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「横浜FMに痛手か?ヤン・マテウスがエジプトの強豪クラブへの移籍が初期合意と報道」 J1の最下位(20位)に沈んでいる横浜F・マリノスは、7月17日にシンガポールプレミアリーグ(SPL)ライオン・シティ・セーラーズにエースFWアンデルソン・ロペスが移籍したが、助っ人の流出がまだ続くのかもしれない。 エジプト・プレミアリーグの強豪アル・ザマレクが、横浜FMに所属するブラジル人ウインガー、FWヤン・マテウスの獲得で合意に達したと、エジプト発の英語スポーツメディア『KingFut』が報じている。 同メディアが、複数の報道を引用したところによると、ザマレクとマテウスの間で今2025年夏の移籍市場中の移籍実現に向けた初期合意が成立したという。 この移籍の噂は、クラブが8月5日にベルギー1部のシャルルロワから獲得したFWオデイ・ダバーに続くもので、ザマレクは今2025/26シーズン開幕に向けてチームを全面的に再構築する方針のもと、今夏の移籍市場で勢いを緩める様子はない。 ただし、マテウスの加入は、チュニジア人ウインガー、FWアハメド・ジャフェリの退団が前提条件となっているようだ。 同メディアによると、もしザマレクにマテウスの加入が決まれば、クラブが今シーズンすべての大会で戦う上で大きな戦力となることは間違いないと期待を込めている。 マテウスは、2022年に横浜FMに加入。J1の舞台では、2022シーズン途中での加入ということもあり5試合1ゴールだったが、2023シーズンに頭角を現し、32試合に出場し6ゴール11アシストをあげると、昨2024シーズンも35試合に出場し5ゴール8アシストを記録。 今2025シーズンもここまで22試合に出場し5ゴール3アシストを記録しており、移籍が決まれば横浜FMにとっては痛手となりそうだ。
「元川崎・三好康児は「英移籍阻まれる」ボーフム退団報道でJリーグ復帰論も」 かつて川崎フロンターレ、北海道コンサドーレ札幌、横浜F・マリノスに在籍していた元日本代表MF三好康児には、ドイツ2部VfLボーフム退団の可能性が浮上。Jリーグ復帰が期待される一方、イングランド再挑戦は厳しいとみられる。 ボーフム退団の可能性は、ドイツ『waz』が7月25日にプレシーズントレーニングでの不調に触れた上で「獲得に興味を示しているクラブは存在する」などとイングランド方面からの関心を報道。『キッカー』は8月2日に「契約は2028年6月まで残っているが、今のところ高額な控え選手のまま」とした上で、「彼は控えという立場に強い不満を抱いている。すぐにでも新しい所属先を見つけたいと思っている」と選手サイドの意向を伝えていた。 去就不透明とみられるなか、『waz』は8月5日にボーフム所属選手の去就を特集。三好について「ヘッキング監督のもとでは、この日本人選手にチャンスはほとんどない」「現時点でレンタル移籍のオファーしか届いていない。このまま出場機会が無ければ、イングランドへの移籍は阻まれる可能性がある」と伝えた一方で、Jリーグ復帰の可能性には触れていない。 現在28歳の三好は川崎、札幌、横浜FM、ベルギー1部ロイヤル・アントワープ、イングランドのバーミンガム・シティを経て、2024年夏の移籍ウィンドウ最終日にボーフムへ移籍。ブンデスリーガ初挑戦で飛躍が期待されたが、2024/25シーズンは怪我の影響もあり、リーグ戦14試合の出場で1ゴール、スタメン出場6試合にとどまった。 なお、三好とボーフムの契約期間は2028年6月まで。残り3年であるだけに、完全移籍でのオファーが届いていないとみられる。
「川崎フロンターレ、“意味深投稿”マルシーニョら2選手残留へ!」 川崎フロンターレ所属のブラジル人FWマルシーニョには、移籍の可能性が報じられたほか、本人のインスタグラム投稿にも注目が集まっていたが、少なくとも2025シーズン終了後まで残留する見込み。DFジェジエウも引き続き川崎でプレーする見込みだ。 マルシーニョの去就を巡っては、ブラジルの移籍市場に精通しているジャーナリストのカイオ・セザール氏が7月30日に同国1部セアラーSCからの関心をリポート。選手サイドの意向について「彼は2025シーズン中の母国復帰の可能性を否定しておらず、選択肢のひとつに含めている」と伝えていた。 母国復帰の可能性が報じられた直後、マルシーニョは川崎のユニフォームを身にまとう自身の姿をインスタグラムにアップすると、「私は毎日、自分の人生とこれまでに手に入れたすべてのものに感謝している。そして未来にはさらに大きな達成が待っていると信じている」とポスト。ネット上では、この投稿内容が退団を示唆するものという憶測が駆け巡っていた。 そんななか、本人は4日に再びインスタグラムを更新。トレーニングウェアでジェジエウ、通訳担当である中山和也氏とのスリーショットをアップすると、「ここから反撃開始」と日本語でポストしている。この投稿が2025シーズン後半戦も川崎でプレーすることを意味するとみられるだけに、ブラジル人2選手の川崎残留は濃厚だ。 なお川崎は先日、セルビア1部FKヴォイヴォディナ・ノヴィ・サドからFWラザル・ロマニッチ、クロアチア1部ハイドゥク・スプリトからDFフィリップ・ウレモヴィッチを獲得。外国人の出場枠を巡る競争は激化するが、それでもマルシーニョとジェジエウが川崎にとって必要不可欠な戦力であることに変わりはない。
「14億円収入も…浦和の補強は?スコルジャ監督につづき元関係者も指摘「当然」」 浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、クラブに対して2025年夏の補強を望んでいる模様。FW高橋利樹(清水エスパルス)、DF井上黎生人(セレッソ大阪)、FW長倉幹樹(FC東京)など放出が相次ぐなか、元浦和関係者からも新戦力獲得の必要性を説く声が挙がっている。 浦和公式サイトによると、スコルジャ監督は天皇杯のモンテディオ山形戦を6日に控える中、会見で「新たな選手を獲得するというプロセスは続いています」と自クラブの補強計画の一部を明かすと、「フレッシュな血の注入はロッカールームに必要だと思っています。新たな選手を加えることができることを望んでいます」と指摘したという。 スコルジャ監督の一部発言がファン・サポーター等の間で話題になる中、浦和下部組織でのプレー経験を持つ三上綾太氏は4日にXを更新。「8/20までの移籍期間 監督の求める補強ができるか強化部、フロント側の力が求められている夏」と切り出すと、「チームが首位を走っていれば現戦力でも良いと思えるが、そうではないのだから、新たな血が必要になるのは当然で」「 今、出場機会を得られていなくても今の浦和にフィットすれば問題ない」(原文ママ)と私見を述べている。 浦和は2025年6月以降の移籍ウィンドウで、2024年のJ2得点王であるFW小森飛絢をジェフユナイテッド千葉から完全移籍により獲得したほか、水戸ホーリーホックからGK松山健太を期限付き移籍により迎え入れているが、J1優勝や天皇杯制覇等を目指すためには、さらなる補強が必要とみられる。 FIFAクラブワールドカップの参加賞金955万ドル(約14億円)を手に入れたものの、グループステージ3戦全敗と勝利ボーナスを獲得できなかった浦和。モンテレイ戦の試合終了直後、すぐさまDFセルヒオ・ラモスのもとへ向かい、ユニフォームの交換を求めたブラジル人FWチアゴ・サンタナなど一部選手のパフォーマンスに対する不満の声も挙がるなか、クラブ首脳陣の動きに注目が集まっている。
「中村敬斗の去就で新展開!「ランスに連絡」投稿削除・施設出禁で退団決定的」 日本代表FW中村敬斗は一部SNS投稿の削除等により、スタッド・ランス退団やクラブと関係悪化の可能性が浮上。チームメイトのFW伊東純也がベルギー1部KRCヘンク移籍間近であるなか、日本代表MF守田英正擁するポルトガル1部スポルティングCPが同選手の獲得に向けて動いているという。 中村の去就を巡っては、ランス日本ツアー前からリーグアン所属オリンピック・マルセイユやスポルティングCPなど複数クラブからの関心が報じられていたが、現時点でお欧州5大リーグへのステップアップ移籍は実現していない。 そんななか、中村は7月31日までにランス関連のインスタグラム投稿をすべて削除。日本ツアー不参加はコンディション不良によるものとみられていたが、フランス国内ではクラブとの関係悪化や移籍の可能性が取りざたされている。 すると、ポルトガルの移籍市場に精通しているジャーナリストのベルナウド氏は8月5日、独自に入手した情報として「スポルティングCPが再びランスに連絡。中村の獲得を試みている」とリポート。日本ツアー前にはランスが残留方針を固めたとの報道も飛び交っていたが、同氏は「中村とランス首脳陣の関係は断絶状態だ。これがクラブ間交渉で決定的な要素になるかもしれない」と、ランスが一転して放出に応じる可能性を伝えた。 なお、フランス『フットボール』が伝えたところによると、中村はランスの2部降格により20%の年俸をカット。減俸条項は契約に盛り込まれていたものとみられるが、これに対して選手サイドが不満を抱いている可能性があるという。 また、フランス『L'union』によると、日本ツアーを終えたランスは8月7日から全体トレーニングを再開する予定。しかし、中村にはクラブ施設の出入りが禁止されている可能性が報じられているだけに、全体練習再開初日に姿を見せないものとみられる。
「日本代表、遠藤航の起用はリバプールにとってリスクとなる可能性は否定できない」 プレミアリーグのリバプールは今2025/26シーズン、リーグの連覇を目指す上で全選手の貢献が求められる重要なシーズンに臨んでいる。クラブは今2025年夏、およそ3億ポンド(約587億3,462万円)の資金を投入して大型補強を進めており、タイトル防衛へ向けた体制を強化してきた。 その中で、UKメディア『Rousing the Kop』は、クラブに所属する日本代表キャプテンMF遠藤航の重要性に注目している。2023年にブンデスリーガのシュトゥットガルトから1600万ポンド(約32億円)で加入した際、年齢や他の候補選手との比較から遠藤の実力が疑問視された。 しかし、現在では当時の補強がなぜ行われたのか、その意図が理解されるようになってきている。クラブがユルゲン・クロップ前監督の下で戦った2023/24シーズンと比べると、昨2024/25シーズンの遠藤は出場時間こそ少なかったが、ゲーム終盤に投入されて試合を締めくくる役割を担った。その中で、好プレーを見せてきた遠藤は質の高いスカッド要員として評価を受けた。 同メディアは、リバプールに登録されているセンターバックが今シーズン3人しかいないことから、1人でも離脱すれば遠藤のセンターバックでの起用頻度が高まる点を挙げ、「遠藤の能力が高かったとしても、クラブにとってリスクとなる可能性は否定できない」と明言。 遠藤自身は「ボランチでも、右サイドバックでも、センターバックでも構わない。常に100%で貢献する」とクラブの公式サイトで語っており、日本時代にセンターバックを務めた経験も明かしている。 遠藤の複数ポジションをこなす柔軟性と真摯な姿勢はクラブのアルネ・スロット監督にも高く評価されており、同メディアは「監督にとって理想的な選手」だと位置づけている。
