広島市西区庚午北にある、自家焙煎のコーヒー豆屋MOUNT COFFEEがお送りする、声のコーヒー通信です。コーヒー豆が繋いでくれた、たくさんの出会いを、ぜひみなさんとシェアできたら嬉しいです☕️
今回のRADIO YAMABONは東京・等々力で「YETI ROASTERY COFFEE 」を営むアミット・チェトリさんに話を聞きました。アミットさんはネパール出身。サッカーのコーチとして来日して暮らしているとき、日本にネパール産のコーヒーがないことに気づいたことがきっかけとなり、コーヒーの道への進むことになりました。MOUNT COFFEEは、2023年2月にネパールのコーヒー農園を訪ね、1冊の旅の記録「コーヒーノキ」にまとめたのですが、そのときもアミットさんにインタビューさせていただき、アミットさんがどんな風にコーヒーに携わっているか、その思いも聞かせてもらいました。それから2年後。「コーヒーノキ」で話してくれた計画がどうなったか、どんな変化や進化があったのか知りたくて、たずねたのです。「ネパールでつくられているコーヒーを日本に伝えたい」。その思いで、コーヒーについて学び、焙煎を学び、カフェを持ち、自ら農園に出向いて栽培管理や収穫、加工に携わっていたアミットさんは、今、自分の農園を持ち、さらにたくさんの農家さんと繋がり自分の思想を伝えていらっしゃいました。自分がコーヒーに従事することで、哲学としている「Give back to society」につながることができる。自分の「好き」と「思い」に向き合うことが、自分の手を離れて自然に社会課題に繋がっていく。アミットさんだからこそのコーヒーとの関わりかたに、またしてもたくさんの刺激と愛をもらいました!MOUNT COFFEEのフリーペーパーYAMABON。ひさしぶりの新刊は、そんなアミットさんを取材しています!ぜひたくさんの方に読んでいただきたいです!!!そしてそして!6月14日(土)、15日(日)に広島市佐伯区、湯来交流体験センターで行われる「ユルマル 湯来珈琲まつり」に、YETI ROASTERY COFFEE も出店してくれます!YETI、広島初出店となります!ぜひ、アミットさんのネパールコーヒー、飲みに来てください!
DRIP TRIP通信 vol.53 【2025.5】Malawi編今月はアフリカのマラウィです。今年も美味しい豆が届きました。マラウイは、MOUNT COFFEEでは2回目の登場となりますが、まだまだはじめて触れる方もたくさんいらっしゃると思います。場所はタンザニアの南。東と南をモザンビークに囲まれ、西はザンビアに接しています。南北が900キロの細長い国です。内陸に位置するため海はないのですが、国土の1/5を占めるマラウィ湖があり、そこには1000種以上の魚が生息しているそうです。そして、労働者の90%が農業に従事しています。マラウィを調べると、「Warm Heart Of Africa」(アフリカの温かい心)という言葉が出てきます。独立後一度も戦争をしたことのない歴史があり、そこから名付けられた愛称ということだったので、どこからの独立だったのか調べてみると複雑な説明が出てきました。アフリカのことはまだまだ知らないことばかりです。今回のpodcastでも、ヒロさんの解説を通して、知らなかったマラウィの生産者さんのイメージが少しだけぼんやり見えてくるような、、、。そして、やっぱりマラウィの国だけじゃなく、アフリカ全土で育まれたコーヒーの歴史や背景に話が発展し、さらにはヒロさんのコーヒーへの深い関心事へと話が広がり、、いやはや、コーヒーはほんと奥深いです。ということで、今回もミンク組合から届いたコーヒーになります。ミスク組合は組合員や近隣住民のための診療所をコーヒーの販売益で運営しています。医療サービスが乏しい地域の人々の生活環境の向上に貢献しています。そんなミスク組合のコーヒーを去年同様に今回も深煎りで焙煎しました。ダークチョコのような味わいをお楽しみください。
DRIP TRIP通信 vol.52 【2025.4】Tanzania編4月からはアフリカエリア、トップバッターはタンザニアです。声のDRIPTRIP通信では、先日ヒロさんがたずねたばかりのカメルーンの感想を聞きつつ、タンザニアトークに入っています。タンザニアといえば日本では昔からキリマンジャロの名前で販売されていて、人気のコーヒーです。輸入量もインドネシアに次いで7番目に多く国となっています。今回のコンゴニ農園はタンザニア北部のンゴロンゴロ国立公園付近に位置し、さらに西側にはまさにキリマンジャロ国立公園が広がっています。タンザニアでのコーヒーの始まりは300年近く前だとされています。もともとは宗教儀式や文化的行事で使用されていたようです。やがて1890年ごろから商業的にコーヒーが扱われるようになり、キリマンジャロ周辺から南部にかけて栽培地域が広がっていきました。現在では、生産量約73,000t、世界17位のコーヒー生産国になっています。その生産量の約9割は小規模農家によって生産され、残りの1割は大規模農園で生産されており、人口の約6〜7%がコーヒー栽培で収入を得ているとされています。今回のコンゴニ農園では、コーヒー収穫後の処理をできるだけ早く行ったり、乾燥中に温度が上がりすぎないようにカバーをしたりと、一つ一つの丁寧な作業が品質向上につながっています。ヒロさんも話してくれていますが、タンザニアらしさでもある" tea like"紅茶っぽさや、豊かな香味が楽しめる今回の豆。中深煎りの焙煎がぴったりハマった気がしています。雄大なタンザニアの大自然を感じながら楽しんでいください。
今回のRADIO YAMABONは、家の具マルサ の升本早苗さんの工房を訪ね、おしゃべりしました!私たちがこのところ気になっていた「ものづくり」の人たちの思いや姿勢。古くから伝わる技術や伝統を受け継ぎながら、現代において「ものづくり」と向き合う人たちの働き方や生き方について、その率直な思いを聞きたいと思ったキッカケになったのが、早苗さんでした。幼少期の経験や、学生時代のエピソード、そして、今、生業としている「木工」について。「生きづらい」とこぼしながらも、ユニークに、正直に、お客さまや木と向き合っている早苗さんならではの、魅力たっぷりのトークを聞かせてもらうことができました。早苗さんとお話したあと、家の家具や木のものを見渡しては、「早苗さんならどんな風に手を加えてくれるかな」などと想像すると自然とワクワクしてきました。一緒にものづくりをしたいと思わせてくれる早苗さん。今後の活動に目が離せません!早苗さん、楽しい時間をありがとうございました!家の具 マルサ>>> instagram
今回は、本染め・手織りのものづくりを行う駒木根圭子さんを訪ね、東広島のご自宅兼アトリエにお邪魔しました。この日は、駒木根さんの友人で、REANDAN DEATで対談を行ったお相手、HOLY'S 保里尚美さんも一緒に、賑やかにトークしました。『工藝という名の手袋』と冠してREANDAN DEATで行われた保里さんの展示と、その初日に行われたトークイベント「手仕事をとおして」で交わされたやりとり。駒木根さんと保里さん、それぞれの作り手が持つ「工藝」への思いや姿勢についてやお互いが寄せるリスペクトの思い。お互いの考えや思いを聞きながら、驚きと共に改めて畏怖や尊敬の念が募るロングトークとなりました。時折、駒木根さんの織られた敷物やストール、手織りの服地で作られたワンピースたちが登場し(旦那さまのとしちゃんさん、素敵なサポートをありがとうございます!)そのたびに大きな歓声を上げた私たち。丁寧に、緻密し、何より向き合って織られてことが、じわじわと伝わってくる駒木根さんの作品に触れながら、思いを伺うことができたのは、とても有り難いひとときでした。「健康で、無駄がなく、真面目で、いばらない」。これは、圭子さんが学ばれた外村吉之介先生の、ものづくりに向き合う姿勢について語られた言葉。ものづくりだけでなく、生きかたにおいてもこうありたいと思える、道標とも礎ともなる言葉をトーク中もたくさん伝えてくださいました。駒木根圭子さん、保里尚美さん、貴重なお話をどうもありがとうございました!駒木根圭子さんがバイブルとしてご紹介してくださった外村吉之介さんの『少年民藝館』。とても素敵でしたよ◎
DRIP TRIP通信vol.51【2025.3】Laos今月はラオス、初めての国です。ラオスでのコーヒー栽培は南部で行われていることが多いのですが、今回ご紹介するのは北部シェンクワンという地域のもので、約500世帯の農家さんによって森の中で栽培されたものになります。DRIP TRIP通信のお相手、ヒロさんの所属する海の向こうコーヒーの最初の取引先でもあるラオスということもあり、これまで何度も訪ねているヒロさんから、農家さんとのエピソードや皆さんのコーヒー栽培への思いなどたくさんトークしています。森に自生する木々をシェイドツリーとし、野生動物たちと共生しながらコーヒーを栽培しているシェンクワンのアグリフォレストリー農法。ヒロさんから聞くエピソードを聞くと、森の光景や従事する農家さんたちの想像がさらに膨らみます。様々な思いや背景を持つ農家さんが育てたラオスのコーヒー。今回は深煎りで仕上げています。ぜひ、お楽しみくださいませ!
