団を希望していると報じられていた。 しかし、昨季はスーパーサブという立ち位置ながら公式戦53試合で24ゴールを記録したセルロートはこの噂を真っ向から否定。スペイン『ムンド・デポルティーボ』で、複数クラブからの関心があったことを明かしつつも、アトレティコ残留が最優先であったことを明かした。 「多くのクラブが興味を示してくれてきたが、アトレティコに残りたいと常に言ってきた。噂には本当に驚いたよ。不満はない。真実ではないことを書かれていたけど、選手としては受け入れなければいけない。真実ではないことが書かれていたし、僕が言っていないこともニュースになっていた。僕は落ち着いて受け止めているよ」 また、今後の巻き返しに向けて「世界最大かつ最高のクラブでプレーできることを嬉しく思う。シーズン序盤は厳しい状況だが、必ず挽回できると確信している」とコメント。アトレティコは代表ウィーク明けの第4節でビジャレアルと対戦予定だが、初勝利を手にできるだろうか。
「板倉滉、日本代表戦で負傷交代した意外な理由がオランダで話題に」 9月7日にアメリカで行われた国際親善試合の日本代表対メキシコ代表は0-0のスコアレスドローとなった。この一戦で、日本代表はオランダ1部エールディビジ所属の日本人3人が先発した。フェイエノールトのFW上田綺世とDF渡辺剛、アヤックスのDF板倉滉だ。2人のフェイエノールト所属選手はフル出場したが、板倉は60分で負傷により交代を余儀なくされた。 この拮抗した試合に関してと板倉の負傷に関して、オランダメディア『Voetbalzone』は以下のように伝えた。 板倉は60分に右足首を痛めてやむなく交代し、DF関根大輝(スタッド・ランス)が投入された。板倉は試合後、「その時は痛みが強すぎたので止めた」とメディアに語り、現状を過度に心配していないと示した。 さらに交代した“意外な理由”として「硬いグラウンドが影響した可能性がある。ドイツからオランダに移って以来、芝やピッチの違いを強く感じる。そのため、時折痛みが出たり、さまざまな箇所に張りを覚えた」と説明。 続けて「試合後の足の感覚は試合中より良い」と付け加え、所属クラブのアヤックスにとっての安心材料とも受け取れる言葉を残した。 また、同メディアは日本代表で過去と現在にエールディビジでプレーした選手にも注目した。 森保一監督はエールディビジ勢を多く起用できると紹介し、上田、渡辺、板倉に加え、MF堂安律(現フランクフルト/元フローニンゲン、PSVアイントホーフェン)、DF菅原由勢(現べルダー・ブレーメン/元AZアルクマール)、MF佐野航大(現NECナイメヘン)、FW小川航基(現NECナイメヘン)も招集されていると伝えた。 一方、メキシコ代表にはDFエドソン・アルバレスとDFホルヘ・サンチェス(いずれも元アヤックス)が先発で出場。FWサンティアゴ・ヒメネス(元フェイエノールト)、FWイルビング・ロサノ(元PSVアイントホーフェン)、DFマテオ・チャベス(AZアルクマール)はベンチスタートだった。 負傷交代した板倉は、10日に行われるアメリカ代表との試合に向けて調整可能とも伝えられた。
「前田大然が批判される、フィニッシャーとしての本能が備わっていない」 スコティッシュ・プレミアシップのセルティックは今2025年夏、期待されていたストライカー補強を逃したままシーズンに臨むこととなり、前線の構成に不安を抱えている。オファーした選手が他クラブを選んだことで、既存戦力の再編成を余儀なくされた。こうした状況のなか、ブレンダン・ロジャーズ監督の下で誰が最前線を担うのかが大きな問題となっている。 そんな中、スコットランドメディア『Celts Are Here』は、セルティックのOBであるピーター・グラント氏(2002年引退)が、スコットランド・グラスゴーを拠点とするラジオ局『Go Radio』が放送しているスポーツ番組「Go Radio Football Show」でセルティックに所属する日本代表FW前田大然がクラブの主力ストライカーとして適任かどうかに疑問を呈したと伝えている。 同氏は、前田が生粋のフィニッシャーとしての本能を備えていないとし、決定機での精度や動きに課題があると指摘した。昨2024/25シーズンの全大会通算33ゴールという数字は評価に値するとしながらも、「前田は生粋のストライカーではない。動き。相手の背後でのプレー。どこへ走るか。そうした細かな動き。彼はそれを自然にこなしているとは思えない」。 その一方で同氏は、前田の運動量や献身性はチームにとって計り知れない価値を持つとも認めている。 また、グラント氏は今夏セルティックへJ1の川崎フロンターレから新加入したFW山田新について、真のストライカーらしい動きを自然にこなす数少ない存在だと述べた。ただし、現時点での出場時間が限られているため、実力を判断するには時期尚早だとも付け加えた。 セルティックにとって、信頼できるストライカーの不在は国内外の舞台で大きな影響を及ぼしており、この問題は今後も注視されることになりそうだ。
「タイ代表石井監督、キングスカップでイラクに敗れ初タイトルならず」 長い伝統を誇る第51回キングスカップの決勝が9月7日にカーンチャナブリー・スタジアムで行われ、石井正忠監督率いるタイ代表(FIFAランキング102位)はイラク代表(同58位)に0-1で敗れた。石井監督にとって、就任後の初タイトルがかかった大一番だったが、優勝にあと一歩及ばなかった。 最多16回の優勝を誇るタイ代表は、初戦でフィジー代表(同150位)に3-0で勝利し決勝進出。強豪イラクと激突した試合は一進一退の攻防が続き、0-0で前半を折り返した。タイは後半からMFチャナティップ・ソングラシン(元北海道コンサドーレ札幌、元川崎フロンターレ)を投入して攻勢を強めると、67分にはFWスパチョーク・サラチャート(札幌)のシュートのこぼれ球をMFジャルンサック・ウォンコーンが押し込むが、VARの判定でオフサイドとなり先制点は幻に終わる。 均衡を破ったのは75分、右サイドからのクロスにFWモハナド・アリが頭で合わせてイラクが先制に成功。しかし、その直後にDFフランス・プトロスが二枚目のイエローカードを受けて退場。ここから数的優位に立ったタイは猛攻を仕掛け、多くのチャンスを作っていく。さらに後半アディショナルの90+4分には、ドリブルで攻めあがろうとしたMFチャナティップの足を後方から蹴り上げる悪質なファウルでFWモハナド・アリが一発退場。これに激怒したタイの選手らが詰め寄り、スタジアムは騒然となった。 9人となったイラク相手にタイは最後までゴールを狙い続けたが決めきれず、試合は0-1で終了。後味の悪い幕切れとなり、タイは17度目の優勝を逃した。一方のイラクは、2023年大会以来2度目の優勝を果たした。 試合後、チャナティップは「僕のキャリアのなかで、こんなに強いチャージを受けたことは今までにない。幸い靭帯損傷ではなく筋肉の怪我だけで済んだが、これから精密検査が必要だ。本当に腹が立った。ピッチ上でこんなことが許されていいわけがない」と怒りを露にした。 石井監督も「あまりにも危険なファウルで、スポーツマンシップに欠けていた。プロ選手がすべきことではない」と厳しく批判した。