「アーセナルが“夢のストライカー”獲得を断念した理由」 プレミアリーグのアーセナルは今2025年夏の移籍市場において積極的な補強を続けており、GKケパ・アリサバラガ、MFマルティン・スビメンディ、MFクリスティアン・ノアゴール、FWノニ・マドゥエケ、DFクリスティアン・モスケラ、そしてFWビクトル・ギェケレシュの6選手を獲得。さらにクリスタル・パレスのMFエベレチ・エゼの加入も噂されており、チームの戦力は大きく強化されている。 そうした中、アーセナルがかつてから注目していた同リーグのニューカッスル・ユナイテッド所属FWアレクサンデル・イサクについて、今夏も獲得が検討されていたという。 UKメディア『BBC』のサミ・モクベル氏は、YouTubeチャンネル『The Highbury Squad』にて、「イサクはアーセナルの夢のターゲットだったが、財政的に非現実的だった」とし、交渉が本格化しなかった背景を説明している。 また、同国メディア『Just Arsenal』によると、今夏の移籍市場序盤にアーセナルの補強候補としてイサクの名前が挙がっていた。しかし、クラブはすぐに金銭面の問題が大きな障害になると判断し、正式な交渉には進まなかった。クラブ内では、限られた数名を除き、多くの関係者がこの移籍は実現不可能だと見なしていたという。 今後イサクがリバプールへ移籍すれば、アーセナルにとっては少なからず影響を与えることになるだろう。ただし、得点の量産が期待されるギェケレシュが昨2024/25シーズンまでのパフォーマンスをアーセナルでも維持できれば、イサクを逃したことに対して不満を抱く必要はなさそうだ。
「トッテナム、マディソン離脱でマンC構想外のグリーリッシュ獲得を目指す?」 トッテナム・ホットスパー(イングランド1部)は昨季のプレミアリーグで絶不調陥たこともあり、17位でフィニッシュ。その一方で、ヨーロッパリーグ(EL)では優勝して今季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。 そのトッテナムは今夏にアンジェ・ポステコグルー前監督を解任してブレントフォード(イングランド1部)からトーマス・フランク監督を招へい。新シーズンに向けて、川崎フロンターレ(日本1部)から日本代表DF高井幸大などを補強している。 そのトッテナムは韓国でニューカッスル・ユナイテッド(イングランド1部)との親善試合を開催。この試合でイングランド代表MFジェームズ・マディソンは75分から途中出場したものの、その数分後に担架で運ばれながらピッチを後にした。 マディソンのケガについてフランク監督は「ひどいケガのようだ」と長期離脱を示唆。加えて、ノッティンガム・フォレスト(イングランド1部)のイングランド代表MFモーガン・ギブス=ホワイトの獲得にも失敗したトッテナムだが、イギリス『トーク・スポーツ』によれば、マンチェスター・シティ(イングランド1部)のイングランド代表MFジャック・グリーリッシュに興味を持っているという。 今夏に開催されたクラブワールドカップではメンバー外となったグリーリッシュには現在ウェストハム・ユナイテッド(イングランド1部)とエバートン(同1部)も目を光らせている模様。シティでは構想外の扱いを受けているなかで、どのような結末が待っているのだろうか。
「プレミアリーグのウェストハムが“驚異的”なスター選手の獲得で「合意に達した」」 プレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドが、今2025年夏も積極的な補強を進めている。すでにDFエル・ハッジ・マリック・ディウフやDFカイル・ウォーカー=ピータースといった守備陣を加え、ベテランFWカラム・ウィルソンの獲得にも成功している。 移籍情報に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏の情報をもとにしたUKメディア『GIVEMESPORT』の記事によると、ウェストハムはブラジル1部のボタフォゴに所属するブラジル人GKジョン・ビクトルの獲得で口頭合意に達したという。今夏の2025FIFAクラブワールドカップでの好パフォーマンスにより“驚異的”と評されたこの29歳守護神は、長らくイングランド移籍の噂が絶えなかったが、最終的にウェストハムが争奪戦を制した模様だ。 ビクトルはウエストハムへの移籍に向けて個人条件で合意済みで、移籍金は約860万ポンド(約17億円)とされている。クラブ間では現在、契約書の最終調整が行われており、完了次第イギリスへ渡航し、メディカルチェックと正式契約に臨む予定と伝えられている。 なお、様々なメディアでウェストハムはこれまでにパルマの日本代表GK鈴木彩艶との交渉も伝えられていた。また、同メディアによると、EFLチャンピオンシップに降格したレスター・シティのGKマッツ・ハーマンセンはウエストハムと個人合意に達していたとも報じているが、最終的にはビクトルの獲得に方針を定めたようだ。
「アトレティコ、ミロー獲得失敗濃厚でナポリFWラスパドーリを狙う?」 アトレティコ・マドリード(スペイン1部)は昨季のラ・リーガで一時は首位に立つなど絶好調だったものの、最終的に3位フィニッシュ。今夏にアメリカで開催されたクラブワールドカップではグループステージ敗退に終わっていた。 巻き返しを目指す新シーズンに向けて、アトレティコはすでにスペイン代表MFアレックス・バエナやアメリカ代表MFジョニー・カルドーソ、アルゼンチン代表FWティアゴ・アルマダを補強。さらに、サウジアラビア移籍が頓挫していたスロバキア代表DFダビド・ハンコも急転直下での獲得に成功している。 今夏に積極補強補強を敢行しているアトレティコは、シュツットガルト(ドイツ1部)でプレーするU-23フランス代表MFエンゾ・ミロー(23)の獲得を目指しているとみられていた。しかし、同選手はアル・アハリ(サウジアラビア1部)への移籍が決定的な状況となっている。 そのなかで、イタリア『カルチョ・メルカート』によれば、アトレティコはミローの代替案としてナポリ(イタリア1部)でプレーするイタリア代表FWジャコモ・ラスパドーリ(23)の獲得を目指す模様。ナポリは同選手に関して売却する意思はないものの、3500万ユーロ前後のオファーであれば応じる可能性もあるようだ。 イタリア代表として40試合で9ゴールを記録するラスパドーリは2022年夏に下部組織からプレーしたサッスオーロ(イタリア1部)を離れてナポリへ完全移籍。昨季はセリエA26試合で6ゴールを記録してクラブのセリエA制覇に貢献していた。
「トーマス・ミュラーが来るから安泰?MLSバンクーバーが抱える問題とは」 メジャーリーグサッカー(MLS)のバンクーバー・ホワイトキャップスは今2025シーズン、ウエスタン・カンファレンスで上位争いを続けている。チームは安定した戦績を挙げており、今後の展開に注目が集まっているが、クラブ運営にはいまだ懸念材料が残されているようだ。 カナダのメディア『Vancouver Sun』によると、ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘン一筋でキャリアを築いてきた元ドイツ代表のFWトーマス・ミュラーがホワイトキャップスに加入間近と報じており、現時点でクラブや選手関係者から加入に対する否定的な発言はないようだ。 同メディアは世界中のクラブから注目を集めるレベルの選手であるミュラーが、あえてバンクーバーを選んだことは、クラブの体制に対する一定の信頼の証と考えている。 また、ミュラーとその陣営は移籍に際して事前に徹底的にクラブの調査を行ったと伝えられており、クラブの現状を評価した結果とも読み取れる。 一方で、クラブの売却交渉はいまだ継続中であり、本拠地「BCプレイス・スタジアム」とのリース契約も今シーズン限りで満了する。MLSコミッショナーのドン・ガーバー氏は、オースティンで行われたMLSオールスターゲーム期間中に「ホワイトキャップスの移転計画はない」としつつも、「実行可能なスタジアム計画が存在しない」と発言。 クラブはヘイスティングス・パークでの新スタジアム建設を視野に入れて市や州と協議中だが、実現には相応の時間がかかる見込みのようだ。 世界的なサッカーのデータサイト『Transfermarkt』のマヌエル・フェト氏は、世界中のクラブがミュラー獲得を目指す中で、バンクーバーの都市としての魅力や、クラブのCEOがドイツ出身のアクセル・シュスター氏であったことが移籍の決め手になったのではないかと同メディアで述べた。 またカナダのメディア『Postmedia』は、ミュラーのホームデビューが8月18日のヒューストン・ダイナモ戦になる可能性を報じている。
「アーセナルに痛手、イングランド代表のスター選手がクラブに残留か」 日本代表MF鎌田大地とチームメイトでプレミアリーグのクリスタル・パレスに所属するイングランド代表2選手の去就が注目を集めている。MFエベレチ・エゼとDFマーク・グエーイは、パレスのオリバー・グラスナー監督の下での昨2024/25シーズンに安定したパフォーマンスを披露し、今2025年夏の移籍市場における注目株となっていた。 今夏積極的な補強を続けるアーセナルはエゼを、昨シーズンのプレミアリーグ王者のリバプールはグエーイを、それぞれ今夏の補強候補としてリストアップしていると様々なメディアで報じられてきた。 しかし、UKメディア『The Sun』によると、両選手とも今2025/26シーズン中にパレスを離れる可能性は低くなっているという。 同メディアによれば、パレスは両選手に対する正式なオファーをまだ受け取っておらず、クラブ側も急いで放出に動く意思はない模様だ。エゼには推定で6750万ポンド(約133億7,719万円)の契約解除条項があるが、これは8月中旬に失効する予定で、現時点で行使される兆しはない。この条項が失効すれば、以降はクラブが移籍金を自由に設定できるようになり、より高額な移籍金を要求したり、そもそも売却自体を拒否することが可能となる。 一方、契約が残り1年となったグエーイには、リバプール以外にもニューカッスル・ユナイテッドやトッテナム・ホットスパーが関心を寄せているようだ。パレスは同選手放出の際には5000万ポンド(約99億5,442万円)程度の移籍金を要求すると伝えられている。 エゼは、昨シーズン公式戦43試合に出場して14ゴール11アシストを記録。5月に行われたFAカップ決勝では、マンチェスター・シティを相手に決勝点を挙げ、パレスの初優勝に貢献した。 一方、グエーイは守備の中心としてチームの堅守を支え、同決勝までの6試合でわずか1失点に抑える原動力となった。
「広島原爆忌も関係?天皇杯・広島vs清水の“異例”応援ルール巡り議論白熱」 サンフレッチェ広島は先日、韓国1部FCソウルから韓国代表DFキム・ジュソンの獲得を公式発表。広島でのデビューが待たれる中、8月6日にエディオンピースウイング広島で行われる天皇杯ラウンド16清水エスパルス戦の観戦ルールが話題を呼んでいる。 広島県サッカー協会の発表によると、全エリアで禁止される応援方法に「コンコースなど、観客席以外の場所での拡声器の使用および声出し応援、旗類の使用」「楽器類(太鼓等)を使用した応援」があるとのこと。「声を出しての応援、手拍子・拍手での応援」「タオルマフラーや435㎜×680㎜(=Mフラッグサイズ)までの大きさの旗類を掲げる・回す・振ること」は認められているとはいえ、通常のリーグ戦と比べて大幅に制限されてる。 また、両チームのゴール裏では全ての楽器類・拡声器以外の音響機材は持込・使用ともに禁止。拡声器の使用については「ベンチ右側・ベンチ左側それぞれ【拡声器:2台】まで、時間は【21:30まで】使用可能。(以降は完全禁止)」となっている。 この広島県サッカー協会による規定は、広島の公式Xアカウントでも4日にアナウンスされているが、通常とは大幅に異なる応援方法にサポーター等からは驚きや戸惑いの声が噴出。エディオンピースウイング広島が原爆ドームからわずか1.4キロの位置にあり、試合開催日から80年前の広島原爆投下が関係しているとの見方も広まるなど、当該規定を巡り議論が白熱している。 なお、広島は天皇杯・清水戦の応援ルールについて「本件に関するお問い合わせは、広島県サッカー協会へお願いいたします」と案内している。独特とも言える応援スタイルのルールについて、広島県サッカー協会からサポーターに向けてより細かい説明があっても良いかもしれない。