DRIP TRIP通信vol.50【2025.2】Papua New Guinea編 2月はパプアニューギニアへのDRIP TRIPです!パプアニューギニアはオセアニアの国の一つで、オーストラリアの北にある南太平洋にあるニューギニア島の東半分及び周辺の島々からなる国です。 パプアニューギニアは、ヒロさんが訪ねたこともある国とあって、興味深い話で盛り上がりました。 今回紹介する豆は、2011年に新しくできた、ジンワという州にあるトンビル村のウィルトン農園で作られた豆になります。 こちらはもともと植えられていたコーヒーの木を手入れして収穫を始めました。ウィリアム トンガップさんという元ジワン州知事がリーダーになりコーヒー作りを始めたとのこと。 パプアニューギニアの多様な民族性やその背景がどうコーヒー栽培や加工に影響しているか。 ヒロさんが実際に会って対話してきたエピソードと共に聞くと、頭にうかぶ想像やコーヒーのイメージもいつも以上に膨らんできます。今後、パプアニューギニアの豆がどんな変化をしていくか、これからも注目していきたいと思っています。 ちなみに今回は久しぶりにいつもより少し深煎りです。苦いだけではなくすっきりとした甘みが感じられる深煎りのコーヒーになっているので、この時期にもぴったりかと思います。
RADIO YAMABON 保里尚美さん2025.1.21 2024年10月に新刊『手袋と街』を刊行したHOLY'S 保里尚美さんをお迎えして、ひさしぶりのインタビュー。 (保里さんは2023年11月にも『一生ものアラン』出版のタイミングで登場いただきましたのでpodcastには2度目の登場です。そちらもぜひ!→2023年11月号) 2000年から「編む」ことを生業に編みつづけてきた保里さん。暮らしながら教えながら、保里さんが選んできた日々の積み重ねをたどりつつ、その姿勢や思いについてじっくりとお話を伺いました。 手工芸としての編み物。仕事としての編み物。 話を聞きながら、保里さんが重ねてきた25年の日々はまさに保里さんが作り出す編み目そのものだなあとしみじみ感じました。一つ一つ実直に丁寧に。頑固すぎず、それでもしっかりと。迷いや不安も面白がりながら乗り越え自分の糧にしていく。だからつよくてやさしくてとびきりおしゃれで、おばあちゃんになってもずっと身につけていたい1着になるのだなと心と体で実感できるおしゃべりなのでした。 保里さん、ありがとう!>>>HOLY'S
DRIP TRIP通信vol.49【2025.1】Nepal編 2025年は、DRIP TRIPでははじめてとなるネパールのコーヒー。ネパールは2023年に訪れた産地で、去年の5月にその旅の記録をまとめた「コーヒーノキto Nepal」という本も作りました。ネパールはコーヒーの産地としての歴史は短く、まだまだ色々なことが起こっています。村のコーヒーの生産を見ていくとネパールでの暮らしがぼんやり見えてきます。そうすると日本で暮らす自分たちの生活も見えてきます。コーヒーが自分のことより深く知るきっかけになっています。 今回お届けする豆は、自分たちが訪ねて取材もさせてもらったトゥルポカラ村のもの。山奥にある200人ほどが住む小さな村です。現在村の一番の収入源はコーヒーになりました。村の人たちに聞くとその収入は主に子供の教育に使っているとのことでさらに聞いてみると自分たちのお米や野菜を育てている畑もコーヒーに植え替えたいと考えているようでした。自給自足の暮らしがこれから変化していくのかなと感じましたが、書籍「コーヒーノキ to Nepal」にはここには書ききれない色々が綴られているので、ぜひ年の始め、コーヒーと合わせて読んで頂きたいです! 焙煎は、前回のコロンビアと同じ中深煎りです。味の違いを感じてみてください。甘味とコクが良い感じで楽しめます。 これからもコーヒーのいろんな楽しみを一緒に感じてもらえれば嬉しいです!
DRIP TRIP通信vol.48 【2024.12】 コロンビア編 今年最後の産地はコロンビアです。ブラジル、ベトナムに続き世界3位の生産量を誇る国です。人気も高く現在では様々な種類のコーヒーを生産しており、世界的にも重要な生産国となっています。 podcastでは、世界的にもニーズの高い理由をヒロさんに解説してもらいつつ、近年話題になっている「infused coffee」の流行の背景などにも触れながら、今回のコロンビアについてのトークへ。 今回の産地は、コロンビア中部にあるトリマ県のプラナダス。このコーヒーは、カフェグランハ・ラ・エスペランサというグループが取り組んでいる「コミュニティプログラム」で作られています。「コミュニティプログラム」は、彼らのもとに集まる良質なコーヒー豆を、生産プロセスすべての段階で自社のクオリティチェックを行うシステムで、コーヒーの生産から流通まで安定した品質を確保しています。さらにこのプログラムに参加する生産者組合には、買取価格に25%以上のインセンティブをつけて支払うことで生産者の生活水準の向上にもつながっています。 生産者にとって、品質向上と暮らしというのはより強い影響をつながりを持っているわけですが、こうして、ひとつひとつのコーヒーのルーツや産地のことを知ることで、農家さんとの信頼感を強まるし、より一層いい流れの中で関わっていけたらなと思っています。 最後は、ヒロさんと今年1年を振り返りつつ。2024年もありがとうございました! 来年も引き続き、よろしくお願いします!
DRIP TRIP通信vol.47 【2024.11】 Brazil編 今月のDRIP TRIP 通信、お相手はTYPICAの永井さんにご登場いただいています。 10月はブラジルです。永井さんはブラジルに何度も訪ねたことがあるということで、国や農家さんの印象も伺いながら、おしゃべりしました。今回はブラジルはSul de Minas(ミナスの南)で栽培されているコーヒーになります。ミナスル協同組合のメンバーが作るコーヒーで、イエローブルボンというブラジルではお馴染みの品種だけを集め、精製方法はナチュラルです。いつもとブラジルとはまた違う印象ですが、ブラジルらしい柔らかくやさしい印象がこのエリアの豆の特徴のようです。今回は久しぶりに深煎りにしました。ブラジル特有のチョコレートやナッツのような風味と共にブドウのような甘みも感じられると思います。 DRIP TRIP通信のなかでは、永井さんが同じくたびたび訪れているというコロンビアとの比較や、長年、生産者に近い距離でコーヒーに従事されているなかで感じている変化についてもお話いただきました。 普段、ブラジルが好きで選んでいただいている方も多いですが、今回の豆もぜひお試しいただければと思います!
10月に入り、ぐんっと秋めいてきた広島ですが、今日はイベントの振り返りを! 去る9月14日(土)は、熊本県玉名郡にあるカフェ&ギャラリーkinonさんにお邪魔し、出展&出版記念トークを行いました。 「コーヒーノキ to Nepal」は、kinon musukoこと上妻森土くんと、”紙の女王”の異名を持つ宮原慶子さんのユニットT-bon(e)steak pressがデザインを担当してくれました。 今回は、そんなデザイナー二人とのトークだったので、制作段階で作ったたくさんのスタディサンプルや見本誌を囲みながら、本づくりのエピソード盛りだくさんでお送りしました。 進行は、kinonの母、貴子さんが務めてくださいました! musuko達への愛情も随所に感じる、あったかいトークイベントとなりました! 熊本 kinon familyのみなさん、ありがとうございました!