「川崎エリソン激白!「論争がない」ブラジルにはない日本の素晴らしさとは」 川崎フロンターレ所属のブラジル人FWエリソンは、9月7日に行われたYBCルヴァンカップ準々決勝第2戦・浦和レッズ戦で1ゴールをマーク。日本で2シーズン目を過ごす中、母国ブラジルにはない素晴らしさを感じたという。 ブラジル『ge』で7日に掲載されたインタビュー記事によると、エリソンは日本の生活環境や日本人の性格などについて、こう語ったという。 「今、川崎のユニフォームを着て、日本でとても特別な時間を過ごしています。神様のおかげで、AFCチャンピオンズリーグエリートでの戦いのように、素晴らしい試合を積み重ねることができています。(ACLEで)決勝まで勝ち進み、世界的に認められている選手たちと対戦して良い結果を残せたことは、自分にとって大きな価値がありました。ゴールも決められて嬉しいですが、常にその功績をチームメイトと分かち合いたいと思っています。彼らはピッチ内外で本当に自分を助けてくれています」 「日本人の価値観や日本文化をとてもリスペクトしていて、その素晴らしい部分を自分の私生活や仕事にも取り入れています。ブラジルにはない素晴らしさですね。これは自分のキャリアの中で最高の出来事のひとつであり、この努力による成果がこれからも得られると思っています」 そんなエリソンは、2025シーズンのJ1リーグ戦20試合の出場で10ゴールと、川崎にとって必要不可欠な存在に。独特なゴールパフォーマンスでサポーターを魅了しているが、そのパフォーマンスに対する反応でも、ブラジルにはない日本の素晴らしさを感じているという。 「川崎でも、闘牛のゴールパフォーマンスを続けています。雄牛を真似して、ジャンプキックをするあの動きです。日本では神様のおかげで、ブラジルで何度かあったような論争はありません。このパフォーマンスは自分自身の喜びを表現するものです。これからも続けたいと思っています」 日本という新たな環境で、サッカーだけでなく文化的な学びや人とのつながりを得ているエリソン。ブラジルにはない価値を見出した彼の挑戦は、これからもピッチ内外で輝きを増していきそうだ。
「元横浜FM塩貝健人の獲得断念!アンデルレヒト、7億円で「移籍金高い」」 横浜F・マリノスの元特別指定選手であり、オランダ1部NECナイメヘンで日本代表FW小川航基、MF佐野航大とチームメイトのU22日本代表FW塩貝健人には、ベルギー1部アンデルレヒト移籍の可能性が取りざたされていた。しかし、アンデルレヒトは同選手の獲得を断念。アンデルレヒトからシント=トロイデンVV(STVV)へ期限付き移籍中のFW後藤啓介が、ベルギー強豪クラブの練習環境について否定的なコメントを残していただけに、塩貝にとって今回の移籍破談は良かったかもしれない。 アンデルレヒト移籍の可能性は、現地メディア『ヘット・ニューズブラッド』が9月4日に報道。アンデルレヒトのストライカ-陣では、FWカスパー・ドルベリがアヤックスへ完全移籍したほか、新戦力のFWアドリアーノ・ベルタッチーニが負傷離脱中。FWルイス・バスケスが現時点で唯一コンディションが万全であり、バックアッパーが手薄となっていた。 しかし、同メディアは5日に「アンデルレヒトは塩貝の獲得を打診したが、移籍金が高いため、獲得を断念した」とリポート。移籍金額には触れていない。ただ、2025年6月のオーストリア1部レッドブル・ザルツブルク移籍が破談に終わった際、ナイメヘンが450万ユーロ(約7億3,700万円)とクラブ史上2番目に高額な移籍金を受け取る見込みだったことを踏まえると、ナイメヘンはアンデルレヒトに対して450万ユーロ程度の移籍金を求めたと考えられる。 現在20歳の塩貝は、2024年に横浜FMへの加入内定が決まっていたが、同年8月に横浜FMの特別指定契約を解除してナイメヘンへ移籍。海外挑戦1年目からオランダ1部リーグ戦25試合の出場で4ゴールを挙げているが、今季もここまで日本代表FW小川航基の控えに甘んじている。 なお、アンデルレヒトにはジュビロ磐田出身の後藤が2023年11月が加入しているが、トップチームでの出場機会は限定。本人はSTVV移籍後に「アンデルレヒトでは、控え組でもないメンバーは練習させてもらえない」とコメント。アンデルレヒトでの厳しい環境を明かしていた。
「広島ジェルマン、現役引退か!湘南戦で決勝弾「最後のタイトル獲得を…」」 サンフレッチェ広島所属の元フランス代表FWヴァレール・ジェルマンは、今季限りで現役引退する模様。9月7日開催のYBCルヴァンカップ・プライムラウンド準々決勝の第2戦で、湘南ベルマーレから決勝ゴールを挙げているが、ルヴァンカップやJ1リーグが自身のキャリアにおいて最後のタイトルになるかもしれない。 Jリーグの事情に詳しいジャーナリストのリオネル・ピケ氏は、9月2日にジェルマンとの面会を明かしているが、「ジェルマンは最後のタイトル獲得を目指している!?今季限りで引退するフランス人選手は、J1優勝に向けて戦っている」とリポート。同選手との対談内容は近日中に公開されるという。 現在35歳のジェルマンは、かつてASモナコやニース、オリンピック・マルセイユ、モンペリエと、フランス国内クラブでプレー。日本代表DF酒井宏樹(現オークランドFC)やフランス代表FWキリアン・エムバペ(現レアル・マドリード)とともにプレーしており、リーグアンで通算313試合出場61ゴールと実績を積み重ねてきた。 また、2023年夏にモンペリエを退団してマッカーサーへ移籍すると、加入1年目からオーストラリア1部リーグ27試合の出場で12ゴールをマーク。2024/25シーズンも絶対的ストライカ-として活躍していたが、2025年2月9日開催のウェスタン・ユナイテッド戦で、判定を不服として卑猥なジェスチャーで審判を侮辱。2月27日に広島への移籍が決まっている。 AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)準々決勝第1戦で出場資格がないにも関わらず、ピッチに立ったことでも注目を集めたジェルマン。2025シーズンのJ1リーグ戦16試合の出場で1ゴール1アシストと、スーパーサブという立ち位置にあるが、J1・ルヴァンカップのタイトルを獲得してスパイクを脱ぐことになるのだろうか。
「守田英正がスポルティング退団へ!20億円からフリーに。プレミア移籍破談の裏側も判明」 日本代表MF守田英正はプレミアリーグ移籍を望む中、2026年のFIFAワールドカップ北中米大会までにポルトガル1部スポルティングCPを退団することが決定的に。契約延長は行われない見込みだが、2025年夏に移籍が実現しなかった裏側が明らかになっている。 守田の去就を巡っては、ポルトガル『Leonino』が6月下旬にウルバーハンプトン・ワンダラーズ、MF田中碧擁するリーズ・ユナイテッド、トルコ1部ベシクタシュからの関心を報道。スポルティングとの契約期間が残り1年であるだけに、今夏移籍が有力視されていたが、欧州主要リーグの移籍ウィンドウ最終日までにスポルティングを退団することはなかった。 ポルトガル紙『ア・ボーラ』は9月7日、守田の今後について「彼とスポルティングの契約は来夏に終了する」とリポート。契約延長の可能性がほぼゼロである現状を伝えた上で、「彼はこの夏、プレミアリーグ移籍を望んでいた。オファーは届いたが、スポルティングが求める1000万ポンド(約20億円)には達しなかった」と今夏残留に至るまでの過程も明らかにしている。 また、同メディアは「彼は契約期間が残り1年未満だ。チームの目標達成に貢献し、今季限りで退団するということでクラブと合意している」と、日本人ミッドフィルダーのプロフェッショナルさにもあわせて触れている。 守田は2022年7月からスポルティングでプレー。中盤センターの主力選手として活躍し、ポルトガル1部リーグ優勝に貢献するなど、実績を積み重ねている。ただ30歳という年齢とスポルティングが要求する移籍金額が、プレミアリーグ移籍に向けての大きな障害となったようだ。