「日本代表DF板倉滉、アヤックスと完全合意!年俸は5億円か?」 オランダとドイツの複数の情報によると、ブンデスリーガののボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)に所属する日本代表DF板倉滉が、オランダ1部エールディビジの強豪アヤックス・アムステルダムと個人合意に達したという。 ドイツサッカーに特化したUKメディア『Get German Football News』によれば、28歳のセンターバックである板倉は、1年延長オプション付きの4年契約にサインする見通しで、年俸は税引き後で約200万〜300万ユーロ、日本円にしておよそ3億〜5億円になるとみられている。 ただし、アヤックスとボルシアMGの間では、移籍金に関する交渉が現在も継続中で、今週半ばまでには決着する見込みと報じられている。移籍金については、以前から約800万ユーロ(約13億7,408万円)になると伝えられてきた。 板倉は、ボルシアMGと契約延長の意思がないことが報じられて以来、今2025年夏の退団が既定路線と見なされていた。また、同1部のPSVアイントホーフェンも関心を示していたが、アヤックスが先手を打った形となったようだ。 なお、板倉の退団後にボルシアMGがどのような守備陣の補強方針を取るかは不明だが、板倉の移籍によって得た資金を新たなセンターバックの補強に充てるか、あるいは若手DFファビオ・キアロディアに出場機会を与える可能性があると見られている。 板倉は過去に同1部のフローニンゲンに2019年から2021年まで在籍しており、エールディビジへの対応は問題ないことが予想される。
「ルックマン狙うインテル、代替案に仏1部得点王のグリーンウッドを狙う?」 インテル(イタリア1部)は昨季のチャンピオンズリーグ(CL)決勝戦でパリ・サンジェルマン(PSG/フランス1部)に敗戦。セリエAでも2位に終わると、コッパ・イタリアでも準決勝でミラン(イタリア1部)に敗れて最終的に無冠に終わってきた。 タイトル奪還を目指す今季に向けてアルゼンチン代表FWホアキン・コレアとオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチが契約満了に伴い退団したことから攻撃強化を画策。アタランタ(イタリア1部)でプレーするナイジェリア代表代表FWアデモラ・ルックマンをメインターゲットに設定しているとされている。 すでにインテルはルックマンとの個人合意に至っているものの、アタランタとのクラブ間交渉は難航。インテルは移籍金総額4500万ユーロ(約76億8,000万円)のオファーを提示した一方で、アタランタは移籍金5000万ユーロ(約85億4,000万円)を求めているとみられている。 インテルはルックマンの獲得に向けてアタランタからの返答を待っているなかで、これ以上交渉が難航した場合はターゲットを切り替える模様。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によれば、そのターゲットがオリンピック・マルセイユ(フランス1部)でプレーする元イングランド代表FWメイソン・グリーンウッドだという。 マンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)でプロキャリアをスタートさせたグリーンウッドは、昨夏にマルセイユへ完全移籍。正確な左足のキックを武器に昨季はリーグ・アン34試合で21ゴールを記録して得点王にも輝いた。
「ユベントス、守田英正相方のヒュルマンド獲得に本腰?障壁は移籍金」 ユベントス(イタリア1部)は昨季チアゴ・モッタ前監督体制でスタートしたものの、勝ちきれない試合が続いたこともあり、シーズン途中に解任。イゴール・トゥドール監督がバトンを受け継ぎ、最終的にセリエAで4位フィニッシュを果たして今季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。 巻き返しを目指す今季に向けて、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、ユベントスは日本代表MF守田英正の相方であるスポルティングCPでプレーするデンマーク代表MFモルテン・ヒュルマンドの獲得に興味を持っているという。 そのヒュルマンド獲得に向けてユベントスは移籍金4000万ユーロ(約68億3,000万円)+ボーナスという条件での交渉をスタートさせたいと考えている模様。しかし、スポルティングは今夏にスウェーデン代表FWビクトル・ギョケレシュをアーセナルに売却したことから資金面で困っておらず、契約解除金の6000万ユーロ(約102億5,000万円)を求めているようだ。 ユベントスは昨夏に獲得したものの、チームにフィットしきらなかったブラジル代表MFドウグラス・ルイスを売却して資金を手にしたいと考えていると考えている模様。しかし、現時点でプレミアリーグ復帰に向けた具体的な交渉は行われていないようだ。 高いパス技術で試合を組み立てることを得意としているボックス・トゥ・ボックス型のヒュルマンドは、レッチェ(イタリア1部)でのプレー経験もあることからセリエAへの復帰に意欲的だという。同選手はユベントスからのオファーを歓迎しており、年俸アップと2030年夏までの長期契約に好印象を持っているようだ。
「極秘情報も浮上、マンチェスター・ユナイテッドが補強に新ルール導入」 プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドは、今2025年夏の移籍市場で既にFWブライアン・ムベウモ、FWマテウス・クーニャ、DFディエゴ・レオンを迎え入れた。ユナイテッドは、昨2024/25シーズンの得点力不足を解消すべく、次なる補強ターゲットとしてブンデスリーガのRBライプツィヒ所属のFWベンヤミン・シェシュコを最優先のターゲットとしているようだ。 UKメディア『Manchester Evening News』によれば、クラブは今回の補強において、新たな判断基準を導入しているという。ユナイテッドのルベン・アモリム監督は、7月26日のクラブ公式メディアの取材に対し、「ただプレーが上手いだけでは不十分で、選手の人間性も重視している」と述べ、獲得したい選手については、事前に性格面の調査と関係者との対話を慎重に進めたことを明かした。この新方針は、過去にクラブが、選手の態度やロッカールーム内の問題に悩まされた反省を踏まえたものだという。 また、移籍市場に精通したファブリツィオ・ロマーノ氏は、自身のポッドキャスト『Here We Go』の中で、今夏の移籍市場において、ユナイテッドがポルトガル人MFジョアン・パリーニャの獲得を“極秘裏に”検討していた事実を明かした。 アモリム監督と同郷であるパリーニャは、当初ユナイテッドの獲得候補として名前が浮上していたが、クラブはより守備的で運動量のある別タイプのMFへと方向転換したという。最終的にパリーニャは、ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンからプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーへ、買い取りオプション付きのローン契約で移籍している。 なお、同メディアによると、ユナイテッドは今後さらなる補強を進める可能性があるが、追加の獲得には一部選手の放出が必要と見られている。現時点でFWアレハンドロ・ガルナチョ、FWアントニー、FWジェイドン・サンチョ、DFタイレル・マラシアらがトップチームから外れて調整を行っており、それぞれ退団の可能性があるとも伝えられている。
「元東京Vの藤本寛也についてバーミンガムの監督「トップチーム復帰には…」」 EFLチャンピオンシップのバーミンガム・シティに加入して以降、プレシーズンでトップチームの試合に出場していないMF藤本寛也が、復帰に向けて一歩を踏み出したようだ。 過去にJ1の東京ヴェルディ(2018-2022)に所属していた藤本は、7月にポルトガル1部のジル・ビセンテからバーミンガムへ移籍し、昨2024/25シーズン終盤に負った膝の負傷からの回復を進めてきた。 藤本は、8月3日に非公開で行われた同リーグのウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンとのU-21チームの試合で45分間プレー、5-1の勝利に貢献した。この試合で藤本は2ゴールに関与し、バーミンガムのユニフォームでの初出場となった。 UKメディア『Birmingham Mail』が伝えたところ、試合後に藤本の状態について問われたバーミンガムのクリス・デイビス監督は、「まだトップチーム復帰には少し時間がかかる。ただ今日は彼にとって良い一日だった。ゴールにも絡んだし、膝の状態も問題なかった。45分間の出場に本人も満足していた」とコメント。 さらに指揮官は「トップチームでプレーするためには、あと数週間のトレーニングが必要だと思う」と語り、今すぐの起用は考えていない姿勢を明かした。 また、デイビス監督はフォレスト戦後、9日のリーグ開幕戦、イプスウィッチ・タウン戦に向けて、先発メンバーの大半をすでに固めていると認めており、藤本が開幕戦に関与する可能性は低いと見られている。
「アーセナル、ポーランドのスターDFがレギュラー出場を目指して移籍を検討か」 プレミアリーグのアーセナルが今2025年夏の移籍市場で積極的な動きを見せる中、チーム内の序列にも影響が出始めているようだ。クラブのミケル・アルテタ監督が信頼を寄せる選手のひとりであるポーランド代表のDFヤクブ・キビオルも、その去就が注目されている。 UKメディア『Arsenal News』が伝えたところ、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、キビオルには欧州複数クラブから関心が寄せられており、本人もその動きを認識しているという。 2023年1月にセリエAのスペツィアから2,500万ユーロ(約42億7,232万円)で加入したポーランド代表のDFは、アーセナル加入以降、DFガブリエウやDFウィリアム・サリバの負担軽減に貢献してきた。 昨2024/25シーズンは公式戦30試合に出場し、1ゴール2アシストを記録。特にガブリエウがシーズン終盤に長期離脱を強いられた際には、サリバとともに守備の中核を担い、プレミアリーグ最多のクリーンシート数に大きく貢献した。 アルテタ監督は引き続きキビオルを戦力として評価しており、残留を望んでいる。しかし、ラ・リーガのバレンシアからDFクリスティアン・モスケラが、アーセナルへ加入したことで、センターバックの競争は一層激化。 クラブはすでに今夏、ポルトガルのクラブからのキビオルへのオファーを拒否したと報じられているが、関心を示すクラブは他にも存在するようだ。 現在25歳のキビオルにとって、来たる2026FIFAワールドカップも見据え出場機会の確保は重要な課題となっている。最終的な去就の判断は本人に委ねられているとのことで、今後の状況に注目が集まっている。