DRIP TRIP通信vol.46 【2024.10】 Bolivia編 今月から南米です。10月はボリビア。去年も南米はボリビアから始まりました。今年は去年とはまた違う農園、品種、精製方法ですが焙煎度合いは同じ浅煎りです。今回のボリビアはアナエロビクウォッシュと呼ばれる方法で精製されています。柑橘類やリンゴのような甘味と酸味を感じ、温度が下がるにつれて甘さが増していく気がします。変化も楽しみながらゆっくり味わってみてください。 毎月、DRIP TRIPの豆の焙煎度合いに悩みます。もともとマウントコーヒーは深煎りのコーヒーが多く今でもその傾向は変わりません。個人的にも深煎りのコーヒーをよく飲みます。しかし、いろんな国の農園、品種、精製方法を分かりやすく伝えようとすると、浅めの焙煎が多くなっていきます。その方が微妙な味の違いを伝えやすいのではと考えるからです。しかし、深煎りなしにコーヒーの味わいを伝え切ることはできません。さらに、そのコーヒーに合った焙煎度合いというのもあると思います。それをきちんと捉えられるにはまだまだ勉強と経験が必要です。DRIP TRIPは僕たちにとっても毎月良いチャレンジと勉強の機会となっています。(今回は、浅煎りに仕上げています!) DRIPTRIP通信では、今月もボリビアのトークから、広くて深いコーヒー談義に花が咲いています。 「コーヒーの評価は誰のため?」「農家さんが日々飲むコーヒーと海外に輸出するコーヒーの違い」などなど、それぞれコーヒー従事者でありながら、「なんなんやろう?」と疑問と向き合うW山本のトーク、ぜひお付き合いください!
DRIP TRIP通信vol.45 【2024.9】 Honduras編 9月でラストの中南米、向かう先はホンジュラスです。 みなさんホンジュラスのコーヒーを飲まれたことはありますか?作っている量はかなり多いのですが、スペシャルティコーヒーと呼ばれる品質の高いコーヒーはまだまだ多くはないようです。そして生産されている大部分はアメリカへと輸出されているということです。 今回のDRIP TRIP通信では、今回の品種であるパライネマについても触れられています。パライネマは、ホンジュラスで作られたハイブリット種ということで、品種改良についてや、産地訪問の際にヒロ山本さんが注目して見てしまう点についてなど、相変わらず、いい感じにホンジュラスの話から、広く世界各地のコーヒー事情に話が脱線しております。 韓国やアメリカ、そして日本の消費量やスペシャリティコーヒーの比率など、数字で比較して聞いてみると、いかに日本がコーヒー好きで、美味しいコーヒーを飲める環境にあるか、気付かされますね〜。 ってことで、今回のホンジュラス。 焙煎は少しだけ深煎りにしています。黒糖のような甘味が特徴です。もともと酸味が特徴の豆ですがそれがいい感じに甘味に変わっていると思います。 ひさしぶりのホンジュラス、ぜひ、DRIP TRIP通信とともにお楽しみください!
今回のpodcastは、7月30日に京都 「本と野菜 OyOy」で行った出版記念イベント「ネパールを探して〜僕らのコーヒーの物語〜」の模様をお届けします。 今年6月に発刊した「コーヒーノキ to Nepal」。おかげさまで、たくさんの方に手に取っていただいています。 本の感想はもちろん、「ネパールに行ってみたくなった!」「ネパールのコーヒーが飲みたくなった!」と言っていただけるのもとても嬉しい反響です。 京都では、一緒にネパールの農園を訪ねた海ノ向こうコーヒーのヒロ山本さんと、MOUNT COFFEE山本、岩竹コンビでトークしました。 これまでもいろんなコーヒー産地を見ているヒロさんが、ネパールに訪ねてどんな印象を持たれたか、どんな課題や未来があるかなど、私たちが見えない側面についても伺いながら、旅を振り返りました。 毎月お送りしているW山本の「声のDRIP TRIP通信」とはまた違うトーク、どうぞお楽しみください〜! イベント後半でも触れていますが、海ノ向こうコーヒーでは、来年1月にネパールへの産地ツアーを計画されているみたいです!興味のある方、ぜひ、チェックしてみてくださいね! 「コーヒーノキ to Nepal」も引き続き、コーヒーとともにチェックお願いしまーす! MOUNT COFFEE>>> コーヒーノキ to Nepal
DRIP TRIP通信vol.44 【2024.8】 Costa Rica編 今月はコスタリカです。大きな国でありませんが(九州地方より少し大きいぐらい)、中央に山脈が連なり、コーヒーの産地がいくつかあります。どの国も同じですが、同じ国内でも栽培される場所や地域で味の傾向も異なります。マウントコーヒーではコスタリカは定番で使っていますが、今回はこれまでまだ使用したことのない地域の豆です。タラスという首都に近いエリアのコラリージョという地方の豆を集めたものになります。ちなみに、このようなロットのことをリージョナル(地域)ロットと言います。一定の村や作り手のものだけを集めるのではなく、地域の小農家さんの豆をブレンドしているので、飛び抜けた個性は出てきませんが、品質にブレが少なくなるのが良い点です。 今回のDRIP TRIP通信も、W山本で、脱線しながらも深くてニッチなコーヒートークしています。 バリスタという仕事の地位について。物価とコーヒーの価格について。価格と好みについて、などなど。 品質や価格、お客様の好みや楽しみかた、選びかたなど、一つの物差しでは測れないコーヒーの面白さについて、あれこれ想像しながら聞いてみてください! 最近のDRIP TRIPでは、どのように日本に送られてくるのかということも含めて、マイクロロットのみに縛られることなく、リージョナルロットのもご紹介していきたいと思っています。今回はカプリス社という輸入業者がコラリージョ地区で生産指導・集荷を行い、品質基準を満たした豆だけを集めたロットになります。焙煎度合いは少し深めで、華やかさを残しつつミルクチョコレートのような甘味と柔らかなコクを楽しめる味に仕上がっています。
DRIP TRIP通信vol.43 【2024.7】 Guatemala編 なんだかスタートから変則的な今回のDRIPTRIP通信!笑 今月からは中南米へのトリップ。7月ははみんな大好きなグアテマラです。マウントコーヒーでも一番人気のグアテマラ。今回はいつもの豆とは、栽培されている地域も品種も異なります。 地域は、コバンと言うエリアで海の向こうコーヒーさんのinstagram に突然DMが送られたことがきっかけでトレードが決まったというオーロラ農園さん。 日本ではあまり聞かれないグアテマラの北側にあるエリアですが、品質管理や、農園経営もしっかりされていて、丁寧な栽培・加工が行われているとういこと。中でも、今回ご紹介するのはマラゴジッペという、粒の大きな品種。 収量の少なさや、加工の難しさからあまり飲む機会がなかったかもしれません。ヒロ山本さんもおすすめなマラゴジッペの品種、今回MOUNT COFFEEでは、浅煎りにしてみました。僕はグアテマラ深煎りが好きなので大体深煎りにすることが多いのですが、今回の豆は違いました。まずは深煎りから、徐々に浅くしながら色々変えて焼いてみたのですが、なんと結局一番浅い焙煎が美味しいなとなりました。そんなグアテマラはじめてです。僕らもまだまだ知らないことやわかってないことがたくさんあります。 今回、お手元に届く豆の大きな、いつもとは違って驚くかもしれません。そのあたりもぜひお楽しみください! そういえば、僕が初めて訪れた産地がグアテマラでした。その時に感じたことは今のマウントコーヒーを作っている大きなピースになっています。良くも悪くもそれ以来グアテマラには行けてませんが、今度行った時はまた全然違うことを思ったりするのかなと今から楽しみです。
今回のRADIO YAMABONは、6月8日・9日に広島県 佐伯区湯来町で行われた「ユルマル湯来珈琲まつり」の会場で公開収録を行いました!ゲストは、エチオピア旅のメンバーでラストとなりますEMBANKMENT Coffee 上田真也さん! さすがは from 大阪!緊張気味のMOUNT 山本をほぐしてくれる軽快トークで、いつも通りのユルマル収録となりました。 「バリスタ」のかっこよさに惹かれ、18歳からコーヒーの世界へ飛び込んだうえしんさん。カフェやバリスタを教育の現場でしっかり学び、自分の好きなスタイルを確立させていった道のりは、MOUNT山本とはまた違うコーヒー人生でとても興味深く、また同じエチオピア旅でもそれぞれ異なる決意を新たに帰国していたことも改めて伺えたのがとても良かった。 「バリスタ」への思いや、次の世代への期待など、これまでのエチオピアメンバーとは違う視点や姿勢で、ラストにして新鮮なトーク。 旅をともにしたメンバーが同じ湯来の会場でそれぞれコーヒーを淹れているシチュエーションもなんだか奇跡みたいで、嬉しい嬉しい公開収録でした。 うえしんさん、そしてエチオピア旅を共にしたロースターのみなさん、改めてありがとうございました! thank you!!! うえしん!! >>>EMBANKMENT Coffee うえしんさんのpodcastはこちら!>>>コーヒーと色々。
DRIP TRIP通信vol.42【2024.6】 Ethiopia編 今月はエチオピアです。やっぱりアフリカといえばエチオピアは外せないですよね。昨年の2月に行ってきたこともあり、かなり気になっています。今年のエチオピアは前回とはまた違う地域のコーヒーになります。今回のジマ地方はエチオピアの西部に位置すり地域です。そのあたりはコーヒーの起源とされる地域に近いところで、コーヒーは森林の中で育てられていることが多いそうです。昨年行ったイルガチェフェの辺りでは、どちらかというと家の裏で作っているような小規模な農家さんが多かったのですが、地域が変わると作られている環境も変わってきます。今回のゲラ農園も500ヘクタールというかなり広大な敷地の農園ですが、その中でコーヒーが育てられているのは約半分の230ヘクタールだけで、残りの敷地は森林保全エリアとしているそうです。また栽培中は農薬や化学肥料は使用せずにコーヒーを育てています。 味わいも違っていて、ジマ地方のコーヒーはスパイシーな香味やボディ感が特徴です。今回はいつものエチオピア よりも少し深煎りにしてその辺も楽しんでいただければと思います。 今月でアフリカのエリアも最後ということで、今回もアフリカの話をしています。いつも一緒に話しているヒロ山本も去年エチオピアに行っていたので二人でエチオピアトークで盛り上がっています。聞いてね!