「フランス代表のスターがプレミアリーグ優勝争いへ見解、あるクラブに大きな期待」 プレミアリーグのリバプールは今2025/26シーズンのリーグで王座防衛に向け、開幕から3連勝と理想的なスタートを切った。直近では昨2024/25シーズンの優勝争いの相手だったアーセナルを下し、インターナショナルブレイクを2ポイント差の首位で迎えている。前シーズンは圧倒的な強さで優勝を果たしており、その勢いを維持している状況だ。 フランス代表のスターで、ラ・リーガのレアル・マドリードに所属するFWキリアン・エムバペはこの優勝争いについて見解を示したことをUKメディア『Daily Mail』が伝えた。 エムバペは、リバプールが筆頭候補であることを認めつつも、アーセナルに大きな期待を寄せている。ドイツメディアの『Bild』のインタビューで「リバプールは次々とタイトルを獲得しようと決意しているが、アーセナルも長く同じ中核メンバーで戦っており、それが重要な要素になる」と語った。 また「マンチェスター・シティは常に最前線にいる。ジョゼップ・グアルディオラ監督とFWアーリング・ハーランドがいるからだ」とも同インタビューで述べた。 さらに明確な予想を求められると「難しい。アーセナルかもしれない、彼らの年になるかもしれない。もちろんシティやリバプールと答える方が簡単だろう」とコメントした。 エムバペは昨シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でアーセナルと対戦しており、同チームをよく知っている。アーセナルは第1戦を本拠地エミレーツ・スタジアムで3-0と快勝し、MFデクラン・ライスが直接FKで2ゴールを挙げた。続く第2戦もアウェイのサンティアゴ・ベルナベウで2-1と勝利し、アーセナルのFWブカヨ・サカとFWガブリエウ・マルティネッリがゴールを挙げた。 またエムバペは今シーズンのCLについても同インタビューで「私はいつもマドリードと答える。ただ欧州には多くの優れたチームがある。昨シーズンは新しいフォーマットで素晴らしいシーズンだった。今シーズンはさらに良くなるだろう」と述べた。
「アーセナルのスター選手、注目の法廷闘争で証言へ」 ポルトガル1部スポルティングCPからの移籍交渉以降、アーセナルのFWビクトル・ギェケレシュは母国スウェーデンで大きな注目を浴びてきた。その移籍過程では、代理人ハサン・チェティンカヤ氏の親族が狙われ、警察が介入する事件も起きた。この親族は移籍関連資金の一部を受け取ったと口外しており、それが犯罪的関与につながったとされている。 そんな中、ギェケレシュは、チェティンカヤ氏に関連する裁判で証人として召喚される見通しとなったとUKメディア『Just Arsenal』が伝えた。 スウェーデンの2つのメディアがチェティンカヤ氏を犯罪組織と結びつける報道を行った。これに対して同氏は強く否定し、法的措置を取った。現在、訴訟は重要な局面に差しかかり、ギェケレシュは証言台に立つよう求められている。 UKメディア『Daily Mail』によれば、この裁判は2026年に開かれる予定で、ギェケレシュは召喚されれば出廷する見込みと報じられている。ギェケレシュの証言は、チェティンカヤ氏側の反論の一部を構成する重要な要素になると予測されている。 ただし一連の法的問題は、ギェケレシュの移籍に否定的な注目をもたらしている。ピッチ外で進むこの問題に対し、同選手に課せられた本来の役割はアーセナルで結果を残すことに変わりはない。継続的にゴールを重ねることが、周囲の雑音を払拭し、クラブへの貢献に焦点を戻す最も効果的な手段となるだろう。アーセナルのクラブ関係者やサポーターも、同選手のプレーがピッチ外の騒動を上回ることを期待していると『Just Arsenal』は伝えている。
「日本代表戦前に電撃解任?アメリカ代表監督、FIFAランキング上位に7連敗で進退問題」 アメリカ代表は9月7日に行われた国際親善試合で、FIFAランキングで格下の韓国代表に0-2で敗北。FIFAワールドカップ北中米大会の開催国として苦杯を舐めたが、日本代表との直接対決を前に、マウリシオ・ポチェッティーノ監督解任の可能性が取りざたされている。 ポチェッティーノ氏はトッテナム・ホットスパーやPSG、チェルシー等を率いた後、2024年9月10日にアメリカ代表の監督に就任。韓国戦を含めて、ここまで17試合を戦って10勝7敗という成績だが、『Sports Illustrated』が伝えたところによると、FIFAランキング25位以上の代表チームに限っては、直近8試合で6敗と苦戦している。 また、現地メディア『Golazo America』の報道によると、FIFAランキング30位以上の代表チームに対して、2024年10月13日のパナマ戦を最後に勝利がなく、メキシコ、パナマ、カナダ、トルコ、スイス、メキシコ、韓国と7連敗を喫している。 自国開催の韓国戦では、FWソン・フンミンらのゴールにより敗北。FWクリスチャン・プリシッチやFWティモシー・ウェアら攻撃陣が不発だったが、FIFAランキング上位との対戦成績が芳しくないことを受けて、現地の一部メディアはポチェッティーノ監督の解任論を唱えている模様。一部では10日の日本戦を前に電撃解任の可能性も取りざたされるなど、W杯開催国の将来は不透明だという。 なお、2025年7月発表のFIFAランキングでは、アメリカが15位である一方、日本は6月開催の北中米アジア最終予選でオーストラリアに敗れたこともあり17位に。FIFAランキング30位以上の代表チーム相手に7連敗という不名誉な記録があるだけに、日本に勝利のチャンスは十分あると言えるだろう。
「柏レイソル戦と比較!川崎vsFC東京、DPでアウェイ側のチケット高すぎ?」 FC東京は9月20日に行われる明治安田J1リーグ第30節で、川崎フロンターレと対戦。敵地「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu」で多摩川クラシコが開催されるが、FC東京サポーターが入場するアウェイエリアのチケットが高額だと話題に。9月28日に同スタジアムで行われる川崎対柏レイソルのチケット価格が比較対象になっている。 川崎対FC東京のチケットは、すでにJリーグチケットで販売されているが、6日時点でビジターS指定席が大人1名あたり7,600円、ビジターSA指定席が5,400円、ビジターA自由席が4,700円(いずれもアウェイエリア)となっている。これに対して、川崎対柏はビジターS指定席が大人1名あたり5,600円、ビジターSA指定席が3,800円、ビジターA自由席が3,200円と、FC東京戦と比べて安価な価格設定となっている。 川崎がホームゲームでダイナミックプライシング(価格変動制、DP制)を導入していることもあり、多摩川クラシコのチケット価格は川崎対柏と比べて割高に。川崎対柏のアウェイエリアが完売した一方、川崎対FC東京のアウェイエリアのチケットが売れ残っているだけに、高額な価格設定がFC東京サポーターの間で波紋を呼んでいる。 DP制によるチケット販売を巡っては、2020年の新型コロナ感染拡大以降、アビスパ福岡をはじめ日本国内の複数クラブで導入されたが、ファン・サポーターからは「値段が高い」などの声が挙がるなど、DP制に対する反対意見は根深い。 そのDP制によるチケット価格の急騰は一部試合で顕著に。2023シーズンのJ1最終節・札幌対浦和では、浦和在籍歴のある小野伸二氏の引退試合ということもあり、アウェイエリアで1席あたり8000円以上(大人1名)に。異常とも言えるチケットの値段が浦和サポーターからの反発を招いていた。 なお、FC東京は2023シーズンの一部ホームゲームでDP制によるチケット販売を実施していたが、2024シーズンにDP制を導入しないことを発表。1試合を通じた中での販売価格は前売・当日のみの変動となっている。
「浦和レッズ安部裕葵、川崎戦で復帰の可能性も?原口元気の移籍でベンチ枠空く」 浦和レッズは9月3日に埼玉スタジアムで行われたYBCルヴァンカップ準々決勝第1戦で、川崎フロンターレに引き分け。7日に第2戦を控えているが、元日本代表MF原口元気の電撃移籍にくわえて、MF安部裕葵の現状にも注目が集まっている。 2023年夏に浦和加入以降、度重なる負傷により公式戦での出場がない安部。2025シーズンもここまでプレータイムは0分だが、FIFAクラブワールドカップのアメリカ遠征に帯同したほか、7月中旬にはトレーニング中にDFダニーロ・ボザと1対1で対峙。直近のトレーニングマッチに出場していることから、復帰は近いとみられていた。 浦和の公式インスタグラムアカウントでは、9月6日に第2戦にむけてトレーニングに励む選手たちの様子がアップされているが、トレーニング施設屋外に安部の着用するスパイクも置かれていることから、全体練習のメニューを消化した可能性も。第1戦ではベンチ外となったものの、原口の海外移籍で空いた1枠が安部に充てられるケースも考えられる。 現在26歳の安部は、2019年7月に鹿島アントラーズからバルセロナBチームへ完全移籍。加入当初は出場機会を得ていたが、2020年2月以降は右ハムストリング筋断裂など大怪我で苦しみ、公式戦ほぼ全試合でベンチ外に。結局、2022/23シーズン限りで契約満了となり、不本意な形で海外挑戦を終えている。 4年以上公式戦のピッチから遠ざかっている安部。一部では同選手を獲得した浦和強化部の決断が疑問視されているが、9月20日には鹿島との古巣対決が控えているだけに、多くのサポーターが同選手の復帰を望んでいるはずだ。