「マンUのフェルナンデスとエバートンのエンディアイエが乱闘寸前の小競り合い」 8月4日にアメリカのアトランタで行われたプレミアリーグ・サマーシリーズの一戦、マンチェスター・ユナイテッド対エバートンは、2-2の引き分けに終わった。ユナイテッドはこの結果により、ウェストハム・ユナイテッド戦(2-1)およびボーンマス戦(4-1)での勝利を含め、当シリーズ優勝を果たしている。 この引き分けに終わった試合中には、ポルトガル代表でユナイテッドの主将MFブルーノ・フェルナンデスと、セネガル代表でエバートンのFWイリマン・エンディアイエが、ピッチ中央付近で激しい衝突を起こした。 問題の場面は、後半エバートンが2点目を決める直前に発生。フェルナンデスがボールを失った後に、ハーフウェーライン付近でエンディアイエに背後からスライディングタックルを仕掛けた。これに激怒したエンディアイエが詰め寄り、両者は体を激しく突き飛ばし合い、殴り合い寸前の状態に。審判は試合を止めずプレーを継続させたが、その直後にユナイテッドはFWアマド・ディアロのオウンゴールで失点した。 先制点は前半19分、ユナイテッドが獲得したペナルティキックによるものだった。エバートンのDFジェームス・ターコウスキーがディアロをペナルティエリア内で倒し、フェルナンデスがこれを冷静にゴール右隅へ決めた。エバートンは前半終了5分前に反撃し、MFイドリッサ・ゲイェの正確なクロスを受けたエンディアイエが落ち着いてフィニッシュを決め、試合を振り出しに戻した。 ユナイテッドは後半69分に再び勝ち越しに成功する。ペナルティエリア内でMFメイソン・マウントが素早く反転し、GKジョーダン・ピックフォードの守るゴールを破った。だが、その数分後のオウンゴールにより、試合は最終的に2-2で終了した。 ユナイテッドは次戦9日に、セリエA所属のフィオレンティーナをホームのオールド・トラッフォードに迎える予定。さらにその翌週18日にホームでアーセナルとのプレミアリーグ開幕戦に臨む。
「ガンバ大阪から海外移籍。高橋隆大デビューも“3部史上初のダービー”で決定機逸」 かつてガンバ大阪、奈良クラブ、ギラヴァンツ北九州に在籍していたMF高橋隆大は、現在グアラニでプレー。8月2日開催のブラジル3部リーグ戦でトップチームデビューを飾ったが、厳しい結果に終わっている。 現在20歳の高橋は、4月のリーグ戦開幕から全試合でベンチ外と、トップチームで厳しい立場に置かれていたが、2日に行われたポンチ・プレッタ戦で途中出場。グアラニ対ポンチ・プレッタという3部リーグにおける史上初のカンピナス・ダービー(ダービーマッチ)で76分からピッチに立ったが、試合終盤に決定機を逃している。 グアラニの情報に詳しいルーカス記者は「高橋はグアラニにとって嬉しいサプライズだ。チームが同点に追いついた直後に投入され、堂々とした姿勢とメンタリティでトップチームデビューを果たした」と一定の評価を与えた一方で、「彼は試合を決定づける場面でボールを足元に収めたが、左足から放ったシュートはわずかに枠の外に外れ、勝ち越しのチャンスを逃した」と決定機を逃したシーンに落胆している。 高橋はG大阪ジュニアユースや静岡学園高校を経て、2023年にG大阪のトップチームへ加入も、プロ1年目から奈良クラブへ期限付き移籍。2024シーズンは北九州へ期限付き移籍し、J3リーグで14試合に出場していたが、2025年1月に同クラブ退団が正式決定。G大阪復帰と思われたが、3月にG大阪からグアラニへ完全移籍している。 グアラニで元大分トリニータ所属のブラジル人FWサムエルとチームメイトになった高橋。サムエルは以前、現地メディアのインタビューにい応じた際、日本人アタッカーがチームに馴染むために努力していることを明かしていた。ダービーマッチで引き分けに終わったとはいえ、チームメイトからサポートを受けながら次戦以降で結果を残したいところだ。
「アーセナル、驚異的若手をすでに保有、ギェケレシュよりも価値高いと話題に」 今2025/26シーズンのプレミアリーグで悲願の優勝を目指すアーセナルは、ミケル・アルテタ監督を中心に、アンドレア・ベルタ氏らクラブの首脳陣とともに今2025年夏の移籍市場で積極的な動きを見せており、攻撃力強化に向けた本格的な補強が進んでいる。 その中で最も注目されたのは、ポルトガル1部スポルティングCPからアーセナルへ加入したスウェーデン代表FWビクトル・ギェケレシュだ。移籍金は約6,350万ポンド(約124億3,213万円)に上り、クラブ史上5番目の高額取引となった。 しかし、アーセナルのクラブ内部にはギェケレシュをも上回る市場価値を持つ若手選手が存在するとUKメディア『Football FanCast』が伝えた。 その選手は若干18歳のMFイーサン・ヌワネリである。2023年に15歳でアーセナルのトップデビューを果たしている同選手は、昨シーズンに本格的な飛躍を遂げた。 オランダの移籍情報に精通するサイト『Football Transfers』による同選手の評価額は約7,400万ユーロ(約127億3,902万円)で、ギェケレシュの移籍金を上回っている。 ヌワネリは昨シーズン1,378分間の出場で9ゴール2アシストを記録。得点関与は125.27分に1回という効率で、プレミアリーグやUEFAチャンピオンズリーグという最高峰の舞台で結果を残した。 アメリカのデータサイト『FBref』によると、ヌワネリは欧州5大リーグの攻撃的ミッドフィールダーおよびウインガーの中で、ドリブル成功数は上位1%、ペナルティエリア内へのクロスは上位4%、ボールキャリー距離は上位7%に入っており、将来のスター候補としてすでに特別な評価を受けている。 今シーズン、同選手が活躍した場合、同選手の市場価値はさらに上がることが予想される。
「元新潟の稲村隼翔の去就は?セルティック監督「レンタルで武者修行に…」」 日本代表のFW前田大然、MF旗手怜央、FW山田新、そしてDF稲村隼翔が所属するスコティッシュ・プレミアシップのセルティックは、8月4日セルティック・パークで行われるセント・ミレンとのリーグ開幕戦を控える中、左サイドバックの補強について検討を続けているようだ。 そんな中、セルティックの指揮官ブレンダン・ロジャーズ監督は、J1のアルビレックス新潟から今2025年夏にクラブへ加入した左利きの稲村の起用方針について言及。7月に約25万ポンド(約5千万円)で加入した同選手について、プレシーズンでのパフォーマンスを受けて評価していると明かした。 現地2日午後に行われた記者会見でロジャーズ監督は稲村の現状について、「毎日しっかりとチェックしていて、稲村のプレーのいくつかの側面を非常に注意深く確認している」と発言。 また「彼はよくやっているし、今月末までには、今後に向けて適切な決断を下したい」と語った。 その上で、「稲村については最初から、加入後にレンタルで武者修行に出すという計画だった。本人にもそう伝えていた。でも実際に合流してからの適応ぶりは良く、これから数週間の様子を見て判断したい」と慎重な姿勢を示した。 一方で、セルティックからは若手DFミッチェル・ロバートソンが、スコットランド・リーグ1(3部)のインバネス・カレドニアン・シッスルへ今2025/26シーズン終了までの期限付き移籍が発表。 そんな事情もあり、稲村がクラブに残る事になるのか、それともレンタルに出されるのか、今後の同選手の去就に高い注目が集まっている。
「鎌田大地が所属のクリスタル・パレスが23歳のラ・リーガDF獲得に迫る」 プレミアリーグの日本代表MF鎌田大地が所属するクリスタル・パレスが、移籍市場でようやく本格的に動きを見せ始めている。昨2024/25シーズンのラ・リーガで躍進したジローナに所属する右サイドバックが、新たな戦力として加わる可能性が高まっている。 ジローナに所属する23歳の右サイドバック、DFアルナウ・マルティネスについて、パレスが獲得に向けて交渉を進めており、移籍金は約1,000万ユーロ(約17億円)とされている。 フランスメディア『Foot Mercato』によれば、両クラブの移籍取引が合意間近と報じられており、マルティネスはパレスにとって今2025年夏初の主要補強選手の一人になる見通しだ。 マルティネスは昨シーズン、ジローナで公式戦39試合に出場し、チームの守備陣において重要な役割を果たした。ウイングバックとしてのプレーも可能で、パレスのオリバ―・グラスナー監督が好む戦術的要件にも合致する。現在の同ポジションにはDFダニエル・ムニョスがいるが、シーズン開幕を控える中でチームの強化が急がれている。 一方で、パレスは主力選手の流出も見込んでいる。クラブに所属するイングランド代表DFマルク・グエイとMFエベレチ・エゼに関しては、高額な移籍金を得る可能性が高く、放出が既定路線なのかもしれない。 なお、複数のメディアの情報によると、エゼに関しては移籍市場の終了までにアーセナルが正式オファーを出すと伝えられており、選手本人も移籍に前向きとされている。これらの動きを受け、パレスはチーム戦力の低下を避けるために、迅速な選手補強を迫られそうだ。
「永久追放の可能性があったブラジル代表ルーカス・パケタの八百長疑惑は?」 プレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドのグラハム・ポッター監督が、8月4日に行われるボーンマスとのプレミアリーグ・サマーシリーズを前にした記者会見にて、チームの現状について語った。その中で、クラブにとって重要な2選手の立場が明らかにされた。 UKメディア『BBC』が8月3日に伝えたところ、ウエストハムに所属するブラジル代表MFルーカス・パケタは、イングランド・サッカー協会(FA)によっておよそ2年にわたり調査を受けていた。 その調査内容は、賭け市場への影響を目的として、パケタが意図的に警告を受けたという八百長疑惑だったが、最終的に処分なしと判断された。仮に同選手が有罪とされていれば、サッカー界からの永久追放の可能性もあったという。 また、FAがパケタに対して処分を行わないと判断した理由を記した文書は、現時点でまだ公表されていない。そのため、パケタがこの件について、長期にわたる調査により名誉やキャリアに損害を受けたとして、FAに対して法的措置を取るかどうかも明らかになっていないと同メディアは伝えている。 ポッター監督は「パケタはクラブに献身的で、ロッカールームでも大切な存在だ。我々は彼を愛している」とクラブの公式サイトで述べ、復帰を歓迎した。また、「個人としてこの困難を乗り越えた彼自身と、支えてきた家族や関係者に敬意を表する」とも語っている。 一方、長年クラブに貢献してきたが契約満了により無所属となっているFWマイケル・アントニオ(2015-2025)については、同監督の今2025/26シーズンの構想に含まれていないことも明らかになった。
「ビニシウスJr.、レアルとの契約交渉が難航、両者の間に大きな隔たり」 ラ・リーガのレアル・マドリードに所属するブラジル代表FWビニシウス・ジュニオールとクラブの契約延長交渉が停滞しているようだ。 UKメディア『Daily Mail』の報道によると、同選手とクラブとの契約交渉再開の見通しは立っておらず、関係者によると早くても2026年以降になる見込みとされている。 スペインのラジオ番組『El Larguero』によると、ビニシウスは税引き後で年俸2,500万ユーロ(約42億7,232万円)以上を求めている一方、クラブ側の提示は年俸2,000万ユーロ(約34億4,221万円)前後にとどまっており、大きな開きがあるという。この条件は週給換算で税引き前約6,654万円に相当する。 クラブ側は提示額を適正と考えているが、選手側の関係者は「この金額で合意するのはばかげている」とコメントし、他選手の給与に関係なくビニシウスがその額を要求していると同メディアは伝えている。 ビニシウスは、クラブと2027年6月末までの契約を結んでおり、以前は「長くマドリードに残りたい」と公言していた。今年2月には「契約延長についてクラブと話し合えるのはワクワクする」と語り、「交渉が数日以内にまとまり、長く在籍できるようになることを願っている」とも述べていた。 しかし現在は交渉が完全に中断された状態で、マドリード側の忍耐も限界に近づきつつあるとのことだ。選手には10億ユーロ(約1,734億5,361万円)という破格の契約解除金が設定されているが、クラブは同選手の要求が緩和されなければ移籍のオファーを検討する可能性があるとも。 ビニシウスは2018年に18歳でマドリードへ加入し、これまでに322試合に出場して106ゴールを記録している。