RADIO YAMABON VOl.57 mgm 川本めぐみさん 今回のRADIO YAMABONは、 というのも、ようやく発表となった「ユルマル湯来珈琲まつり」について、たっぷりはなしちゃおうということで、mgmの川本めぐみさんをお招きしました! めぐみさんは、広島で店舗を持たず、ポップアップやイベントでコーヒーを提供しているバリスタ。 その活動スタイルや、広島での立ち位置なんかが興味深く、久しぶりに店主・山本の「1分間紹介」ととも収録スタートしました。 なんと言っても、6月8日・9日に開催されるユルマル湯来珈琲まつりについてはなしたいことも多く。 気づけば1時間にわたり、あつい湯来への思いや、イベントについて、トークしちゃってました。。 これまでもこのRADIO YAMABONにご登場いただいていたエチオピアメンバーや、気になっていたあのお店の出店など、 今回のユルマルでは、全国の人気ロースターが集結するということもあり、おもてなしにかける気合いも十分! めぐみさんは、今回はブースを持たず、イベント主催者として、2日間仕切ってくれることになっています! というわけで、めぐみさんのコーヒーに対する思いやその歴史については、 番組の後半であれこれ聞いております! ぜひ、イベントの予習気分で聞いてくださいませ! ユルマルの詳しい情報については、Instagramにて! 6月8日、9日はぜひ、湯来でコーヒー&大自然&温泉をお楽しみください! thank you!! めぐみさん
DRIP TRIP通信 5月はRwandaのコーヒーをお届けします。 マウントコーヒーでは久しぶりの紹介となります。 ルワンダの経済にとってコーヒーは重要な役割を果たしています。現在約40万軒の小規模農家が生産を行い、生計を立てています。コーヒーは、1994年にルワンダで起こったジェノサイドから立ち直るための大きな力の一つになっています。 現在では、より自由化が進み、あちこちにウォッシングステーションが建設されるなど、より高い品質のコーヒーを栽培する動きが見られているルワンダ。国内の広い範囲でコーヒーを栽培しているのですが、今回は新たにトップスペシャルティーの生産が始まっている北部ルリンド地区の豆をお届けします。 DRIP TRIP通信では、コーヒー市場における今後の展望など、アフリカのコーヒー産業がどうなっていくか、、ヒロさんの興味深い考察が語れています。 コーヒーの生産者と消費者。いかにつくられ、いかに流通されていくか。世界各地で作られ楽しまれていく「コーヒー」の未来、今後も気にしてチェックしていきたいです。 ということで、ルワンダ。今回は中煎りです。柔らかい酸味と甘味、紅茶のようなフレーバーが上品です。マラウィとはまた全然違うアフリカのコーヒーをお楽しみください。
TYPICA Labでエチオピアをともにしたメンバーを巡るpodcasttripが続いているRADIO YAMABON。56回目のゲストは、埼玉県大宮市を拠点に、12店舗の珈琲焙煎所を展開する常盤珈琲焙煎所、トミーさんこと 富所伸一さんを訪ねました。 さまざまな個性を持つロースターさんが集まったエチオピア旅のなかでも、異色の経歴とスタイルだったというトミーさん。これまで、数多くのフランチャイズチェーンの立ち上げ時にフランチャイジーとして参加し、たくさんのお店を作ってきたトミーさんが、いかにして「スペシャルティコーヒー」に出会い、どんな思いで立ち上げから今日までお店を作り続けてきたか。そして、トミーさんにとってエチオピア旅がどんな影響を受けたか。。 聞きたいことが山ほどあり、前のめりで挑んだした今回のインタビュー。常盤珈琲焙煎所の常連さんはもちろん、広島をはじめとした街に暮らす、常盤珈琲焙煎所未体験のみなさんにもぜひぜひ聴いていただきたい内容になっております! トミーさん、貴重な時間を、ありがとうございました! さあ、いよいよエチオピメンバーを巡るRADIO YAMABONもあとひとり!! THANK YOU!!! 常盤珈琲焙煎所>>>website
DRIP TRIP通信vol.40 【2024.4】Malawi編 4月!新年度です。今月からアフリカへとドリップトリップは続きます。最初の国はマラウィです。さすがにマラウィを知っている人は少ないのではないでしょうか。タンザニアの南に位置してアフリカ大陸の東側の内陸国になります。一部では品質の良い豆が取れる国として知られているものの、国の情勢が不安定なことや諸々の理由でそもそも日本への輸出があまりなく、ほとんどはヨーロッパに出されているよう。 今回の生産者であるミスク組合の農家さんたちは、ほとんどが0.5ヘクタールほどの畑を持っている零細農家が中心だということです。組合員や近隣住民のために診療所をコーヒーの販売益で運営し、地域の人々の生活環境の向上に貢献しているのだとか。 声のDRIP TRIP通信も40回目となりました。 今回も農業や政治といった、コーヒーの世界に広がる奥深いトークが盛り上がっています。 海の向こうコーヒーのヒロ山本さんの話、毎回面白くて、コーヒーの違う一面に気づかせてくれますよね!そして旅に出たくなる! 今回のMalawiの焙煎、あえて前回のタイと同じぐらいの深めの焙煎に仕上げましたが、同じ深煎りでもまた全然違う味わいとなっているので比べてみてください。なかなか飲む機会のないMalawiのコーヒー、ぜひ触れて、味わっていただけますように!