「将来日本代表入り?千葉OBリトバルスキー息子、Jリーグ移籍へ前進か」 日本とドイツのハーフであるFWルシアン・リトバルスキーは、今もなお無所属状態。元横浜FC、アビスパ福岡監督であるピエール・リトバルスキー氏の息子であるが、ドイツ5部所属クラブへの入団を果たせず、Jリーグ移籍の可能性が高まっているようだ。 横浜市出身で現在22歳のルシアンは、右利きのアタッカー。ブンデスリーガの名門ボルフスブルクでキャリアをスタートも、同クラブでトップチーム昇格を果たせず、2022年夏にグロイター・フュルトへ移籍。ただフュルトでもトップチームでの出場機会はなく、2024年夏にFCヴィクトリア1889ベルリンへ加入。4部リーグ戦27試合に出場したが、1シーズンで退団している。 FCヴィクトリア1889ベルリンを離れてから2か月以上にわたりフリーの身であるルシアン。8月はじめにドイツ選手組合による無所属選手のトレーニングに参加するなど、新天地探しにむけて動いている。しかし、ドイツ『dk』が報じたところによると、同選手はドイツ5部所属SVアトラス・デルムンホルストのトライアルに参加したが、入団には至らなかったという。 そのSVアトラス・デルムンホルストのスポーツディレクターは8月、ドイツ『weser-kurier』のインタビューでルシアンの去就について「残念ながら、ルシアンの獲得は実現しなかった。彼は日本でチャンスを掴みたいと考えている。これが彼のキャリアプランであり、最終交渉で彼から我々に伝えられた」と語ったという。 父と同じくJリーグでのプレーも視野に入れているルシアンだが、ドイツA代表への招集はゼロ。Jリーグ移籍が実現し、日本で結果を残すとなれば、将来的な日本代表入りの可能性も考えられる。 なお、ルシアンの父で元西ドイツ代表のピエール・リトバルスキーは、かつてジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド千葉)やベガルタ仙台の前身であるブランメル仙台でプレー。2度にわたり横浜FCを率いたほか、2007年から2008年7月まで福岡を指揮していた。
「日本代表は「混乱している」と韓国メディア報道。その理由とは…?」 日本代表はFIFAワールドカップ北中米大会での優勝を目標に掲げるなか、9月の国際親善試合でアメリカ代表、メキシコ代表と対戦するが、守備陣で怪我人が続出。DF冨安健洋(無所属)、DF伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)、DF町田浩樹(ホッフェンハイム)、DF高井幸大(トッテナム)らを欠く中、DF安藤智哉(アビスパ福岡)も招集を辞退。DF菅原由勢(ブレーメン)が追加招集されているが、韓国では日本代表の不安材料を煽る報道がなされている。 韓国『OSEN』は2日、「日本代表は混乱している」という見出しのもと、森保ジャパンのメンバーを特集。MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF三笘薫(ブライトン)ら攻撃陣の主力選手招集に触れた上で、守備陣の陣容についてこう綴っている。 「冨安は負傷のためアーセナルを退団した。年内復帰は絶望的だ。伊藤も負傷のためプレーできない。トッテナムへ移籍した高井も怪我による離脱が続いている。森保監督は、海外組の主力選手に代えて、Jリーグクラブ所属DFを数名招集する実験的な戦略を練っていた。しかし、予期せぬ事態が発生した」 「日本サッカー協会(JFA)は1日、安藤が負傷のため登録メンバーから外れると発表した。安藤はE-1選手権の日本代表優勝に貢献した。海外組の負傷により、日本代表の主力メンバー入りを果たす絶好の機会を掴んだものの、負傷により出場を逃した。冨安、伊藤など海外組の怪我にくわえて、安藤も負傷したことにより、日本代表は危機に直面している」 菅原の追加招集に触れず、日本代表守備陣の選手層の薄さばかりを強調した韓国メディアだが、同国代表も9月の国際親善試合でアメリカ、メキシコと対戦。格上である森保ジャパンが国際舞台で結果を残す中での“日韓比較”は避けられないだけに、「混乱している」という見出しによる今回の報道には、日本の不安材料を強調することでの“韓国優位”というイメージを植え付けようとする意図が垣間見える。
「中村敬斗、ビジャレアル移籍破談でランス批判噴出「人質にしている」Jリーグ復帰論も」 9月の日本代表メンバーから落選したFW中村敬斗は、ラ・リーガ所属ビジャレアルへの移籍が破談。トルコ1部ベシクタシュへの移籍交渉も難航しており、フランス2部スタッド・ランスに残留する可能性もあるが、ビジャレアルからのオファーを拒否したランスの対応に、一部から批判が沸き起こっている。 『レキップ』をはじめフランスの複数メディアが1日に伝えたところによると、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場クラブのビジャレアルは中村の獲得に向けて、ランスへ1800万ユーロ(約30億円)のオファーを提示。しかし、ランスはこれを拒否したことにより、移籍ウィンドウ最終日での交渉は破談に終わったという。 このビジャレアル移籍破談報道を受けて、日本サッカーの情報を専門に扱う海外メディア『Jリーグインサイダー』はランスの対応を批判。Xでこう綴っている。 「ランスは中村の素晴らしいパフォーマンスにもかかわらず、2部へ降格した。そして今、中村がFIFAワールドカップ北中米大会へ出場するために1部でのプレーを続けたいと思っているのに、彼の契約を人質にしている。恥ずべき行為だ」 「(移籍ウィンドウで)何も起こらないのは明らかだが、もし私が日本サッカー協会(JFA)やJリーグの責任者だったら、今すぐフランスに行ってこの問題を解決しようとするだろう。JFAは契約解除金を支払い、彼をJリーグのどのクラブでもいいから6か月間所属させるべきだ。そして1月に、再び欧州クラブへ売却するというようなやり方もある」 中村は自身の去就を巡る意見でランス幹部と対立。フランス2部リーグ開幕から全試合でベンチ外であり、クラブ施設への出入り禁止も報じられているだけに、ランスで飼い殺しに遭う可能性も考えられる。 一方で、MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)所属クラブの関係者は8月12日、中村の去就について分析した際、「2部降格で移籍容認されるケース」として「降格時の解除条項が付いている」「クラブ側の給与負担が大きく放出」の2点を挙げると、「解除条項を満たし、移籍阻害されてる場合はクラブの契約違反なので欠席せずとも移籍可能。どちらも該当せず移籍希望で選手が欠席してる場合は選手のわがまま」と、選手サイドに非がある可能性を指摘している。