「秋田に大敗後“黒カーテン”…ジュビロ磐田ホーム戦でサポーター騒然!真意は?」 ジュビロ磐田は8月2日に行われた明治安田J2リーグ戦で、ブラウブリッツ秋田に1-4と敗北。試合後、ヤマハスタジアムの一部設備を巡り、ファン・サポーターの間で議論が白熱している。 磐田は13分にFW佐藤凌我のゴールで先制も、21分に失点。30分に勝ち越しゴールを許すと、後半に2失点。FWグスタボ・シルバやFW渡邉りょうを投入するジョン・ハッチンソン監督の采配は実らなかった。 試合後、メインスタンド側でゴール裏から近い場所には、黒いカーテンが設置されたことが話題に。カーテン設置の真意は不明だが、Xで設置の様子が拡散されると、大敗を喫しただけに磐田サポーター等から不満の声が挙がっている。 磐田は公式サイトを通じて、ヤマハスタジアムの観戦マナーを案内。「セキュリティの観点から選手動線にトンネルおよびカーテンを設置いたします」としているが、Xでのポストのみでは、メインスタンド側でゴール裏から近い場所に設置された黒いカーテンが、セキュリティ目的のものであると断定することはできない。 なお、磐田は秋田戦で黒星を喫したとはいえ、J1自動昇格ラインから勝ち点4差の8位。水戸ホーリーホックが直近5試合で4勝1分と好調であるとはいえ、まだ昇格の可能性は十分残されている。 2024シーズンの一部公式戦でも、試合後に設置された黒いカーテン。設置目的を知りたいと思っているファン・サポーターは一定数存在するはずだ。
「コルトレイク藤井陽也、名古屋グランパス復帰へ!「本人前向き」移籍金3.3億円未満か」 日本代表DF藤井陽也は当初、ベルギー2部降格のKVコルトレイクに残留する可能性が報じられていたものの、ここに来て名古屋グランパス復帰に向かっている模様。横浜F・マリノスへの復帰が決定的であるDF角田涼太朗と同じく、コルトレイクを退団する見込みだという。 藤井の去就を巡っては、ベルギーメディア『Voetbal』が5月の時点で「彼はFIFAワールドカップ北中米大会での日本代表入りを目標としており、来季は必ず高いレベルの場所でプレーしたいと考えている」と報道。一部ではブンデスリーガ昇格組ハンブルガーSVへの移籍が噂されたが、7月までに欧州5大リーグへのステップアップは実現しなかった。 怪我により6月開催の一部練習試合を欠場していた藤井だが、現地メディア『HLN』は8月2日に「藤井は日本へ戻る」とリポート。「名古屋は藤井を呼び戻す予定だ。すでにコルトレイクにオファーを提示している。藤井本人も名古屋復帰に前向きだ」と報じている。 また、藤井の市場価値は200万ユーロ(約3億3,000万円)であるが、記事では「2026年に上昇する可能性は低い」と指摘。名古屋の提示額は報じていないものの、200万ユーロより低い金額である可能性が考えられる。 現在24歳の藤井は、2024年1月に名古屋からコルトレイクへ期限付き移籍すると、2023/24シーズンの残留プレーオフでの活躍が評価され、6月に完全移籍へ移行。新たに2028年6月までの複数年契約を結んで臨んだ2024/25シーズンはリーグ戦22試合に出場。2025年1月に脛の手術のため戦列を離れていたが、復帰後も主力選手として活躍していた。 度重なる怪我に泣かされ、欧州でステップアップ移籍とはならなかった藤井。W杯日本代表入りという目標を掲げているものの、古巣で再起を図ることになりそうだ。
「守護神探すマンU、レアル控えGKルニンを狙う?ニューカッスルも関心」 マンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)は、昨季のプレミアリーグでクラブ史上最低の15位でフィニッシュ。守護神のカメルーン代表GKアンドレ・オナナはスーパーセーブを連発した一方で、ミスも目立ったこともあり、スタメンを外れることもあった。 スペイン『Fichajes』によれば、ユナイテッドはトルコ代表GKアルタイ・バユンドゥルの退団を考慮しており、オナナとポジション争いできる新守護神候補を探し続けているという。そして、ルベン・アモリム監督は不測の事態に備えてクオリティの高い選手を考えているようだ。 その候補にリストアップしているのがレアル・マドリード(スペイン1部)でプレーするウクライナ代表GKアンドリー・ルニン(26)だという。ただ、サウサンプトン(イングランド2部)のイングランド代表GKアーロン・ラムズデールの獲得に迫っているとされているニューカッスル・ユナイテッドも同選手に目を光らせているようだ。 2018年夏にマドリードへ加わったルニンはスペインの複数クラブへのレンタル移籍を経験。長らくは控えGKだったが、ベルギー代表GKティボー・クルトワが長期離脱した23-24シーズンは守護神としてチャンピオンズリーグ(CL)制覇やラ・リーガ優勝にも大きく貢献した。 昨季は再び控えGKに戻ってしまったルニンに関してマドリードは移籍交渉に応じるつもりはないとのこと。そのため、ユナイテッドは選手本人を説得するためにさらなる努力する必要があるようだが、どのような結末が待っているのだろうか。
「アーセナル主将ウーデゴール、アルテタ監督が期待するギェケレシュとの連携に自信」 プレミアリーグのアーセナル主将MFマルティン・ウーデゴールが、クラブに加入したFWビクトル・ギェケレシュとの早期の連携が実現するとと考えているようだ。 UKメディア『Express』は、昨2024/25シーズンのウーデゴールは、前線に本職のセンターフォワードがいなかった影響で調子を落とした場面もあったと伝えている。ミケル・アルテタ監督はその課題を解決すべく、ギェケレシュを獲得した。 ノルウェー代表のウーデゴールは、スウェーデン出身のギェケレシュと好連携を築けると語ったことを同メディアは伝えた。 「言語の点でもギェケレシュを助けやすかった。自分たちの言語で会話できるし、スカンジナビア人同士はつながりやすい。とても自然なことだ」 アルテタ監督とアーセナルのサポーターは、ギェケレシュがポルトガル1部のスポルティングCP時代(2023-2025)に見せた得点力をそのまま再現することを期待しているが、そのためにはウーデゴールら中盤の供給が重要になる。 また、ギェケレシュはアーセナルで数々のレジェンドが背負ってきた象徴的な背番号14番を受け継いでいる。 また、同メディアによると、背番号について同選手は、「(過去に14番をつけていた)ティエリ・アンリ(2014年引退)と比べられたいとは思っていない。彼は素晴らしい選手だったが、自分とは違う。自分のスタイルでプレーし、自分の良さを見せたい」と述べている。 また、アルテタ監督はギェケレシュとの面談時に同選手が、クラブやその歴史、背番号の持つ意味について話す様子から、ギェケレシュがすでにクラブに強い思い入れを持っていることが伝わったという。
「トッテナムがアーセナルを出し抜く可能性、創造性あふれるMF獲得に動く」 プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーは今2025年夏、一時は同リーグのノッティンガム・フォレストのMFモーガン・ギブス=ホワイトの獲得に関して交渉がまとまったと見られていたが、最終的にフォレストのオーナーであるエバンゲロス・マリナキス氏が介入し、移籍を破談にさせた。 一方で、同リーグのウェストハム・ユナイテッドに所属していたMFモハメド・クドゥスに対しては、トッテナムが移籍金5500万ポンド(約109億7,438万円)で合意。トーマス・フランク監督の下で新2025/26シーズンのプレミアリーグに臨むことが決定している。 こうした中、トッテナムがアーセナルを含む複数クラブを相手に創造性あふれるミッドフィルダーの争奪戦に参戦したと報じられている。 UKメディア『TBR Football』によれば、トッテナムはEFLチャンピオンシップに降格したレスター・シティに所属するモロッコ代表MFビラル・エル・カンヌスの獲得に関心を示しているようだ。 しかし、2か月以上前から同選手にアーセナルも関心を示しており、争奪戦が発生する可能性を同メディアが指摘。アーセナルはすでにクラブ上層部も同選手獲得を認めていたが、ここへ来てトッテナムのダニエル・レビィ会長が割安な同選手の移籍金に目をつけたことで、両クラブが火花を散らす構図となっているようだ。 さらに同リーグのニューカッスル・ユナイテッドやリーズ・ユナイテッド、ウェストハム・ユナイテッドもまた同選手に注目しているようだ。 エル・カンヌスは昨2024/25シーズンのプレミアリーグで5ゴールに関与しており、レスターの降格を食い止めることはできなかったものの、その技術力には高い評価が集まっている。 市場価値2,800万ユーロ(約48億3,040万円)とされる同選手は移籍金が引き下げられる可能性もあり、プレミアリーグの複数クラブにとって現実的な獲得ターゲットとなっているようだ。
「横浜FM戦でゴールを決めたビルツが受け取った珍しい贈り物が話題に」 プレミアリーグのリバプールは7月30日、日本で行われた横浜F・マリノスとの親善試合に3-1で勝利した。リバプールはアルネ・スロット監督のもと、若手と新戦力を交えた編成でプレミアリーグ開幕に向け準備を進めている。 この試合で先制点を挙げたのは、リバプールに新加入したドイツ代表MFフロリアン・ビルツだった。この試合のマン・オブ・ザ・マッチに選出された同選手には、報酬として100万円が贈られた。しかし、これがUKメディア『Sportbible』で「珍しい贈り物」として取り上げられた。その理由は明確で、100万円はポンド換算で約5000ポンド。欧州のトップクラブで活躍する選手に対する報酬としては少額とされ、記事ではその金額に注目したようだ。 また、この試合、ビルツのゴールも注目を集めたが、その他の新加入選手も出場した。ブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトから今2025年夏にリバプールへ加入したFWウーゴ・エキティケ、絶対的な守護神GKアリソン・ベッカーが私的な理由で不在となったため、新加入のGKギオルギ・ママルダシュビリがゴールを守った。さらにDFミロシュ・ケルケズとDFジェレミー・フリンポンも出場した。 リバプールは今後、8月5日にホームのアンフィールドでラ・リーガのアスレティック・ビルバオと親善試合を行い、10日にはFAコミュニティ・シールドでクリスタル・パレスと対戦。15日にはボーンマスをホームに迎えて新2025/26シーズンのプレミアリーグ開幕戦を行う予定となっている。
「アーセナルに対して値引きの動き?レアル所属ロドリゴの無言メッセージが話題に」 プレミアリーグのアーセナルは今2025年夏すでに複数の選手を獲得している中、さらなる戦力追加の可能性が噂されている。GKケパ・アリサバラガ、MFマルティン・スビメンディ、MFクリスティアン・ノアゴール、FWノニ・マドゥエケ、DFクリスティアン・モスケラ、そしてFWビクトル・ギェケレシュも加入し、チームの強化が図られた。 そうした中で、左ウイングの補強が未解決の課題として残っており、クリスタル・パレス所属のFWエベレチ・エゼのほかに、ラ・リーガのレアル・マドリード所属のブラジル代表FWロドリゴの名も依然として様々なメディアの報道に名前が挙がり続けている。 ロドリゴは現在、スぺインのイビサ島でバカンス中で、ハンモックに横たわる自身の姿を、島の絵文字とスペイン国旗とともにインスタグラムのストーリーに投稿した。投稿にコメントは添えられておらず、移籍報道が続く中での沈黙に対して、UKメディア『football.london』は、この投稿を「無言のメッセージ」と見出しで表現し、移籍報道との関連に注目した。 また、同選手の移籍金に関する動きに関して、これまで様々なスペインメディアは、ロドリゴの放出にあたってマドリードが7700万ポンド(約153億円)を要求していると報じてきた。 しかし、同メディアによるとマドリードは移籍市場閉幕までに同選手の売却を優先するため、金額の引き下げを検討しているとも伝えた。なお、ロドリゴはマドリードとの契約をあと3年残しており、どの程度まで移籍金が譲歩可能かは現時点で不明。 ロドリゴは現在24歳。スペイン国内の複数メディアによれば、本人は移籍を志願しているわけではないものの、マドリードのシャビ・アロンソ監督の構想外となっている可能性が度々指摘されている。 ロドリゴはFIFAクラブワールドカップ2025で3試合に出場したものの、出場時間は合計92分。唯一の先発はグループステージ初戦のアル・ヒラル戦(1-1)のみだった。