55回目となるRADIO YAMABONは、なんとなんと韓国からロースターをお招きしております! ゲストは、Cafe OZのオズさんこと、OH JOOYOUNGさんと、ロースター仲間3人! オズさんとの出会いは、一年前のTYPICA LABOのエチオピア旅。日本と韓国のロースターが集まり一緒にエチオピアのコーヒーファームを訪ね、コーヒーセレモニーや踊りの文化に触れ、またカッピングもともにしたりとそれぞれのコーヒーに対する思いや姿勢を共有したメンバー。今回、オズさんとの再会は一年ぶりでしたが、たった1回だけの面識とは思えない、まるで旧友に会ったような空気感がとても素敵でした。 ソウルで流行っているカフェ事情や、コーヒーに対するオズさんの深い思い。そしてその思いに共感して集まってきたロースター仲間たち。 韓国にこういうロースターさんがいると知れたこと。そして今回出会えたことはきっとこれからのMOUNT COFFEEにとっても大きな縁になるような気がします。 相手を思いやるオズさんたちの優しい語りを聞き返しながら、彼らの淹れたコーヒーを飲むために近いうちに韓国に行かねば!!と思ったRADIO YAMABONでした! THANK YOU!!! オズさん>>>> cafe OZ web site TYPICA LABO オズさん'diary
RADIO YAMABON VOl.54 guest:MANLY COFFEE 須永紀子さん 今回は、前回のカリオモンズ伊藤さんに続き、エチオピアを一緒に旅したロースターシリーズ、ということで、福岡市平尾にあるMANLY COFFEEの須永紀子さんを訪ねました。 いやあ、予想はしていたけれど、全然聞き足りない須永さんとのRADIO YAMABON。 須永さんがこれまで、人生の岐路で何を感じどういう選択を重ねてきたか、コーヒーを軸ににした須永さんだけのライフヒストリーは、聞いているこちらの力が湧いてくるようで、もっともっと深掘りしたくなる、魅力たっぷりのトークでした。 時折、MOUNT チームにも投げかけてくれ、話を聞いてくれる須永さん。 おっきな懐、心地良かったなあ。 結局、一緒に旅したエチオピアの話も一切せず、今のお店の話や、気になっていたShe's the Roaster Japanについての話や、女性ロースターとして感じている思いなども聞けずでしたね。。 ぜひまた、福岡でも、広島でも、別府でも!話の続きをしなきゃですね! 須永さん、ありがとうございましたー!!! THANK YOU MANLY COFFEE>>> website & instagram
DRIP TRIP通信vol.39 【2024.3】 Thailand編 3月のDRIP TRIPは、タイ
RADIO YAMABONを聴いてくださり、ありがとうございます! いつもゲストを招いてのRADIO YAMABON、そして月イチでお送りしている声のDRIP TRIP通信を配信していますが、今日は、ちょっとした発表をさせていただきましたー!! その発表というのは、、、 コーヒー産地・ネパールを訪ねた旅をまとめた本を出版します!!! ということで! 産地訪問から1年を経て、やっと言えるぅ!!!という気持ちなのですが、 実際にはまだまだ制作中です(笑) MOUNT COFFEE10周年である5月には完成させたい!!と ただいま追い込み制作中であります。 本の内容や制作エピソード、旅の話ももちろん、皆さんにお届けしたいことが盛りだくさんです。 ぜひ、楽しみに、お待ちいただければと思います!
3ヶ月ぶりとなるRADIO YAMABONはカリオモンズコーヒーロースターの伊藤寛之さんが長崎からやってきてくれました!伊藤さんは、MOUNT COFFEE山本がエチオピアを一緒に旅したTYPICA LABOメンバのひとり。「いつ長崎行こうか!?」とチャンスをうかがっているうちに、広島まで来てくださいました。 カリオモンズの伊藤さんは、山本曰く、「自分が知っている中で一番農家さんと近いロースター」。MOUNT COFFEEも、コーヒー豆の(嗜好品としてだけではなく)農作物としての一面や、農家さんとお客さんをいかに近くとらえるか、を意識していますが、伊藤さんがどんな思いでコーヒー豆を届けているか、農家さんとどんなコミュニケーションをとっているか、聞いてみたいことをたっぷり聞かせてもらいました。 冷静に、淡々と語る伊藤さんから静かなパンチワードがたくさん繰り出した今回のRADIO YAMABON。気づけば2時間近くおしゃべりしてました。 23歳で立ち上げたカリオモンズコーヒーロースター。「1杯のコーヒーにとどまらない体験を。」というヴィジョン、伊藤さん流チームの作りかた、ライフストーリー、そして、コーヒーに対しての思い。コーヒーに携わる人から一目置かれる伊藤さんとのトーク、必聴ですよ! 今回は広島での収録でしたが、必ずや長崎へ、カリオモンズへ行く約束も交わしましたよ! 15周年のカリオモンズコーヒーと、10周年のマウントコーヒー、2024年、何か一つカタチにできますように! 伊藤さん、ありがとうございました!>>>カリオモンズコーヒーロースター
DRIP TRIP通信vol.37[2024.1] Myanmer編 今年のDRIP TRIPはミャンマーからスタートです。 2024年は心配な出来事が続き、なんとも心の落ちつかない始まりとなり、そんななか、ずっと政情の不安定でクーデターなども続いているミャンマーの豆をお届けすることになるのは、いろいろ思うことの募るDRIP TRIPとなっています。 コーヒーの産地となっているエリアは比較的穏やかということですが、こうして継続的にコーヒーを通じてやりとりができていることがとてもありがたいことなんだと気付かされます。 今回お届けするのはミャイン村のコーヒー豆。 (ミャイン村もまた、いまだ簡単に立ち入ることのできない大変な村とのこと。) 去年とは村も違い、加工方法も異なるので随分印象が違って感じられると思います。 加工方法についてもいろんなやり方をトライしてる印象のあるミャンマー。 より良い品質を目指して工夫してくれているおかげで、こうして毎回味わいを楽しめるのも嬉しく、ミャンマーのコーヒーにますます興味が湧いてきます。 少し深煎りに焙煎しましたが、果実感もあり甘味や酸味も感じら、後口も良いです。 同じ国のコーヒーでも作られる村や、加工方が違うと味も全然違ってきます。いろんなミャンマーのコーヒーを楽しんでいただければ嬉しいです。 ミャンマーのコーヒーは価格がどんどん上がっています。その理由は、品質が上がっているというだけではなく、政治的にもまだまだ混乱が続いている国内のインフレや、危険な地域を避けて安全な産地に需要が集中してしまいコーヒーチェリーの価格が高騰しているというのもあるそうです。 そんなミャンマーのコーヒーを焙煎するたびに、広い世界が一杯のコーヒーにつながっているのを感じます。紛争や環境問題など、コーヒーに関わっていると地球で起こることと無関係ではいられません。そこがコーヒーの一番面白いとこなんですよね。 ヒロ山本さんにとってもミャンマーは特別なコーヒー産地でもあり、「売りたいコーヒーとは」という深いテーマについてもじっくりトークしてみました。 2024年はどんな産地の旅ができるでしょうか。 ぜひ、DRIPTRIPでお届けるする一杯のコーヒーと、DRIPTRIP通信を通して、いろんな産地のことを知るきっかけを届けられたらと思っています!
DRIP TRIP通信vol.36 【2023.12】 ブラジル編 今年最後のDRIP TRIPはブラジルです。 しかもDRIP TRIPらしく期待を裏切る中煎りで仕上げています。実は意外にも、ブラジルは中煎りもいけるんです。現在、マウントコーヒーでは深煎りのブラジルを販売しているのですが、開店当初は中煎りも販売していて、ブラジルは2種類の焙煎で販売していました。 世界一の圧倒的な生産量を誇るブラジル。他の国とは色んなことが違っています。栽培する場所が収穫用の機械などがが入りやすいように標高の低いなだらかなところだったり、一度に多くの量を加工するため水を使わない精製方法だったら、そのほかにもブラジルならではの効率を高めるつつ、品質を上げるための工夫が多くあります。 そんなブラジルの中でも今回の産地は、標高が高く起伏に富んだ地形で、ミネラル分が豊富な火山性土壌、冷涼な気候などにより、高品質なコーヒーを目指して生産している比較的小規模な農園が集まっている地域になります。 今月も、ヒロさんとブラジルトークで盛り上がっています。 パルプドナチュラルという精製方法や、乾燥職人の存在についてなど初耳なエピソードが出てくる出てくる! 正解もなければ終わりもない、コーヒーの道。コーヒーに精通しているW山本もまだまだ可能性を感じている奥深い世界に、ワクワクトークが弾んでおります! 2023年は、一緒にネパールにも訪ねたヒロ山本さん。 今年も大変お世話になりました!!来年も「やったりましょー!」 ということで、ますます進化する「MOUNT COFFEE」を、みなさま、どうぞよろしくお願いいたします!