「ACL2でガンバ大阪に脅威?黒川圭介の元同僚が香港移籍!豪州2部で2桁ゴール」 ガンバ大阪所属DF黒川圭介の元チームメイトであるFW大久保優が、豪州2部NWSスピリットから香港1部の東方足球隊へ移籍。AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)の舞台で黒川と再会し、G大阪に脅威を与えるかもしれない。 現在28歳の大久保は、京都JマルカFC、京都JマルカFCジュニアユース、東山高校を経て、2016年から関西大学でプレー。関西大学では黒川とチームメイトだったが、大学卒業時の2020年にガイナーレ鳥取へ加入する。 プロ1年目にJ3リーグ戦でハットトリックを達成するなど、鳥取では順調なスタートを切ったものの、2022年6月に左膝前十字靭帯損傷で長期離脱。2023年に復帰したが、同シーズンはJ3リーグ戦16試合の出場で2ゴールという結果に終わり、シーズン終了後に契約満了を告げられた。 鳥取退団後の2024年2月に豪州2部のヒルズ・ユナイテッドFCへ移籍した大久保だが、海外挑戦1年目にリーグ戦29試合の出場で13ゴールと結果を残すと、2025年にNWSスピリットへ加入。2025シーズンもリーグ戦28試合の出場で16ゴール4アシストと絶対的ストライカ-として活躍していた。 そんな中、NWSスピリットは8月31日に大久保の退団を公式発表。東方足球隊への完全移籍が正式決定したが、一定額の移籍金を受け取ることも明らかにしている。 その東方足球隊はACL2・2025/26シーズンのグループステージでG大阪、ナムディンFC(ベトナム)、ラーチャブリーFC(タイ)と対戦。G大阪とは9月17日に敵地で相対するほか、11月27日にはホームに迎え撃つ。Jリーグクラブとの直接対決において、大久保の活躍次第では金星を手に入れるかもしれない。
「マラドーナはアーセナルへ移籍寸前だった、サッカー史上最高の選手も望んでいたが…」 1970年代後半、当時アルゼンチンの若き才能だったディエゴ・マラドーナ(故2020年)はすでに南米で大きな注目を集めていた。アルゼンチン1部のアルヘンティノス・ジュニアーズで次々とゴールを決め、南米大陸屈指の逸材と呼ばれる存在になっていた。 UKメディア『GiveMeSport』の報道によると、マラドーナは19歳のとき、プレミアリーグのアーセナルへの移籍に迫っていたようだ。1979年、当時アーセナルを率いていたテリー・ニール監督(故2022年)が同選手の獲得を試みたが実現には至らなかった。マラドーナ自身も2008年に「19歳のときに交渉があったが成立しなかった」と振り返っている。 その後もアーセナルの関心は続き、1982年に再び交渉が進んだ。マラドーナはすでに同1部のボカ・ジュニアーズに加入し、1981年にはアルゼンチン・プリメーラ・ディビシオン優勝を経験していた。このときアーセナルは移籍金400万ポンド(約8億円)で同選手の獲得合意に至ったと報じられたが、ジュニアーズへの分割金100万ポンド(約2億円)が未払いであったため裁判所が売却を禁止。 さらにイングランド国内でも、労働党議員がスポーツ相に調査を求め、過剰な移籍金が問題視されたことで交渉は一層複雑化した。 アーセナルはスポンサー資金での支払いを計画したが、最終的にイングランドサッカー協会(FA)が介入し、欧州経済共同体圏外の選手に対して労働許可を認めない方針を確認。これにより交渉は完全に頓挫した。 同メディアによると、当時の報道では、マラドーナが「アーセナルでプレーしたい」と語ったこと、ボカ・ジュニアーズで週7500ポンド(約149万円)を得ていたこと等の事実も伝えている。 結局アーセナルは代替選手を獲得するにとどまり、マラドーナはその夏、500万ポンド(約10億円)という当時の史上最高額でラ・リーガのバルセロナへ移籍した。のちにナポリでセリエA初優勝へ導くなど、伝説的キャリアの始まりとなった。
「ベティス、マンUからアントニーを完全移籍で獲得へ!レンタルで輝き取り戻す」 レアル・ベティス(スペイン1部)は現地時間31日に行われたラ・リーガ第3節でアスレティック・ビルバオと対戦。2点先行される展開となり、試合終了間際にコンゴ代表FWセドリック・バカンブが1点を返したものの、1-2で敗れた。 そのベティスは昨季後半戦マンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)からレンタルで加入していたブラジル代表FWアントニーの慰留を希望。イギリス『アスレティック』によれば、当初はレンタル移籍を希望していたという。 しかし、スペイン代表MFイスコが離脱中のベティスは移籍市場閉幕が近づいていることもあり、完全移籍を希望したとのこと。そして、移籍金2500万ユーロ(約43億9000万円)に将来リセール時の50パーセントを含んだ条件でベティスとユナイテッドはクラブ間合意に至ったようだ。 アントニーは2022年に高額な移籍金でアヤックス(オランダ1部)からユナイテッドに加わったものの、ピッチ外での問題もあり、金額に見合った活躍を披露できず。今年1月にベティスにレンタル移籍で加わると、キレのあるドリブル突破など輝きを取り戻していた。 今年6月にはブラジル代表にも復帰していたアントニーにはアトレティコ・マドリード(スペイン1部)などからの関心が取り沙汰されていた。来夏にはワールドカップが控えているなかで、輝きを取り戻したスペインの地でアントニーはどのようなプレーを見せてくれるのだろうか。
「名古屋、GKピサノの痛いミスで勝ち点3を逃す、サポーターはマテウスの復帰に期待」 J1の名古屋グランパスが苦しい状況を抜け出せずにいる。8月31日に行われたJ1第28節、ホーム豊田スタジアムでのFC東京戦は1-1の引き分けに終わり、連敗こそ4で止まったものの、6試合連続で白星を挙げられなかった。順位も16位(20位中)で、残留争いの緊張感が再び高まっている。 試合は後半20分に名古屋のDF佐藤瑶大の得点で先制し、スタンドを埋めつくしたサポーターは勝ち点3を確信しかけた。しかし、試合終盤、名古屋のGKピサノ・アレックス幸冬堀尾が、クロスボールを処理し損ねる痛恨のファンブルを犯し、東京に同点ゴールを許した。クリーンシートを目指し、チームが守備に集中していた中でのミスは痛く、2か月ぶりに勝ち点3を積み上げることは出来なかった。 この結果を受け、名古屋ファンの間ではGKのミスを指摘する声も一部あったのも事実だが、それ以上に攻撃の要であるFWマテウス・カストロの復帰を待ち望む声がネット上には噴出する事態となった。 マテウスが戻れば勝ち点を積み上げられる、FWキャスパー・ユンカーと並べば負けなしのジンクスがあるといった期待が寄せられており、岡山戦へのマテウス復帰を願う声が多数見られた。 また、マテウスが復帰するまではMF稲垣祥を中心に戦うしかないという現実的な意見や総力戦の姿勢は崩れていないが、得点力不足が続く中、サポーターの多くが残留への鍵をマテウスの復帰に託しているのは明白なようだ。 この試合で豊田スタジアムは、東京戦を含めた3試合が連続でチケット完売となり、クラブ史上初の記録を打ち立てた。夏の恒例イベント『鯱の大祭典』や夏休み最終日とも重なり、スタンドを埋めた大観衆の声援はチームを後押ししたが、白星で応えることはできなかった。
「ユベントス、コロ・ムアニ獲得難航でライプツィヒFWオペンダに注目?」 ユベントス(イタリア1部)が、ライプツィヒ(ドイツ1部)に所属するベルギー代表FWロイス・オペンダ(24)の獲得に興味を持っているようだ。 昨季後半から半年間プレーしたフランス代表FWランダル・コロ・ムアニを完全移籍に切り替えることを目指しているユベントス。同選手はユベントスへの移籍に前向きとも報じられているなかで、保有権を所持するパリ・サンジェルマン(PSG/フランス1部)の要求を満たすことはできていない。 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのジャンルカ・ディマルツィオ氏によれば、コロ・ムアニの移籍交渉がより複雑化しているユベントスは攻撃強化のオプションとして、オペンダに注目しており、買取オプション付きのレンタル移籍でライプツィヒに最初のオファーを提示したという。 ベルギー代表として27キャップで3ゴールを記録するオペンダは、2023年夏にライプツィヒへステップアップ。スピードや高い決定力を武器に昨季もブンデスリーガ33試合で9ゴール9アシストの数字を残していた。 一方で、ライプツィヒはオペンダの退団に備えて、スポルティングCP(ポルトガル1部)でプレーするデンマーク代表FWコンラッド・ハーダーの獲得に迫っているとのこと。これまでのエースであったセルビア代表FWドゥシャン・ブラホビッチがイゴール・トゥドール監督体制で出場機会が減少しているなかで、移籍市場閉幕までに契約をまとめることはできるのだろうか。