「ベトナム代表監督の奇策が波紋。「狡猾」「卑怯」ロングスロー封じに賛否」 ASEAN U-23選手権(マンディリカップ)2025の決勝が、7月29日夜にジャカルタのゲロラ・ブン・カルノ・スタジアムで開催され、U-23ベトナム代表がホームのU-23インドネシア代表を1-0で下し大会3連覇を達成した。この試合では、ベトナム代表を率いる韓国人指揮官のキム・サンシク監督が、インドネシアのロングスロー攻勢を封じるために見せた秘策が話題となっている。 インドネシア代表と言えば、かつて東京ヴェルディに所属していたDFプラタマ・アルハンが“ロングスローの名手”として有名だが、今回のU-23代表でもMFロビ・ダルウィスがロングスローを連投し、インドネシアの大きな武器の一つとなっていた。 ベトナムは前半37分に19歳の新鋭MFグエン・コン・フオンのゴールで先制。後半圧力を強めてきたインドネシアはロングボールを多用して、じりじりとベトナムを追い詰めた。これに対し、ベトナム陣営は後半終盤、自陣テクニカルエリア前にペットボトルをずらりと並べロングスローを妨害。試合を観ていた東南アジア各国のファンたちはSNS上で「狡猾」「キム監督はロングスローを無効化する秘策を思いついた」などとコメント。インドネシアのファンからは「スポーツマンシップに反する」「卑怯」など批判が殺到した。 この作戦に苛立ったインドネシアのアシスタントコーチが、ベトナムのテクニカルエリアに侵入してペットボトルを蹴り飛ばし、退場処分となる一幕もあった。試合終盤にはインドネシアがロングボール攻勢を仕掛けるシーンもあったが、足元に並べられたペットボトルに気を取られたのか、決定的なボールを投げることはできずにベトナムが1-0で逃げ切った。 試合後の記者会見でキム監督は「暑かったので、選手たちが給水しやすいようにペットボトルを並べていただけで、他の目的はなかった」と述べ、ロングスロー妨害を否定した。一方、敗れたインドネシア代表は指揮官の交代を決定。これにより、ジェラルド・ファネンブルグ監督(元ジュビロ磐田)が年末の東南アジア競技大会(SEA Games)を指揮することはなくなった。
「パリ五輪日本代表FW斉藤光毅がベルギー2部でプレー?イングランド移籍報道も…」 横浜FC出身のパリ五輪U23日本代表FW斉藤光毅は、2024/25シーズン限りでイングランド2部QPRを期限付き移籍期間満了により退団。レンタル元のベルギー2部ロンメルSKでプレーする可能性がある一方、イングランド2部再挑戦の可能性も報じられている。 現在23歳の斉藤は、2020シーズン終了後に横浜FCからロンメルへ移籍。2022年夏から2シーズンにわたりオランダ1部スパルタ・ロッテルダムへ期限付き移籍すると、2年目の2023/24シーズンに16試合のスタメン出場で3ゴール5アシストをマーク。複数クラブからの関心が取りざたされる中、パリ五輪終了後にQPRへレンタル移籍している。 イングランド2部リーグでは、39試合の出場で3ゴール2アシストをマークした斉藤だが、怪我によりシーズンラスト3試合はメンバー外。現地では同選手の完全移籍移行を望む声が挙がっていたが、1シーズン限りでチームを去った。 そんな斉藤について、ベルギー『HBVL』は7月29日に「彼はロンメルのトレーニングに合流」とリポート。「彼は2021/22シーズン以来、ロンメルでプレーしていない。直近2年間はオランダ1部、イングランド2部へレンタル移籍していた」「2025/26シーズンにベルギー2部でプレーするとなれば、驚くべきことだ」と伝えている。 一方、英メディア『ポーツマスニュース』は6月末の時点でイングランド2部ポーツマスFC移籍の可能性を報道。これによると、同クラブは2024/25シーズンのイングランド2部リーグ戦で7ゴール14アシストをマークしたFWジョシュ・マーフィーに退団の可能性があるとのこと。マーフィーにかわるアタッカーの候補のひとりに日本人選手の名前が挙がっているというが、実現の可能性は不透明とみられる。
「清水幹部激白!福田師王、J経由せず海外移籍の裏側「沢山オファーを…」ボルシアMG退団報道も」 ボルシアMGで日本代表DF板倉滉とチームメイトの元U20日本代表FW福田師王は、ホルシュタイン・キールからFW町野修斗が加入したこともあり、移籍の可能性が浮上している。そんな福田がJリーグを経由せずに海外挑戦した背景を、清水エスパルスの反町康治GM(ゼネラルマネージャー)が明かしている。 現在21歳の福田は、2023年に神村学園高等部からJリーグを経由せず、ボルシアMGへ加入。セカンドチームの一員としてドイツ4部リーグで結果を残すと、2024年1月にトップチームへ昇格。2023/24シーズン後半はブンデスリーガで5試合に出場したほか、トップチーム昇格後もドイツ4部リーグでコンスタントにプレーしていた。しかし、2024/25シーズンはブンデスリーガ6試合の出場で1ゴールと、トップチームで出場機会を確保できず。同じくストライカ-の町野がボルシアMGへ移籍すると、ドイツ紙『RP』は「福田がドイツ2部、3部所属クラブへレンタル移籍する可能性が高い」と伝えている。 一方、テレビ静岡の公式YouTubeチャンネルで7月29日に公開された『サカろう』では、高校や大学等からJリーグクラブを経由せずに海外へ移籍することの是非が議論のテーマに。一部出演者から反対意見が出るなか、反町GMは福田の海外挑戦の裏側について、こう語っている。 「福田がJリーグのクラブからたくさんオファーをいただいて、その中で海外を選んだのは、(下部組織の)カテゴリーがちゃんとしたチームがある。例えばボルシアMGにはU19がある。(トップチーム昇格までの道のりについて)ちゃんとしたプレゼンテーションをされたら…。『神村学園の先輩、大学進学で3年間試合に出ていない』『Jクラブ行ったら、2年間出ていない』なんて言われたら、本人も『まずU19で自分の可能性を試したい』と思うのは普通」 ボルシアMGの下部組織で結果を残し、欧州挑戦決定からわずか1年でトップチーム昇格を勝ち取った福田。Jリーグクラブや大学での出場機会が保証されていないことも、海外移籍を後押ししたとみられるが、2025/26シーズンの成績が海外でのキャリアの行方を左右しそうだ。
「セレッソ大阪移籍報道も!浦和レッズ井上黎生人のSNS投稿文修正が話題沸騰」 浦和レッズ所属DF井上黎生人には、セレッソ大阪移籍の可能性が報じられているが、報道前のインスタグラムアカウントにおけるSNS投稿が話題を呼んでいる。 井上は7月29日夜にインスタグラムを更新。MF中島翔哉、GK牲川歩見とのスリーショットをアップした上で、「翔哉さんと牲さんありがとうございました」とコメントを添えている。この投稿文が食事会の開催に対して感謝の言葉と解釈される一方で、一部では中島や井上の移籍を予想する声が一部で挙がっていた。 すると、当該コメントは投稿からおよそ2時間後に「ご馳走様でした!」という文言に修正。修正後に一部でC大阪移籍の可能性が報じられると、井上が食事会で中島や牲川に退団の報告をした可能性が指摘されている。 現在28歳の井上は、2015年に鹿児島実業高校からガイナーレ鳥取へ加入。鳥取で6年間過ごした後、ファジアーノ岡山、京都サンガを経て、2023シーズン終了後に浦和へ移籍。加入1年目はJ1リーグ戦で16試合の出場にとどまると、今季はここまでリーグ戦でわずか2試合の出場。DFマリウス・ホイブラーテンやDFダニーロ・ボザのセンターバックコンビが健在であるだけに、プレータイムを確保できていない。 なお浦和は2025年6月以降の移籍ウィンドウで、FW高橋利樹を清水エスパルスへ完全移籍により放出したほか、FW二田理央やFW長倉幹樹らも期限付き移籍によるクラブを去っている。加入選手がFW小森飛絢、GK松山健太の2選手にとどまっているなか、井上のインスタグラム投稿文修正が何を意味するのか、多くのファン・サポーターが気にしているだろう。
「中村敬斗、ランス退団か!投稿削除で「関係破綻」「不満高まっている」」 スタッド・ランス所属の日本代表FW中村敬斗は、日本ツアーに帯同せず。古巣ガンバ大阪との直接対決を前に、インスタグラムアカウントで同クラブ関連の投稿がすべて削除され、移籍の可能性が取りざたされるなか、フランスでは両者の関係悪化が報じられている。 中村の日本ツアー欠席を巡っては、ランスの広報担当者がモンテディオ山形戦前に「体調不良が理由」と説明。試合後にはカレル・ヘラーツ監督が「彼は練習にも遠征にも参加できない」「医師の診断書を取得している」などと、コンディション不良を強調している。 突然のインスタグラム投稿削除を受けて、移籍、G大阪戦欠場の可能性が指摘されているが、現地メディア『ランスVDT』は中村の現状についてこう伝えている。 「中村の件がクラブを揺さぶる中、新指揮官が単独ですべてのコミュニケーションを担っている。首脳陣からの発言は一切ない。その間、彼に関する情報がない状態で、首脳陣に対する不満が高まっている、特に日本のコミュニティで。この沈黙がだんだん習慣になってきた…」 また、日本人選手の移籍市場に精通しているジャーナリストのダニーロ氏は「中村とランスの関係が破綻。彼はインスタグラムでランスのユニフォームを着た投稿をすべて削除し、フォローも外した。移籍を望んでいるが、ランスは反対している模様」などと伝えている。 一方、ランスとの契約を2028年6月まで残している中村の去就を巡っては、フランス『L'union』が7月4日にクラブ幹部の話として「彼は残留する見込み」と報道。しかし、本人が16日開催のトレーニングマッチを欠場すると、「出場リストに彼の名前があったにもかかわらず、1分もプレーしなかった。ウォーミングアップすらしていない」「試合後、監督は中村について全くコメントしていないが、それはサインなのだろうか?」と報じている。日本代表MF守田英正擁するポルトガル1部スポルティングCPからの関心も取りざたされているが、果たして中村はこのままランスを去るのだろうか。
「アーセナルは新シーズン、プレミアリーグ優勝を果たせるか?試合日程から読み解く」 3年連続で惜しくもタイトルを逃したプレミアリーグのアーセナルは、全ポジションに実力のある選手が揃い、充実した選手層と、戦術面での一貫性を武器に今2025/26シーズンへ臨む。だが、優勝争いの行方を左右するのは上記の条件だけではない。試合日程や試合のタイミング、ケガ人の状況が結果に直結する。 アーセナルの開幕戦(8月18日)はアウェイでのマンチェスター・ユナイテッド戦。その後はホームで日本代表MF田中碧が所属するリーズ・ユナイテッド戦(24日)、続いてアウェィでのリバプール戦(9月1日)が控えている。第1〜8節は、ホームでのマンチェスター・シティ戦(22日)やアウェイでのニューカッスル・ユナイテッド戦(29日)を含み、リーグの中で最も過酷な序盤日程と言えるだろう。アーセナルの平均対戦難易度は1.94で、リバプールの1.91、シティの1.81を上回る。 年末年始の過密日程(第17〜20節)でアーセナルは、アストン・ビラ戦(12月7日)やブライトン・ホーブ・アルビオン戦(28日)、エバートン戦(21日)をこなす。この期間の平均対戦難易度は1.81で、リバプールの1.19よりも明らかに厳しく、選手層の厚さが試されそうだ。 年明け後の6試合(第21〜26節)では、リバプール(2026年1月8日)、マンチェスター・ユナイテッド(25日)、トッテナム・ホットスパー(2月22日)との試合が予定されており、平均難易度は1.75。この期間は逆にリバプール(1.96)やシティ(2.00)の方が厳しい。 シーズン終盤(第27〜38節)のアーセナルの平均対戦難易度は1.71で、リバプール(1.75)、シティ(1.73)と拮抗している。アウェイでのシティ戦(4月18日)を含んでおり、この時期にクラブがどの順位に位置しているか気になるところだ。 今シーズン全体を通じて、3チーム(アーセナル、リバプール、シティ)の合計難易度はほぼ同等。アーセナルは序盤の厳しさを乗り越え、年末年始を安定して乗り切ることができれば、優勝への現実的な道が開かれる可能性もありそうだ。