今回は、栃木県・那須でお米を育てている稲作本店の井上夫妻を迎えてのRADIO YAMABON。 コーヒースコーレ「農家の暮らしと、これからの希望」では、井上さんがお米作りを通して感じている日本の農業の現状やお二人が感じている希望について、たっぷりお話を伺ったのですが、RADIO YAMABONでもまだまだ聞きたりないお二人の熱い思いをぐぐぐっと深掘りして聞かせてもらいました。 高齢化や天候不順、気候変動、コロナ・・・さまざまな理由で今も進み続けているお米はなれ。 主食としていただいているお米ですが、日常や旅先など何気なくみている美しい田園風景が日本から減ってきている現状があること、どれだけの人が自分事として想像できているでしょうか。 井上夫妻が感じている危機感と、未来に向けて抱く「希望」。田んぼの価値を最大化するためにチャレンジしているアクションは、どれもワクワクするし「もっとたくさんの人に知ってもらいたい!」と思うものばかり。 農業とは、食を維持するという役割だけじゃなく、景色を守る使命もある。そんな思いを伝えてくれた井上さんの言葉がずっと心に残っています。 井上夫妻は那須で田んぼをしていますが、こうして繋がれていることを噛み締めながら、自分たちの暮らす街や景色のことを、もっともっと考えてみたいな。そんなことを考えさせてくれるトークでした。 敬二朗さん、真梨子さん、ありがとうございました!! 稲作本店>>>website パフじろう>>>note パフまりこ>>>note
DRIP TRIP通信vol.35 【2023.11】 ペルー編 今月も、ヒロさんとゆるく、濃く、コーヒートークしています。 ヒロさんも、今すぐにでも飛んで行きたそうな&しっかり太鼓判を押す美味しさのペルー。 コロンビア同様、北から南までコーヒーが取れる国で、それだけ味のバリエーションが楽しめる魅力的な産地です。 なかでも今回紹介しているサンペドロ村のサントスさんの農園は、 北部の標高も高い場所に位置しているため、良質なコーヒーが栽培されています。 中でも、ヒロさんが注目しているのは、グアノと呼ばれる堆肥。 海鳥の糞で作られる堆肥で、リン酸が多く含まれるため栄養価も高く、 ペルーの海岸線で大量に作られるグアノのおかげで、土壌づくりの精度も高いのが特徴のようです。 今回の豆は、普段お店で、シングルとして提供しているものと同じ。 でもシングルは中煎りで、今回のDRIPTRIPでは中深煎りでお届けしているのが楽しんでいただけるポイントです。 DRIP TRIP通信でも、そんな焙煎についてもディープなトークをしています。 焙煎の幅も他の産地より、幅広くトライできるペルーの豆。 焙煎の細やかな工夫により、豆のポテンシャルをしっかり引き出すことにチャレンジしているので、 味わい深いペルーをぜひお楽しみください!
DRIP TRIP通信vol.34 【2023.10】 ボリビア 編 9月のグアテマラに続いては・・・! 今月から南米!一番手はボリビア
50回目(50回目!?)となるゲストは、イラストレーター 嶋津 まみさん。 最近、情報解禁となった次回の個展「私のパリ、母のパリ」 に向けてのRADIO YAMABONということで、イラストレーター嶋津まみさんのアトリエにお邪魔しました。 嶋津さんとMOUNT店主・山本は、10年来の知り合いということで、若干の照れがありながら、これまでのことを振り返ったり、嶋津さんの活動をじっくりお伺いしました。 嶋津さんのイラストレーターとしてのこれまで。パリに暮らした経験。お母さまとの思い出など、、、 嶋津さんらしいあったかいたくさんのエピソードを伺うことができました。 今回の個展も、RADIO YAMABONでご紹介いただいたお母さまの素敵な旅のスケッチも、ご紹介いただく予定です。 そしてそして、、、 嶋津さんのアトリエは、イラストレーターとしての場所であるのはもちろん、なんと「茶室」があるのです! 茶道 上田宗箇流を学ばれ、先生の許状を受けている嶋津さんは、ご自身のアトリエで茶道を体験できる教室を開いておられます。 収録に伺った日、私たちも茶道を体験させてもらったのですが、それがとてもいい時間で。。。 茶道初心者だった私たちはすっかりその魅力に惚れてしまい
RADIO YAMABON今回のゲストは、熊本からserendipityの渡邊最愛(わたなべ まな)さんと JUNCTION Coffee Roasterの田崎慶貴(たざき よしたか)さんのお二人です。 去年の11月に熊本のkinoのイベントで出会ったお二人に、今回はMOUNT COFFEEでいつもの量り売りと、豆の販売をしていただくことになり、 serendipityとJUNCTION Coffee Roasterとの三つ巴イベントを開催しました!! 毎年コロンビアに出かけ、現地のコーヒー豆のコンペにジャッジとして参加している田崎さんが、去年買い付けた入荷したてのコロンビアの豆を持ってきてくれました。 僕たちも事前にその生豆を分けていただき、同じ豆でも焙煎の違いでどれくらい変わるかを体感していただこうという内容でした。 そしてserendipityの最愛さんはいつものように広島でも絶品のグラノーラとドライフルーツの量り売りをしてくれました。 押し付けることなく、自然にこっちの方がいいなと思えるserendipityの量り売りはぜひぜひ皆さんに体験してもらいたいです! そんなイベントの前夜に行われた今回の収録。 お二人の海外生活のお話や、そこから今に至るまでの話、そして今回のイベントの裏テーマである環境問題に対するそれぞれの考えへと話は進んでいきました。 最愛さんの長年考えた末に今のスタイルに至たった経緯や、渡邊さんのコーヒーの産地へ出かけることで感じる環境問題の捉え方、などなど。 いろんな発見ありつつ、共感ありつつのお話になりました。 実は、今回はエース岩竹が不在ということもあり、いつもにもまして自由すぎる話で長時間の収録になってしまいましたが、たまにはこんな回も良いのではないでしょうか。 イベントに来ていただいた皆さんにもぜひ聴いていただきたいです! まなちゃん、よしくん、遠くからありがとうございました! 今度は熊本でやりたいでーす!! serendipity>>>Instagram JUNCTION Coffee Roaster>>>website 、Instagram
DRIP TRIP通信vol.33 【2023.9】 Guatemala編 9月は、家の定番として購入される方も多いグアテマラ
今回のRADIO YAMABONは、エチオピアを一緒に旅したロースターに会いに行くシリーズ の4人目となるゲストは大阪・堺にあるカフェELMERS GREEN CAFE 野村啓二郎さん(ノムさん)です! ノムさんは、元システムエンジニアという経歴の持ち主。 現在は、ELMERS GREEN CAFE や姉妹店である EMBANKMENT COFFEEなど、複数のお店のマネージャーとして活躍されておられます。 そんなノムさんが、体験したエチオピアのコーヒー農園視察についてや、旅で出会った仲間との交流、感じたこと、得たものについて伺いました。 その人の、コーヒーへの携わりかたを聞いていくことで、気づけば仕事観や人生観の話になっていくのが面白いし、なんだかいいな〜と思った今回のインタビュー。コーヒーの広がりの可能性を再確認できるとともに、その広がりには必ず「人」が関わっていることが、その魅力を一層深めているなあ、とノムさんとお話していて感じました。 MOUNT COFEE山本が「めっちゃ楽しかった!」と語るエチオピア旅。 そんな旅で出会ったコーヒーの仲間たちに会いにいくRADIO YAMABONの旅もまた、とても楽しく有意義なトークとなっています。 ぜひ、みなさんも追いかけてくださいねー! ノムさん、ありがとうございました! トークのつづきはぜひ広島で! THANK YOU!!! ノムさん>>> instagram THANK YOU!!! ELMERS GREEN>>>HP ○エチオピア旅メンバーを訪ねるシリーズ BACK NUMBER○ vol1.>>> TYPICA 寺﨑浩一さん vol.2>>>STANDART japan 行武温さん vol.3>>>Gluck Coffee Spot 三木貴文さん