「リバプール、プレミア史上最高額でニューカッスルFWイサク獲得迫る!」 リバプール(イングランド1部)は現地時間8月31日に行われたプレミアリーグ第3節でアーセナルと対戦。スコアレスで推移していたなかで、終盤の83分にハンガリー代表MFドミニク・ソボスライの直接FKが突き刺さって開幕3連勝を達成した。 そのリバプールは今夏にクラブ史上最高額でドイツ代表MFフロリアン・ビルツを獲得したほか、大金を投じてフランス人FWウーゴ・エキティケ、ハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズ、オランダ代表DFジェレミー・フリンポンなど大型補強を敢行している。 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、リバプールはニューカッスル・ユナイテッド(イングランド1部)に所属するスウェーデン代表FWアレクサンドル・イサクの獲得に迫っているという。 昨季もプレミアリーグ34試合で23ゴール6アシストを記録していたイサクは、今夏にリバプールへの移籍を望んだことからニューカッスルでの練習を拒否しており、ここまでプレミアリーグ3試合でベンチ外。エースを失ったクラブも開幕から2分1敗と未勝利の状況が続いている。 なお、リバプールはプレミアリーグ史上最高額となる1億3000万ポンド(約258億2000万円)をニューカッスルに支払うとのこと。スウェーデン代表FWはすでに数ヶ月前からリバプールと長期契約で個人合意に至っており、現地時間1日にメディカルチェックを受診するようだ。
「FC東京DF安斎颯馬、名古屋戦後に「SNSなどで…」インスタの異変も関係か」 FC東京所属DF安斎颯馬は、8月31日に行われた明治安田J1リーグの名古屋グランパス戦でフル出場。先日、自身のインスタグラムアカウントにおける異変で注目を集めていたが、名古屋戦後のSNSに関するコメントが話題を呼んでいる。 FC東京公式サイトによると、安斎は5月25日のサンフレッチェ広島戦以来となるリーグ戦でのフル出場を終えて、「全力でやるだけだったので、今できる最大限のプレーを出そうと頑張りました」とコメント。直近2カ月にわたり出場機会が減っていたことについて、こう語ったという。 「なかなか試合に絡めない時期が長く続いていたので、自分自身も苦しい想いをしながらずっと試合を観ていました。その間にSNSなどでいろいろなことを言われる時期もありましたが、それでも選手はピッチでプレーをして認めさせることしかできません。ピッチに立ってこそ存在意義を示せると思いますし、次の試合はもちろんですが、負けられない試合が続くので、またピッチに立って頑張りたいと思います」 「SNSなどでいろいろなことを言われる時期もあった」という安斎だが、8月19日までにFC東京の公式インスタグラムアカウントのフォローを解除したほか、アカウントのアイコンを変更したことで一時話題に。Jリーグの移籍ウィンドウ終了間近であっただけに、在籍選手がシーズン途中にクラブ公式SNSアカウントのフォローを外すことは異例であるだけに、FC東京退団の可能性もささやかれていたが、2025シーズン後半戦も同クラブの一員としてプレーしている。 今回のコメント内容を踏まえると、インスタグラムアカウントでの異変の背景には、SNS上での否定的な声が本人のメンタルに影響を与えた可能性も考えられるところ。選手、クラブ等を標的にしたネット上での批判や誹謗中傷が深刻化しているだけに、本人の言葉がこうした問題について改めて考えるきっかけになりそうだ。
「FC東京・東京Vからベルギー移籍組で明暗!綱島悠斗に監督ため息…木村誠二は評価」 2025年夏にJリーグから海外移籍を果たした日本人選手で、早くも明暗が分かれている。8月31日にベルギー1部リーグ戦のKVCウェステルロー対ロイヤル・アントワープが開催。DF木村誠二(FC東京からウェステルローへ移籍)がフル出場して評価を得る一方、DF綱島悠斗(東京ヴェルディからアントワープへ移籍)はコンディション不良により欠場するなど、順調さを欠いている。 この一戦では、木村とFW坂本一彩がスタメン出場し、坂本が先制ゴールをマークするなど、ウェステルローの勝利に大きく貢献した。一方、アントワープ所属の日本人選手では、この夏にFC東京から完全移籍により加入の日本代表GK野澤大志ブランドンがベンチ入りも出番なし。綱島はベンチ外となった。 オランダ『Het nieuwsblad』は試合後、両チームの一部選手を特集。ウェステルローのイサメ・シャライ監督は木村について「彼は守備にスピードをもたらしている。なので、我々はもっとディフェンスラインを上げることができるようになった」とコメントするなど、同選手の加入による守備面のパフォーマンス向上を実感。この一戦でPKを献上したとはいえ、指揮官から一定の評価を得ているようだ。 一方、綱島は前節のシャルルロワ戦で2試合つづけて負傷交代。足をつったことが原因だと報じられているが、ステフ・ウィルス監督は「金曜日のトレーニング中は、そこまで深刻には見えなかった。だが、今朝のトレーニングで出場させない方が賢明だと思った。怪我が続いている」と、同選手の度重なるコンディション不良を受けてため息をついたという。 なお、坂本はアントワープでの先制ゴールにより、今季ベルギー1部リーグ戦5試合の出場で2得点。開幕から好調ぶりをアピールしている。一方、野澤はここまでリーグ戦での出場機会がゼロ。アントワープ指揮官はウェステルロー戦前、35歳のヤンニク・トゥーレンを正守護神に置く方針を示しており、「トゥーレンが毎週このレベルを維持できれば、野澤はプレーしなくなるだろう」とコメントを残していた。
「ヴィッセル神戸OB疑問の酷暑開催…JFL枚方戦、気温40度超えも実施で波紋」 第27回日本フットボールリーグ(JFL)第19節のFCティアモ枚方対ヴィアティン三重が8月31日、枚方のホームスタジアムで開催。枚方が1-0で勝利したが、開催時の気温が40度を超えていたことで波紋を呼んでいる。酷暑下での公式戦実施には以前、湘南ベルマーレ・ヴィッセル神戸・水戸ホーリーホック・大分トリニータなどに在籍していた元Jリーガーの馬場賢治氏が警鐘を鳴らしていた。 地球温暖化の影響で関西地方の熱帯化が進む中、枚方市では35度を超える猛暑日が続出。ティアモ枚方のホームスタジアムであるたまゆら陸上競技場では、31日の三重戦開催時に40.2度を観測。スタジアムには828人が来場した。 人間の体温を超える気温が観測されたにもかかわらず、予定通り試合は行われたが、選手や観客の命に危険があることは確か。Jリーグでは2026年から秋春制が導入されるが、JFLにも酷暑下の公式戦開催の見直しが迫られそうだ。 酷暑下のサッカー公式戦と言えば、2023年8月13日に奈良市のロートフィールド奈良(鴻ノ池陸上競技場)で開催されたJ3リーグ第22節・奈良クラブ対カマタマーレ讃岐が記憶に新しい。この一戦では、15:03キックオフの時点で38.5度を観測していた。 また、試合後には馬場氏がXで「もう一度改めないとですね」と切り出すと、「声出しが戻って応援してくれる人の安全も確保出来ないと思う」と主張。「大学サッカーも11時とか15時とかに普通に公式戦やるけど、水分補給とか体調確認したりとか身体冷やすサポートしたりとかサッカー以外の気にしなきゃいけないことが多すぎて、これはやっていいのか?って思う」と疑問を投げかけていた。