「広島FW中村草太に欧州移籍論!蘭方面から「プロ1年目としては驚異的」」 サンフレッチェ広島所属の日本代表FW中村草太は、海外移籍の可能性がある逸材として、早くもオランダ方面から熱視線が注がれている。 現在22歳の中村は、前橋育英高校や明治大学を経て、2025年に広島へ加入。プロ1年目の今季は、ここまでJ1リーグ戦23試合の出場で3ゴール6アシストをマークしているほか、AFCチャンピオンズリーグ2でも4ゴール。2025年7月のE-1選手権の香港戦でゴールを決め、鮮烈な日本代表デビューを飾っている。 MF中島洋太朗らとともに広島屈指の有望株として知名度を高めている中村だが、同選手にはオランダメディア『huiskamerscout』のジャーナリストであり、日本サッカーに精通しているヘラルド氏が関心を寄せている。 ヘラルド氏は7月28日、Xで「今季のJリーグで最も注目を集める新星のひとり」と評すると、サッカーサイト『Sofa Score』のデータをもとに「ドリブル面はまだ改善が必要だが、それ以外はプロ1年目としては驚異的な成績だ」と絶賛。「彼のスター性が際立っている。欧州クラブが彼に関心を寄せるまで、そう長くはかからない。(欧州へ)移籍するかもしれない」と、海外移籍論を唱えた。 なお、中村の去就を巡っては、2025年4月の時点で2023/24シーズンのAFCチャンピオンズリーグ覇者であるUAE1部アル・アインからの関心が報じられていたほか、ベルギー『Voetbal』は同国1部シント=トロイデンVV移籍の可能性を伝えていた。
「高井幸大の後釜で川崎移籍秒読み!元クロアチア代表ウレモヴィッチが契約解除」 川崎フロンターレは先日、日本代表DF高井幸大をトッテナム・ホットスパーへ完全移籍により放出。高井にかわる即戦力センターバックとして、クロアチア1部ハイドゥク・スプリトから元クロアチア代表DFフィリップ・ウレモヴィッチを獲得する見込みだが、29日になってハイドゥク・スプリト側に新たな動きがあったという。 ウレモヴィッチの去就を巡っては、現地メディア『24sata』が7月20日に日本とサウジアラビア国内クラブからのオファーを報道。すると、クロアチア『sportnet』は21日に「ハイドゥク・スプリトで年俸80万ユーロ(約1億3,800万円)を受け取っていたウレモヴィッチは、高額オファーの容認により、日本へ行くことが決まった」とリポート。移籍金が150万ユーロ(約2億5,900万円)だと伝えると、現地メディア『Nogometne vijesti』は移籍先が川崎だと報じている。 この川崎移籍報道からおよそ1週間が経過したが、同クラブは28日時点で元クロアチア代表センターバックの獲得は公式発表していない。ただ、クロアチアサッカー協会が28日に発表した資料では、ウレモヴィッチはハイドゥク・スプリトを契約解除により退団。川崎移籍は秒読み段階に入ったとみられる。 現在28歳のウレモヴィッチは、身長184センチで右利きのセンターバック。クロアチア1部ディナモ・ザグレブ、ロシア1部ルビン・カザン、イングランド2部シェフィールド・ユナイテッドなどを経て、2022年夏にヘルタ・ベルリンへ加入も、わずか1年でハイドゥク・スプリトへ移籍している。 そのハイドゥク・スプリトでは、加入1年目から主力センターバックとして活躍。2024/25シーズンもクロアチア1部リーグ戦31試合でスタメン出場したほか、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ予選でも全4試合で先発していた。
「日本代表は「移民少ない」JFAスポンサー指摘!清水幹部は鈴木彩艶らハーフ巡り私見」 参議院議員選挙で争点のひとつとなった外国人問題。移民に対する対応を巡り意見が分かれるなか、日本サッカー界でも移民選手に関する議論が白熱。GK鈴木彩艶(パルマ)などハーフの選手による日本代表での台頭が目立つなか、日本サッカー協会(JFA)のスポンサーであるホテル業界大手『アパグループ』の元谷一志社長兼最高経営責任者(CEO)や、清水エスパルスの反町康治GM(ゼネラルマネージャー)が移民選手に言及している。 テレビ静岡の公式YouTubeチャンネルで7月29日に公開された『サカろう』では、元谷氏や反町氏らが出演。日本人選手と外国人選手の比較において、反町氏は代表クラスの日本人選手が欧州の選手よりも優れている点を訊かれると、こう語っている。 「プレーの連続性、動きの連動性と言えるかもしれませんが、切り替え、特に攻撃から守備への切り替えの速さ、あと個人戦術やセオリーを与えると、ちゃんと言われたことをきちんとやる。それが日本人選手の特徴だと思う。外国人はいい加減な選手が多いけど、それをまかなえるスピードがある」 すると、元谷氏は移民選手が多いフランス代表を例に、「日本は多様性というか、移民からの代表入りがまだ少ないと思う」と指摘。「静岡で移民を受け入れ等で、ホームグロウンの選手を幼少期から育てることを考えているのか」と質問すると、反町氏は以下のように私見を述べた。 「(日本代表の)GKを見ると分かるが、鈴木彩艶しかり、小久保玲央ブライアンしかり、みんな体格が良い。運動能力の高い選手(ハーフ)が出てきている。清水だと、普段街を歩いていてもあまりいない。ちょっと頭の片隅にやってみたいかなとは思います」 現在の日本代表では、鈴木、小久保、GKピサノ・アレックス幸冬堀尾(名古屋グランパス)などハーフの選手が増加傾向にあるものの、移民選手はほとんどいない状況だ。外国人の血を受け継いでいる選手は日本人離れした身体能力を兼ね備えていることが多いが、将来移民選手が代表チームに一定数存在するとなった場合の国民感情がどうなるのか気になるところだ。
「広島は「説明が丁寧」韓国代表キム・ジュソンが欧州ではなくJリーグ移籍を選択したワケ」 韓国1部FCソウル所属のEAFF E-1サッカー選手権(旧東アジア選手権)韓国代表DFキム・ジュソンは、サンフレッチェ広島への移籍が決定的に。欧州クラブからの関心が報じられる中で、Jリーグ挑戦で決着した背景が明らかになっている。 キム・ジュソンの去就を巡っては、ドイツ2部FCニュルンベルク、ベルギー1部SVズルテ・ワレヘム、デンマーク1部ミッティラン、イングランド2部、MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)所属クラブからのオファー、広島が移籍金120万ドル(約1億7,000万円)で獲得を打診した可能性が報じられていた。 韓国のサッカー専門YouTubeチャンネル『DALSOOLIVE』は、28日に広島移籍の裏側を特集。これによると、広島は7月中旬の時点で好条件のオファーを提示。選手サイドは年俸や移籍金等で広島の条件を上回るオファーが欧州から届くことを期待し、当初は8月上旬までオファーを待つ予定だったという。 しかし、イングランド2部所属クラブがオファーを取り下げるなど、欧州移籍は実現せず。ズルテ・ワレヘムとの移籍交渉も破談に終わった一方、広島との交渉は「手取りベースでの年俸が高額で戸惑ったが、説明が丁寧だった」という。 現在24歳のキム・ジュソンは、身長186センチで左利きのセンターバック。FCソウルの下部組織出身であり2021年3月から1年半にわたり韓国国軍傘下の金泉尚武でプレー。2022年9月に兵役期間を終えてFCソウルに復帰すると、同クラブの主力選手として活躍。2025シーズンもリーグ戦ほぼ全試合でスタメン出場していた。 E-1選手権・韓国代表のチームメイトにも相談した上で、広島移籍を決断したというキム・ジュソン。FWオ・セフン、MFナ・サンホ(いずれも町田ゼルビア)、DFキム・テヒョン(鹿島アントラーズ)がソウル所属のセンターバックに何らかのアドバイスを送った可能性も考えられる。
「J1新潟の“正式契約前発表”にハンマルビー「驚いた」ブーダ移籍で何が?」 アルビレックス新潟は7月25日、スウェーデン1部ハンマルビーIF所属のスウェーデン人FWアブデルラフマン・ブーダの移籍加入が内定したと公式発表。「メディカルチェック終了後に正式加入」としているが、ハンマルビーIF幹部は新潟の発表に戸惑いを隠せなかったという。 スウェーデン紙『エクスプレッセン』で7月28日に掲載された記事によると、ハンマルビーIFのミカエル・イェルムベリSD(スポーツディレクター)は新潟がメディカルチェック前の25日にブーダの移籍加入内定を発表したことについて、こう語ったという。 「我々は全てにおいて意見が一致しているが、メディカルチェックには理由があるはずだし、少なくとも我々はそう思っている。でも、選手本人が日本に到着した時に、新潟は公式発表した。これには本当に驚いた。正式に契約を結ぶまで何も分からないからね。我々は辛抱強く待っていたけど。少し奇妙な状況になってしまった」 正式契約前に移籍加入内定を発表した新潟の対応に複雑な思いを抱いているイェルムベリSDだが、「アルジェリアからも関心があったが、最終的には日本(新潟)の方が条件が良かった」と、アフリカ移籍の可能性があったことも明かしたという。 なお、『Sportbladet』は23日の時点で「ブーダのアルビレックス新潟移籍で、関係者全員が合意」と伝えていたが、新潟は同選手の獲得により、移籍金として700万スウェーデン・クローナ(約1億800万円)を支払う見込みだという。27日から新潟のトレーニングに合流しているブーダだが、同クラブの公式発表を巡り、ハンマルビーIF側が不満を抱いていないことを願うばかりだ。
「ユベントス、ナポリ移籍が立ち消えのリバプールFWヌニェスを注視?」 ユベントス(イタリア1部)は昨季チアゴ・モッタ前監督体制でスタートしたものの、勝ちきれない試合が続いたこともあり、シーズン途中に解任。イゴール・トゥドール監督がバトンを受け継ぎ、最終的にセリエAで4位フィニッシュを果たして今季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。 イタリアの移籍市場に精通するジャーナリストのアルフレド・ペドゥッラ氏によれば、ユベントスは昨季後半戦にパリ・サンジェルマン(PSG/フランス1部)からレンタルしていたフランス代表FWランダル・コロ・ムアニの残留に向けて交渉を継続しているという。 コロ・ムアニもPSGでの出場機会を見込めないことからユベントス残留を望んでいるなかで、ユベントスは他の攻撃オプションもリサーチしており、並行してユベントスはリバプール(イングランド1部)でプレーするウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスの状況についても情報種集を行なっている模様だ。 2022年夏にベンフィカ(ポルトガル1部)からリバプール入りしたヌニェスは、フィニッシュワークに課題を抱えている一方で、抜群のスピードを生かした抜け出しなどを武器に在籍3年間で公式戦通算143試合に出場して40ゴール26アシストを記録している。 そのヌニェスにはナポリ(イタリア1部)が関心を示していたものの、イタリア代表FWロレンツォ・ルッカを獲得したことにより、その可能性は消滅した模様。ユベントスは移籍金を分割するために買取義務付きのレンタルでの獲得を目指しており、状況次第では獲得のチャンスがあると見込んでいるようだ。