DRIP TRIP通信vol.32 【2023.8】 Dominican Republic編 今回はラテンアメリカ・カリブ諸島編の2回目ということでドミニカ共和国です。 メキシコに続きマウントコーヒーでは初登場のドミニカ。 (広島の方は、カープアカデミーがある国としても有名かもしれませんね⚾︎) 前回のメキシコと同様、果実感を楽しむコーヒーに仕上がっています。 製法は、ワイニーナチュラルという精製方法。日光の差込を調整しながら乾燥させることで通常のナチュラルよりも時間をかけて乾燥させていて、その期間は40〜45日間!(通常は10〜15日間です)じっくり乾燥させることで、優しくしっかりしたワインのような果実感が楽しめます。 煎り具合は、メキシコよりも深めに焙煎した中深煎り。酸味は控えめで全体的に柔らかい印象になっています。もちろんこちらもアイスコーヒーにぴったりです。 今回の豆は、ドミニカでコーヒー栽培が始まった1700年代から作り続けられているティピカ種という在来種のみを集めたコーヒー。 ティピカ種といえば、近くにあるジャマイカでつくられるブルーマウンテンの原種としておなじみです。こちらの品種は、病気や害虫の被害を受けやすく手間がかかる上に収穫量も多くないのですがその分一粒一粒に甘味が凝縮されている印象があります。 最近は、今まであまりしていなかった焙煎度合いも積極的にトライしているMOUNT COFFEE。 DRIPTRIPは、僕たちにとっても、新しい産地や焙煎との出会いや研究の機会となっているのですが、声のDRIP TRIP通信では、そんな僕たちの焙煎や抽出、お客様への届けかたについても、語っております!! ぜひ、声のDRIP TRIP通信とともに、オンラインショップものぞいてみてくださーい! MOUNT COFFEE online page
RADIO YAMABON vol.47 となるゲストは写真家 吉森慎之介さんです! 写真家 吉森慎之介さんが去年秋に刊行された写真集『その火は燃えているか』。 その写真集が美しく、素晴らしく、吉森さんのなかで静かに燃える種火を分けてもらった気分になった私たちは、READAN DEATでの展示最終日吉森さんを訪ね、インタビューさせてもらいました。 「縄文時代の遺跡を巡った記録」と一言えばそうかもしれないけれど、その存在や意味について一言では伝えきれない写真集の魅力。 現代に残る遺跡を前に、その時代に生きた人々の姿や生活を見つめるような。 その場所に身を置き、感覚を開き、でも少し客観的に。写真家である吉森さんが見た景色やその景色から受け取った古代の物語に、 ページをめくるたびに、惹き込まれていきます。 RADIO YAMABONでは、吉森さんがこの写真集を作ることになったきっかけのお話や、魅せられた「縄文」への思いについて たっぷり伺いました。写真家としての話も聞いていますが、結果的に、ほぼ「縄文」トークと相成りました!あつい縄文愛! 写真集『その火は燃えているか』は引き続き、READAN DEATでも販売中とのこと。 ぜひ、podcastとあわせて、ご覧になっていただきたいです! そうそう、吉森さんが出演中のpodcast「縄文ラジオ」を要チェックです。縄文愛!! 吉森さん、ありがとうございました! 吉森慎之介さん>>> website 縄文ラジオ>>> Spotify REANDAN DEAT>>> website
DRIP TRIP通信vol.31 【2023.7】 Mexico編 DRIP TRIPは今月から中南米!!初っ端はメキシコです。 最近よく見かけて気になっていました。 みなさんメキシコのイメージってどんな感じですか。コーヒーはもちろん国の印象も何か知ってるような全然知らないような。 ということで、コーヒーを通して知ってみよう。と言うことで、ヒロさんと色々お喋りしています。 あれの発祥の地だったり、あれが横行していたり。イメージ通りのところと意外な一面が。 今回はメキシコ チアパス州 ラス・マルガリータス サン・ラファエル地域のアナエロビックナチュラルです。 ということで、それぞれのアナエロビックに対する考えも話しています。アナエロビックってなぜ広がっているのか、そもそも精製方法って何だ。もともと何から始まったんだっけ、テロワールと精製の間とか。 今回も変なところまで遡ってます。 なんかおもろいですね。 今回は焙煎もいつもと違い浅煎りに挑戦。結構チャレンジしています。もし良かったらコーヒー片手に聞いてみてください! MOUNT COFFEE 定期便「DRIP TRIP」 ↓ https://mount-coffee.myshopify.com/collections/drip-trip
46回目(合ってるのか!?)のRADIO YAMABONは、エチオピア
今回のRADIO YAMABONもin TOKYO! 前回に続いて、店主山本が一緒にエチオピアへ行ったメンバーから、雑誌 STANDART の行武 温(ゆくたけ あつし)さんのご登場いただきました! (※ 雑誌STANDARTについては、編集長トシさんにご登場いただいた回をチェック!) あつしさんは、STANDARTでライターや翻訳家、フォトグラファーと、多岐にわたり携わっておられ、1月に山本とともに参加したTYPICA LABO in Ethiopia でも、STANDARTで掲載するための取材が目的で帯同されていたそうですが、現地では、ロースターと生産者をつなぐ翻訳の立場でも活躍されたそうです。 イギリスやオランダでの海外経験など、華やかでかっこよくて、聞き上手だし優しいし・・・・とどこからどう見ても完璧なあつしさんなのですが、このpodcastでは終始山本とふたりで「分かるぅ〜〜!」と共感しまくっていました。 エチオピアの旅を振り返ったり、お互いの仕事観や考えかたをシェアしたり。 共感力の高い、話してて心地よい、そして(ご本人はネガティブとおっしゃっていたのに!)ポジティブな気持ちにさせてくれるあつしさん。 話したりなくて、収録後、「カンパイ!」しに出かけた私たちは、「あつしさんと何かしたいね〜」と心掴まれてながら広島へ帰ったのでした。 STANDART、次号では、あつしさん取材・執筆の、TYPICA LABO in Ethiopia レポートも掲載されるそうですよ!お楽しみに!! STANDART Japan>>> web site あつしさんは、なんと、お姉さまとpodcastをされているのです!>>> なあなあ、最近何しよん? あつしさん、次は広島で会いましょう〜!!!
RADIO YAMABON、なんだか久しぶりの更新です!今回は、オンラインショップ&ギャラリーを運営するKONKON の佐々木恵理子さん&岩下千帆里さんにお話を伺いました。 佐々木さんは、21年4月にも出演いただいたので2回目。その時は、佐々木さんがKONKONを始めることになったキッカケや思いについて聞きました。(前回のオンエアもぜひ!) それからおよそ2年。今回は、この2年でどんな変化や気づきがあったか、また、今あらたに思い描いている未来について聞きました。 トークは意外にも(いや、想像どうりか・・・!?)ビジネスの話がメインに。佐々木さんが「福祉」の世界でKONKONを続けていくことへの信念や覚悟、具体的なイメージ、そのための実践などなど・・・。学びと刺激の多いインタビューとなりました。 KONKONさんがマネジメントしている素敵な作家さん常富芳香さんの作品展「peke peke 2023」はMOUNT COFFEEで6/16~6/24で開催です。 実際に目の前で見る芳香さんの手仕事、圧巻ですよ!ぜひ! THANK YOU KONKON!!! >>> instagram & online shop
DRIP TRIP通信vol.30 【2023.6】 Ethiopia編 今月のDRIP TRIPは、みんな大好き、コーヒーのエチオピアです! 今年の2月にMOUNT店主・山本も行ってきたばかりの国。 お届けする豆を栽培しているイルガチェフェ地域のアリーチャ村は現在ではエチオピアの中でも最も有名な村の一つではないでしょうか。今回、飲んでいただくのはアリーチャ・ナチュラルになります。 DRIP TRIP通信でも、山本が実際に見て触れたエチオピアの農園の現状や、現地の人と話したエピソードなど、ホットな旅の話が盛りだくさん。 コーヒー栽培に従事している人の暮らしや、エチオピアのお仕事事情など、興味深い話もしております。 ということで今回は“浅くなく深すぎず、でもいい感じに深い“エチオピアを再現してみました。 先月、5月24日でマウントコーヒーは無事9周年を迎えることができました。 そんな感謝の気持ちを込めたエチオピアを、皆さんもエチオピアに行った気持ちで楽しんでみてください!