「C大阪MF香川真司に「嫉妬する」柿谷曜一朗が激白!一部監督に「嫌い」」 セレッソ大阪、名古屋グランパス、徳島ヴォルティス、日本代表OBの柿谷曜一朗氏が、MF香川真司(現C大阪)に言及。現役時代、同選手に対して抱いていた思いを明かしている。 8月31日に放送の『ABEMAスポーツタイム』では、ブンデスリーガ開幕特集として、過去に同リーグで活躍したスター選手をピックアップ。柿谷氏は「ブンデスリーガの偉人」にC大阪時代のチームメイトである香川を選ぶと、ボルシア・ドルトムント時代の活躍ぶりを振り返りながら、こうコメントしている。 「僕は同期入団で一緒にプレーしているし、どれだけ努力してあの舞台に行ったのか分かっている。なぜもっと真司くんの真似をしなかったのかと(思っている)。嫉妬あるし…。(香川の方が)ひとつ学年は上だが、彼と良いライバルとしてやれたら良かったけど…あまりにも凄すぎて。僕は嫉妬するばかりで。『この人にはかなわない』と思った」 C大阪でしのぎを削っていた時の心境を明かした柿谷。香川が同クラブで頭角を現し、ドルトムントへ移籍するまでの経緯を聞かれると、「当時はボランチで、そこまで得点能力を発揮している選手ではなかった。だけど、ある監督に『ドリブルで全部抜いていけ』と(アドバイスを受けていた)。体力がある選手なので、『90分常に走り続けろ』と言われてから一気に覚醒した」とコメント。レヴィー・クルピ監督のもと、攻撃的ミッドフィルダーへのポジション転向により出場機会を得た過去を説明している。 ドルトムント、マンチェスター・ユナイテッドなど欧州複数クラブを渡り歩き、日本代表戦でも多くの実績を残してきた香川。今はベテラン選手としてC大阪を支えているが、柿谷は「(メンタル面は)僕と真逆。僕は監督から『お前は臆病だ。真司は勇敢だ。プレーしている時にそう見える』と言われた。僕はその監督のことが嫌いだったけど…全然臆病ではなかった」と、一部指導者に対する愚痴もこぼしている。
「元プレミアリーグの指揮官が、新天地でわずか2試合後に解任危機を囁かれる」 ブンデスリーガのバイエル・レバークーゼンは、今2025/26シーズンのリーグ開幕からわずか2試合で不安を抱えている。8月30日のべルダー・ブレーメン戦では、2度のリードを守りきれずに3-3の引き分けに終わり、試合終了間際の94分に同点弾を許した。開幕から勝利がなく、昨2024/25シーズンのリーグ2位チームとしては厳しい船出となった。 そんな中、早くも批判を受けているのが、レバークーゼンの指揮官に5月に就任したエリック・テン・ハフ監督である。マンチェスター・ユナイテッド(2022-2024)での指揮後、ラ・リーガのレアル・マドリードの指揮官となったシャビ・アロンソ前監督の後任として2027年までの契約を結んだ。 しかしドイツメディア『キッカー』は、クラブ首脳陣がすでにテン・ハフ監督の解任を検討していると報じている。試合前後に監督を支持する声明が一切出なかったことも状況を象徴しているようだ。 同報道によれば、クラブ内部ではテン・ハフ監督に対する批判も存在しており、移籍市場が閉じる9月1日以降に去就が協議される予定と伝えている。ただし、すでにクラブの首脳陣は結論を下している可能性が高いとも伝えられた。もし解任となれば、ユナイテッド時代の低評価に続くさらなる打撃となるのは間違いない。 テン・ハフ監督はブレーメン戦後に「選手たちは準備ができていない。我々は新しいチームであり、何人かは体力的に不十分だった。終盤はまったく機能せず、もっと強度を高め、私の基準に達するようフィットネスを上げなければならない」とコメントした。 また「代表ウィーク後には本当の競争が始まる。チームとしての責任と個々のパフォーマンスが求められる」とも語り、選手たちに結束を促している。
「アーセナル、左ウイングのポジションに新たな解決策が浮上」 プレミアリーグのアーセナルは今2025年夏の移籍市場で精力的に動き、すでに7選手を獲得している。FWノニ・マドゥエケ、MFエベレチ・エゼ、FWビクトル・ギェケレシュといった攻撃陣を補強した。 そのアーセナルに新たな左ウイングのポジションの選択肢が浮上しているとUKメディア『Arsenal News』が伝えた。クラブに所属するブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスが負傷からの復帰に近づいており、チームに再び加わる見込みとなっているようだ。 ジェズスは年明けから得点力を発揮していたが、昨2024/25シーズンのFAカップ3回戦のマンチェスター・ユナイテッド戦で膝を負傷し、手術を受けた。現在は順調に回復しており、すでに練習場でフィットネス調整に励む姿が確認されている。 ジェズスは、定期的なチーム練習に復帰するまで少なくともあと1か月は必要だが、すでにコンディションは整いつつあるようだ。復帰後はこれまで以上に重要な役割を担う可能性が期待されている。 ジェズスはキャリアを通じて主にセンターフォワードとして起用されてきたが、左ウイングでも38試合で19のゴール関与を記録しており、十分に効果的なプレーを見せている。カウンター時のスピードに加え、細かい足さばきとドリブルで狭いスペースを突破できる能力も持ち合わせている点が特徴だ。 今夏、アーセナルはFWガブリエウ・マルティネッリやMFレアンドロ・トロサールと競える専門的な左ウイングを獲得していない。しかし新加入のマドゥエケやエゼも過去に左サイドでの起用経験があり、今2025/26シーズンのローテーションにおいて有力なオプションとなる見込みだ。 そこにジェズスが加われば、ミケル・アルテタ監督にとっては攻撃陣の幅をさらに広げる大きな武器となるのは間違いないだろう。
「新守護神獲得目指すマンU、ビラGKマルティネスをリストアップか」 マンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)は昨季のプレミアリーグで15位とクラブワースト記録を更新。今夏にはカメルーン代表FWブライアン・ムベウモやブラジル代表FWマテウス・クーニャなど大型補強を敢行した。 しかし、プレミアリーグ開幕戦のアーセナル戦で敗れて黒星発進となると、続く第2節のフラム戦でもドロー。さらにはカラバオカップでは4部相手のグリムズビー・タウンにPK戦の末に敗れて、ルベン・アモリム監督への批判が強まっている。 第3節のバーンリー戦で今季初勝利を手にしたユナイテッドではリーグ戦ではトルコ代表GKアルタイ・バユンドゥルが守護神として起用されているなかで、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、新たなGKの獲得に動いている模様。そのターゲットとしてロイヤル・アントワープ(ベルギー1部)に所属するベルギー代表GKセネ・ラメンズの獲得に向けて交渉を行なっているという。 しかし、移籍市場閉幕が迫っていることから交渉が破談に終わる可能性を備えて、アストン・ビラ(イングランド1部)に所属するアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスをリストアップしているという。すでに同選手陣営と接触しており、新たなアプローチをしているようだ。 プロキャリアをスタートさせたアーセナルでは出場機会に恵まれなかったマルティネスは、2020年夏にアストン・ビラへ完全移籍。高いシュートセーブング技術を昨季もプレミアリーグ37試合に出場して9回のクリーンシートを達成していた。
「レアル・マドリードのメガスター、審判論争後の感情を明らかに」 ラ・リーガのレアル・マドリードは8月31日にホームで行われたリーグのマジョルカ戦を2-1で制した。勝利を収めたものの、マドリードのエースでフランス代表FWキリアン・エムバペにとっては納得のいかない夜となったようだ。本人の動きや連係は鋭さを増し、フィニッシュでも存在感を示したが、肝心のゴールはあげられなかった。 エムバペは2度ネットを揺らしたものの、わずかなタイミングの差でオフサイドにかかり、いずれのゴールも取り消された。試合後、同選手はSNSを通じて間接的に失望を示し、さらにその投稿によって審判団への直接的な批判もにじませたとスペインメディア『Madrid Universal』が伝えている。 エムバペが投稿したのは、取り消されたゴールの場面を映す公式VAR画像だった。最後のディフェンダーと自身の位置関係を示すラインが引かれ、わずかに腕の一部や頭の一部が前に出ている様子が写っていた。 VARによるオフサイド判定では、腕が基準とされたのか、それとも頭が基準とされたのかが明らかにされず、どの部位でラインを判定したのかについて曖昧さが残っていた。そのため、なぜ得点が取り消されたのかについて納得できる説明は審判から示されなかった。 いずれにしても、この決定は選手や観客の間で大きな議論を呼び、フットボールの精神やフェアプレーの理念に反するものとして強い印象を残した。 試合を通じて全力を尽くし、本来であれば2ゴールを記録していてもおかしくなかったエムバペは、最終的に無得点に終わった。ピッチ上でのパフォーマンスが冴えを見せた一方で、判定に翻弄されたことで大きな失望を抱える結果となった。