「レアル・マドリードがサリバ獲得を希望し、アーセナルに約154億円+2選手を提示か」 プレミアリーグのアーセナルに所属するフランス代表DFウィリアム・サリバは、ここ数シーズンで同リーグ屈指のセンターバックとして評価を高めてきた。クラブのミケル・アルテタ監督の下で主力に定着し、これまでに134試合に出場、7ゴールを記録している。現在はフランス代表としても28キャップを数え、クラブと代表の両方で存在感を発揮している。 スペインメディア『Fichajes』の報道によれば、ラ・リーガのレアル・マドリードがサリバ獲得に向け、約9000万ユーロ(約154億5,451万円)の移籍金に加え、2選手を含むパッケージをアーセナルに提示したという。 提案内容には、マドリードに所属するMFアルダ・ギュレルの1年間のレンタルと、評価の高い若手DFラウール・アセンシオの完全移籍が含まれているという。 ただし、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏は自身のYouTubeチャンネルで、アーセナルは依然としてサリバとの契約延長を最優先事項としていると明言。 同クラブのスポーツディレクターのアンドレア・ベルタ氏が中心となり、すでに代理人との交渉が進められていることも明かした。クラブは正式な延長オファーを提示済みで、サリバ本人も契約延長に向け前向きな状況のようだ。 マドリードがサリバに強い関心を寄せているのは事実だが、現時点でアーセナル側が移籍を恐れている様子は見られないようだ。 サリバは同クラブで安定した立場を築いており、来年の2026FIFAワールドカップを見据えて、移籍を希望する兆候はなさそうだ。
「レアル・マドリードがアーセナルに所属する15歳のスター選手の獲得を狙う」 今2025年夏、プレミアリーグのアーセナルで、プレシーズンマッチに出場した若手選手が注目を集めているようだ。 同クラブのアカデミー出身である15歳の有望株、MFマックス・ダウマンは、年齢に見合わぬプレーでファンやクラブ関係者の視線を引きつけている。特に7月27日に行われプレシーズンのニューカッスル・ユナイテッド戦(3‐2)では、途中出場からわずか数分で相手守備陣を翻弄し、PKを獲得するなど鮮烈な印象を残した。 スペインメディア『Fichajes』によると、ラ・リーガのレアル・マドリードが、すでにこのダウマンに関心を示しており、早期の獲得オファーを検討している可能性があると伝えている。 ダウマンはニューカッスル戦での出場時間がわずか30分だったにもかかわらず、そのパフォーマンスはアーセナルのサポーターの間で高く評価され、SNS上でも大きな話題となった。特にニューカッスルのMFジョエリントンが、同選手を止めきれずにペナルティエリア内でファウルを犯した場面は、ダウマンのスピード、そしてテクニックの高さを物語っている。 現在、15歳のダウマンは児童保護に関する規定により、チームメイトと同じロッカールームに入ることすら許可されていない。そのような環境下だが、アーセナルのミケル・アルテタ監督はトップチームに帯同させている。プレミアリーグで定期的に出場するのは時期尚早かもしれないが、指揮官やクラブの期待の大きさは明らかである。 将来的にマドリードのようなクラブへの移籍を夢見る若手は多いが、アーセナルとしては、クラブにダウマンを引き留めるための明確な戦略と働きかけが求められる状況となっているのかもしれない。
「バイエルンがリバプールから、ディアス獲得合意も、懸念点が指摘される」 ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンが今2025年夏の移籍市場で複数のターゲット獲得に失敗する中、クラブの新たな補強選手としてプレミアリーグのリバプールに所属するFWルイス・ディアスの獲得交渉を進めていた。同クラブはリバプールに移籍したMFフロリアン・ビルツや複数の選手獲得を狙っていたが実現には至らず、今夏にトルコ1部のガラタサライに移籍したFWリロイ・サネの後任としてディアスに白羽の矢を立てていた。 世界的なアメリカの大手メディア『Forbes』によるとバイエルンとリバプールとの交渉は容易ではなかったものの、ディアス本人が移籍を希望したこともあり、リバプールが妥協。移籍金は7,500万ユーロ(約129億7,317万円)で合意に達し、個人条件もすでに成立したようだ。ディアスとバイエルンの契約期間は2029年までで、1年延長のオプションが付帯する。ディアスはリバプールのアジアツアーから離脱し、メディカルチェックのためにミュンヘン入りする。 そのディアスの加入に関してだが、同メディアによるとバイエルン側に懸念が残ると指摘した。ディアスは28歳とすでにピークに近く、今回の移籍によりUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のライバルクラブであるリバプールを資金面で支援する形にもなりかねない。 また、バイエルンが若手の獲得を優先していた中でのこの決断は、クラブの焦りを映し出しているとも指摘。クラブに所属するMFパウル・バナーのような有望な選手の存在も踏まえれば、今回のディアス補強が長期的に見て正解かどうかは今後の結果に委ねられる。 リバプールは2022年1月にディアスを4,900万ユーロ(約84億1,159万円)で獲得しており、今回の売却で大きな利益を確保した。2024/25シーズンにはプレミアリーグで13ゴール7アシストを記録し、これまでで最も結果を残した。移籍の理由としてリバプール側がディアスの年俸アップ要求には応じられず、バイエルンは1,400万ユーロ( 約24億2,337万)を提示したとドイツメディア『Bild』が報じている。
「サンフレッチェ広島、韓国代表キム・ジュソン獲得が決定的!欧州勢との争奪戦制す」 サンフレッチェ広島は韓国1部FCソウルからEAFF E-1サッカー選手権(旧東アジア選手権)韓国代表DFキム・ジュソンを獲得することが決定的に。欧州複数クラブとの争奪戦を制したとみられる。 韓国の移籍市場に精通しているジャーナリストのソン・ホジョン氏は、27日に「キム・ジュソンは広島へ移籍するため、8月1日に韓国を離れる」とリポート。「欧州クラブからのオファーで、広島ほど年俸と移籍金で好条件のものはない」と伝えたが、同選手には2年前からJリーグ移籍の可能性があったという。 ソウルのもとに届いたオファーについては、韓国メディア『スポーツ朝鮮』が「広島は移籍金100万ドル(約1億4,600万円)、ドイツ2部FCニュルンベルクは40万ユーロ(約6,800万円)でオファーを提示」「中東方面からは100万ドル以上のオファーが届いている」とリポート。その後、海外メディア『フットボールアジアン』は「広島が移籍金120万ドル(約1億7,000万円)で獲得打診」と報じていた。 また、『フットボールアジアン』はベルギー1部SVズルテ・ワレヘム、デンマーク1部ミッティラン、イングランド2部、MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)所属クラブからのオファーの存在も伝えていたが、提示額は明らかになっていなかった。 現在24歳のキム・ジュソンは、身長186センチで左利きのセンターバック。FCソウルの下部組織出身であり2021年3月から1年半にわたり韓国国軍傘下の金泉尚武でプレー。2022年9月に兵役期間を終えてFCソウルに復帰すると、同クラブの主力選手として活躍。2025シーズンもリーグ戦ほぼ全試合でスタメン出場していた。 7月27日の韓国1部リーグ戦を最後に、ソウルを離れたキム・ジュソン。E-1選手権決勝大会の日本代表戦で、Jリーガー相手に好パフォーマンスを発揮していただけに、新天地での活躍が期待される。
「放出論も!浦和レッズFWチアゴ・サンタナ、福岡戦の最低評価で波紋」 浦和レッズ所属のブラジル人FWチアゴ・サンタナは、7月27日に行われた明治安田J1リーグのアビスパ福岡戦でスタメン出場。63分までプレーしたが、同選手のスタッツが話題になっている。 互いの決定力を欠き、0-0という結果に終わった一戦。サッカーサイト『Sofa Score』は出場選手を採点しているが、サンタナは両チームのスタメン出場選手で最低点の「6.2」(10点満点)に。63分間のプレーでボールタッチがわずか17回であり、ボールロストは10回。デュエルでは10回中9回敗れている。 低調なパフォーマンスに終始したことがデータに反映されているだけに、試合後にはサンタナに対する批判が噴出。マチェイ・スコルジャ監督に対して、福岡戦で途中出場したFW小森飛絢のスタメン起用を求める声が挙がっているほか、ブラジル人ストライカーの放出論も湧き起こるなど、福岡戦で勝ち点1という結果に終わった原因をサンタナのプレーに求める浦和サポーターは一定数存在するようだ。 来日1年目から2シーズン続けてJ1リーグで2桁ゴールをマークするなど、清水エスパルスで実績を積み重ねてきたサンタナだが、2024年の浦和移籍以降は一転して本来のパフォーマンスを発揮できていない。2025シーズンもJ1リーグ戦で開幕から9試合スタメン出場し3ゴールも、その後はグロインペイン症候群の発症により戦線離脱。5月28日のJ1第22節セレッソ大阪戦で復帰したが、C大阪戦以降はスタメン出場1試合、途中出場4試合で1ゴールにとどまっている。 FIFAクラブワールドカップ・グループステージ第3節のモンテレイ戦で大敗を喫した後、すぐさま元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスのもとへ向かい、ユニフォームの交換を求めたことでも注目を浴びたサンタナ。チームがJ1で首位ヴィッセル神戸から勝ち点8差の8位と、逆転優勝の可能性を残しているだけに、一刻も早いパフォーマンスの改善が求められる。
「アーセナル、7人目の選手獲得で「完全合意」、プレミアリーグのスター選手か 」 プレミアリーグのアーセナルは今2025年夏の移籍市場で積極的に動いており、既にGKケパ・アリサバラガ、MFマルティン・スビメンディ、MFクリスティアン・ノアゴール、FWノニ・マドゥエケ、DFクリスティアン・モスケラ、そしてFWビクトル・ギェケレシュの6選手を獲得。さらに移籍市場の終了までにもう1名、攻撃的な選手の獲得を目指しているとされ、注目が集まっている。 そんな中、同リーグのクリスタル・パレスに所属するMFエベレチ・エゼについて、アーセナルが数週間前から関心を寄せていると様々なメディアで報道されている。 フランスメディア『Sports Zone』は、アーセナルとエゼが「完全合意」に達したと報道。選手本人は数週間前から移籍を希望しており、アーセナルは近日中にパレスに対して初回オファーを提示する準備を進めているという。 同メディアはそのオファーが拒否された場合には、6,000万ポンド(約119億円)に800万ポンド(約16億円)のボーナスが加算された契約解除条項をアーセナルが行使する可能性もあると伝えている。 一方で、UKメディア『Football365』によると同国のジャーナリストのチャールズ・ワッツ氏が、7月26日にギェケレシュの加入が正式に決まったアーセナルはスカッド整理に着手する予定と伝えた。 同メディアによるとアーセナルに所属するMFファビオ・ビエイラ、MFサンビ・ロコンガ、FWリース・ネルソン、DFオレクサンドル・ジンチェンコらが放出候補に挙げられており、それに伴い補強を本格化させる可能性があるとのことだ。