DRIP TRIP通信 2023.5 Tanzania 世界各地の豆が定期便で届くマウントコーヒーの定期便「DRIP TRIP」。 4月のブルンジに続き、今月もアフリカから、、タンザニア、キゴマの豆をご紹介したいと思います。 去年のDRIP TRIPでも紹介したので覚えてくださっている方もいるかもしれません。(動物シリーズです!) タンザニアの西部に位置するキゴマでは、農家さんの家の裏にある小さな林や森のような畑で栽培されていることが多いようです。 コーヒーだけではなくそれ以外の作物も同じ場所で育てることで自然と豊かな植生が育まれています。また、この地域の農家さんたちは化学肥料や農薬を使う習慣が無いので、当然ながら無農薬の、信頼できる栽培方法がなされています。 RADIOでは、コーヒーの品種の話をたくさんしていますが、今回のタンザニアはブルボン・ケントミックスという品種。深煎りでMOUNT COFFEEらしく仕上げています。 このキゴマのコーヒーは地域に住むチンパンジイーやその他の野生動物の保護活動を行う野生動物保護活動家ジェーン・グドール氏の研究所(JGI)に売上の一部が寄付されています。 遠い生産国で作られるコーヒーですが、きちんとした価格をお支払いすることは、、彼らの生活の支えになることにも繋がってはいるとは思いますが、 それだけじゃなく、彼らの豊かな自然の恵みを分けてもらっていることに対する感謝の気持ちを表すことでもあるのかなと思っています。 本当はもっと作ってくれている人たちに直接感謝やリスペクトが伝えられるような仕組みができてくれば良いと思うのですが、 その実現にはもう少し時間がかかりそうです。 4月のブルンジと地域的には近いけれど、また違う味わいとなっているタンザニア。 その違いをぜひ楽しんでみてください。
RADIO YAMABON 43回目のゲストはTYPICA の寺﨑浩一さん。TYPICAとは、世界中のコーヒー生産者とロースターが、麻袋1袋からダイレクトトレードすることができるオンラインプラットフォーム。物理的にも遠く、なかなかお互いの顔が見える環境を作りづらいコーヒーの世界で、生産者、ロースター、そしてコーヒーラバーといったすべてのコーヒーに関わる人によって育まれるコミュニティづくりをしているチームです。 寺﨑さん(以下、ヒロさん)は、そんなTYPICAで品質管理(QC)という立場でコミュニティづくりを実践されています。 1月にMOUNT COFFEE 山本が参加した、エチオピアのコーヒー産地視察(「TYPICA LABO」)で、コーディネーターを努めていたのがヒロさんだったということで、今回は、エチオピアぶりの再会でした。 歴史あるそば屋の息子として生まれ、幼いころから「食」の英才教育を受けてきたというヒロさん。素材の味と向き合ったり追求することが自然と生活の中であったそうです。 「食」の世界の中でも、お客様を幸せにできるパティシエの道へ。そして出会ったカカオやコーヒーの魅力に惹き込まれるようになり、より、シンプルにお客さまとのコミュニケーションを楽しむことのできる「コーヒー」のカルチャーに導かれていったそうです。 ヒロさんならではのアプローチでたどり着いたコーヒーの世界。そして、見えてきたコーヒーの現状や課題、そしてエチオピアの旅。 少しずつ、少しずつコーヒーの川上へと上がっていくことを目指すヒロさんが、今感じていること、そして未来に向けて目指していること。 今回は、貴重な東京滞在なので、欲張って2時間にわたり、お話しちゃいました。 広い広いコーヒーの世界の、これもまた一つのストーリー。 ぜひ、ヒロさんの目にうつるコーヒーの景色、 RADIO YAMABONを通じて 楽しんでくださーい!
今回のRADIO YAMABONは、初の試み、Podcast「未来のためのぼくらのラジオ」との同時配信です! 「未来のためのぼくらのラジオ」とは、わだち草 原田さんと一緒に活動している「ぼくらのはなし」のpodcast。 地球温暖化の危機的状況を前に、ぼくたちにも出来ることを少しでも一歩でも・・・!という思いで映画上映会やお話会を企画したり、 podcastでおしゃべりしています。 RADIO YAMABONの山本&岩竹も、ぼくらの一員ということで、同時配信にチャレンジしてみました。 というのも! 4.16(日)『気候変動の現在地 気候科学者 江守正多さん講演会と350japan みんなの温暖化会議』の開催がちかづいているのです。 この企画は、5月に行われるG7 広島サミットに向けて開かれる市民サミットの、数ある分科会のひとつで、 ぼくらのはなし会長 原田さんが企画したものです。 気候変動の状況につき、IPCC政府間パネルの執筆者でもある気候科学者の江守正多さんのお話をみんなで聞きたい!と これまで奮闘してきた原田さんに、今回の企画に対する思いについて、語ってもらいました。 イベントは、オフライン、オンライン、どちらでも参加可能です! ぜひ、チェックよろしくお願いします! みんなの市民サミット>>>WEB わだち草イベントページ>>>WEB
RADIO YAMABON 42回目となるゲストは、兵庫県三田市で米や大豆を育てている農家 ramo の山本直樹(ラモスくん)さんです! . 3月にMOUNT COFFEEで開催したイベント「収穫のそのあと-TANEとramoを迎えての食事会」に参加してくれたラモスくんに会いに、彼が営む田んぼや畑を訪ねました。収録を行ったのは、米づくりをする上で欠かせない山の水が溜まっているため池。ラモスくんは、田んぼの水が足りない時は、山を登りこのため池までやってきて、バルブを調整しながら山から田んぼへ水を引く作業をしているという、超プライベート空間であり、大切な仕事の場所。今回は、特別にそんな場所に連れて行ってもらい、コーヒーを飲みながらおしゃべりしました。(※時折、強風の音が大きく聞こえてきます、ごめんなさい!) . ここ最近わたしたちが気になっている「農家=作り手」と「料理人・販売者=渡して手?」や「消費者=受け手」の関係性やそれぞれが見ている景色。イベントでも、ラモスくんが育てたお米をTANEの二人が料理してくれ、お客さんと一緒にいただきながら「食」についてトークしました。今回のpodcastでも、イベントを振り返りながら、ラモスさんに撮っての「農業」という営みについてや、これまでのストーリーをじっくり伺いました。 . おしゃべりの随所に、ピカピカッと光を放つラモスくんの魅力!!「農業」との出会いかたや捉えかたも、ラモスくんらしい唯一無二なストーリーですが、やっぱりこの人柄や姿勢だからこその、食べものや命に、まっすぐ実直に向き合えるんだろうなあと、なんだか自分もお米や豆になった気分で一緒に心地よい時間を過ごしました。次回は、農作業できる格好で兵庫へ行きたいと思います! ramo ラモスくん、ありがとう!>>> ramo facebook
DRIP TRIP通信vol.28 【2023.4】 Burundi編 今月からはアフリカです。最初の国はDRIP TRIPでは初登場のブルンジ共和国! 皆さんブルンジという国をご存知でしょうか? ルワンダ、コンゴ、タンザニアに国境を接した東アフリカの内陸部に位置する四国の1.5倍ほどの小さな国です。 栽培されているコーヒーのほとんどがブルボン種で、1930年代に当時ブルンジを統治していたベルギーによって持ち込まれて以来、変わらず大切にブルボンを育て続けているそうです。 ブルンジのコーヒーは以前からたまに見かけていたのですが、 なかなか使用するタイミングがなくマウントコーヒーとしても初めての入荷となりました。 ミルキーでやわらかい甘さも感じるブルンジの豆。 マウントでは、甘さとスッキリとした酸味のバランスもいい中深煎りで仕上げています。 現地で今回の豆を扱う業者はコーヒー作りの持続性を高めるためのプログラムを展開しています。 今回も、そのあたりもヒロ山本とあれこれおしゃべりしています。 コーヒーとともに、お楽しみくださいー!