「ミランがリバプールの「傑出している」と評される選手の獲得に正式オファー」 プレミアリーグのリバプールは今2025年夏の移籍市場でセンターバックの補強を進めている。主力のDFイブラヒマ・コナテが来2026年6月末で契約満了を迎えるため、クラブは退団に備える必要がある。コナテはリバプールキャプテンのDFフィルジル・ファン・ダイクとコンビを組むことが多いが、控えはDFジョー・ゴメスのみだ。今夏序盤にDFジャレル・クアンサーをブンデスリーガのバイエル・レバークーゼンへ放出したことで、層の薄さが一層際立っている。 その中で、セリエAのミランがゴメスに正式オファーを提出したと、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏が自身のSNSで伝えた。完全移籍を前提とした交渉が両クラブ間で進行中であると明かした。さらに、リバプールがクリスタル・パレス所属のDFマルク・グエイ獲得に動いており、この取引が成立した場合にゴメスの放出が認められる見通しだと報じている。 ゴメスは2015年にリバプールへ加入し、在籍10年目を迎えている。イングランド代表としての経験を持ち、ファン・ダイクから「傑出している」と評価される実力を備えるが、アンフィールドで不動の地位を確立することはできなかった。クラブ内での序列は第3のセンターバックにとどまっており、状況改善は見込めていない。グエイが新戦力として加われば、コナテやファン・ダイクの定位置を脅かす可能性もある。 移籍市場の締め切りは目前に迫っている。リバプールとしては後任の確保を優先する構えで、ゴメスの去就はグエイ獲得の進展にかかっている。今後の動向によっては、プレミアリーグ全体で移籍の連鎖が広がる可能性も否定できない。
「日本代表DF高井幸大に試練!トッテナムがCB獲得へ…川崎から10億円移籍も5番手に」 日本代表DF高井幸大は2025年7月、川崎フロンターレからトッテナム・ホットスパーへ完全移籍。怪我によりプレミアリーグ開幕から出遅れているが、トッテナムがさらなるセンターバックの補強を目指しているだけに、新天地で出場機会を得られない可能性があるという。 英メディア『フットボール・ファンキャスト』は30日、トッテナムの補強戦略を特集。高井をはじめ複数の新戦力を紹介しているが、これによると、同クラブはマンチェスター・シティ所属DFマヌエル・アカンジを獲得する可能性がある模様。記事では「トッテナムはもう1人のセンターバック獲得を優先事項に挙げている。アカンジとシティの契約は残り2年。彼は移籍先を決めるのに時間をかけているため、トッテナムが彼に関心を寄せる可能性は十分ある」と綴られている。 トッテナムのセンターバック陣では、ミッキー・ファン・デ・フェンとクリスティアン・ロメロがレギュラーに定着。クロアチア代表のルカ・ヴシュコヴィッチがハンブルガーSVへ期限付き移籍したが、『フットボール・ファンキャスト』の報道によると、前十字靭帯断裂という大怪我で離脱中のラドゥ・ドラグシンは間もなくトップチームのトレーニングに復帰する見込み。ケヴィン・ダンソも控えており、高井は現状4番手という位置づけにあるとみられる。 その高井はトッテナム加入直後に足底腱膜を痛めると、プレシーズンマッチを欠場。8月下旬にボールを使った屋外でのトレーニングを再開しているが、プレミアリーグでの実績が豊富であるアカンジが加入するとなれば、トップチームでより一層厳しい立場に置かれる可能性は高い。 なお、トーマス・フランク監督は高井の現状について「彼は翌週(9月はじめ)から全体トレーニングに合流する予定だ」とコメント。復帰に向けてさらに前進しているものとみられる。ワールドクラスの選手たちとのポジション争いが待ち受けているが、日本代表センターバックにかかる期待は大きいはずだ。
「“43億円”佐野海舟、電撃移籍か!マインツ監督言及。町田の連帯貢献金は鹿島の4倍」 マインツ所属の日本代表MF佐野海舟に電撃移籍の可能性が浮上。すでにDF高井幸大擁するトッテナムからの関心が報じられているが、移籍ウィンドウ終了を前に、マインツのボー・ヘンリクセン監督が元町田ゼルビア・鹿島アントラーズ所属選手の去就に言及している。 ドイツ『フランクフルター・ルントシャウ』は8月29日、マインツ所属選手の現状を特集。佐野について「今や彼はあまりにも優秀になりすぎている。最終日を前に移籍の可能性がある」と伝えており、ヘンリクセン監督も「9月2日に佐野がまだここにいれば嬉しい」などと、電撃移籍の可能性を危惧。「1年後に移籍するならそれでも構わない。マインツでは、選手が世界的なスターへと成長すればそうなるものだから」と、将来的なステップアップ移籍を容認する姿勢を見せたというが、記事ではマインツ加入から現在に至るまでの成長ぶりについてこう綴られている。 「マインツは1年前、わずか250万ユーロ(当時約4億円)という安値で佐野を獲得し、2028年6月までの複数年契約を結んだ。当初、ボー・ヘンリクセン監督はあまりに従順なこのMFにこう諭さなければならなかった。『ピッチでは優しくあってはいけないんだ』と」 「佐野はその言葉通りにプレーしている。まるで磁石のようにあらゆるボールを引き寄せているようだ。彼の市場価値はわずか1年で10倍の2,500万ユーロ(約43億円)にまで跳ね上がった。彼を注視しているのはトッテナムだけではない」 なお、ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、仮にマインツが2,500万ユーロで佐野を完全移籍により放出するとなれば、鹿島に移籍金の0.5%にあたる12万5,000ユーロ(約2,100万円)が、町田に移籍金の2%にあたる50万ユーロ(約8,600万円)が連帯貢献金として支払われるという。果たして移籍ウィンドウ最終日までに正式オファーが届くことはあるのだろうか。
「Jリーグ移籍幻に…藤田譲瑠チマ所属ザンクトパウリで17歳日本人トップ昇格か」 ザンクトパウリ所属の日本代表MF藤田譲瑠チマは、8月29日に行われたブンデスリーガ第2節ハンブルガーSV戦で、移籍後初アシストをマーク。現地メディアからの評価を上げているが、その一方でチームメイトのU20日本代表MFニック・シュミットがトップチーム昇格へ迫っている模様。ハンブルガーSV戦でベンチ入りした有望株には、一時Jリーグ移籍の可能性が報じられていた。 現在17歳のシュミットは、日本人の母とドイツ人の父を持つハーフ。ドイツ出身であり、日本でのプレー経験はなく、ザンクトパウリ下部組織で台頭。2024年夏にU19チームへの昇格を果たしたが、2024/25シーズンはU19リーグ戦で18試合にスタメン出場も、4部リーグ戦ではシーズン終盤までほぼ全試合ベンチ外と出番に恵まれていなかった。 それでもドイツ紙『ハンブルガー・アーベントブラット』が7月に伝えたところによると、シュミットは3月中旬に行われたヘルタ・ベルリンとの練習試合で好パフォーマンスを発揮。トップチームの指揮官から高評価を受けただけに、当時検討していたJリーグクラブへの移籍を見送ったという。 その後、シュミットは2025年夏のプレシーズントレーニング全日程でトップチームに帯同。8月24日のブンデスリーガ開幕戦ではベンチ外だったが、ザンクトパウリ戦では背番号「44」でベンチに。出場機会こそ無かったものの、勝利した後には藤田とともに喜びを分かち合っている。 17歳ながらも、2025年2月のU20アジアカップのU20日本代表に飛び級で招集されるなど、DF小杉啓太(ユールゴーデンスIF)とともに将来A代表入りの可能性がある逸材として注目されているシュミット。今後の起用法次第では、ザンクトパウリのトップチームでコンスタントにプレーする可能性も考えられる。